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番外編
はじめての喧嘩2
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それ以降、僕たちはずっと気まずかった。
僕はずっとどうしたらいいのか分からなくてだんまりだったし、圭人くんもだんまりだった。
こういうとき、フィクションだったらどうするだろう。漫画だったら、この状況をどうやって打開する?
まずは話し合う必要がある。僕たちの間には、認識の齟齬があるように思えてならない。そこを擦り合わせる必要は、きっとあるだろう。
だけど怖い。
もし僕の考えていることが的外れで、圭人くんの神経を逆なでしてしまったら?
僕みたいなのと圭人くんみたいな素敵な人が付き合えているだけで奇跡なのに、今下手に行動して、もっと嫌われるリスクを負いたくない。
いい年をした大人なのに、もっと状況を悪くしてしまう想像しかできなくて情けなかった。
仲直りって、どうやってやるんだ。
僕がぐるぐる考えている間に、マグカップは取り上げられて綺麗に洗われた。
圭人くんはリビングの椅子に座って、僕から離れたところで本を読んでいる。
「……ちょっと、外にでてくる」
僕はふらふらと、コートをしまっているクローゼットへ近寄った。
ロングコートをもたもたと羽織っていると、「遥さん」と圭人くんが近寄ってくる。そっと僕の腕に袖を通す手つきは優しい。
「ごめんね……」
「あの、本当に謝らなくて大丈夫です。遥さんは悪いことなんかしてませんよ」
圭人くんが、少し強い口調で言う。僕は少し怯んだ。
頭の上で、圭人くんが息を長く吐き出す。
「遥さん。こっちに来てください」
手を引かれて、二人掛けのソファに戻る。圭人くんは僕の手を握って、親指で僕の手の甲をさすった。まっすぐに僕を見つめる。
「俺はエスパーじゃないですし、遥さんもそうです。遥さんは言語化が上手ですから、今の気持ちを言えますよね。俺に教えてください」
「で、でも……」
圭人くんは、僕の手をしっかりと握りしめる。少しぎこちないけど優しく微笑んで、うん、とうなずいた。
「何言っても嫌いになりません。教えて」
本当だろうか。だけど甘やかすみたいに撫でられると、かたくなになってしまっていた心が、ゆっくりとほどけていく。
「お、……怒らせちゃったかと思った」
「それは、どうして?」
「僕が一瞬、不機嫌になっちゃったから……」
非常に情けない。僕は圭人くんの顔を見ることができなくて、うつむいたまま自分の気持ちを白状した。
「コーヒーを淹れてもらったのに、僕が淹れるはずなのにって思った。たぶん、僕の役割を奪われたみたいで、……やだった……」
言語化すればするほど情けない。だけど圭人くんは容赦なく「はい」と相槌を打った。この際だから全部言ってしまおう、と顔をあげる。
「いつもだったらこんなことじゃ不安にならない。だけど昨日バレンタインのチョコについて聞かれたとき、圭人くんの返事がちょっと微妙だったから、それもあったと思う」
「俺の返事がちょっと微妙で、どうかしましたか?」
「ふ、……不安に、なった」
なんて恥ずかしい奴なんだろう。僕は情けなくなってうつむいた。
「だから、さっきのは、僕の八つ当たりだった。だからごめんねって、謝ろうと思った」
吐き捨てるみたいに言うと、圭人くんはまた長く息を吐き出した。何かをこらえるように息をのむ気配までする。
きっとあきれ返って、言葉も出ないんだろう。僕もまさか、自分がこんなに幼稚な奴だとは思わなかった。
僕の方が六つも年上なのに、申し訳ない。
「……きらいにならないで」
いよいよ終わりだ。口から勝手な願望が垂れ流されて、余計に絶望する。
こんな人間が、圭人くんに選んでもらえるわけがない……。
なのに僕は、余計なことまでペラペラ喋る。
「ば、バレンタインのチョコもなくていいんだよ。圭人くんと一緒に過ごせれば僕は十分だから、他に何もいらない。だけど圭人くんが何か欲しいんだったら、な、なんでもする」
「今なんでもって言いました?」
圭人くんが、突然大きな声を出す。わっと驚いて顔を上げると、目を見開いた圭人くんが、こちらをじっと見つめていた。
「遥さん。俺相手に、そんな安請け合いをしないでください」
「え……?」
場の雰囲気が、一気に湿っぽくなる。圭人くんの瞳がゆったりと細められて、僕の手を握る手つきも、なんだかいやらしい。
「さっきの言葉で、俺が遥さんのすけべな妄想をするって、想像しませんでしたか?」
さっきまでと同じ生真面目な口調なのに、言葉選びがいやらしくてびっくりする。僕は「えっと」とどもりながら続けた。
「すけべな妄想なんか……いくらでもしていいのに……好きにして、いいよ?」
「この、このッ……!」
圭人くんの顔が赤らんで、手がじっとりと汗ばんでいく。
僕は「圭人くん」と、そっと名前を呼んだ。
「これだけ聞かせて。僕のこと、……まだ好き?」
「どっからどう見ても好きだに。分かっとらんのは遥さんだけだよ」
訛った。僕は唇が、にっこりと笑みの形に歪むのを止められなかった。
「じゃあ……いいよ。すけべな妄想、いっぱいして」
「そういうこと言うと、俺が遥さんで妄想したすけべなこと、俺にされちゃいますよ。いいんですか?」
若干鼻息が荒い。若いなあ、とほほえましかった。
「いいよ!」
「よくねーよ!」
元気な返事をして、圭人くんが憤る。僕はほっとして、「なんだ」と肩の力を抜いた。
「ごめんね、圭人くん。僕の勝手な思い込みで、迷惑かけちゃって」
「いや、その……俺もちょっと過剰に反応しちゃったんで、すみませんでした。俺の方こそ、態度悪かったですよね」
「ううん。いいよ。気にしてない」
「いや、俺が気にします。不安にさせてしまって、ごめんなさい」
お互いに謝罪をして、僕たちの初めての喧嘩はおさまった。ほっと息をつくと、圭人くんが僕の肩に手を置く。
「もう一個、いいですか?」
神妙な表情で聞くものだから、「なぁに」と僕も居住まいをただす。
圭人くんは、厳かな口調で言った。
「あまり俺を甘やかさないでください。つけあがります」
「甘やかしてなんかないけど?」
何を言っているんだ。むしろ甘やかされているのは僕の方だ。
僕が首をかしげると、圭人くんは頭を抱えた。
「そういうところが……そういう、ところが……!」
苦しみはじめた。ちょっと面白くてかわいい。
「そういうところが、なに?」
「かわいすぎるんですよ……!」
「ふふ。そっかぁ」
圭人くんが僕を好きでよかった。うれしい。心がぽかぽかする。
思わず圭人くんを抱き寄せて、よしよしと頭を撫でた。
「じゃあ僕、しばらくは圭人くんから、かわいいって思ってもらえそうだね」
ほっと声を出すと、圭人くんが「違いますよ」と苦々しい声色で言った。
「一生そんな心配、しんでいいです」
「え? 死んでいい?」
すっとんきょうな声を上げると、「違います!」と圭人くんが慌てて言った。
「遥さんは一生かわいいです! そんな心配いりませんって言いたかったんです」
「そ、そっか」
一瞬受け取ってしまった言葉の強さと、突然の告白にどきどきする。僕は圭人くんにしなだれかかって、「どきどきしちゃった」と呟いた。
「えっと……抱きしめて。そ、そしたら、安心できる気がする」
どもりながら甘えると、圭人くんは深く息を吐き出した。長くてたくましい腕が、僕を抱きしめる。
「俺だって、遥さんに一生好かれていたいです」
よかった。相思相愛だ。僕はうれしくなって、圭人くんの頬に唇を当てた。
圭人くんが顔をずらして、口同士が合う。そのままキスが始まった。
「……します?」
言葉の意図は、明らかだった。僕はちらりとお風呂の方を見た。
「その前に、シャワーじゃない?」
僕はずっとどうしたらいいのか分からなくてだんまりだったし、圭人くんもだんまりだった。
こういうとき、フィクションだったらどうするだろう。漫画だったら、この状況をどうやって打開する?
まずは話し合う必要がある。僕たちの間には、認識の齟齬があるように思えてならない。そこを擦り合わせる必要は、きっとあるだろう。
だけど怖い。
もし僕の考えていることが的外れで、圭人くんの神経を逆なでしてしまったら?
僕みたいなのと圭人くんみたいな素敵な人が付き合えているだけで奇跡なのに、今下手に行動して、もっと嫌われるリスクを負いたくない。
いい年をした大人なのに、もっと状況を悪くしてしまう想像しかできなくて情けなかった。
仲直りって、どうやってやるんだ。
僕がぐるぐる考えている間に、マグカップは取り上げられて綺麗に洗われた。
圭人くんはリビングの椅子に座って、僕から離れたところで本を読んでいる。
「……ちょっと、外にでてくる」
僕はふらふらと、コートをしまっているクローゼットへ近寄った。
ロングコートをもたもたと羽織っていると、「遥さん」と圭人くんが近寄ってくる。そっと僕の腕に袖を通す手つきは優しい。
「ごめんね……」
「あの、本当に謝らなくて大丈夫です。遥さんは悪いことなんかしてませんよ」
圭人くんが、少し強い口調で言う。僕は少し怯んだ。
頭の上で、圭人くんが息を長く吐き出す。
「遥さん。こっちに来てください」
手を引かれて、二人掛けのソファに戻る。圭人くんは僕の手を握って、親指で僕の手の甲をさすった。まっすぐに僕を見つめる。
「俺はエスパーじゃないですし、遥さんもそうです。遥さんは言語化が上手ですから、今の気持ちを言えますよね。俺に教えてください」
「で、でも……」
圭人くんは、僕の手をしっかりと握りしめる。少しぎこちないけど優しく微笑んで、うん、とうなずいた。
「何言っても嫌いになりません。教えて」
本当だろうか。だけど甘やかすみたいに撫でられると、かたくなになってしまっていた心が、ゆっくりとほどけていく。
「お、……怒らせちゃったかと思った」
「それは、どうして?」
「僕が一瞬、不機嫌になっちゃったから……」
非常に情けない。僕は圭人くんの顔を見ることができなくて、うつむいたまま自分の気持ちを白状した。
「コーヒーを淹れてもらったのに、僕が淹れるはずなのにって思った。たぶん、僕の役割を奪われたみたいで、……やだった……」
言語化すればするほど情けない。だけど圭人くんは容赦なく「はい」と相槌を打った。この際だから全部言ってしまおう、と顔をあげる。
「いつもだったらこんなことじゃ不安にならない。だけど昨日バレンタインのチョコについて聞かれたとき、圭人くんの返事がちょっと微妙だったから、それもあったと思う」
「俺の返事がちょっと微妙で、どうかしましたか?」
「ふ、……不安に、なった」
なんて恥ずかしい奴なんだろう。僕は情けなくなってうつむいた。
「だから、さっきのは、僕の八つ当たりだった。だからごめんねって、謝ろうと思った」
吐き捨てるみたいに言うと、圭人くんはまた長く息を吐き出した。何かをこらえるように息をのむ気配までする。
きっとあきれ返って、言葉も出ないんだろう。僕もまさか、自分がこんなに幼稚な奴だとは思わなかった。
僕の方が六つも年上なのに、申し訳ない。
「……きらいにならないで」
いよいよ終わりだ。口から勝手な願望が垂れ流されて、余計に絶望する。
こんな人間が、圭人くんに選んでもらえるわけがない……。
なのに僕は、余計なことまでペラペラ喋る。
「ば、バレンタインのチョコもなくていいんだよ。圭人くんと一緒に過ごせれば僕は十分だから、他に何もいらない。だけど圭人くんが何か欲しいんだったら、な、なんでもする」
「今なんでもって言いました?」
圭人くんが、突然大きな声を出す。わっと驚いて顔を上げると、目を見開いた圭人くんが、こちらをじっと見つめていた。
「遥さん。俺相手に、そんな安請け合いをしないでください」
「え……?」
場の雰囲気が、一気に湿っぽくなる。圭人くんの瞳がゆったりと細められて、僕の手を握る手つきも、なんだかいやらしい。
「さっきの言葉で、俺が遥さんのすけべな妄想をするって、想像しませんでしたか?」
さっきまでと同じ生真面目な口調なのに、言葉選びがいやらしくてびっくりする。僕は「えっと」とどもりながら続けた。
「すけべな妄想なんか……いくらでもしていいのに……好きにして、いいよ?」
「この、このッ……!」
圭人くんの顔が赤らんで、手がじっとりと汗ばんでいく。
僕は「圭人くん」と、そっと名前を呼んだ。
「これだけ聞かせて。僕のこと、……まだ好き?」
「どっからどう見ても好きだに。分かっとらんのは遥さんだけだよ」
訛った。僕は唇が、にっこりと笑みの形に歪むのを止められなかった。
「じゃあ……いいよ。すけべな妄想、いっぱいして」
「そういうこと言うと、俺が遥さんで妄想したすけべなこと、俺にされちゃいますよ。いいんですか?」
若干鼻息が荒い。若いなあ、とほほえましかった。
「いいよ!」
「よくねーよ!」
元気な返事をして、圭人くんが憤る。僕はほっとして、「なんだ」と肩の力を抜いた。
「ごめんね、圭人くん。僕の勝手な思い込みで、迷惑かけちゃって」
「いや、その……俺もちょっと過剰に反応しちゃったんで、すみませんでした。俺の方こそ、態度悪かったですよね」
「ううん。いいよ。気にしてない」
「いや、俺が気にします。不安にさせてしまって、ごめんなさい」
お互いに謝罪をして、僕たちの初めての喧嘩はおさまった。ほっと息をつくと、圭人くんが僕の肩に手を置く。
「もう一個、いいですか?」
神妙な表情で聞くものだから、「なぁに」と僕も居住まいをただす。
圭人くんは、厳かな口調で言った。
「あまり俺を甘やかさないでください。つけあがります」
「甘やかしてなんかないけど?」
何を言っているんだ。むしろ甘やかされているのは僕の方だ。
僕が首をかしげると、圭人くんは頭を抱えた。
「そういうところが……そういう、ところが……!」
苦しみはじめた。ちょっと面白くてかわいい。
「そういうところが、なに?」
「かわいすぎるんですよ……!」
「ふふ。そっかぁ」
圭人くんが僕を好きでよかった。うれしい。心がぽかぽかする。
思わず圭人くんを抱き寄せて、よしよしと頭を撫でた。
「じゃあ僕、しばらくは圭人くんから、かわいいって思ってもらえそうだね」
ほっと声を出すと、圭人くんが「違いますよ」と苦々しい声色で言った。
「一生そんな心配、しんでいいです」
「え? 死んでいい?」
すっとんきょうな声を上げると、「違います!」と圭人くんが慌てて言った。
「遥さんは一生かわいいです! そんな心配いりませんって言いたかったんです」
「そ、そっか」
一瞬受け取ってしまった言葉の強さと、突然の告白にどきどきする。僕は圭人くんにしなだれかかって、「どきどきしちゃった」と呟いた。
「えっと……抱きしめて。そ、そしたら、安心できる気がする」
どもりながら甘えると、圭人くんは深く息を吐き出した。長くてたくましい腕が、僕を抱きしめる。
「俺だって、遥さんに一生好かれていたいです」
よかった。相思相愛だ。僕はうれしくなって、圭人くんの頬に唇を当てた。
圭人くんが顔をずらして、口同士が合う。そのままキスが始まった。
「……します?」
言葉の意図は、明らかだった。僕はちらりとお風呂の方を見た。
「その前に、シャワーじゃない?」
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