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エピソード2
しおりを挟む『地球は、もう過去の星さ。僕らは捨てられたんだぜ。
見たって何にもなりゃあしない』
ロボットのテクノは、車両走行タイプのロボットがみんなやるように、
タイヤ交換をしながら、そう言いました。
『わかってる。わかってるんだけど……それより、コンピは?』
ガットンは360度対応の円形ロボットがするように、
体をまわして、コンピを探します。
『あぁ、アイツはガラクタになったロボットたちの胸の奥のコアボックスから、
知識をダウンロードし続けてるよ。
あんなに、自分の中に知識をつめこんで何が面白いのか』
ガットンはコンピを探そうと、山の頂きからゆっくりと降りていきました。
ところどころにまだ、システムが作動しているロボットがあり、
ガットンがその上を走行すると、文句が飛びます。
しばらく降りていったところでガットンは、
壊れかけたロボットのたちに埋もれるようにうずくまっているコンピを見つけました。
『やあ、コンピ。ここにいたのかい?』
ガットンは、コンピの顔を探しました。
『何だと言うんだい?研究の邪魔はしないでくれたまえよ』
そう言い終わると、穴の中から高速で回転させた顔が出てきました。
頭には、穴堀り用のドリルがついています。
コンピは、穴堀り用のロボットがするように、
熱くなったドリルにすぐ送風を当てはじめます。
『君のことが気になってね。もしも故障していたら、助けが必要かなと思って』
『ありがたいが、心配は無用にしてくれ。
…………それはそうと、良い情報を手に入れた。知りたいか?』
『良い情報って、どんな?』
ガットンは、コンピに顔がくっつくくらいに近づきました。
『よせよせ、磁器センサーがハウリングする』
案の定、ピ~ピッピッピッピッピッピッという音が鳴り響きました。
思わずガットンが、1メートルほど後ずさると、音がやみました。
『どんな……』
『まて、まて、また近づこうとするな。そこで待て。教えるから』
コンビは、右目を立体映写モードに切り替えて、
ガットンの正面に映像を写しはじめました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
人間のある有名な意識研究家が教壇に立って講演している姿が写し出されました。
〈続く〉
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