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今宵もリッチな夜でした
その23
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その日もいつもと同じ帰り道を、美香は友人らと歩いていた。
「んでさー、その服屋の店員が割といい感じでさ、あたし、今度声掛けてみようかな?」
「よしなって。カモられに行くだけだよ、そんなの。知らない間にあれこれ貢いじゃってさ、気付いたらすっからかんになった挙句、靡いても貰えないってオチ」
顕子と昭乃がいつもと変わらぬお喋りを続ける横で、美香は黙って歩いていた。
その内に、昭乃が声を掛ける。
「おーい、どうしたの、美香? 何か変だよ、あんた?」
「……え?」
美香が、遅れて顔を上げた。
その時、彼女の周囲には誰の姿も既に残っていなかった。
直前まで辺りを囲っていたと思っていた繁華街の喧騒すらも、今や跡形も無い。
未だ明かりの灯されぬ民家が道の左右を囲い、通り掛かる者の影の一つも見当たらない。
赤い、いつになく赤い斜陽が、家々の屋根の向こうに沈もうとしていた。
灰色のアスファルトに、一つきりの影法師が長く引き伸ばされる。
辺りを暫し見回した後、美香は顔を前に戻した。
「そっか……」
もう大分前に友人達とは別れた事を、美香は思い出したのであった。
何故だろうか。
家まで続く良く見知った筈の道が、今日は何処までも果てしなく伸びているように思える。
少しして、置き去りにされたような孤影はまた道を歩き始めた。
空の半分以上が朱に染まっていた。西の空に浮かんだ雲はどれも紅を吸った綿のように朱く染め上げられ、沈み行く日輪が鋭く放つ末期の雄叫びのような光に感化されている。
鞄を両手に抱えたまま道を一人歩き続けた美香は、暫くしてふと顔を上げた。
前方に一個の人影があった。
いつからそこにいたのか。
果たして何処から現れたのか。
美香の進路上に立つのは随分と小柄な人影であった。然して広くもない道の真ん中に佇み、こちらが近付いて来るのを待っているかのように動こうとしない誰かを、美香は不思議そうに眺めた。
それでも彼女は自分の家の方向へと歩を進める。
そうして少女が道に立つ小柄な人影と擦れ違おうとする直前、相手は唐突に口を吊り上げた。
「今晩は、お姉さん」
流暢なその言葉は、美香の脳裏に直接響いた。
突然の事にはっとして足を止めた美香の横で、フェドセイは相手を見上げて不敵に笑った。
その刹那、深紅の斜陽が血のような光を放った。
地平の向こうに落ちようとする日輪を背にした小兵の人影は、全身の輪郭を紅に染め、然るにその顔には深い陰を纏わせて、突然の事に戸惑う少女を凝視している。
「君とは前にも会ったね。御免よ、昨日は。生憎うちの下っ端共と来たら、お頭の弱いのばっかり揃ってるんだ。襲撃を仕掛けた際に同じ人間が二度も現場に居合わせたのを、誰もこれっぽっちも不自然とは思わないんだ。心底呆れたよ、あの能天気共には」
相手の発言の内容は判らないまま、それでも言い知れぬ不安に押されて、美香は道の真ん中に立つ少年からじりじりと後退った。
その美香へとぴたりと視線を据えて、フェドセイは言葉を続ける。
「君の事をよく知っていれば、最初に見掛けた時に然るべき対処をしておいたんだけどね。だから、埋め合わせという訳ではないんだけど、今度はきちんと役に立って貰うよ」
頭の中に直に響く声に押されるようにして、美香は尚も後ろへ下がる。
「だ、誰? あなたは?」
「君を取り扱う者さ」
そう言ってのけたフェドセイの足元から、赤黒い影が猛然と溢れ出した。斜陽を照り返す灰色のアスファルトの上を滑るようにして、蠢く異形の影は怯える少女へと一直線に突き進む。
家々の陰へ隠れようとする落陽が、血涙のような煌めきを放った。
そしてその日も日は落ちて、残照の輝きが西の空に吸い込まれ行く頃、リウドルフは職員室の端の方に割り当てられた机で翌日の授業内容の確認を行なっていた。
諸々の部活動も終わり顧問の教師達も相次いで職員室へと戻って来る中、リウドルフは化学の教科書をパラパラとめくりながら、やる気が何処まで篭っているのか甚だ怪しい眼差しを化学式の羅列へと注いでいたのだった。
他の席ではやはり同じく翌日の授業の準備を進めている教師や、日直日誌に目を通している担任教諭の姿も認められる。
その中で特に誰と言葉を交わすでもなく自身の作業を進めていたリウドルフは、ややあって机からふと顔を上げたのであった。
微かな羽音が職員室に漂っていた。
耳障りと評すには小さいが、無視するにしては些か大きな音であった。
そもそも壁の窓は皆閉められ、廊下へ通じる扉にも僅かな隙間も設けられてはいない。
にも拘わらず、何処かから漂って来る虫の羽音に、リウドルフは職員室に居合わせた教師達の中で一人怪訝な表情を浮かべたのだった。
と、そのリウドルフの目の前に、彼の机の上に一匹の虫が矢庭に降りて来る。紡錘形の鋭い外殻を晒す、銀色の甲虫である。
リウドルフが教科書を捲る手を止めそちらへと顔を向けた先で、銀色の甲虫もまた彼の方へと頭を持ち上げた。
『やあ、やっと会えたね、錬金術師』
髪を短く揃えた女性教諭が、廊下の見回りに出掛けるべくリウドルフの席の後ろを通り過ぎた。
リウドルフは、恐らくはこちらの意識にのみ直接語り掛けているのだろう『虫』へと、面白くもなさそうな面持ちを向けていた。
当の『虫』は周囲の反応など最初から歯牙にも掛けぬ様子で構わず言葉を続ける。
『僕は、いや、面倒な自己紹介は後にしようか。察しは付いてるだろうが、君に用がある者だよ。君の特別な技能を見込んで一つこちらの頼みを聞いて貰いたい。付いて来てくれるかな? 君の大事な生徒も到着を待ってるよ』
そう告げると『虫』は翅を広げ、リウドルフの真上の天井に飛び付いたのだった。
そうしてこちらを監視する相手を少しの間見つめ返してから、リウドルフは椅子の背凭れに億劫そうに寄り掛かったのであった。
蛍光灯の白々とした光が職員室には満ち満ちていた。
他の教師達の談笑が聞こえて来る中、リウドルフは左手を蟀谷の辺りに徐に添える。
次いで、彼は口を小さく開いた。
「……Code,Direkte Verbindung」
囁くような呟きがそこから漏れた。
椅子に寄り掛かり、左手の指先を頭に添えた姿勢のまま彼は脳裏で形ある思念を結ぶ。
「……不測の事態が起きた……いや、全くの不測という訳ではないが、兎に角非常事態だ……すぐに支度しろ……」
黙してそれだけを告げてすぐ、リウドルフは椅子から立ち上がった。
彼の頭上では、天井に逆様に張り付いた『虫』が一連の様子をじっと凝視している。
そして夜の職員室の片隅で、リウドルフは乱れ放題の頭を乱暴に掻き毟ったのであった。
「……あーあ、ちょっと遅かったかぁ! 全く、ただの嫌われ損じゃないか、これじゃあ!」
唐突に大声を上げて喚き散らしたリウドルフを、他の教師達が驚いた様子で見つめた。
些か気まずい沈黙が、職員室内に急速に広がって行く。
他方、そんな空気も同僚の遣す視線も意に介する素振りも覗かせず、リウドルフは実に不満げな表情を湛えたまま席を離れると早足に職員室を後にしたのだった。
投げ出すような雑な足音が、廊下の奥へと消えて行く。
窓の外に覗く校庭の向こうでは西の空の果てに残照も吸い込まれ、ただ黒々とした夜空が無表情に天上を覆い尽くしていた。
「んでさー、その服屋の店員が割といい感じでさ、あたし、今度声掛けてみようかな?」
「よしなって。カモられに行くだけだよ、そんなの。知らない間にあれこれ貢いじゃってさ、気付いたらすっからかんになった挙句、靡いても貰えないってオチ」
顕子と昭乃がいつもと変わらぬお喋りを続ける横で、美香は黙って歩いていた。
その内に、昭乃が声を掛ける。
「おーい、どうしたの、美香? 何か変だよ、あんた?」
「……え?」
美香が、遅れて顔を上げた。
その時、彼女の周囲には誰の姿も既に残っていなかった。
直前まで辺りを囲っていたと思っていた繁華街の喧騒すらも、今や跡形も無い。
未だ明かりの灯されぬ民家が道の左右を囲い、通り掛かる者の影の一つも見当たらない。
赤い、いつになく赤い斜陽が、家々の屋根の向こうに沈もうとしていた。
灰色のアスファルトに、一つきりの影法師が長く引き伸ばされる。
辺りを暫し見回した後、美香は顔を前に戻した。
「そっか……」
もう大分前に友人達とは別れた事を、美香は思い出したのであった。
何故だろうか。
家まで続く良く見知った筈の道が、今日は何処までも果てしなく伸びているように思える。
少しして、置き去りにされたような孤影はまた道を歩き始めた。
空の半分以上が朱に染まっていた。西の空に浮かんだ雲はどれも紅を吸った綿のように朱く染め上げられ、沈み行く日輪が鋭く放つ末期の雄叫びのような光に感化されている。
鞄を両手に抱えたまま道を一人歩き続けた美香は、暫くしてふと顔を上げた。
前方に一個の人影があった。
いつからそこにいたのか。
果たして何処から現れたのか。
美香の進路上に立つのは随分と小柄な人影であった。然して広くもない道の真ん中に佇み、こちらが近付いて来るのを待っているかのように動こうとしない誰かを、美香は不思議そうに眺めた。
それでも彼女は自分の家の方向へと歩を進める。
そうして少女が道に立つ小柄な人影と擦れ違おうとする直前、相手は唐突に口を吊り上げた。
「今晩は、お姉さん」
流暢なその言葉は、美香の脳裏に直接響いた。
突然の事にはっとして足を止めた美香の横で、フェドセイは相手を見上げて不敵に笑った。
その刹那、深紅の斜陽が血のような光を放った。
地平の向こうに落ちようとする日輪を背にした小兵の人影は、全身の輪郭を紅に染め、然るにその顔には深い陰を纏わせて、突然の事に戸惑う少女を凝視している。
「君とは前にも会ったね。御免よ、昨日は。生憎うちの下っ端共と来たら、お頭の弱いのばっかり揃ってるんだ。襲撃を仕掛けた際に同じ人間が二度も現場に居合わせたのを、誰もこれっぽっちも不自然とは思わないんだ。心底呆れたよ、あの能天気共には」
相手の発言の内容は判らないまま、それでも言い知れぬ不安に押されて、美香は道の真ん中に立つ少年からじりじりと後退った。
その美香へとぴたりと視線を据えて、フェドセイは言葉を続ける。
「君の事をよく知っていれば、最初に見掛けた時に然るべき対処をしておいたんだけどね。だから、埋め合わせという訳ではないんだけど、今度はきちんと役に立って貰うよ」
頭の中に直に響く声に押されるようにして、美香は尚も後ろへ下がる。
「だ、誰? あなたは?」
「君を取り扱う者さ」
そう言ってのけたフェドセイの足元から、赤黒い影が猛然と溢れ出した。斜陽を照り返す灰色のアスファルトの上を滑るようにして、蠢く異形の影は怯える少女へと一直線に突き進む。
家々の陰へ隠れようとする落陽が、血涙のような煌めきを放った。
そしてその日も日は落ちて、残照の輝きが西の空に吸い込まれ行く頃、リウドルフは職員室の端の方に割り当てられた机で翌日の授業内容の確認を行なっていた。
諸々の部活動も終わり顧問の教師達も相次いで職員室へと戻って来る中、リウドルフは化学の教科書をパラパラとめくりながら、やる気が何処まで篭っているのか甚だ怪しい眼差しを化学式の羅列へと注いでいたのだった。
他の席ではやはり同じく翌日の授業の準備を進めている教師や、日直日誌に目を通している担任教諭の姿も認められる。
その中で特に誰と言葉を交わすでもなく自身の作業を進めていたリウドルフは、ややあって机からふと顔を上げたのであった。
微かな羽音が職員室に漂っていた。
耳障りと評すには小さいが、無視するにしては些か大きな音であった。
そもそも壁の窓は皆閉められ、廊下へ通じる扉にも僅かな隙間も設けられてはいない。
にも拘わらず、何処かから漂って来る虫の羽音に、リウドルフは職員室に居合わせた教師達の中で一人怪訝な表情を浮かべたのだった。
と、そのリウドルフの目の前に、彼の机の上に一匹の虫が矢庭に降りて来る。紡錘形の鋭い外殻を晒す、銀色の甲虫である。
リウドルフが教科書を捲る手を止めそちらへと顔を向けた先で、銀色の甲虫もまた彼の方へと頭を持ち上げた。
『やあ、やっと会えたね、錬金術師』
髪を短く揃えた女性教諭が、廊下の見回りに出掛けるべくリウドルフの席の後ろを通り過ぎた。
リウドルフは、恐らくはこちらの意識にのみ直接語り掛けているのだろう『虫』へと、面白くもなさそうな面持ちを向けていた。
当の『虫』は周囲の反応など最初から歯牙にも掛けぬ様子で構わず言葉を続ける。
『僕は、いや、面倒な自己紹介は後にしようか。察しは付いてるだろうが、君に用がある者だよ。君の特別な技能を見込んで一つこちらの頼みを聞いて貰いたい。付いて来てくれるかな? 君の大事な生徒も到着を待ってるよ』
そう告げると『虫』は翅を広げ、リウドルフの真上の天井に飛び付いたのだった。
そうしてこちらを監視する相手を少しの間見つめ返してから、リウドルフは椅子の背凭れに億劫そうに寄り掛かったのであった。
蛍光灯の白々とした光が職員室には満ち満ちていた。
他の教師達の談笑が聞こえて来る中、リウドルフは左手を蟀谷の辺りに徐に添える。
次いで、彼は口を小さく開いた。
「……Code,Direkte Verbindung」
囁くような呟きがそこから漏れた。
椅子に寄り掛かり、左手の指先を頭に添えた姿勢のまま彼は脳裏で形ある思念を結ぶ。
「……不測の事態が起きた……いや、全くの不測という訳ではないが、兎に角非常事態だ……すぐに支度しろ……」
黙してそれだけを告げてすぐ、リウドルフは椅子から立ち上がった。
彼の頭上では、天井に逆様に張り付いた『虫』が一連の様子をじっと凝視している。
そして夜の職員室の片隅で、リウドルフは乱れ放題の頭を乱暴に掻き毟ったのであった。
「……あーあ、ちょっと遅かったかぁ! 全く、ただの嫌われ損じゃないか、これじゃあ!」
唐突に大声を上げて喚き散らしたリウドルフを、他の教師達が驚いた様子で見つめた。
些か気まずい沈黙が、職員室内に急速に広がって行く。
他方、そんな空気も同僚の遣す視線も意に介する素振りも覗かせず、リウドルフは実に不満げな表情を湛えたまま席を離れると早足に職員室を後にしたのだった。
投げ出すような雑な足音が、廊下の奥へと消えて行く。
窓の外に覗く校庭の向こうでは西の空の果てに残照も吸い込まれ、ただ黒々とした夜空が無表情に天上を覆い尽くしていた。
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