星ふる夜にでかけよう~オシャレこんぺいとうウミウシの恋

夢ノ命

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エピソード56 【ヒタイが輝くマッコウクジラ】

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★「おしゃれ」「お母さん」→マンモス白珊瑚の森に住む。おしゃれ金平糖ウミウシ。


★「いちご」→船形石珊瑚に住む「おしゃれ」の心友。いちごジャムウミウシ。


★「風船ウミウシ」→体を丸めて転がって移動する珍しい種族。みんなからスーパーウミウシとあがめられている。


★「兄」→マンモス白珊瑚の森に住む14匹の魚たちの長男。青くて大きめの魚。過度の心配性の特徴あり。


★「妹」→マンモス白珊瑚の森に住む14匹の魚たちの末っ子。オレンジ色の小さな魚。しっかり者の性分。





******



音はかなり大きい。



きっと大きなものが近づいてくるのだろう。



「妹」は、ゆっくりと沈んでいく甲羅の上から、音のする方に目を向けた。



闇の中に微かに青白い光が浮いているのが見えた。



その光は音が大きくなると共に、ぐんと色合いを強めて、輝いてくる。



大きな胴体が目の前をゆっくりと通り過ぎた。



マッコウクジラだった。



一匹の大きなマッコウクジラが、ふたたび尾をひるがえす。



そして悠々と近づいてきた。



不思議なことにクジラのヒタイには、柔らかそうな海の色をたたえた小さな光が、輝いていた。



その光に「妹」が目を奪われていた時、大きな口が開いた。



「そんなところで、何をしているんだい」



我に返って「妹」は今までの事情を説明し、ぜひ力になって下さいと、お願いした。



クジラは自分の背中の上に甲羅を乗せながら、「妹」の話に耳を傾けていたが、



すぐに、そうですか、たいへんでしたね、でももう安心ですよ、

ワタクシメが明るい地上のそばの海まで連れて行ってあげましょう、もう大丈夫、気を楽になさいよ。



と言い、「妹」を心底安心させてくれた。



「ああ、本当にありがとう。うれしいわ。それにあなたのヒタイの輝きもなんて素敵なのでしょう」


「なるほど、これだね。よくそう言われますよ。どれ、チョット顔を近づけてごらんなさい。そっとね」



「妹」はクジラのヒタイの輝きに顔を近づけてみて驚いた。



輝いている場所には、一匹のウミウシがくっついていたのだ。



「妹」の驚き様にハッハッと口を斜めに曲げて、クジラが言った。



「どうだい、驚いただろう。光の主は、ターコイズブルーウミウシと言うんだ。彼とはもう長いつき合いになる。子クジラだった頃に知り合ったんだ。







〈続く〉
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