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第5章:聖女アヴァル
【追憶】形見達の回想
「あの子」をすっかり妄想で済ませるくせがついているなと、自分の行動に苦笑しながらも、ジーアグローは裏の畑へと出向いていく。
木漏れ日が照らす森の小径。
広大な畑を望む開けた場所へと続く道は、すさんだ心を癒し、進む一歩を足早にする。
風が背中を押してくる。
やがて、小さな花が織り成す美しい丘が見えてくる。
様々な囁きに混ざる懐かしい歌声に気持ちがはやる。
そして、たどり着いた小高い丘のうえ。風に髪をはためかせる少女を見つけるなり、ジーアグローは大きな声で呼びかけた。
「オフィリア!!」
「っ、お父様、おかえりなさい!!」
記憶の中よりも伸びた髪に、大人びた顔つき。それでも、変わらない声と態度に現実味が帯びて、ジーアグローは駆け寄ってきた娘を両手いっぱいに抱きしめていた。
「オフィリア、ああ、本物のわたしの娘だ。会いたかった」
「お父様、わたしも…っ…会いたかった」
「オフィリア、会わない間に随分と大きくなったね」
「いやだわ、お父様ってば。たったの半年ほどよ」
「なにも変わりないかい?」
「…………ええ、いつも通りよ」
少し沈黙が長い気もしたが、強く抱きしめていたせいかもしれない。お互いに無事を確認しあう喜びが勝っているのだと、ジーアグローは抱きしめたオフィリアの顔をじっと眺めた。けれど、オフィリアはジーアグローとは違い、話したいことがたくさんあったのか。身体を離して、息継ぎも忘れたように話し始める。
「ねえ、見て。これ、とてもいいでしょう」
「植物を編んだ袋がどうかしたのかい?」
「ただの袋じゃないのよ。このサックは水にも強くて、どれだけ重いものをいれても全然破けたりしないの。編み方を工夫してね。あ、だめよ。これは試作品だし、最初に作ったお気に入りだから。六賢人がクレドコンパスの植物に詳しくて、いまみんなで量産してるの。お父様にも、あとでその作り方を教えてあげる。きっとみんなの役に立つもの」
「六賢人?」
「彼らは本当にすごいの。知らないことはないし、私たちよりも魔石を知ってる。きっとお父様も感心するわ」
「へえ、それはぜひ会ってみたいね」
「あ、うん。そうね、ねぇ、それよりも見て」
自分で編んで作ったらしい袋をみせて、オフィリアは自慢げに語り始める。
父親的には、自分の留守中に娘へ近付く六賢人の存在が気になったが、オフィリアは半年前と変わらず、元気で明るいまま。
健康で楽しく過ごせていたのもまた彼らのおかげなのだろうと、ジーアグローは少しばかり口を閉ざす。
「オフィリア、その、六賢人は恋人、なのか?」
「…………え?」
村人からもオフィリアに恋人がいるなんて話はまったく出なかった。いれば、真っ先に報告してきただろう。
オフィリアがジーアグローの愛娘だということは周知の事実でもある。
口を閉ざそうと考えて、閉ざせなかったものは仕方がない。オフィリアは目をぱちぱちとさせて、呆気に取られた顔で息を吹き出す。
「もう、お父様ったら。真面目な顔でなにを言い出すかと思えば」
「それで?」
「わたしに恋人なんていないわ。いたら真っ先に報告してる」
「本当に?」
「ええ、もちろん。わたしは未来の知らない恋人よりも、お父様のほうが大好きだもの」
無垢な本音ほど強いものはない。
人を疑うことの増えたジーアグローでさえ、ほっと胸を撫で下ろして、表情筋を緩ませていた。
「オフィリア、お前はどうか、変わらないでいてくれ」
「それは難しいわね。お父様がわたしの努力を無視するなら、もう何も喋ってあげない」
「それは困るな。サックだっけ、もう一度、よく見せてくれ」
オフィリアの話は、ジーアグローが旅に出ている間、何かできることがあるかもしれないと、自分なりに考えた成果だった。
国のため、民のため、日々の暮らしを良いものにするために、娘なりに父の背中を真似ている。それが今では実現段階に移り、畑仕事が前よりも楽になったというのだから驚く他ない。
さらにはその技術を世界中に普及させてほしいとねだる姿に、ジーアグローの表情も心なしか柔らかく変わっている。
「オフィリアのように世界も実のあることに目をむけてくれればいいんだが。わたしの愛しい娘に息子を寄越そうとする連中ばかりだ。魔石よりも興味があると、年々ひどくなる。だからわたしは写真や映像で満足しろと跳ね返しているんだよ。オフィリアは誰よりも美しい娘だから」
「お父様ったら、大袈裟だわ」
「そうだ、オフィリアに土産がある」
「本当、嬉しい」
オフィリアの話しが一区切りついたところで、ジーアグローは旅の土産をオフィリアに渡した。それは小さく、オフィリアの両手ですっぽりと包める大きさで、とても珍しい形をしている。
「外の世界には色々と面白いものがあってね。どうだい、これ。砂を入れて時間を計るものだそうだ。異国語でサブリエというらしい」
「……サブリエ、とても綺麗。私、こういうの大好きよ」
「オフィリアならそういうと思っていたよ」
ふたつのガラス玉を細い管で結び、そのくびれた部分を砂が落ちることで時間が測れる工芸品。さらさらとした砂が落ちる様子は美しく、オフィリアは顔を近づけて、その細工に息を漏らしていた。
「そろそろ家に帰って、オフィリアとゆっくり過ごしたいんだけど、どうかな?」
「ええ、いいわよ。賛成だわ。あ、ちょっと待って。ランタンを磨いている途中だったの。日が暮れる前に火を灯せるようにしなくちゃ。それにリンネルを干しっぱなし、先に戻ってて」
「まだあれで眠っているのかい?」
「お気に入りなの。生まれた時から使っているから、ないと眠れないのよ」
声を弾ませて駆けていく姿は、大人びた姿を消して、童心に返った子どもと同じ。
知った姿を見ると安心する。
ようやく帰ってきた心地がして、ジーアグローは大きく息を吐き出していた。
「この村のように穏やかに暮らせればきっと、同じ目的を持てるはずだ」
よほど急いで戻ってきたのか。息を切らせたオフィリアをみて、ジーアグローは前向きになった気持ちを吐き出す。
帰る家はひとつ。親子水入らず。穏やかな時間を二人で過ごす。半年ぶりの再会なのだから、時間がたつのはあっという間だった。
「そう、それならまたすぐに行ってしまうの?」
「瘴気の広がりを放っておくことはできないからね」
「お父様の占いはいつもよく当たるから、占ってみればいいのに。ダイスはいつだって正しいことを示してくれる。お父様が無事に帰ってくるってことは本当だったわ」
「占いは占いに過ぎない。大切なことはきちんと向き合わなければ」
食事を終えて、片した食卓にオフィリアはお茶を運びながら唇をとがらせる。要所要所で垣間見える幼い仕草を懐かしく感じて、ジーアグローはオフィリアの頭をよしよしと撫でていた。
母親を早くに亡くして数年。父親である自分もあまり家にいないのだから、寂しい思いをさせて当然だろうと思う。それでも、未来のことを考えればじっとしていられないのだから仕方がない。
「あら、お父様。この砂糖入れはどうしたの?」
ジーアグローはオフィリアのいれたお茶を飲みながら、ふと顔をあげる。
そこではお茶の用意をしている間に机の上に置いておいた砂糖入れを興味深そうに見つめるオフィリアがいた。
「それも旅の途中で見つけたものだ。シュガーポットというらしい。女の子に人気だと聞いてね、ついつい買ってしまったんだよ」
「シュガーポット。おしゃれな名前ね。とても可愛くて素敵だわ」
「オフィリアがお茶を飲むときに使うといい」
「これは特別だから、お父様とお茶を飲む時までしまっておくことにする」
ときどきこぼれる小さな本音。聞こえないふりは気まずい沈黙を室内ににじませるが、オフィリアもそれはわかっていた。ただ、わかっていて、すべて消化できるほど大人でもない。瘴気の広がりやデファイの脅威よりも、大好きな父親に傍にいてほしい。他の国や人のことよりも、自分のことを一番に考えてほしい。
「そうでもしないと、お父様ってば全然帰ってきてくれなさそうだもの」
意地悪の一言くらい告げてもいいだろうと、わざとそれを口にしてオフィリアは笑う。
うまく笑えていたかはわからない。だけど、ジーアグローは怒ることも、笑い返すこともしなかった。
「おいで、オフィリア」
両手を広げたそこへ、オフィリアも無言で身体をよせる。ジーアグローは娘を静かに抱き寄せて、瞳を閉じながら「すまない」と小さな声で呟いた。
聞こえないふりをする。
本音を隠した我慢の声を互いに汲み取る。
「お父様、必ず無事に帰ってきてね」
「ああ、約束しよう」
王として君臨する父親を誇りに思っているのも本当だから難しい。
オフィリアも小さな腕で抱きしめ返して、その日の記憶をまぶたの裏に焼き付けていた。
木漏れ日が照らす森の小径。
広大な畑を望む開けた場所へと続く道は、すさんだ心を癒し、進む一歩を足早にする。
風が背中を押してくる。
やがて、小さな花が織り成す美しい丘が見えてくる。
様々な囁きに混ざる懐かしい歌声に気持ちがはやる。
そして、たどり着いた小高い丘のうえ。風に髪をはためかせる少女を見つけるなり、ジーアグローは大きな声で呼びかけた。
「オフィリア!!」
「っ、お父様、おかえりなさい!!」
記憶の中よりも伸びた髪に、大人びた顔つき。それでも、変わらない声と態度に現実味が帯びて、ジーアグローは駆け寄ってきた娘を両手いっぱいに抱きしめていた。
「オフィリア、ああ、本物のわたしの娘だ。会いたかった」
「お父様、わたしも…っ…会いたかった」
「オフィリア、会わない間に随分と大きくなったね」
「いやだわ、お父様ってば。たったの半年ほどよ」
「なにも変わりないかい?」
「…………ええ、いつも通りよ」
少し沈黙が長い気もしたが、強く抱きしめていたせいかもしれない。お互いに無事を確認しあう喜びが勝っているのだと、ジーアグローは抱きしめたオフィリアの顔をじっと眺めた。けれど、オフィリアはジーアグローとは違い、話したいことがたくさんあったのか。身体を離して、息継ぎも忘れたように話し始める。
「ねえ、見て。これ、とてもいいでしょう」
「植物を編んだ袋がどうかしたのかい?」
「ただの袋じゃないのよ。このサックは水にも強くて、どれだけ重いものをいれても全然破けたりしないの。編み方を工夫してね。あ、だめよ。これは試作品だし、最初に作ったお気に入りだから。六賢人がクレドコンパスの植物に詳しくて、いまみんなで量産してるの。お父様にも、あとでその作り方を教えてあげる。きっとみんなの役に立つもの」
「六賢人?」
「彼らは本当にすごいの。知らないことはないし、私たちよりも魔石を知ってる。きっとお父様も感心するわ」
「へえ、それはぜひ会ってみたいね」
「あ、うん。そうね、ねぇ、それよりも見て」
自分で編んで作ったらしい袋をみせて、オフィリアは自慢げに語り始める。
父親的には、自分の留守中に娘へ近付く六賢人の存在が気になったが、オフィリアは半年前と変わらず、元気で明るいまま。
健康で楽しく過ごせていたのもまた彼らのおかげなのだろうと、ジーアグローは少しばかり口を閉ざす。
「オフィリア、その、六賢人は恋人、なのか?」
「…………え?」
村人からもオフィリアに恋人がいるなんて話はまったく出なかった。いれば、真っ先に報告してきただろう。
オフィリアがジーアグローの愛娘だということは周知の事実でもある。
口を閉ざそうと考えて、閉ざせなかったものは仕方がない。オフィリアは目をぱちぱちとさせて、呆気に取られた顔で息を吹き出す。
「もう、お父様ったら。真面目な顔でなにを言い出すかと思えば」
「それで?」
「わたしに恋人なんていないわ。いたら真っ先に報告してる」
「本当に?」
「ええ、もちろん。わたしは未来の知らない恋人よりも、お父様のほうが大好きだもの」
無垢な本音ほど強いものはない。
人を疑うことの増えたジーアグローでさえ、ほっと胸を撫で下ろして、表情筋を緩ませていた。
「オフィリア、お前はどうか、変わらないでいてくれ」
「それは難しいわね。お父様がわたしの努力を無視するなら、もう何も喋ってあげない」
「それは困るな。サックだっけ、もう一度、よく見せてくれ」
オフィリアの話は、ジーアグローが旅に出ている間、何かできることがあるかもしれないと、自分なりに考えた成果だった。
国のため、民のため、日々の暮らしを良いものにするために、娘なりに父の背中を真似ている。それが今では実現段階に移り、畑仕事が前よりも楽になったというのだから驚く他ない。
さらにはその技術を世界中に普及させてほしいとねだる姿に、ジーアグローの表情も心なしか柔らかく変わっている。
「オフィリアのように世界も実のあることに目をむけてくれればいいんだが。わたしの愛しい娘に息子を寄越そうとする連中ばかりだ。魔石よりも興味があると、年々ひどくなる。だからわたしは写真や映像で満足しろと跳ね返しているんだよ。オフィリアは誰よりも美しい娘だから」
「お父様ったら、大袈裟だわ」
「そうだ、オフィリアに土産がある」
「本当、嬉しい」
オフィリアの話しが一区切りついたところで、ジーアグローは旅の土産をオフィリアに渡した。それは小さく、オフィリアの両手ですっぽりと包める大きさで、とても珍しい形をしている。
「外の世界には色々と面白いものがあってね。どうだい、これ。砂を入れて時間を計るものだそうだ。異国語でサブリエというらしい」
「……サブリエ、とても綺麗。私、こういうの大好きよ」
「オフィリアならそういうと思っていたよ」
ふたつのガラス玉を細い管で結び、そのくびれた部分を砂が落ちることで時間が測れる工芸品。さらさらとした砂が落ちる様子は美しく、オフィリアは顔を近づけて、その細工に息を漏らしていた。
「そろそろ家に帰って、オフィリアとゆっくり過ごしたいんだけど、どうかな?」
「ええ、いいわよ。賛成だわ。あ、ちょっと待って。ランタンを磨いている途中だったの。日が暮れる前に火を灯せるようにしなくちゃ。それにリンネルを干しっぱなし、先に戻ってて」
「まだあれで眠っているのかい?」
「お気に入りなの。生まれた時から使っているから、ないと眠れないのよ」
声を弾ませて駆けていく姿は、大人びた姿を消して、童心に返った子どもと同じ。
知った姿を見ると安心する。
ようやく帰ってきた心地がして、ジーアグローは大きく息を吐き出していた。
「この村のように穏やかに暮らせればきっと、同じ目的を持てるはずだ」
よほど急いで戻ってきたのか。息を切らせたオフィリアをみて、ジーアグローは前向きになった気持ちを吐き出す。
帰る家はひとつ。親子水入らず。穏やかな時間を二人で過ごす。半年ぶりの再会なのだから、時間がたつのはあっという間だった。
「そう、それならまたすぐに行ってしまうの?」
「瘴気の広がりを放っておくことはできないからね」
「お父様の占いはいつもよく当たるから、占ってみればいいのに。ダイスはいつだって正しいことを示してくれる。お父様が無事に帰ってくるってことは本当だったわ」
「占いは占いに過ぎない。大切なことはきちんと向き合わなければ」
食事を終えて、片した食卓にオフィリアはお茶を運びながら唇をとがらせる。要所要所で垣間見える幼い仕草を懐かしく感じて、ジーアグローはオフィリアの頭をよしよしと撫でていた。
母親を早くに亡くして数年。父親である自分もあまり家にいないのだから、寂しい思いをさせて当然だろうと思う。それでも、未来のことを考えればじっとしていられないのだから仕方がない。
「あら、お父様。この砂糖入れはどうしたの?」
ジーアグローはオフィリアのいれたお茶を飲みながら、ふと顔をあげる。
そこではお茶の用意をしている間に机の上に置いておいた砂糖入れを興味深そうに見つめるオフィリアがいた。
「それも旅の途中で見つけたものだ。シュガーポットというらしい。女の子に人気だと聞いてね、ついつい買ってしまったんだよ」
「シュガーポット。おしゃれな名前ね。とても可愛くて素敵だわ」
「オフィリアがお茶を飲むときに使うといい」
「これは特別だから、お父様とお茶を飲む時までしまっておくことにする」
ときどきこぼれる小さな本音。聞こえないふりは気まずい沈黙を室内ににじませるが、オフィリアもそれはわかっていた。ただ、わかっていて、すべて消化できるほど大人でもない。瘴気の広がりやデファイの脅威よりも、大好きな父親に傍にいてほしい。他の国や人のことよりも、自分のことを一番に考えてほしい。
「そうでもしないと、お父様ってば全然帰ってきてくれなさそうだもの」
意地悪の一言くらい告げてもいいだろうと、わざとそれを口にしてオフィリアは笑う。
うまく笑えていたかはわからない。だけど、ジーアグローは怒ることも、笑い返すこともしなかった。
「おいで、オフィリア」
両手を広げたそこへ、オフィリアも無言で身体をよせる。ジーアグローは娘を静かに抱き寄せて、瞳を閉じながら「すまない」と小さな声で呟いた。
聞こえないふりをする。
本音を隠した我慢の声を互いに汲み取る。
「お父様、必ず無事に帰ってきてね」
「ああ、約束しよう」
王として君臨する父親を誇りに思っているのも本当だから難しい。
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