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刺客
しおりを挟むアランが一緒に居てくれる
それが心強かった
そして、誰も居なくなった屋敷は。。
何だか。。ホッとした
もう、叔父夫婦。。。
オリバー様と、ベリンダの事も
何も。。とはいかないが。。
気にする必要はない
この屋敷からスパイも居なくなった
ある意味、自由なのだ
オリバー様との事を思うと
切なく、悲しい
でも、今までみたいに
愛されている?いや、違うかも。。
いつもベリンダとの関係を心配し
ドレスを贈られても、、
エスコートされても、、
彼の色がない事。。
彼にベリンダの影を感じ
チクチクとした胸の痛みに見ないふりをした日々。。
どこか、寂しさを感じて距離を
推し量る。。。
もう、そんな事は必要無いのだから
ある意味スッキリした
答えの出たオリバー様と私。。。
露と消える訳にはいかない
お父様、お母様との思い出の場所
守る。。
あんな人達に穢されるなんて嫌だ
私は、公爵家当主になるのだ
善も闇も見る事になるだろう
強くならなければならない
10歳のあの時よりも
一旦アランには出てもらって
簡単なワンピースに着替える
恥ずかしいとかは、考えたら、、
負けだ。。今回は酷すぎるから
午後と言うにも遅く暗くなってきている
共にテーブルに着いて。。。
食事にする
「アラン。。
この公爵家の事全て
私が掌握している事以外も、、
知る必要があるわ
そして
叔父夫婦、、オリバー様夫妻には
最小限に与えて、
私が成人になった暁には
最低限のモノを与えて
出て行って頂くわ
その為に必要な事は、、
全て行うつもり。。
。。。
私が死ねば、、仮の婚姻とは言え
彼等に、全て渡す事に
なるわよね?
それなのに、、あっさり全員出て行ったのが気になる所だけど。。。
暫くは、大丈夫だと思うから。。」
しぃっ
アランが口に手を当て
静かにと促す。。
誰も居ないはずの屋敷。。。
人の気配がする
婚姻の翌日から?流石に早すぎる気がする
自分達は、この屋敷にはもう居ないってアピールがすんだのかしら。。
ふっふふふっ。。笑うしかない
そんなに邪魔だった?
徐々にこちらに近づいて来る。。。
この部屋は、遮光のカーテンを引いたままだった。食事している間に暗くなっていた
寝るには早いが、、寝ていてもおかしくはない時間。。寝静まるのを待つまでもなく
やって来た。。。6人
ベッドまで後退り小刀を取り出す
剣より短く、短剣より長さがある
数本の細身の短剣も一緒に
アランが剣を抜き私を庇う位置に、、
刺客が散開する
短剣を投げる。。1人の左鎖骨下に
当たる。
ひゅっと息を呑み、よろけて倒れる刺客
2人目、、
避けるが2投目が足に当たる
3投目が利き手、手首に当たる
私。。。やるな
死が迫る中他人事の様に感じた
残りの4人が迫る
アランが牽制しつつ相手取る
短剣を警戒してか直ぐには飛びかかってこない。。弾かれるも短剣を投げる
アランに近い者には無理だが
アランと背中合わせになり戦う
私は競り合ってはならない
力は敵わないから
急所ばかりを狙って来る
確実に仕留めに来ている
1人の足に短剣が刺さったが
返す剣で私の肩から血が噴き出す
「ウッッ」思わず呻いてしまった
「アンナっ!!!」
少し私に気が逸れたのか、、
アランが切られてしまった
「あ!アランっ!!」
更に踏み込んで来る刺客達。。。
短剣で1人刺し、もう1人に投げた物が首に当たる。アランとリーダー格の者が争っている隙から胸に小刀を突き立てる
アランが更に他の刺客に留めを刺す
残りの刺客は、短剣が急所にでも当たったのか動けずにいる。。。
倒れ伏すアラン
「アラン!!!」
駆け寄るも、、私もかなり出血したからか目の前が暗くなってきた。。。
アラン、、巻き込んでごめんなさい
こんなに早く刺客が来るなんて
「あ、アンナお嬢様。。大丈夫で、すか?」アランの手を握る
「アラン、巻き込んで。。ごめんなさい」
「貴女を守りたい。。」
「じゅ、、充分よ。。ありがとう」
「愛。。しぃ、、女性」
「アラン?」
段々と冷たくなるアラン、、と私
アランは今、愛しい人と言った?
こんな私に?
信じられない、、、両親以外から
愛されるなんて、、、
お母様、、、
私もそちらに逝きます、、、
図書室行きたかったな。。
まだ一度も行けてないのに
図書室に行きたかった。。
アランと、鍵を握り締め
強く思った、、、
アランと2人
柔らかな光に包まれた。。。
閉じようとする瞼を何とか開ける
沢山の本。。。書架
居心地の良さそうなソファとテーブル
え、、、?!図書室???
そう言えば、、お母様は
鍵を握って強く願えばって、、
言ってらしたわ。。。
何で、、試さなかったのだろう
行けないと強く思ってたから、、
薄れゆく意識の中
アランがいる事を確認し。。。
「「アンナ。。。」」
お父様と、お母様の
声が聞こえた気がした。。。
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