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《第3章》九年前の記憶

第3話:絶望の始まり

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第3話:絶望の始まり

昼も夜も関係ない。むしろ闇深い地下では、今が昼なのか夜なのか判断するのも難しい。
神台メテオから連なるメテオ山脈は、わかりやすくシュゼンハイドとアルヴィドの国境を表しているが、その山には魔物が住むと言われ、現在も一部の往来は難しいままになっている。そのひとつとも言えるシンカ山は掘れば鉄のとれる鉱山でありながら手つかずとなっていて、その理由は山の洞窟から地下にかけて獣亜人が住んでいるからという実に単純なものだった。
住んでいる獣亜人は土蜘豚=ドグリューと呼ばれる知能ある獣。手が四本、足が二本。岩のように武骨な体は人間の五倍は大きく見え、豚のような鼻と耳を持ち、下あごの歯から巨大な牙を生やしている。オスもメスも簡易な腰巻だけをつけ、首や腕に多くのアクセサリーを身に着ける。


「ヒゥ・・ぁ・・入らなッ・・ぁ」

『何て言ってる?』

『さあな。人間の言葉はわかりにくい』

「ぅあぁぁあァッァァア」


悲鳴を叫んだのは女ではなく人間の男。自分の腕ほどの太さをした男根で尻穴を突き上げられ、足の先まで痙攣していた。なぜこうなったのか、涙にぬれる視界には、自分と同じように土蜘豚=ドグリューに犯されている男たちが映っている。


『人間を黙らせるにはオスもメスもこの方法が一番早い』

『小さく弱いくせに、人間の諦めの悪さだけは獣亜人も手を焼く』


人間ではない異物を詰め込まれた体で、もがく男の手は空虚を泳ぐ。確かに醜い獣亜人たちが言うように、犯される男は自分を鼓舞するように「諦めないぞ」と叫んでいた。


『わしらの指ほどしかない生殖器を勃起させて何か叫んでいるな』

『しゃぶってやろう』

「うあぁぁやめろ・・ッ、やめてくれっ」

『ふははは、悦んでいる。どうだ、うまいか?』


言葉の通じない相手。それも人間とは姿も形も違う獣亜人の口で膨張した突起はしごかれ、吸い上げられる。気をやらないように理性を働かせてもがいても、結局たどり着く未来は同じ。


『ああ、美味い。人間のオスの精液は美味い』

『こっちにもおくれ、今回のは当たりだ』

「ッ・・・やめてく、れ・・っ、あぁ」

『人間は集団で網にかかる。どれ、あっちと並べて飲み比べをしようじゃないか』


全裸に剥かれた男の周囲では、自分と同じように四本の腕で宙づりにされ、土蜘豚=ドグリューの口でしごかれて大きくなったソレから真白の液体を散らす仲間の姿が確認できる。別に一度の話ではない。オスのイチモツを尻穴にいれてかき回され、メスの口でしごかれる。まるで人間の女のような喘ぎ声に変わってもやめてもらえないその姿は、哀れを通り越して恐怖でしかなかった。


『このオスは若くていきがイイから、子どもたちに毎日絞らせよう』

『そうだな、こっちも濃いのを出す』

『ふふ。このオスったら、腰振って可愛いわ。今回の人間たちは体力が底なしね』


土蜘豚=ドグリューたちの言葉はわからない。くぐもった同じような音を繰り返し吐き出すだけで、同じ種族以外には到底理解できない鳴き方で会話している。


『こっちも体力がありそうだ、種漬け用にするか?』

『そうね。繁殖用のメスが足りない気もするけど』

『罠にかかる人間はオスばかりだからな』


土蜘豚=ドグリューの性別は区別がつきにくい。乳房のふくらみだけで判断しようにも全体的にたるんだ体ではむずかしく、オスもメスも好んで人間の体液にありついている。腰巻さえ取ってくれれば容易に判断できるが、それは捕えられた男たちにとってはあまり関係のない材料に過ぎない。
相手が男でも女でも、勝てない種族であることに変わりない。
凌辱され、強姦される屈辱も、彼らに敗北した時点で運命は決まっている。


『家畜になりそうなのは全部で二十七匹か』

『人間の世界では訓練された軍人か何か知らんが他愛ない』

『さっき食った二匹はオスだったか?』

『たぶんね。肉が硬かったもの。だけどいつもと少し違う味がしたわ』

『わしらに挑む前に何か薬のようなものを飲んでいたな』

『そのせいかしら、なんだか興奮が収まらないの』

『家畜じゃない人間を得るときはそういうもんさ。しかし、やはりオスは食うより絞る方がうまいな。メスの調子はどうだ?』


男の股から精液を飲んだ口を拭いながら振り返った一匹が、足元に転がる銃弾を踏みつけた足で壁際に張り付いた最後の一人に近付いていく。狩る対象すらオスもメスも関係ないのだろう。もはや生き残ったものに判断する余力は残されていない。
腰を抜かした人間の女の目の前には、三体の獣亜人。
その足の隙間から見えるのは、同じ部隊の仲間たちが次々と犯されていく異様な光景。自分よりも力強く、たくましく、頼りにしていたはずの男たちが呆気なく捕まり、犯され、喘いでいる。泣いて許しを乞い、それでも許されなまま強制的に性欲を掘り起こされて騒いでいる。


『なんだ、まだ剥いでもなかったのか』


三体から四体に増えた地響きに、女は剣を握りしめて息を呑んだ。


「ッきゃぁ・・・ッひっ、ぁ」


一瞬の出来事に理解が追い付かない。
近付いてきた一体に体を持ち上げられた瞬間「アルヴィド国 国境警備隊」の腕章をつけた服が足元に無残に散っていく。
剣を持っていたはずだった。何年も鍛錬をつみ、国を守れるだけの力を築いてきたはずだった。秘薬と呼ばれる「エデン」を服用し、対獣亜人戦を想定した装備もしていた。それでも本物の獣亜人を前にすれば、これほどまでに無力なのかと絶望せざるを得ない。
たった十匹の獣亜人に、精鋭揃いと言われた三十人の部隊は壊滅した。その現実を受け止めきれずに、女は恐怖に剣を振り回していた。けれどそれがどうしたというのか、宙づりにした女を「うるさい虫」程度にしか感じていない雰囲気が彼らの口調から伝わってくる。


『新しい人間のメスは久しぶりだ、それも若い』

『どう食うか、決めかねていた』

『少し若すぎる気がしてな、肉をもう少しつけさせた方がいいんじゃないか?』


そう言いながらオスの一体が剣を振り回す女の胸を鷲掴む。


「ヤメッ・・触る、な」

『なんだ、このメスは乳が出んのか。味気のない』

「アッぁヤダぁ・・ぁ・・アッ」


ひどい臭いが充満している。濃厚な性から吐き出される液体と、土蜘豚=ドグリューたちの持つ本来の匂いのせいだろう。肥料を混ぜた土と獣の臭いに、生臭い精液のぬめりを足した空気は、思わず気絶するほどの異臭を人間の鼻に与えてくる。


『オスの何匹かと交尾させればそのうち乳も出るさ』

『まずはうるさいその手足だけでも先に食うか?』

「ヒッぁ、なにッ痛っいたいいたいいたい」


引き千切られそうになった手足の付け根に反応した女の手から剣が落ちて、踏みならされた土の上に高い金属音を響かせていた。助けてくれる人はどこにもいない。全員が助けを望む絶望的な状況で、捕食者は狩りを楽しんでいる。


『いや、ここではやめておこう』

「ぁ・・ぁ・・っぅ」

『鮮度がいいにこしたことはない』


なんとか四肢の欠損を免れた女は、朦朧とした意識の端で涙が頬を伝っていくのを感じていた。
真白の液体が透明になるまで犯された仲間たちと一緒に、二度と戻れない地上から地下へと連れていかれる。土蜘豚=ドグリューたちは太陽光に弱いため地下を根城としている。
それは有名な話で、夜のシンカ山は彼らの狩場といっても過言ではない。
近年、アストラ大国とイザハ帝国の戦争が勃発し、その影響で隣国サドアとの戦争が噂されているアルヴィド国は、今のうちに戦力強化として自国に住まう獣亜人を頭数に入れたかったのだろう。未完成の秘薬にまで手を出して土蜘豚=ドグリューを支配下に置こうとしたのがその証拠。だが歴史は繰り返し、人間を食料とする獣亜人は逆にそれを楽しんでいる。


『そういえば、聞いたか?』

『なにを?』

『なんでも群青兎のやつ、ついに人間のメスを番に得たらしいぞ』

『気は確かか、いよいよ狂ったとしか思えないな』


捕えた人間たちを地下深くに建国した都市に連行する道中、土蜘豚=ドグリューたちは山の向こうの側で起こった奇妙な噂話をネタにしていた。


『なんでも、明日。マーリア村に番を連れて来るらしい』

『どんなメスか見に行ってみるか』

『ああ、それも楽しそうだ。ついでに人間狩りをしよう』

『それならメスを捕まえましょ。種用のオスばかり増えても仕方ないわ』

『そうだな、こっち側の人間は最近警戒して手に入りにくい』

『群青兎と一戦交えるのもいい運動になりそうだ』


オスもメスも大差ない。大きな体で狩りを楽しむ好戦的な性格は、人間と歴史を交えることなく独自の文化や文明のなかで生きている。時代など関係ない、時期など思うがまま。捕えた人間たちを家畜として扱い、肉体も精液も食料にする種族が存在していてもおかしくはない。
姿を見かける頻度が少ないからと言って、その数で判断すれば人間はまた同じ過ちを繰り返すだろう。蟻塚のように地下に形成された巨大な都市をみて、捕えられた彼らはそれを悟る。白濁の液体が枯れるまで繰り返される、絶望的な夢を見ながら。


* * * * *


目覚めたのは上品な香りが漂う柔らかなベッドのなか。白いシーツに挟まれる具合は心地よく、窓から差し込む太陽の光が気持ちを引き上げてくれる。


「っ・・・ぅ?」


ここは一体どこなのか。
見慣れない室内の様子に、リズはまだ覚めきらない目をこすってその体を起こしていた。


「シシオラ?」


たしか、自分は馬車のなかでシシオラに抱かれて眠っていたはずだとリズは記憶をたどる。楽しかった一日の記憶が夢なのであれば、それはそれでいい夢として受け入れられそうだが、それにしては現実感がありすぎる。第一、見慣れないこの部屋はいったいどこか。
上品な香りには心当たりがある。


「リヒドさ、ま?」


その答えに行きついた瞬間、リズは飛び出すようにベッドから這い出ていた。
やはりそうだと、窓にへばりつくように外の景色をみて確認する。


「リズ、どうした・・・って、おはよう」

「ゼオラ、みて。絵でみたことのある、街が、ほら、外に」

「いいから落ち着け。嬉しいのはわかったから、な?」


頭を撫でてくるゼオラの笑みに夢じゃないのだと、ますます嬉しさが加速していく。マキナ公爵家が管理するマキシオ領。その発展ぶりは諸外国からも視察に来るほど名高く、風情漂う最先端の街は朝から賑やかな声を届けていた。
窓から街を見渡せるということは、マキナ公爵家が所有するタウンハウスなのだろう。
向かっていた先はマーリア村のはずだが「日帰りで行ける距離ではない」という言葉を思い出して、リズはゼオラに促されるまま鏡の前に座る。


「今日もまた馬車で長時間移動だからな」

「いま何時?」

「ほら、顔動かさない。いまはまだ朝の七時になったばかりだ」


髪を丁寧にとかしてくれるゼオラの目が優しい。それが嬉しくて、リズはゼオラのいう通りに前を向いて座っていた。


「リズ様、めちゃくちゃ機嫌いいね」

「ええ、起こす前に起きていらっしゃるなんて、雨が降らなければいいのですが」

「ルオラ、シシオラ」

「おはようございます、リズ様」


鏡越しに見えた二人の名を呼ぶ。朝の飲み物を運ぶシシオラと着替えを手に持つルオラの姿をリズは瞳を輝かせながら見守っていた。
普段通りの世話をされるのでも、いつもの自宅ではないというだけでこんなにも気持ちは変わる。ルオラの選んだ服を着て、ゼオラに飾りつけをされて、シシオラのいれた紅茶を飲む。たったそれだけの朝の支度が、心臓が痛いほどに嬉しくて楽しい。


「リヒド様、おはようございます」


挨拶より先に名前を呼んで、いや。実際は駆け寄ってその腕に抱き着くのが何よりも一番だったが、用意された馬車を見てテンションが最高潮に達したリズの声は朝の街でもとびきり輝いていた。


「おはよう、リズ」

「ねぇ、ここがリヒド様が仰っていたマキシオの街なの?」

「そうだよ。リズとこのまま街を散策したところだけど、案内は帰ったときにして、今日は先を急いでいいかな?」

「もちろん、お仕事は大事ですもの。でも少しだけ、街の中を走っていってくださる?」


見上げた顔は薄茶色の瞳に朝の光を宿して頷いてくれた。


「帰ってきたときに立ち寄りたい店へ目星をつけるといい」

「リヒド様、嬉しいありがとう。シシオラ、ゼオラ、ルオラも、早く、こっちよ」


笑顔で手招いて呼び寄せた男たちの顔は、苦笑の様子で息を吐いているように見えたものの全員が素直に従って付き添ってくれる。今度こそ向かう先はマーリア村。
晴れた朝焼けの空を眺めながら動き出した馬車は、当初の目的地目指して再度車輪を回していた。
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