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僕が、冒険者? なんで?
「アンジュ、普通みんな持ってるもの、わかる?」
「んー? なあに?」
「身分証だ」
確かに。でも、こんなファンタジーで文明も前世より進んでいない世界でしっかり管理できるものなんだろうか?
「みんながみんなしっかり持ってるわけじゃない。それでも、あったほうがいいし持っている人の方が多い。本当はこいつらが気づいて作るべきなんだけど、アンジュのは作ってないだろう?」
「うん」
「で、1番手っ取り早いのが冒険者ギルドのギルドタグなんだ」
やっぱりあんまりしっかりしたものじゃないっぽい。
でも、ファンタジー小説あるあるギルドタグを手に入れられるなんて! めちゃくちゃワクワクする。しかも——。
「みんなとお揃い?」
「そう、色は違うけどみんなお揃いだ」
これも小説あるある、きっとランクによって色が違うってやつだ。どんどん興奮してくる。
僕がすごくやる気になっているのがわかったのだろう。ヴァイスさんがにこにこしながら言う。
「大丈夫そうだし作ろうか。今から魔法の機械持ってくるよ。それで作るんだ」
「魔法の機械? 魔法って、あの青い小鳥さんも魔法? 魔術だった?」
「よく見ているね。あれも魔術で作ってあるんだ。魔術っていうのは今の人が使うもので、魔法っていうのは昔の人が使っていたものなんだよ」
「そうなんだ」
気になっていた青い小鳥についても聞けたし、魔法と魔術についても知れた。ちょっと嬉しい。
いつのまにか頼んでいたのか、シュヴァルツさんが魔法の機械を持ってきていた。魔法の機械はなんだか大きい石板みたいで、いろいろな図形が刻まれている。
「これに手を押し付けて、しばらくするとギルドタグが出て来る。アンジュの体力とか、魔力とか色々なものもわかるようになるんだ」
「ギルドタグってすごいんだね」
ギルドタグ、想像以上の機能。戦いの時とかめちゃくちゃ参考になるじゃん。冒険者必須のアイテムだ。
「じゃあ、やってご覧?」
「うん!」
早速石板の真ん中に手を押し付ける。
すると眩い白い光が溢れてきた。
「これ、大丈夫!?」
「やばくないか!?」
周りがなんだか騒がしいけど、押し付けてしばらくするとギルドタグができるんだもんね。もう少し押し付けてないと。
30秒くらい手を押し付けたままにしていると、ようやく光が収まった。
石板を見てみると、押し付けていた手の横に何やら小さな長方形の金属板が置かれていた。
「ねえ! これ、ギルドタ——」
「——アンジュ、大丈夫か!?」
「え?」
ようやくできた自分のギルドタグ。嬉しくてみんなに掲げるように見せると、ソレイユが焦ったように声をかけてきた。なんで?
「普通ギルドタグを作成する時、あんな光は出てこないんです。アンジュ、どこか痛くありませんか? 違和感は?」
「全くないよ」
今度はノクトが僕をペタペタ触って確認して来る。他のみんなまで心配そうに僕を見ている。そんなにイレギュラーだったの?
「とりあえず、坊主は大丈夫そうだな。他におかしいところがないかできたギルドタグを確認してみるか」
フィンさんの一言で僕に視線が集まる。ギルドタグの内容を見るってことなんだろう。
「アンジュ、普通はギルドタグの中身を簡単に見せちゃいけないんだ。信頼する人にしか見せちゃいけない。悪用されちゃうからね。でも、僕たちに見せててくれる?」
アレンに問われる。答えはもちろん——。
「うん。みんなのこと信頼してるから!」
「アンジュ……!」
みんながなんだかうるうるした目で見て来るけどスルーして。
改めてギルドタグを見てみる。まず、名前が書かれている。僕、何気に字が読めるんだよね。元々読めてたからなんでかはわからないんだけど。
次に裏面。ここはツルツル。何も書かれていない。
でも、ヴァイスさんはギルドタグには色々な情報が詰まっているって言っていた。試しにじぃっと注視してみた。
すると——。
「みえた!」
いきなり色々な情報が見え出した。まず体力魔力体の状態が書かれている。体力魔力は数字で、体の状態は文字だ。
「えっと、まず体力が90/100って書いてある」
「少ないな。会った時も息切れしてたもんな」
ソレイユがいうってことは僕の体力は相当少ないんだろう。
「普通はどのくらいなの?」
「普通の12歳児で1000だな」
フィンさんのいう数値からしたら確かにみじんこだ。これから増やさないと。
「つぎが魔力。∞って書いてある」
「「「「「「無限!?」」」」」」
みんながめちゃくちゃ驚いた声を出している。でも、誰も何も言ってくれないから次に進めってことだよね。
「体の状態は発育不良」
これは当たり前な気がする。あの環境でしっかり育つほうが難しい。
「んで、スキルが全言語理解と癒しの手」
「「「「「「……」」」」」」
これも誰も声をかけてくれないから次に行けってことだよね。
「んで、称号が——」
「——称号っ!?」
なんか驚いてる。でも、これが最後だから言ってしまおう。
「予言の天使」
「「「「「「……」」」」」」
よしこれで全部言い終わった。
達成感と共に胸を張ってみんなの方を見ると、みんなが顔を覆っていた。
「アンジュ……、俺たちがなんで顔を覆ってるかわかる?」
アレンに聞かれる。
「なんとなく?」
僕が答える。
ファンタジー小説あるあるだと、多分魔力無限あたりからやばかったんだよね? 少し自信がないけど、多分そう。
「アンジュはあんなところで育った割に常識があると思ったら、非常識な部分が顔を出しますからね……。しっかり言い聞かせておいたほうがいいでしょう」
「よし、坊主、お勉強の時間だ」
唐突に勉強会が始まった。
そして、こんこんと言い聞かせられた。
まず、魔力無限なんて聞いたことがないこと。
スキルの性能が良すぎること。普通は言語理解補助や治癒補助らしい。補助ではなく言語が理解できたり、癒せるのはかなり非常識らしい。
で、最後に称号。持っている人の方が少ないらしく、持っているだけで目立つ。さらに予言の天使って断言されちゃってる。これがとにかく隠さないとやばいらしい。
「予言では、予言の天使は神の愛子とも呼ばれていますね」
「つまり、坊主は実質神の愛し子だな」
なんか、余計なのも加わった。神様すごいことしてくれたな。
「アンジュ、ギルドタグの情報はは本人以外読み取れない。だが、人の口はそうはいかない。自分自身の情報隠せるか? あの光も珍しい。隠せるか?」
「うん」
多分隠さなかったら奴隷まっしぐらか権力者のおもちゃになっちゃうかなんだろう。真剣に答える。
「なんか、疲れたな」
ヴァイスさんがそう言う。なんだか申し訳ない。
「まあ、とにかくこれでアンジュも冒険者の仲間入り。別に依頼は受けてもいいし、受けなくてもギルドタグの失効はない。たまに薬草採取くらいやってもいいかもしれないね」
ヴァイスさんの提案、すごくいい! いつかやりたいな。
「とりあえずアンジュは明日、ソレイユたちが仕事をしている間ここで預かりなんだ。明日詳しく冒険者について説明しようか」
「やった!」
さっきの大人だけの話し合いで決まったらしい。冒険者について教えてもらえるなんて楽しみだ。
「ふあー」
「アンジュ、疲れたな。そろそろ帰ろうか」
僕は思わず眠くてあくびをしてしまった。するとソレイユが抱き上げてくれる。
「とりあえず詳しいことは明日の朝に。もうアンジュが限界だし帰る」
「ああ、その方がいいな。アンジュ、また明日」
「また、あしたね」
眠気で半分目を閉じながらふりふりと手を振る。
こうして僕らはギルドを後にした。
「アンジュ、普通みんな持ってるもの、わかる?」
「んー? なあに?」
「身分証だ」
確かに。でも、こんなファンタジーで文明も前世より進んでいない世界でしっかり管理できるものなんだろうか?
「みんながみんなしっかり持ってるわけじゃない。それでも、あったほうがいいし持っている人の方が多い。本当はこいつらが気づいて作るべきなんだけど、アンジュのは作ってないだろう?」
「うん」
「で、1番手っ取り早いのが冒険者ギルドのギルドタグなんだ」
やっぱりあんまりしっかりしたものじゃないっぽい。
でも、ファンタジー小説あるあるギルドタグを手に入れられるなんて! めちゃくちゃワクワクする。しかも——。
「みんなとお揃い?」
「そう、色は違うけどみんなお揃いだ」
これも小説あるある、きっとランクによって色が違うってやつだ。どんどん興奮してくる。
僕がすごくやる気になっているのがわかったのだろう。ヴァイスさんがにこにこしながら言う。
「大丈夫そうだし作ろうか。今から魔法の機械持ってくるよ。それで作るんだ」
「魔法の機械? 魔法って、あの青い小鳥さんも魔法? 魔術だった?」
「よく見ているね。あれも魔術で作ってあるんだ。魔術っていうのは今の人が使うもので、魔法っていうのは昔の人が使っていたものなんだよ」
「そうなんだ」
気になっていた青い小鳥についても聞けたし、魔法と魔術についても知れた。ちょっと嬉しい。
いつのまにか頼んでいたのか、シュヴァルツさんが魔法の機械を持ってきていた。魔法の機械はなんだか大きい石板みたいで、いろいろな図形が刻まれている。
「これに手を押し付けて、しばらくするとギルドタグが出て来る。アンジュの体力とか、魔力とか色々なものもわかるようになるんだ」
「ギルドタグってすごいんだね」
ギルドタグ、想像以上の機能。戦いの時とかめちゃくちゃ参考になるじゃん。冒険者必須のアイテムだ。
「じゃあ、やってご覧?」
「うん!」
早速石板の真ん中に手を押し付ける。
すると眩い白い光が溢れてきた。
「これ、大丈夫!?」
「やばくないか!?」
周りがなんだか騒がしいけど、押し付けてしばらくするとギルドタグができるんだもんね。もう少し押し付けてないと。
30秒くらい手を押し付けたままにしていると、ようやく光が収まった。
石板を見てみると、押し付けていた手の横に何やら小さな長方形の金属板が置かれていた。
「ねえ! これ、ギルドタ——」
「——アンジュ、大丈夫か!?」
「え?」
ようやくできた自分のギルドタグ。嬉しくてみんなに掲げるように見せると、ソレイユが焦ったように声をかけてきた。なんで?
「普通ギルドタグを作成する時、あんな光は出てこないんです。アンジュ、どこか痛くありませんか? 違和感は?」
「全くないよ」
今度はノクトが僕をペタペタ触って確認して来る。他のみんなまで心配そうに僕を見ている。そんなにイレギュラーだったの?
「とりあえず、坊主は大丈夫そうだな。他におかしいところがないかできたギルドタグを確認してみるか」
フィンさんの一言で僕に視線が集まる。ギルドタグの内容を見るってことなんだろう。
「アンジュ、普通はギルドタグの中身を簡単に見せちゃいけないんだ。信頼する人にしか見せちゃいけない。悪用されちゃうからね。でも、僕たちに見せててくれる?」
アレンに問われる。答えはもちろん——。
「うん。みんなのこと信頼してるから!」
「アンジュ……!」
みんながなんだかうるうるした目で見て来るけどスルーして。
改めてギルドタグを見てみる。まず、名前が書かれている。僕、何気に字が読めるんだよね。元々読めてたからなんでかはわからないんだけど。
次に裏面。ここはツルツル。何も書かれていない。
でも、ヴァイスさんはギルドタグには色々な情報が詰まっているって言っていた。試しにじぃっと注視してみた。
すると——。
「みえた!」
いきなり色々な情報が見え出した。まず体力魔力体の状態が書かれている。体力魔力は数字で、体の状態は文字だ。
「えっと、まず体力が90/100って書いてある」
「少ないな。会った時も息切れしてたもんな」
ソレイユがいうってことは僕の体力は相当少ないんだろう。
「普通はどのくらいなの?」
「普通の12歳児で1000だな」
フィンさんのいう数値からしたら確かにみじんこだ。これから増やさないと。
「つぎが魔力。∞って書いてある」
「「「「「「無限!?」」」」」」
みんながめちゃくちゃ驚いた声を出している。でも、誰も何も言ってくれないから次に進めってことだよね。
「体の状態は発育不良」
これは当たり前な気がする。あの環境でしっかり育つほうが難しい。
「んで、スキルが全言語理解と癒しの手」
「「「「「「……」」」」」」
これも誰も声をかけてくれないから次に行けってことだよね。
「んで、称号が——」
「——称号っ!?」
なんか驚いてる。でも、これが最後だから言ってしまおう。
「予言の天使」
「「「「「「……」」」」」」
よしこれで全部言い終わった。
達成感と共に胸を張ってみんなの方を見ると、みんなが顔を覆っていた。
「アンジュ……、俺たちがなんで顔を覆ってるかわかる?」
アレンに聞かれる。
「なんとなく?」
僕が答える。
ファンタジー小説あるあるだと、多分魔力無限あたりからやばかったんだよね? 少し自信がないけど、多分そう。
「アンジュはあんなところで育った割に常識があると思ったら、非常識な部分が顔を出しますからね……。しっかり言い聞かせておいたほうがいいでしょう」
「よし、坊主、お勉強の時間だ」
唐突に勉強会が始まった。
そして、こんこんと言い聞かせられた。
まず、魔力無限なんて聞いたことがないこと。
スキルの性能が良すぎること。普通は言語理解補助や治癒補助らしい。補助ではなく言語が理解できたり、癒せるのはかなり非常識らしい。
で、最後に称号。持っている人の方が少ないらしく、持っているだけで目立つ。さらに予言の天使って断言されちゃってる。これがとにかく隠さないとやばいらしい。
「予言では、予言の天使は神の愛子とも呼ばれていますね」
「つまり、坊主は実質神の愛し子だな」
なんか、余計なのも加わった。神様すごいことしてくれたな。
「アンジュ、ギルドタグの情報はは本人以外読み取れない。だが、人の口はそうはいかない。自分自身の情報隠せるか? あの光も珍しい。隠せるか?」
「うん」
多分隠さなかったら奴隷まっしぐらか権力者のおもちゃになっちゃうかなんだろう。真剣に答える。
「なんか、疲れたな」
ヴァイスさんがそう言う。なんだか申し訳ない。
「まあ、とにかくこれでアンジュも冒険者の仲間入り。別に依頼は受けてもいいし、受けなくてもギルドタグの失効はない。たまに薬草採取くらいやってもいいかもしれないね」
ヴァイスさんの提案、すごくいい! いつかやりたいな。
「とりあえずアンジュは明日、ソレイユたちが仕事をしている間ここで預かりなんだ。明日詳しく冒険者について説明しようか」
「やった!」
さっきの大人だけの話し合いで決まったらしい。冒険者について教えてもらえるなんて楽しみだ。
「ふあー」
「アンジュ、疲れたな。そろそろ帰ろうか」
僕は思わず眠くてあくびをしてしまった。するとソレイユが抱き上げてくれる。
「とりあえず詳しいことは明日の朝に。もうアンジュが限界だし帰る」
「ああ、その方がいいな。アンジュ、また明日」
「また、あしたね」
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こうして僕らはギルドを後にした。
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