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ファロットと再び
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沢山の資料を抱えて研究室に戻っていた。
アルフェルドからの依頼を受けるにあたり、必要な資料が不足していたのだ。
部屋の前に人影をみて、アルフェルドかと思い足を早めたが、そこにはファロットが立っていた。
2年ぶりだろうか。彼は会わないうちに、背が伸び、大人らしくなっていた。
「ファロット?」
「久しぶりだな」
冷たい声。凍りそうなほどの冷淡な眼差し。なにが彼をそうさせるのかわからなかった。
「はっ、よくも、のうのうとしてられるな!」
どう言うことかわからなかった。
「ファロット?」
「お前のせいだ!お前があれを作るから、おかしくなったんだ!!」
アレとはなにか?
どうして怒っているのか?
「どういう、こと?何が起こってるの?」
「お前・・・、知らない、のか?」
知らない。
この数ヶ月、研究棟からから出ていなかった。アルフェルドに褒められたい一身で研究に明け暮れているのだから。
「戦争が始まった。俺も明後日には出征だ。ライラも、ライラもだ。お前が魔術技術動物を作ったから、こうなったんだ。それを知らないだと!!」
魔術技術動物・・・。
動物を作ったが、魔術技術動物とは?
ファロットは、指を鳴らすと一羽の鷹らしき鳥が、彼の方に止まった。無骨なフォルム。ターニャが手がけたものとは違う。だが、それはドールと魔術技術との違いだからそうなる。
「なんで?なんで?わたしのドールが原型?」
「やっぱりお前のだったろう!」
「真似できないようにしてたのに・・・」
「はっ?」
「わたしのドールは真似できないの。ましてや魔術技術に置き換えるなんて、そんな無茶な!ありえない。そんなことしたら、身体の負担が大きすぎる!」
「ターニャ?!」
「やめて、今すぐ・・・。わたし、わたしがもと?わたしが兵器を・・・?まさか・・・」
ターニャは持っていた物を地面に広げ確認しはじめた。
一つ一つはバラバラ。意味の解さない物。でも、振られている番号を無視して並べ変えてみる。
「ターニャ?」
「黙って!!」
入れ替えを幾度もしてみる。辻褄の合うよう、先入観を捨てる。
ここにあるものだけ・・・、そして記憶を辿る。今までの研究したことは頭に入っている。
ポタッ
涙が紙の上に落ちる。
「ははっ。」
「ターニャ!」
「馬鹿だ。わたしは馬鹿だ。こんな初歩的なミス・・・」
「あーあ、知っちゃった」
振り向くと、そこにはアルフェルドが立っていた。
「アルフェルド殿下・・・」
「たしか、ファロット君だっけ?なんで言っちゃうのかな?折角、知らないまま楽しく研究してくれてたのに、計画が狂っちゃうじゃないか」
「殿下・・・どうして・・・?」
「ラルドに見張らせてたんだよ」
バサリとアルフェルドの肩に留まる鷹。
ファロットは、自分の鳥と見比べた。
「それが、ターニャのか・・・?」
「そうだよ。大変だったんだから。他の人形師にさえできない技術で作られてるんだから、解読するのに時間がかかった上、ドール作成出来ないから、型落ちの魔術技術で再現するしかなかったんだよ。しかも君は武器や兵器に対して頑なに拒否してたから、わからないよう懐柔することのが大変だったよ。っても、優しい言葉だけで手のひらの上で転がってくれるんだから楽しかったよ」
クスクスと笑うアルフェルドはいつもとは違っていた。
「アルフェルド殿下、貴方は・・・」
「おっと、ファロット君。君の愛しの女性がどうなってもいいのかい?」
「ライラ?ライラに何を?」
「まだ、何も。でも、前線に送ってもいいかもね。君次第だよ」
「・・・っ・・・」
「ふふっ。ファロット君は僕の側で働いて貰おうかな。全部知っちゃったんだ。口外されたくないし・・・。ターニャ、君も、知らなければ好きに出来たのにね。残念。君は地下に移って、僕のために研究してもらうね。逃れられないよ」
ターニャから溢れる涙は止まることはなかった。
アルフェルドの裏切りに心を痛め、自分の信念を壊されたことに絶望・・・した。
アルフェルドからの依頼を受けるにあたり、必要な資料が不足していたのだ。
部屋の前に人影をみて、アルフェルドかと思い足を早めたが、そこにはファロットが立っていた。
2年ぶりだろうか。彼は会わないうちに、背が伸び、大人らしくなっていた。
「ファロット?」
「久しぶりだな」
冷たい声。凍りそうなほどの冷淡な眼差し。なにが彼をそうさせるのかわからなかった。
「はっ、よくも、のうのうとしてられるな!」
どう言うことかわからなかった。
「ファロット?」
「お前のせいだ!お前があれを作るから、おかしくなったんだ!!」
アレとはなにか?
どうして怒っているのか?
「どういう、こと?何が起こってるの?」
「お前・・・、知らない、のか?」
知らない。
この数ヶ月、研究棟からから出ていなかった。アルフェルドに褒められたい一身で研究に明け暮れているのだから。
「戦争が始まった。俺も明後日には出征だ。ライラも、ライラもだ。お前が魔術技術動物を作ったから、こうなったんだ。それを知らないだと!!」
魔術技術動物・・・。
動物を作ったが、魔術技術動物とは?
ファロットは、指を鳴らすと一羽の鷹らしき鳥が、彼の方に止まった。無骨なフォルム。ターニャが手がけたものとは違う。だが、それはドールと魔術技術との違いだからそうなる。
「なんで?なんで?わたしのドールが原型?」
「やっぱりお前のだったろう!」
「真似できないようにしてたのに・・・」
「はっ?」
「わたしのドールは真似できないの。ましてや魔術技術に置き換えるなんて、そんな無茶な!ありえない。そんなことしたら、身体の負担が大きすぎる!」
「ターニャ?!」
「やめて、今すぐ・・・。わたし、わたしがもと?わたしが兵器を・・・?まさか・・・」
ターニャは持っていた物を地面に広げ確認しはじめた。
一つ一つはバラバラ。意味の解さない物。でも、振られている番号を無視して並べ変えてみる。
「ターニャ?」
「黙って!!」
入れ替えを幾度もしてみる。辻褄の合うよう、先入観を捨てる。
ここにあるものだけ・・・、そして記憶を辿る。今までの研究したことは頭に入っている。
ポタッ
涙が紙の上に落ちる。
「ははっ。」
「ターニャ!」
「馬鹿だ。わたしは馬鹿だ。こんな初歩的なミス・・・」
「あーあ、知っちゃった」
振り向くと、そこにはアルフェルドが立っていた。
「アルフェルド殿下・・・」
「たしか、ファロット君だっけ?なんで言っちゃうのかな?折角、知らないまま楽しく研究してくれてたのに、計画が狂っちゃうじゃないか」
「殿下・・・どうして・・・?」
「ラルドに見張らせてたんだよ」
バサリとアルフェルドの肩に留まる鷹。
ファロットは、自分の鳥と見比べた。
「それが、ターニャのか・・・?」
「そうだよ。大変だったんだから。他の人形師にさえできない技術で作られてるんだから、解読するのに時間がかかった上、ドール作成出来ないから、型落ちの魔術技術で再現するしかなかったんだよ。しかも君は武器や兵器に対して頑なに拒否してたから、わからないよう懐柔することのが大変だったよ。っても、優しい言葉だけで手のひらの上で転がってくれるんだから楽しかったよ」
クスクスと笑うアルフェルドはいつもとは違っていた。
「アルフェルド殿下、貴方は・・・」
「おっと、ファロット君。君の愛しの女性がどうなってもいいのかい?」
「ライラ?ライラに何を?」
「まだ、何も。でも、前線に送ってもいいかもね。君次第だよ」
「・・・っ・・・」
「ふふっ。ファロット君は僕の側で働いて貰おうかな。全部知っちゃったんだ。口外されたくないし・・・。ターニャ、君も、知らなければ好きに出来たのにね。残念。君は地下に移って、僕のために研究してもらうね。逃れられないよ」
ターニャから溢れる涙は止まることはなかった。
アルフェルドの裏切りに心を痛め、自分の信念を壊されたことに絶望・・・した。
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