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後輩に魅了された私がラノベ作家になった件
前編
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「先輩の文章はとても綺麗ですね」
今までいくつか小説を書いてきた。
それを読んで、文芸部の後輩がそう言ってくれた。
男性に対する免疫のない私はその言葉で彼に魅了されて、恋をしてしまった。
彼ともっと仲良くなりたい。
その思いから彼が自分の小説を投稿しているサイトに私も作品をいくつか投稿することにした。
数日経ってもあんまり読まれていないっぽい。
うぅ、人気ないみたいだー。
ちょっとショック…。
伸びない。
全く伸びない。
私は彼に相談することにした。
私よりも先にサイトに投稿している先輩だし。
彼はいつも面白い小説を書くから、私よりもきっと人気もあるはず。
というのは建前で本当は彼と話すチャンスが欲しかったから。
「サイト投稿どう?私も始めてみたんだけど」
「…あんまり」
「えっ?」
「伸びないですねぇ…」
「そうなんだ…」
彼で伸びないなら、私が伸びる可能性なくない?
私も彼も伸びていないなら、我ら文芸部の作品は投稿サイトに合っていないんじゃないか…?
逆に投稿サイトを意識した小説を書いてみれば伸びるんじゃない?
そうすれば流れで文芸部作品も読んでもらえるかも!
異世界とざまぁと悪役令嬢と投稿サイトで人気があるのは異世界、ざまぁ、悪役令嬢、あと聖女追放、婚約破棄、スローライフとか?
そういう要素をふんだんに織り込んだ小説を作ってみようかな。
となると、恋愛ものかしら?
題名も皆に読んでもらえるものにしないとな!
今までいくつか小説を書いてきた。
それを読んで、文芸部の後輩がそう言ってくれた。
男性に対する免疫のない私はその言葉で彼に魅了されて、恋をしてしまった。
彼ともっと仲良くなりたい。
その思いから彼が自分の小説を投稿しているサイトに私も作品をいくつか投稿することにした。
数日経ってもあんまり読まれていないっぽい。
うぅ、人気ないみたいだー。
ちょっとショック…。
伸びない。
全く伸びない。
私は彼に相談することにした。
私よりも先にサイトに投稿している先輩だし。
彼はいつも面白い小説を書くから、私よりもきっと人気もあるはず。
というのは建前で本当は彼と話すチャンスが欲しかったから。
「サイト投稿どう?私も始めてみたんだけど」
「…あんまり」
「えっ?」
「伸びないですねぇ…」
「そうなんだ…」
彼で伸びないなら、私が伸びる可能性なくない?
私も彼も伸びていないなら、我ら文芸部の作品は投稿サイトに合っていないんじゃないか…?
逆に投稿サイトを意識した小説を書いてみれば伸びるんじゃない?
そうすれば流れで文芸部作品も読んでもらえるかも!
異世界とざまぁと悪役令嬢と投稿サイトで人気があるのは異世界、ざまぁ、悪役令嬢、あと聖女追放、婚約破棄、スローライフとか?
そういう要素をふんだんに織り込んだ小説を作ってみようかな。
となると、恋愛ものかしら?
題名も皆に読んでもらえるものにしないとな!
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