何度目かの恋もサヨウナラ、ざまぁは致しません。自分の幸せを探します

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ウィルブレッド王子から、ざまあ。サヨウナラ。ショーモライズ

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朝早くに宿を出て王都の門に着いた。ウィルブレッド・ユーリア第3王子殿下と随行員達の馬車の列だ。ユーリア国は1つ国を跨いだ所になるが大陸の中でも1、2を争う大国だ。今回は、ウィルブレッド王子が視察と商談を兼ねて他国を回っており同じ目的で外交の為夜会の出席となった。

ショーモライズ国の方が格下である為本来はそのまま見送りこそあれど、引き留められることは無い。 だが、今回は王陛下、王太子自ら見送りの為の挨拶と言う名のもとに馬車内でのの人に会いたいと無理な事をして来た。普段なら無礼すぎる事。だがそこはショーモライズ王。と、王太子。そんな事は自分勝手な理論で押し通す。


「ショーモライズ王よ、我々は何か嫌疑でも掛けられておるのか?この様な事・・・流石に無礼過ぎるぞ!」

「いえ、その様なつもりはございませぬ。ただ・・・」と言い淀みレオナルドの馬車の方を見る国王。

「ただ、なんだ?我が随行員に何か問題でも?」

「我々の探し人が紛れ込んでおるのではと思いまして。そちらの、ユウフィア様の馬車に乗り込む所を見た者が居るのです。」

「はて、そこまで断定なさるとは。ユウフィアこの様にショーモライズ国王自らが仰せだ、その様な事が?」

「国王自らわざわざ王太子殿下とご一緒にお探しになられるとは?それ程の重要人物が私の馬車におられるとは、驚きです。その方のお名前を教えて頂きますれば、幸いですが。」

「「っ!!!」」詰まるショーモライズ国王。当たり前だ、他国の王族と随行員の馬車を改めているのに明かせないとはおかしな話。


一瞬俯き悪い笑顔を押し込めた後
「まあ、第3王子とは言え、ユーリア国の王族をお見送りと言う名の下、馬車から降ろしたのだ。幾らショーモライズ国王と言えど、外交問題ですね。父には伝えておきます。」

「「・・・・・」」言葉にならない国王

「早く、名を教えて頂きたい。」静かな圧に押され

「アリアーナです。私のの」と王太子が口にする。

「何故?何故彼女を探されておられるのですか?可笑しな話ですね。私はつい先日貴国の貴族家が全て揃い、私達他国の者も居る中でされておりましたのを見聞きしました。しかも、国外に追放と・・・彼女は、親であるツーリフ公爵にもあの後勘当され、もう平民ですよね。しかも、この国から追放されたのだから国民でも無い!」
怒気を含む声音にタジタジとする両名。

「そ、それは・・・ただ、それだとなので我が王宮で仕事をと思いまして。」王とは思えないグダグダ加減でモゴモゴと口にする国王。


「おー、左様でしたか。それならばご心配なく。彼女はこちらで庇護致しました。
ただ、熱が出ておりこちらのユーフィアの馬車で侍女と休ませておりました。」
ハァ、ため息を吐き

「ユウフィア、可哀想だがアリアーナに出て来て頂くしかないな・・」

2人は、アイコンタクトだけで会話し、ユウフィアが馬車の中へ

「アリアーナ様。出て来て頂けますか?それと、可能でしたら発熱と風邪の症状と作れたら侍女も共に乗っていたと言う体でお願いします。」と小声だがレオナルド様の声がする。

まさかとは思ったが、大国の王族に無礼を働いた様だ。やはり、ただのバカだった。ココで隠れるより今後の事も含めてココでケリを付けることにした様だ。王陛下と話したのかな・・・


私は、言われた通り侍女を土魔法で作った。直ぐ壊れてしまうだろうけれど少しの間で構わないから人間そっくりに見えて動いてくれる様に設定。触った感じも、会話も人そのものだ。それと発熱した風邪症状っと。そこまで設定してから【隠れ家】から出た。

レオナルド様は、頷きエスコートしてくださった。


私の姿を見たショーモライズ国王と王太子

「やはり、そこに居たのだな!手間をかけさせるな!!!」と、王太子はいきなり手を挙げた

スッと前に出たレオナルド様が
先程、我が主、ウィルブレッド第3王子よりとお伝えしましたが。しかも、そちらの王宮で仕事を、とおっしゃいましたよね?」と王太子からの平手打ちを受けた。その手は胸に当たったのだが。

「そ、それは・・・しかし、出て来た以上こちらにつもりであろう?何の問題があるのだ!私の奴隷だ!返して頂こう!!」

とは?」普段は穏やかで優しい顔しか見せないウィルブレッド王子から溢れ出る怒気・・・そして威圧。王子は魔法の使い手の中でも数少ない高魔力で極級の魔法使いだった。

「貴方方のグダグダな話を聞いていたらこちらの出立がどんどん遅れる。こちらから伝えておこう。」チラリと私に目を遣り。

「アリアーナ様は、貴方達のとするには勿体無い人材だ!それと


あの、夜会の日。貴方達はアリアーナ様をあれだけの人の前で冤罪を被せ国外に追放した。先程述べた様に、彼女はもうこの国の民では無い。だからと見做したのか?ハッ!」冷たく睨みつけ

「生憎だったな!あんなに冷たい雨の降る寒空の下公爵令嬢であったアリアーナ様を・・・を放り出し、探した理由は、奴隷にするつもりとは・・良く、言えたものだ。

その、理屈で行けば、この国を我が国がとしても問題無さそうだな」

「「んなっ!そんな!!」」

「フンッ、小物め!この国など、私1人でも潰す事が出来る。もしかしたら、アリアーナ様なら瞬殺だろうが・・・彼女が好戦的では無い事を喜ぶんだな。

お前達は、それだけの力を持った者に冤罪を被せて国外追放としたのだ。彼女は、庇護した。

如何なるものも、手を出す事はならん!コレは、ユーリア国王の厳命だ。
今までどれほど彼女がこの国の為に成してきたか思い知れ!

私が手を下すまでも無い。自滅するだろうな。彼女を婚約者に据える前の状態を思い出せ。それ以下になるだろうがな。」

「「・・・・・」」青褪め、立ち尽くすショーモライズ国の者達。


「アリアーナ様。何か言いたい事はあるか?」


「はい。
私は追放されると知っておりました。それでもお慕いしておりました。あの、寒い夜。冷たい雨に全てが流される迄・・・

今は綺麗さっぱり気持ちは無くなりました。この国の王侯貴族達がどうなろうと何とも思いません。ただ、良心のある者、それと民達は幸せになれる様心から祈っております。」

「わざわざ、其方のくだらない立ち会ってやったのだ。有り難く思う事だな。コレ以降手出しして来た場合は、この国ごとする。以上だ。」


そう、言い捨てるとユーリア国一行は振り返る事もせず出立して行った。呆然と立ち尽くすショーモライズ国の者達を置いて










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