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やっぱり、困った人
しおりを挟むアランにエスコートされ
夜会の波を泳ぐ
巧みなエスコートにより
沈んだ気持ちを全面に出し
哀しさを装いながらも、、、
情報を仕入れつつ楽しんだ
噂の的になっているのは
もう、知っていた、、、
どの方向に噂が拡がっているのか
周りの反応とか知れて良かった
このまま、後見人が外れるまで
やり過ごせる様に気をつける
刺客をかわし、執務で精一杯だと
見せなければ
オリバー様の愛が得られず
哀しいと。。。
諦めた心の痛みを思い出す
締め付けられる胸の痛みが
減っている、、
違う痛みになって来た恋心
もう少し、耐えて、、私の心
この恋?愛?
を終わらせる為の布石とする
あまり、強さを出してはいけない
油断させなければ、、、
私の気持ちがオリバー様に
まだまだ向いていると思わせなければ
次、夜会に出る時は、あの
シャンパンゴールドのドレスで良さそうだ
必要な情報を仕入れ、
コールマン公爵達とコンタクトを取り
夜会は過ぎて行った、、、
コールマン公爵がダンスの
お相手をして下さった
30代後半の公爵、、、
背も高く、麗しい方だ
ダンスのリードも上手くて
時が過ぎるのが早く感じた
アランと帰る馬車の中
美しい月を見ながら
穏やかな気持ちでいられた
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
夜会から数日経過し
現状の確認をしていく
あの後の噂では、
私は、振り向いて貰えなくても
やはりオリバー様が好きで、、、
離れられない女との評価の様だ
オリバー様とベリンダは、、、
以前にも増して堂々と
イチャツイテイタ、、、、
ヤダわっ!!!
そして、チラチラと此方を見ながら
2人囁き合っていた、、
2人でのマウント。。。ヤダわー
心が冷めてきて、、、
切なく見せるのに演技が必要に
なって来てしまった、、、
気をつけよう。。。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
図書室で、魔法の本を
読んでいく
うわー、結構色々と出来る✨
コレは確かにあまり小さい時だと
万能感に包まれとてもわがままで
私が1番✨✨✨
てな子になってもおかしくない
私にとっては、この魔法は
命を助けてくれた
大切なもの、、
父と母にもう一度会わせてくれた
あたたかいもの
大切に使っていきたい。。。
公爵家には影が居たらしく
セバスチャンが繋いでくれていた
付与魔法なるものがあり
隠密、録画、写真、結界と言うものが
あったので、付与したアイテムを
影達に渡してある
それも使い、証拠を集めてもらっている
隣国にまで跨る悪事と
公爵家乗っ取り?について、、
図書室のソファーに座り
母が残した日記を読んでいる
私が小さな頃からの日記。。
忙しい中付けていてくれた、、
初めて笑った、、
初めて立った、、歩いた、、
ママ、パパ、、言葉を喋った事
成長の記録。。
それに母の気持ちが書かれている
愛してくれたのが
すごく伝わってくる
あたたかい気持ちに包まれ
癒される
会いたいよ、、お母様、、お父様
また、会える?
ソファーでうとうとする
柔らかな光と幸せを満喫する
まるで、、父と母がいた時の様な
安心感
こんなに安心できる日が来るなんて
思わなかった
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
チリチリとした警報?が
鳴っている
何だろうとても気持ち良いから
もう少しだけ、、、
ドンドンドン
何事?せっかくの穏やかさが
突如奪われる
「アンナ、アンナは、どこだ?」
あ、あの声は、、、
オリバー様、、、正直面倒くさい
何だろう。。
執務室から出て来た風を装う
「オリバーさま、、こちらです」
「ああ、居たね」
「急にいかがなさいました?
お久しぶりですわね、、」
「ああ、ちょっと予算が少ないのでは
と思ってね?」
何を言っているのだろう、、
充分すぎる予算を回してある
例え、最低限にするとは言え
公爵家の体面もあるし、、
「かなりの予算を充ててあると思いましたが、、足りませんか?」
「ああ、これじゃ足りないね、、、」
「そう、申されましても、、
予算には限りがありますので、、
ベリンダのドレスと宝石の
額を減らして頂ければ、、
と思いますが、、、」
「何を言ってるんだい?
同じドレスを着ていくわけにも
いかないのは、分かるだろう?」
「前も、申しましたが
数をこなしたいのであれば
1つ1つの単価を落として下さいませ」
パァンッ。。。倒れ込む私。。
「何を言うんだ!!!
君が、何とかするのが当然だろう
全て君に任せてあるんだから
僕とベリンダは、公爵家の
後継者を産み育てると言う
重大な仕事があるんだ、、、」
「それでしたら、
夜会やお茶会を減らせば、、
如何でしょうか?
月にあんなに何度もいく必要は、、」
パァンッ
「何を言ってるんだ!!!
社交は、大切な仕事!!
情報を得るのは大切な事が
分からないのか?
そんな事も分からないなんて、、
とんだ愚か者だな
コレからは、この事業の
収益は、私が直接管理する!」
「何をおっしゃいますか!!
収益だけなどと、、
その収益の中から、
次に投資していくのです!」
「それは、他から補填しろ!!!
領民からの税収をもっと上げるべきだ!!そんな事も分からないなんて、、
はぁ、君はこんなにバカだったのか、、
コレから、私が少しずつ参入して
ちゃんと利益は、
管理していかなきゃダメだな!」
「それは、オリバー様が
執務なさると言う事ですか?」
「何を言っているんだ!
私が参入するのは、収益の使い方だ
一回で、理解しろ!!
どこまで間抜けなんだ!!!」
「そんな事は、出来ません!!」
「なら、君とは、離婚だな!!
そんな事は出来ないだろう?
君の事を昔から大事にして
見守り、愛して来たのは
僕だけ何だからね!!
離縁したら君は1人ぼっちだ!!」
「くっ!」
今だって、そう言う意味でならずっと1人ぼっちだし、、寧ろ嬉しい!!
悔しいが、、後半年の我慢だ。。。
どうやって、、彼等の魔の手から
領民、公爵家を守るか、、
証拠が揃うまで、、
あと、後見人が外れるまで、、
我慢だ。。何とか誤魔化して
いかなくては。。。
本当に困った夫だ
後で、セバスチャンとアランと
相談だ。。
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