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しおりを挟む昨日は、心は晴れていたがお天気は雨だったので一日中ほぼタブレットでのお買い物をして過ごした。地球の電化製品が魔石・魔力で動く事が分かった。料理関係の物は、リオンさん始め料理人の方達に見せたら欲しがってたので再購入して渡したらすごく喜ばれた。某有名メーカーのピーラーも他の調理器具もこちらに無い物があり実演販売よろしく使い方を説明したら大人気!少しは恩返し出来たかなぁ。
ウサール様の事、前公爵御夫妻にも伝えてくれたみたいだけど逆にウサール様までが、悪評を広める様なことをしていて申し訳ないとの事。本人に言ってくれているけれど相変わらず効果が無かったらしい。
もう正直、前公爵御夫妻始め、皆んなが味方でいてくれてるから充分だ。本当にどうでも良いのだ。雨降りなのに晴れやかな気持ちになるくらい今、幸せだから。
すっかり吹っ切れた私は、今日はマリーちゃんやラウル君も一緒に服とか買いに来ている。子供服はかーわいい。日本の服もお買い物で買って付与とかていく予定だけどこちらの世界の物はあった方が良いもんね。
色々買い物をして結構歩き疲れて来たから良い匂いする屋台で、クレープお肉巻き巻きバージョンとかフルーツと生クリーム巻き巻き、焼き串に色々買って皆んなでシェアして食べる事になった。
「美味しいね、お姉ちゃん!わたし、苺のふわふわがすきーーー」とクリームをほっぺにつけながらキラキラビームを発射して来る。
「僕、お肉巻き巻きが好きーーー」とコチラはタレをほっぺに付けながらキラキラビームだ・・・
「二人ともほっぺに付いてるよー」とほっぺから取ってペロリすると
「「お姉ちゃんもーー」」とキャハハッと笑い合う。お約束の様な出来事が楽しくて仕方ない。
食べ終わったら、二人と手を繋いでぶらぶらとまた市場を楽しむ。レオンとブランは後ろから二人で歩いてる。イケメン少年2人にチラチラと女の子の視線が行き、時折声が掛けられている。
そうだろう、そうだろう、彼らはとびきりのイケメンとなった。痩せ細ってボロボロだった少し前と違って。もう直ぐこの国を離れるけれど、少し女の子とお茶するくらい良いと思う。
もし、もしも、運命の出会いがあったならば・・・寂しいけれど4人がこの国に残る事も仕方ない。出立するまであまり日にちが無いから判断は難しいかもしれないけれどね。でも迷ったら暫くこの国に居ても良いんだもん、人生楽しんで欲しい。その時は、住まいとか手配する事も出来る。連絡が取り合えれば良いもんね。
何て思うけれど折角出会えた彼らと離れると想像すると、とても寂しく感じた。少しの間に彼等がとても大切な人になっていた・・・いかんいかん、もう、勝手に変な妄想しないの!でも、出会いを妨げてはいけないと思うから声だけは掛けておこう
「気が合った子が居ればお茶でもして来て良いよ。マリーちゃんとラウル君は結界で守ってるから。何かあればルームも有るしそのうち【家】に帰るからね。」と伝えると
微妙な顔をしたまま
「変な気は使わないで・・・」と言われたけど
「いつも、私のお世話して貰ってるからたまには息抜きして!」と背中を押す
何だかゴニョゴニョ言ってたけど女の子たちに囲まれている間に2人の手を引いて市場を回り出す。
マリーちゃんに似合いそうな淡いブルーのリボンを見つけたから2本×2セット購入する、予備は大事だからね。
暫く行くと、小さな武器やが目に入った。店内に入ってみると、子供でもいけそうな剣を見つけた。最近お兄ちゃん達と鍛錬しているラウル君にちょうど良い。今使わなくてもいずれ必要になるしね。鑑定してみたら中々の掘り出しものだった、これは買うしかないよね!て事でお店のお姉さんに声を掛け、ついでに皮のジャケットとパンツ、編み上げブーツも購入した。それと、彼の手には少し大きいかもしれないけれどナイフ。
結構似合ってる!カッコいいー、マリーーちゃんと2人で褒め称える。うん、推せるー
ニマニマしていたらふと、目に付いた。これならマリーちゃんも着れる!って感じの皮のスカート、ジャケット、ロングブーツがあった。試着して貰うと・・・これまた可愛いしカッコいい!あーー、眼福×2だわー。ご機嫌な私は、マリーちゃんでも扱えるナイフをお店の人に見繕って貰い購入した。
最後に、私含めて5人分のダークな茶色のマントをそれぞれ購入した。防御・防汚付きだし何より色がチョコって言うか素敵なのだ。
帰りに、屋台に毎日頼んでいるウマウマたちを購入しつつ、家へと帰った。結構疲れたけれどとっても楽しかった。
応援ありがとうございます!
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