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外伝『選良魂殺』
癸
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一月後、武田観月は或る豪邸を訪れていた。
荒木田将夫大将の紹介で、一人の貴人に助けを求めたのだ。
初めは半信半疑で、戦々恐々としながら訪れたものだが、その最初の段階ですっかり相手に心を許してしまった彼女は、今では体が疼く度に連絡を入れ、慰めて貰っている。
「本日も私の様な者の為に貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます……」
観月は裸になり、身に着けていた服を全て綺麗に畳んだ上で床に額を擦り付けて挨拶をしていた。
所謂全裸土下座の振る舞いは、観月の方から志願したものだった。
そんな彼女の前で寝台に腰掛けているのは、非常に肉付きの美しい妖艶なる黒髪の美女だった。
「顔を上げなさい」
言われるがままに相手を見上げた観月の眼に、夢見る程に美しい女の微笑みが映った。
その魅惑の瞳で見詰められているだけで、その鈴を転がす様な声を聞いているだけで、観月の心は天に昇る様な心地だった。
「麒乃神殿下、どうか……どうか私のことを御心の儘に犯し尽くしてください。もう我慢出来ないんです。今回は一週間も耐え続けてっ……!」
「それは御気の毒でしたね。私も出来る限り御前に寄り添ってやりたいのですが……」
「いいえ、貴女様の様な御方が態々私の為に御時間を割いて頂けること自体があまりの僥倖! ただ私の体がそれ以上に浅まし過ぎてっ……!」
荒木田の紹介で観月が縋った相手、それは皇國の第一皇女・麒乃神聖花であった。
立ち上がった麒乃神は彫刻の様に見事な体格をしており、その迫力を間近で見上げる観月の胸は激しく打ち震える。
尤も、観月を悦ばせるのはそれだけではない。
麒乃神の股間に聳え立つ異様なものが、観月の顔に大きな影を落としていた。
「ああ、いつ見ても凄い……! 麒乃神殿下の……男なんかよりも遥かに御立派な……逸物様……」
麒乃神聖花は両性具有であり、しかもその逸物の大きさは大抵の男を優に凌ぐのだ。
それはもう、地頭恭輔とも比べものにならないくらいに。
最早観月の膣は地頭の男根の形や強姦によって刻み付けられた感覚など何一つ覚えていない。
地頭に屈服した観月にとって、麒乃神の逸物の前には尚のこと平伏して当然だった。
「さあ、まずは御奉仕なさい」
「はい喜んで!」
観月は蹲踞の姿勢となり、麒乃神の逸物に手を添えてゆっくりと舌を這わせる。
そこには何一つ気取った仕草など無い。
唯々、逸物への敬意以て丁寧に奉仕しようという意思があるばかりである。
「そうです、上手ですよ。御前は本当に物覚えが良いですね」
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
観月にとって何が救いなのかというと、圧倒的逸物故に世の男に味わわされた汎ゆる男根の記憶を全て上書きされてしまったということが一つ。
だが何より、麒乃神は抑も住む世界が違う圧倒的上位の存在なのだから、どれだけみっともなく媚びようとも当然の仕草でしかないというのが大きい。
要するに、自己嫌悪を覚えることなく心的外傷が疼くままに痴態を演じることが出来るのだ。
またその上で、屈服の相手が男ではないというのもある。
「さあ、そろそろ銜えなさい」
「はい!」
観月は麒乃神の逸物を口に含むと、自ら息が出来ない程に喉の奥まで捻じ込んだ。
両手は股の前へと持っていく、蹲踞と併せて犬のお座りの様な姿である。
「そうそう、御前はこれが好きでしたね」
麒乃神はそう言うと、舌舐めずりをして観月の頭を両手で掴んだ。
そして無理矢理、観月の頭を前後させる。
「モゴッッ!? ムゴッ!! ンゴッ!! フゴォーーッッ!!」
「こうやって、乱暴に苦しくされるのが堪らないんですよねぇ!」
麒乃神は既に観月の業を知り尽くしていた。
その証拠に、観月の股ぐらからは愛液が止め処なく流れ落ちている。
それは宛ら、嬉しさのあまり小便を漏らす雌犬の様だ。
「良いですよ。御前の喉は具合が良い。私の逸物の形に馴染んできています。御褒美にこのまま一発出してしまいましょうか」
来る、喉の奥に熱い精液が出される。
屈服の証が臓腑の奥へと染み渡るあの感覚が。
今ではそれは、求めて已まない甘美な苦痛と屈辱である。
(出してください! 私を貴女様の濃ゆい精液で殺してください! 胃も肺も、全部白く埋め尽くして!)
観月の脳裡に断続的な火花が散る。
既に軽く絶頂していた。
このまま死んでしまえばさぞ滑稽なことだろう――その期待が波を打ちながら上昇し、何度も絶頂の閾値を掠めていた。
(殺してっ! 殺してっ! 殺してっ! 殺してっ!)
麒乃神の強靱な逸物が脈打ち、我慢汁を観月の胃に流し込み続けている。
間も無く子種も吐き出されるだろう。
観月は涙と鼻汁と涎、そして愛液を垂れ流しながらその瞬間を待ち侘びる。
「ほぉら、受け止めなさい!」
「ゴボォォッッ!?」
麒乃神の逸物が激しく脈打ち、強烈な匂いを放つ白濁の凝膠が観月の喉から胃へと容赦無く流し込まれる。
その瞬間、観月もまた激しく絶頂して股から愛液を噴水の様に撒き散らした。
「ふふ、なんとまあ端たない……」
麒乃神は観月の口から逸物を引き抜いた。
観月は必死で嘔吐きを抑え、意識を保ち続ける。
虜囚だった頃ならば既に気を失っていたであろうが、今ではすっかりこのような行為にも慣れてしまっていた。
「本当、御前のお漏らし癖は酷くなる一方ですね」
「あああ申し訳御座いません! すぐに綺麗にお掃除いたします!」
観月は機敏な動きで床に零れた愛液へと舌を伸ばす。
否、この匂いは小便も混じっているだろう。
だが今や、それを舐め取るのに些かの躊躇いも無い。
犬の様な仕草もすっかり板に付いてしまっている。
「後始末を自分から率先して行うのは良い心懸けです。却々真似の出来るものではありません。崇高な忠誠心に感動すら覚えますね」
「はい! 私は貴女様の忠実な雌便器です!」
「偉いですよ。そのまま続けなさい。隅々まで丁寧に舐め尽くすのです」
観月は考える。
この御方に出会うまでは、欲望と衝動には希死念慮が付き物だった。
自分のありたい姿と現実の自分の姿があまりにもかけ離れていて、それに耐えかねて心が悲鳴を上げていたのだ。
だがこの御方の前では、自分など虫螻蛄で構わない。
どれだけ醜態と痴態を曝しても、どれだけ苦痛と屈辱に塗れても、屈服して当然の相手の前では理想と現実の差異など誤差でしかないのだ。
(救われる、私の魂が救済される……!)
麒乃神聖花こそは、自分が出会った中で最も崇高なる存在。
彼女が連なる皇國という国家に仕える道を選んだことは、結果的に間違いでなくなった。
「綺麗になりましたね。素晴らしい」
「ありがとうございます!」
「では、御望み通り犯してやりましょうか。寝台で入れて欲しい体勢を取りなさい」
「はい! 是非にお願いいたします!」
観月は寝台の上で仰向けになり、膝を抱えて大きく股を拡げた。
好きな体位は正常位だ。
巨大な逸物で激しく膣を抉られ、子宮を殴られながらも、麒乃神の揺れる乳房を仰ぎ見ながら女の柔肌を感じていられるからだ。
「では、入れますよ。力を抜きなさい」
「はい。柔らかくてトロトロの肉便器になります……」
既に愛液が溢れんばかりに濡れている観月の秘部は、麒乃神の逸物を待ち焦がれていた。
そんな彼女の中に、麒乃神は一気に逸物を突き入れる。
「おほォォッ!?」
「さあ、覚悟は良いですね? 気が済むまで犯し尽くしてあげます!」
「ふごぉォッッ!! っぉんぉおっおっおっふんごッッ!! んぁあぉおおっっあっぎっぶぎぃっ!! おぉおおおおーっっ!! んほっほっほっおッおッほおオオオオオーッッ!! おごごごぉぉぉっ!!」
「凄い声ですねえ! 今まで色々な男や女を抱いてきましたが、ここまで激しく啼く相手は初めてですよ! 此程までに悦ばれるとは、支配者冥利に尽きるというものです! さあ、御前が大好きなこれ、いつも通りしてあげますよ!」
麒乃神の両手が観月の首に掛かった。
(来た!! 首絞め来た!! 犯し殺してもらえる!! 天まで昇る最強絶頂させてもらえる!! 首を抑えられただけでもう結構イッちゃってる!! 最高!! 最高なの!! 死んじゃうの!! 死んじゃうのが良いのぉぉぉぉぉッッ!!)
人知を超えた激しい突きが観月を一気に危険な絶頂へと押し上げていく。
肉が肉に打ち付けられる激しい打音が、軈て水音に埋もれていく。
愛液を撒き散らしながら、その瞬間に向けて観月の波は高まりに高まっていく。
「ほぉら、出しますよ! 確り受け止めなさい!」
麒乃神の逸物が激しく脈打ち、二回目とは思えぬ程の精液が観月の子宮に注ぎ込まれる。
隷属の証が臓腑に染み渡るこの感覚も、観月の絶頂をより高める。
(イグッ!! イグイグ逝グ逝グ逝んグウウウウウウッッッ!!)
観月は痙攣しながらこの世のものとは思えぬ絶頂を迎え、天の羽衣に包まれる様な余韻の中で意識を失った。
(麒乃神殿下、私は選ばれた人間なんですよ。それなのにみんなが私に嫉妬して、寄って集って地の獄に閉じ込めておこうと躍起になるんです。酷いでしょう? 国家の大損失だと思いませんか? どいつもこいつもみんな国賊なんです。貴女様だけが私を褒めてくださる。貴女様だけが私を正しく評価してくださる。女だって人の上に立って良いんですよね? 女だって天に昇って、遙かな高みから人を見下ろして良いんですよね? 今の私には貴女様が全てです。あ、一応水徒端男爵と荒木田大将には感謝しておかないと。私だって人を正しく評価出来るんですから。私って偉いでしょう? もっと褒めてください。もっと評価してください。私、間違ってないですよね? 逸物様最高! 自分で選んだ人生最高! 大好きです、麒乃神殿下。麒乃神殿下! 麒乃神殿下! 私は貴女様の忠実な雌肉便器でぇす!)
武田観月が皇道保守黨に入ったのはその一週間後のことだった。
荒木田将夫大将の紹介で、一人の貴人に助けを求めたのだ。
初めは半信半疑で、戦々恐々としながら訪れたものだが、その最初の段階ですっかり相手に心を許してしまった彼女は、今では体が疼く度に連絡を入れ、慰めて貰っている。
「本日も私の様な者の為に貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます……」
観月は裸になり、身に着けていた服を全て綺麗に畳んだ上で床に額を擦り付けて挨拶をしていた。
所謂全裸土下座の振る舞いは、観月の方から志願したものだった。
そんな彼女の前で寝台に腰掛けているのは、非常に肉付きの美しい妖艶なる黒髪の美女だった。
「顔を上げなさい」
言われるがままに相手を見上げた観月の眼に、夢見る程に美しい女の微笑みが映った。
その魅惑の瞳で見詰められているだけで、その鈴を転がす様な声を聞いているだけで、観月の心は天に昇る様な心地だった。
「麒乃神殿下、どうか……どうか私のことを御心の儘に犯し尽くしてください。もう我慢出来ないんです。今回は一週間も耐え続けてっ……!」
「それは御気の毒でしたね。私も出来る限り御前に寄り添ってやりたいのですが……」
「いいえ、貴女様の様な御方が態々私の為に御時間を割いて頂けること自体があまりの僥倖! ただ私の体がそれ以上に浅まし過ぎてっ……!」
荒木田の紹介で観月が縋った相手、それは皇國の第一皇女・麒乃神聖花であった。
立ち上がった麒乃神は彫刻の様に見事な体格をしており、その迫力を間近で見上げる観月の胸は激しく打ち震える。
尤も、観月を悦ばせるのはそれだけではない。
麒乃神の股間に聳え立つ異様なものが、観月の顔に大きな影を落としていた。
「ああ、いつ見ても凄い……! 麒乃神殿下の……男なんかよりも遥かに御立派な……逸物様……」
麒乃神聖花は両性具有であり、しかもその逸物の大きさは大抵の男を優に凌ぐのだ。
それはもう、地頭恭輔とも比べものにならないくらいに。
最早観月の膣は地頭の男根の形や強姦によって刻み付けられた感覚など何一つ覚えていない。
地頭に屈服した観月にとって、麒乃神の逸物の前には尚のこと平伏して当然だった。
「さあ、まずは御奉仕なさい」
「はい喜んで!」
観月は蹲踞の姿勢となり、麒乃神の逸物に手を添えてゆっくりと舌を這わせる。
そこには何一つ気取った仕草など無い。
唯々、逸物への敬意以て丁寧に奉仕しようという意思があるばかりである。
「そうです、上手ですよ。御前は本当に物覚えが良いですね」
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
観月にとって何が救いなのかというと、圧倒的逸物故に世の男に味わわされた汎ゆる男根の記憶を全て上書きされてしまったということが一つ。
だが何より、麒乃神は抑も住む世界が違う圧倒的上位の存在なのだから、どれだけみっともなく媚びようとも当然の仕草でしかないというのが大きい。
要するに、自己嫌悪を覚えることなく心的外傷が疼くままに痴態を演じることが出来るのだ。
またその上で、屈服の相手が男ではないというのもある。
「さあ、そろそろ銜えなさい」
「はい!」
観月は麒乃神の逸物を口に含むと、自ら息が出来ない程に喉の奥まで捻じ込んだ。
両手は股の前へと持っていく、蹲踞と併せて犬のお座りの様な姿である。
「そうそう、御前はこれが好きでしたね」
麒乃神はそう言うと、舌舐めずりをして観月の頭を両手で掴んだ。
そして無理矢理、観月の頭を前後させる。
「モゴッッ!? ムゴッ!! ンゴッ!! フゴォーーッッ!!」
「こうやって、乱暴に苦しくされるのが堪らないんですよねぇ!」
麒乃神は既に観月の業を知り尽くしていた。
その証拠に、観月の股ぐらからは愛液が止め処なく流れ落ちている。
それは宛ら、嬉しさのあまり小便を漏らす雌犬の様だ。
「良いですよ。御前の喉は具合が良い。私の逸物の形に馴染んできています。御褒美にこのまま一発出してしまいましょうか」
来る、喉の奥に熱い精液が出される。
屈服の証が臓腑の奥へと染み渡るあの感覚が。
今ではそれは、求めて已まない甘美な苦痛と屈辱である。
(出してください! 私を貴女様の濃ゆい精液で殺してください! 胃も肺も、全部白く埋め尽くして!)
観月の脳裡に断続的な火花が散る。
既に軽く絶頂していた。
このまま死んでしまえばさぞ滑稽なことだろう――その期待が波を打ちながら上昇し、何度も絶頂の閾値を掠めていた。
(殺してっ! 殺してっ! 殺してっ! 殺してっ!)
麒乃神の強靱な逸物が脈打ち、我慢汁を観月の胃に流し込み続けている。
間も無く子種も吐き出されるだろう。
観月は涙と鼻汁と涎、そして愛液を垂れ流しながらその瞬間を待ち侘びる。
「ほぉら、受け止めなさい!」
「ゴボォォッッ!?」
麒乃神の逸物が激しく脈打ち、強烈な匂いを放つ白濁の凝膠が観月の喉から胃へと容赦無く流し込まれる。
その瞬間、観月もまた激しく絶頂して股から愛液を噴水の様に撒き散らした。
「ふふ、なんとまあ端たない……」
麒乃神は観月の口から逸物を引き抜いた。
観月は必死で嘔吐きを抑え、意識を保ち続ける。
虜囚だった頃ならば既に気を失っていたであろうが、今ではすっかりこのような行為にも慣れてしまっていた。
「本当、御前のお漏らし癖は酷くなる一方ですね」
「あああ申し訳御座いません! すぐに綺麗にお掃除いたします!」
観月は機敏な動きで床に零れた愛液へと舌を伸ばす。
否、この匂いは小便も混じっているだろう。
だが今や、それを舐め取るのに些かの躊躇いも無い。
犬の様な仕草もすっかり板に付いてしまっている。
「後始末を自分から率先して行うのは良い心懸けです。却々真似の出来るものではありません。崇高な忠誠心に感動すら覚えますね」
「はい! 私は貴女様の忠実な雌便器です!」
「偉いですよ。そのまま続けなさい。隅々まで丁寧に舐め尽くすのです」
観月は考える。
この御方に出会うまでは、欲望と衝動には希死念慮が付き物だった。
自分のありたい姿と現実の自分の姿があまりにもかけ離れていて、それに耐えかねて心が悲鳴を上げていたのだ。
だがこの御方の前では、自分など虫螻蛄で構わない。
どれだけ醜態と痴態を曝しても、どれだけ苦痛と屈辱に塗れても、屈服して当然の相手の前では理想と現実の差異など誤差でしかないのだ。
(救われる、私の魂が救済される……!)
麒乃神聖花こそは、自分が出会った中で最も崇高なる存在。
彼女が連なる皇國という国家に仕える道を選んだことは、結果的に間違いでなくなった。
「綺麗になりましたね。素晴らしい」
「ありがとうございます!」
「では、御望み通り犯してやりましょうか。寝台で入れて欲しい体勢を取りなさい」
「はい! 是非にお願いいたします!」
観月は寝台の上で仰向けになり、膝を抱えて大きく股を拡げた。
好きな体位は正常位だ。
巨大な逸物で激しく膣を抉られ、子宮を殴られながらも、麒乃神の揺れる乳房を仰ぎ見ながら女の柔肌を感じていられるからだ。
「では、入れますよ。力を抜きなさい」
「はい。柔らかくてトロトロの肉便器になります……」
既に愛液が溢れんばかりに濡れている観月の秘部は、麒乃神の逸物を待ち焦がれていた。
そんな彼女の中に、麒乃神は一気に逸物を突き入れる。
「おほォォッ!?」
「さあ、覚悟は良いですね? 気が済むまで犯し尽くしてあげます!」
「ふごぉォッッ!! っぉんぉおっおっおっふんごッッ!! んぁあぉおおっっあっぎっぶぎぃっ!! おぉおおおおーっっ!! んほっほっほっおッおッほおオオオオオーッッ!! おごごごぉぉぉっ!!」
「凄い声ですねえ! 今まで色々な男や女を抱いてきましたが、ここまで激しく啼く相手は初めてですよ! 此程までに悦ばれるとは、支配者冥利に尽きるというものです! さあ、御前が大好きなこれ、いつも通りしてあげますよ!」
麒乃神の両手が観月の首に掛かった。
(来た!! 首絞め来た!! 犯し殺してもらえる!! 天まで昇る最強絶頂させてもらえる!! 首を抑えられただけでもう結構イッちゃってる!! 最高!! 最高なの!! 死んじゃうの!! 死んじゃうのが良いのぉぉぉぉぉッッ!!)
人知を超えた激しい突きが観月を一気に危険な絶頂へと押し上げていく。
肉が肉に打ち付けられる激しい打音が、軈て水音に埋もれていく。
愛液を撒き散らしながら、その瞬間に向けて観月の波は高まりに高まっていく。
「ほぉら、出しますよ! 確り受け止めなさい!」
麒乃神の逸物が激しく脈打ち、二回目とは思えぬ程の精液が観月の子宮に注ぎ込まれる。
隷属の証が臓腑に染み渡るこの感覚も、観月の絶頂をより高める。
(イグッ!! イグイグ逝グ逝グ逝んグウウウウウウッッッ!!)
観月は痙攣しながらこの世のものとは思えぬ絶頂を迎え、天の羽衣に包まれる様な余韻の中で意識を失った。
(麒乃神殿下、私は選ばれた人間なんですよ。それなのにみんなが私に嫉妬して、寄って集って地の獄に閉じ込めておこうと躍起になるんです。酷いでしょう? 国家の大損失だと思いませんか? どいつもこいつもみんな国賊なんです。貴女様だけが私を褒めてくださる。貴女様だけが私を正しく評価してくださる。女だって人の上に立って良いんですよね? 女だって天に昇って、遙かな高みから人を見下ろして良いんですよね? 今の私には貴女様が全てです。あ、一応水徒端男爵と荒木田大将には感謝しておかないと。私だって人を正しく評価出来るんですから。私って偉いでしょう? もっと褒めてください。もっと評価してください。私、間違ってないですよね? 逸物様最高! 自分で選んだ人生最高! 大好きです、麒乃神殿下。麒乃神殿下! 麒乃神殿下! 私は貴女様の忠実な雌肉便器でぇす!)
武田観月が皇道保守黨に入ったのはその一週間後のことだった。
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