地球にダンジョンが生まれた日---突然失われた日常 出会った人とチートと力を合わせて生き残る!

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様々な不安を抱えた中、私はそれを表に出さない様気をつけながら女性達に父の言葉を伝えていった。 そして、最後の部屋に母が居た。ノートパソコンを開いて見ている。何をしているのかな?と覗いてみると・・・

「あ、空。ちょっと繋がるかな?って開いて見てみたらね・・・・・ほら、見て。」

PCを見せてくる。画面に映し出されていたのは、Goo先輩の検索情報ではなく何だかゲームみたいな映像だった。それもRPG味の強いゲーム。

そう、、そこに映し出されていたのは、某RPGゲームの昔ながらの画面だった。そう、平成初期くらいの時代感。まだ滑らかな動きとは言い難いレベルの時代。ドットを感じさせるもの。

それは母目線のものだった、Lv.2 とある。そして、母だけでなく他の皆んなのアイコンもある。ステータスなどもおおまかに見れるようだ。母のスキル、鑑定とかMAPとかが合わさっているのか?不明である。

それと、今まで移動した場所がMAPとしておおまかなものと、縮尺されたものが表示されている。
そして、カラス達の偵察情報も合わさり、そのMAPにモンスター情報や安全度までが分かりやすく表示されておりとっても素敵使用に仕上がっている。

こんなお役立ちな情報、この人・・・いかん、うちの母に持たせても・・・と思ったが。いや、きっと使いこなせる様になるはずだ。宝の持ち腐れになどなるはず・・・・・ない、よね?若干不安だがきっと役に立つはずだ。それに母以外の皆んなも各々みれるかもしれないし?

そんな事をつらつら考えながら父の言葉を伝えて一緒に皆が会議?している場に行く。どうせならみんなで検証含めて確認した方が良い。



っと言う事で、父達に合流し、全員が集まったところで、先程見た衝撃の母情報を私から伝え、皆も各々見れるか確認した。

結果、ゲーム仕様・MAPで見れたのは母だけだった・・・・・。一番何だか使いこなすのが・・・な人だけが見れた悲しい現実。

まあ、見れるからと言って特に何か出来る訳ではないし・・・ね。一日の作戦会議的な時には活躍してくれるだろうからそこに期待。そう、何か開発出来る訳じゃないもんね。

と言う事で、母のPC上のMAPを使用しながら本日あった出来事を画面で確認しながら見ていく。母のノートPCだけではなく大画面の固定PCでもMAPとして見れた。

変な所で高性能な母。そして本人は、分かっていない。ゲーム的に見れて便利ね!くらいだ。まあ、ヨシとするか。考えるだけ無駄な気がするし、母みたいに便利ね、くらいに思ってる方が気が楽だし他に考える事は沢山ある。


そんな何だかな、と言う気持ちもある中母のMAPは実際使いやすかった。母の思考に合わせてご都合主義で理論も原理もへったくれもなくこんな感じだったらな・・・と言う見たいモノが見れて、注釈や情報が順次追加されていった。

そして、講義も真っ青なくらい (父曰く、会議資料も真っ青。プレゼンとしてもかなり高クオリティなモノ。が、本日の会議資料として) まとめられたのだった。高性能なAIでも搭載されているのかもしれない。この、ドット仕様なゲーム画面に。

それに会議資料としての画面はとても見易い滑らかな画像だった・・・不思議だ


そんなこんなバグったかの様な出来事もありつつ、今日戦ったゴブリンについてや、この先に居たとカラス達偵察部隊からの報告にあったオークと思われるモンスターについての作戦が練られた。

そもそもゴブリン達はラノベとかの情報?では最弱に位置するモンスターだと言われているけれど、冒険初期の人間にとっては脅威でしかない。

それに、異世界の様に私達には剣も無ければ盾も無い。あるのは、普通の棒やバーベルや、野球のバット、ゴルフクラブくらいだ。ゴブリンには効果があったけれどそれよりも大きいオークに果たして効果があるのか・・・不安だ。

竹刀じゃ効果は薄いだろう。昔ならば “刀“  があったし薙刀や拳銃などもあっただろうけれど一般市民は拳銃なんてものは持っていない。

と、皆んなで困っていた所、ステータス画面をタッチしつつ難しい顔をしていた大山さん、( 夫の大輔さん) がおもむろに

「あの・・・はっきりと断言は出来ないのですが時々ステータス画面でスキル確認しているのですが、“武器“ らしき物を作れるかもしれません。」

とまだ思案顔ながら言ってきた。皆がハッとして顔を見合わせる。
確かに大山さんはスキルに “ 物造り “  がある。

でも、まだこの様な世界となって日も浅く、スキル自体も良く分からず、 “物造り“  となると材料や、造り方も分からないのだ。元々鍛治などの職についていた訳でもない。
未知過ぎて不明な点が多く、変に期待して大山さんの負担になってもいけない、と触れないでいたと言う事もある。

「・・・・・もし、それが可能であるならば、本当にありがたいです。
もちろん、未知の領域です。初めから“剣“ や“ 刀 “ なんてモノが出来るはず無い事は承知しております。今ある武器よりも戦い易いモノ、戦い向き、であればありがたいです。」

と父が皆の気持ちでもあろう事を伝える。他の方もウンウンと頷いている。皆、同じ気持ちの様だ。良かった、すごく横暴なタイプの人が居なくて。この未曾有の最中、似た様な気質の方々で良かった。


皆から無理はしないで良いから、“少し戦いやすくなった“ と言う感じでありがたい!と口々に言われ

「本物の“武器“ と言うには遠いとは思いますが、少しでも戦い易くなる様に精進してみます。」

と決意の宿った瞳で言ってくれた大山さん。

「私達に出来ることや、必要なモノがあったら遠慮なく仰って下さいね!」

と皆が大山さんだけに押し付ける事なく全員で頑張る!と言う気概を見せている。一丸となって前進していく。皆がそんな想いでいる事が感じられて胸が熱くなった。

全員で生き残る。そして、安斉さんの旦那さんや他に生き残っているだろう人々を少しでも多く少しでも早く助けたい・・・・・と烏滸がましいのかもしれないが、そう思った。


未来に繋げる一歩を




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