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エピソード4 運動会
しおりを挟むガネーシャ君は、お顔がぞうさんで、
おなかがぽっこりでている男の子。
アフリカから引越してきて、
今は東京都足立区にある【いつき幼稚園】に通っています。
まだ、年少さんです。
ガネーシャ君は、ちょっと、何を考えているかわからないところがありますが、
芯はしっかりしていて、負けず嫌いです。
優しくて、照れ屋さんでもあります。
それから、魔法のように、とつぜん鼻から吸い込むことがあって、
みんなをビックリさせます。
最近では、「すいこむぞう~」なんて、お友達からからかわれることもあり、
その時は、お友達を注意しています。
とにかくガネーシャ君が吸い込んだときは、まわりは大騒ぎなんです。
あの時もそうでした。
あれは……秋の運動会の時でした。
年少のガネーシャ君は、徒競走と大玉ころがしに参加しました。
徒競走はよくがんばったけど、六番でした。
槍投げなら、ガネーシャ君が一番だったかもしれません。
ガネーシャ君からも槍投げを競技種目に加えてほしいと意見がありましたが、
園長先生から、それはちょっとむずかしいと、お話しがありました。
日本の子供には、ちょっと刺激が強すぎるようです。
大玉転がしは、ガネーシャ君大得意でした。
手と一緒に鼻を器用に使って、玉を早く転がせました。
ただ、最後の方は、鼻の先が玉にへばりついて、
ガネーシャ君まで玉と一緒に転がってしまいました。……
〈続く〉
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