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18.パーティー1
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カラナイ国の使者を招いての舞踏会当日、セイネ様は身を固くし緊張していた。
浜辺で殿下に拾われた口の聞けない美女は好奇の眼差しに晒される。
凝ったデザインの青いドレスは彼女によく似合ってるのだから、ますます人目を惹いていた。
それもあってか誰もが下心満載でセイネ様に躍起になって近づこうとしてきた。
人慣れしていないセイネ様はあしらうことはできず愛想笑いを浮かべるしかない。
緊張しない方がおかしいというものだ。
それと同時に慣れないコルセットがきついく、それに加え髪が引き攣って痛いのもあってか顔色がすぐれないでいた。
自分だって同じなのだから、セイネ様はもっとつらいはずだ。
「大丈夫ですか?」
隅に移動すると髪のくずれを直すように見せかけ、少しだけ結っている根元をほぐしてあげた。痛みがましになったのか、眉を寄せながらもうなづいてくれた。
「セイネ。綺麗だ。よく似合ってる」
ロイド殿下とリュート殿下がわたしたちをみつけてやってきた。ロイド殿下にセイネ様は声をかけられ顔を赤らめ微笑んだ。
女性への気遣いはまだまだのように思えるが、セイネ様が頑張ろうとしているなら、見守るべきだと判断する。
「少し顔色が悪いが大丈夫か?」
リュート殿下は気が効く。
こちらを見てくるので、誰にも聞こえないように言ってみた。
「慣れないドレスですので」
理解したのかリュート殿下は赤面し空咳をする。
「そ、そうか。フィー。気にかけてくれ」
「承知しました」
会釈すると、軽く合図して二人は会場の中央に戻って行った。
横には少し悲しそうなセイネ様の顔がある。
そんな時、会場がざわめいた。
カラナイ国の王女殿下の入場を告げる声が聞こえたのだ。
二日前からカラナイ国の国王とその王女殿下が入国されたが、その王女殿下は顔を表すことがなかったとアルフ様が言っていた。
その王女殿下がパーティーの場に来たのだから皆興奮するのもあたりまえのこと。
私もどんな方なのか、興味がないと言えば嘘になる。
中央の階段から降りてきた王女殿下を見て、わたしをは言葉を失った。
なぜなら、あの時ーロイド殿下に駆け寄った人物そっくりだったからだ。
その方は『儚い』を具現化したように思えた。
滅多には見れないような真っ白な髪に宝石のような輝きの赤い瞳。飾り気のない淡いピンク色のドレスが彼女を人離れした存在にしている。
誰もを惹きつける美しさがあった。
「カナイラ国王女、ソレイユです」
声まで澄んでいる。
誰もが彼女をみつめていた。
その中で早く動いたのはロイド様だった。
「やっと見つけた。あなたですよね。僕を助けてくれたのは・・・探していました。やっと、やっと、見つけた・・・」
ロイド殿下はソレイユ様の手を取りキスを落とす。
彼女も目を細めふわりと微笑んだ。
「あの時の・・・」
見つめ合う二人。
二人だけの時間が流れる。
あまりに綺麗な光景にふるえた。
ぎゅっと、私のドレスが引っ張られた。
見ると、セイネ様が青白い顔で二人をみている。
ーセイネ様・・・
そう口を開こうとした時ー
「お待ちください」
会場の扉が突如開き、一人の女性が乱入してきた。
浜辺で殿下に拾われた口の聞けない美女は好奇の眼差しに晒される。
凝ったデザインの青いドレスは彼女によく似合ってるのだから、ますます人目を惹いていた。
それもあってか誰もが下心満載でセイネ様に躍起になって近づこうとしてきた。
人慣れしていないセイネ様はあしらうことはできず愛想笑いを浮かべるしかない。
緊張しない方がおかしいというものだ。
それと同時に慣れないコルセットがきついく、それに加え髪が引き攣って痛いのもあってか顔色がすぐれないでいた。
自分だって同じなのだから、セイネ様はもっとつらいはずだ。
「大丈夫ですか?」
隅に移動すると髪のくずれを直すように見せかけ、少しだけ結っている根元をほぐしてあげた。痛みがましになったのか、眉を寄せながらもうなづいてくれた。
「セイネ。綺麗だ。よく似合ってる」
ロイド殿下とリュート殿下がわたしたちをみつけてやってきた。ロイド殿下にセイネ様は声をかけられ顔を赤らめ微笑んだ。
女性への気遣いはまだまだのように思えるが、セイネ様が頑張ろうとしているなら、見守るべきだと判断する。
「少し顔色が悪いが大丈夫か?」
リュート殿下は気が効く。
こちらを見てくるので、誰にも聞こえないように言ってみた。
「慣れないドレスですので」
理解したのかリュート殿下は赤面し空咳をする。
「そ、そうか。フィー。気にかけてくれ」
「承知しました」
会釈すると、軽く合図して二人は会場の中央に戻って行った。
横には少し悲しそうなセイネ様の顔がある。
そんな時、会場がざわめいた。
カラナイ国の王女殿下の入場を告げる声が聞こえたのだ。
二日前からカラナイ国の国王とその王女殿下が入国されたが、その王女殿下は顔を表すことがなかったとアルフ様が言っていた。
その王女殿下がパーティーの場に来たのだから皆興奮するのもあたりまえのこと。
私もどんな方なのか、興味がないと言えば嘘になる。
中央の階段から降りてきた王女殿下を見て、わたしをは言葉を失った。
なぜなら、あの時ーロイド殿下に駆け寄った人物そっくりだったからだ。
その方は『儚い』を具現化したように思えた。
滅多には見れないような真っ白な髪に宝石のような輝きの赤い瞳。飾り気のない淡いピンク色のドレスが彼女を人離れした存在にしている。
誰もを惹きつける美しさがあった。
「カナイラ国王女、ソレイユです」
声まで澄んでいる。
誰もが彼女をみつめていた。
その中で早く動いたのはロイド様だった。
「やっと見つけた。あなたですよね。僕を助けてくれたのは・・・探していました。やっと、やっと、見つけた・・・」
ロイド殿下はソレイユ様の手を取りキスを落とす。
彼女も目を細めふわりと微笑んだ。
「あの時の・・・」
見つめ合う二人。
二人だけの時間が流れる。
あまりに綺麗な光景にふるえた。
ぎゅっと、私のドレスが引っ張られた。
見ると、セイネ様が青白い顔で二人をみている。
ーセイネ様・・・
そう口を開こうとした時ー
「お待ちください」
会場の扉が突如開き、一人の女性が乱入してきた。
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