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第二章『神皇篇』
第三十二話『動如雷霆』 破
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二機の壱級為動機神体に襲われた彼らはワゴン車を必死で乗り回し、どうにか攻撃を凌いでいた。
両者の性能差は、ここまで攻撃を凌げていること自体が異常な奇跡と言える程に開いている。
勿論、運転する白檀や足場と障壁を操る虎駕の奮闘があってのことではあるが、それを差し引いても為動機神体を操縦する練度の低さと連携の悪さは否めないだろう。
確かに能く見ると、敵機二機は明らかに此方を攻め倦ねている。
その事実に、最初に辿り着いたのは新兒だった。
彼の気付きが虎駕に一つの閃きを与えた。
「敵が慣れてくる前に決めたいのだよ……」
虎駕は車の周囲を窺い、敵機の様子を注視しながら前方へ手を差し出した。
確かに、敵がいつまでも無様を晒し続けるとも限らない。
手があるならば打てるうちに打っておくべきだろう。
「白檀さん! 次、結構連続で落ちます!」
「何でもどうぞォ!」
意を決して、虎駕は賭けに出ることを白檀に伝えた。
気分が高揚し、半ば暴走状態になっている彼女は何でも歓迎といった調子で即答、二人の間では合意が出来た。
後部座席の面々は一様に青褪めて引き攣っているが、それでも覚悟を決めるしかあるまい。
一発でも攻撃が当たれば終わりの状況で、回避する為にアクロバティックな運転になるのは当たり前、その危険度が際限無く上昇するのも当たり前だ。
「歯を食い縛るのだよ! 行くぞ!」
壱級が一機、突撃を仕掛けてきた。
瞬間、ワゴン車は足場を失って落下する。
車体一つ分の落差を下り、ワゴン車は低い足場に着地した。
壱級は切り返し、振り向き様に左腕の光線砲で狙撃。
虎駕は宣言通りにワゴン車を連続で落下させ、追撃をも回避した。
再び、車体が着地の衝撃で揺れる。
「敵の操縦が熟れてきたのだよ、拙い……!」
焦る虎駕だが、敵の猛攻は止まらない。
二機目の突撃を更なる落下で回避する。
しかし、そう何度も躱し切ることは出来ず、切断ユニットの鋒が屋根に掠り、無残な切り口を作られてしまった。
衝撃でバランスが崩れ、ワゴン車は側面を下に向けた。
「くっ!」
万事休す、このままでは車体が横転してしまう。
だがこの時、幸いにも屋根の切り口の傍には彼女が居た。
繭月は切れ目に背中を付け、術識神為を発動して焔の翼を生やした。
「車体を……立て直す!」
繭月の能力は、焔の翼である程度飛行することが出来る。
しかし、そこまで高い飛行能力がある訳ではなく、十人乗りのワゴン車を自在に操る力は無い。
精々が、傾いた車体を元に戻す程度だ。
ワゴン車はどうにか次の足場にタイヤから着地することが出来た。
だが、今度は真上から切断ユニットが振り下ろされる。
上下の動きでは回避出来ない。
前後左右に動くしかないが、ハンドルを切ってもブレーキを踏んでも間に合いそうにない。
「駄目だっ……! 鏡でも防ぎきれないのだよ! ここまでか……!」
虎駕が諦めかけたその時、ワゴン車は首輪を引かれた犬の様に急停車した。
車両の限界速度、時速百五十粁の慣性が全乗員に掛かる。
取分け危険なのは身体強化の無い雲野兄妹だった。
根尾が二人の体を抱え、飛ばされない様に抑える。
突然の出来事に、何が何やら一瞬理解が遅れた面々だが、ともあれ攻撃を回避することは出来た。
車体の様子を窺うと、全体に木の蔓が絡み付いている。
どうやら双葉が車体を縛り、強引に動きを止めたらしい。
全速力の衝突に等しい衝撃だったが、ぶつかった訳ではないので車体はどうにか無事だった。
「久住、すまん!」
「まだ終わってないよ!」
双葉の言うとおり、危機は去っていない。
壱級為動機神体が次なる刃を振るう。
虎駕は足場を消滅させ、落下の動きで薙払いを回避した。
「虎駕! 何か策があるんじゃねえのか?」
「分かっているのだよ! 兎に角、敵機から適度に距離を取らないと!」
虎駕は行き当たりばったりで敵の攻撃を回避している訳ではなく、作戦を実行に移す為に位置を変えようとしていた。
しかし、それが却々上手く行かないのだ。
虎駕が狙っているのは、二機の為動機神体からある程度離れ、且つ二機の間に位置取ることだ。
あまり遠過ぎても、彼の作戦は成立しない。
「だったら! 更にスピードを出す方法がありますよぉっ!」
両目を見開き、爛々と輝かせる白檀が正気の沙汰ではない提案をしてきた。
だが、虎駕もそれしか無いと考えて、実行に移す。
足場が消滅し、車体が宙に浮いた。
例によって落下するのかと思われたが、そうではない。
「行きますよ! 全速前進ンン!!」
ワゴン車は前方の足場に前輪後輪を同時に着地させた。
それは今までの様な飛び地ではなく、下り坂の斜面だった。
そう、ここからワゴン車は、斜め四十五度下方に全速力で下るのだ。
下り坂を使って加速するという、元峠の走り屋である白檀ならではの発想だった。
「根尾さん!」
虎駕が呼び掛けた。
一つ確認しておきたいことがあったのだ。
「どうした!」
「ワゴン車を鏡の障壁で覆った時、敵から此方はどう見えますか?」
「自機の姿が映るだろう! 術識神為で生成した鏡とはいえ、それは光の反射による物理現象であって神為による攻撃ではないからな!」
「ありがとうございます! だったら充分です!」
虎駕は宣言通り、鏡をワゴン車に纏わせた。
周囲の景色が映る為、敵からの視認は難しくなるが、それでも完全に見えなくなる訳ではない。
二機の壱級為動機神体はすぐに此方を発見し、襲い掛かってくる。
「上手く行ってくれよ……」
虎駕は祈る様に外の気色を窺う。
敵両機は旋回し、此方に方向を合わせてきた。
「よし、そのまま来い!」
ワゴン車は蛇行しながら斜面を猛スピードで駆け下りていく。
敵の光線砲が逸れ、下方の道路を破壊した。
既に高度はかなり下がっている。
このままでは地面に激突してしまうだろう。
虎駕が握り締めた拳の掌に汗が滲んでいる。
これは最後の賭けだ。
おそらく同じ手は二度通じまい。
敵が戦い慣れていないという新兒の憶測が頼みの綱である。
何やら躊躇いを覚えたのか、敵は光線砲を撃ってこなくなった。
突撃してくる二機の壱級為動機神体。
虎駕は斜面を徐々に緩やかにし、平坦に近付けていく。
そして充分敵を引きつけ、その時が来た。
「喰らえ!!」
瞬間、虎駕はワゴン車の障壁を解除し、敵機の目の前に新たな鏡の障壁を形成した。
その障壁は敵機の軌道に対して斜め上を向いている。
鏡は丁度撞球の壁の様な役割を果たし、衝突した二機の壱級は斜め上方に軌道を変え、そして互いに正面衝突して爆発炎上した。
同時に、ワゴン車の足場に穴が開き、彼ら自身は下方へ落下。
爆発の衝撃は情報の足場にある程度遮られ、、最小限のダメージで車体一つ分低い足場へ着地した。
「上手く行ったのだよ……」
幸いだったのは、虎駕の能力が鏡の板材を自由に選択可能だったことだ。
硝子材よりも透過率が低く、反面反射率や屈折率の高い金剛石材を使用していたことが功を奏した。
能力に依る直接的な幻惑ではなく、物質の性質を利用して敵機の誤認を誘発し、上手く誘導する。
少しの軌道変化で敵を正面衝突させられたのは、プリズム効果によって実際の位置よりもズレた像を見ていたことが大きいだろう。
自らの能力を理解し、応用する。
そういう面に於いて、虎駕憲進は彼らの中でも頭一つ抜きん出ていた。
「どうにか一難去ったか……」
徐々に減速していく車内で、根尾は安堵して椅子に深く座り直した。
他の者達もほっと胸を撫で下ろす。
「全員、見事だった。諦めずに手を尽くしてくれたこと、誠に感謝する。守るべき立場で何も出来ずに恥ずかしいが、同時に君達を誇りに思うよ」
「をやぁ、根尾さん、少しは見直してくれましたかぁ? 今度、一杯くらい奢ってくれても良いんですよぉ?」
白檀はいつもの調子で軽口を返した。
しかし、根尾はいつもと違って手放しに褒めている。
「いや、少しどころか大いに見直した。無事帰ったら是非誘わせてくれ」
珍しい態度に、白檀は少し驚いた様に目を瞠って黙りこくった。
ボロボロのワゴン車は緩やかに徐行し、立体駐車場の屋上へと降りていく。
両者の性能差は、ここまで攻撃を凌げていること自体が異常な奇跡と言える程に開いている。
勿論、運転する白檀や足場と障壁を操る虎駕の奮闘があってのことではあるが、それを差し引いても為動機神体を操縦する練度の低さと連携の悪さは否めないだろう。
確かに能く見ると、敵機二機は明らかに此方を攻め倦ねている。
その事実に、最初に辿り着いたのは新兒だった。
彼の気付きが虎駕に一つの閃きを与えた。
「敵が慣れてくる前に決めたいのだよ……」
虎駕は車の周囲を窺い、敵機の様子を注視しながら前方へ手を差し出した。
確かに、敵がいつまでも無様を晒し続けるとも限らない。
手があるならば打てるうちに打っておくべきだろう。
「白檀さん! 次、結構連続で落ちます!」
「何でもどうぞォ!」
意を決して、虎駕は賭けに出ることを白檀に伝えた。
気分が高揚し、半ば暴走状態になっている彼女は何でも歓迎といった調子で即答、二人の間では合意が出来た。
後部座席の面々は一様に青褪めて引き攣っているが、それでも覚悟を決めるしかあるまい。
一発でも攻撃が当たれば終わりの状況で、回避する為にアクロバティックな運転になるのは当たり前、その危険度が際限無く上昇するのも当たり前だ。
「歯を食い縛るのだよ! 行くぞ!」
壱級が一機、突撃を仕掛けてきた。
瞬間、ワゴン車は足場を失って落下する。
車体一つ分の落差を下り、ワゴン車は低い足場に着地した。
壱級は切り返し、振り向き様に左腕の光線砲で狙撃。
虎駕は宣言通りにワゴン車を連続で落下させ、追撃をも回避した。
再び、車体が着地の衝撃で揺れる。
「敵の操縦が熟れてきたのだよ、拙い……!」
焦る虎駕だが、敵の猛攻は止まらない。
二機目の突撃を更なる落下で回避する。
しかし、そう何度も躱し切ることは出来ず、切断ユニットの鋒が屋根に掠り、無残な切り口を作られてしまった。
衝撃でバランスが崩れ、ワゴン車は側面を下に向けた。
「くっ!」
万事休す、このままでは車体が横転してしまう。
だがこの時、幸いにも屋根の切り口の傍には彼女が居た。
繭月は切れ目に背中を付け、術識神為を発動して焔の翼を生やした。
「車体を……立て直す!」
繭月の能力は、焔の翼である程度飛行することが出来る。
しかし、そこまで高い飛行能力がある訳ではなく、十人乗りのワゴン車を自在に操る力は無い。
精々が、傾いた車体を元に戻す程度だ。
ワゴン車はどうにか次の足場にタイヤから着地することが出来た。
だが、今度は真上から切断ユニットが振り下ろされる。
上下の動きでは回避出来ない。
前後左右に動くしかないが、ハンドルを切ってもブレーキを踏んでも間に合いそうにない。
「駄目だっ……! 鏡でも防ぎきれないのだよ! ここまでか……!」
虎駕が諦めかけたその時、ワゴン車は首輪を引かれた犬の様に急停車した。
車両の限界速度、時速百五十粁の慣性が全乗員に掛かる。
取分け危険なのは身体強化の無い雲野兄妹だった。
根尾が二人の体を抱え、飛ばされない様に抑える。
突然の出来事に、何が何やら一瞬理解が遅れた面々だが、ともあれ攻撃を回避することは出来た。
車体の様子を窺うと、全体に木の蔓が絡み付いている。
どうやら双葉が車体を縛り、強引に動きを止めたらしい。
全速力の衝突に等しい衝撃だったが、ぶつかった訳ではないので車体はどうにか無事だった。
「久住、すまん!」
「まだ終わってないよ!」
双葉の言うとおり、危機は去っていない。
壱級為動機神体が次なる刃を振るう。
虎駕は足場を消滅させ、落下の動きで薙払いを回避した。
「虎駕! 何か策があるんじゃねえのか?」
「分かっているのだよ! 兎に角、敵機から適度に距離を取らないと!」
虎駕は行き当たりばったりで敵の攻撃を回避している訳ではなく、作戦を実行に移す為に位置を変えようとしていた。
しかし、それが却々上手く行かないのだ。
虎駕が狙っているのは、二機の為動機神体からある程度離れ、且つ二機の間に位置取ることだ。
あまり遠過ぎても、彼の作戦は成立しない。
「だったら! 更にスピードを出す方法がありますよぉっ!」
両目を見開き、爛々と輝かせる白檀が正気の沙汰ではない提案をしてきた。
だが、虎駕もそれしか無いと考えて、実行に移す。
足場が消滅し、車体が宙に浮いた。
例によって落下するのかと思われたが、そうではない。
「行きますよ! 全速前進ンン!!」
ワゴン車は前方の足場に前輪後輪を同時に着地させた。
それは今までの様な飛び地ではなく、下り坂の斜面だった。
そう、ここからワゴン車は、斜め四十五度下方に全速力で下るのだ。
下り坂を使って加速するという、元峠の走り屋である白檀ならではの発想だった。
「根尾さん!」
虎駕が呼び掛けた。
一つ確認しておきたいことがあったのだ。
「どうした!」
「ワゴン車を鏡の障壁で覆った時、敵から此方はどう見えますか?」
「自機の姿が映るだろう! 術識神為で生成した鏡とはいえ、それは光の反射による物理現象であって神為による攻撃ではないからな!」
「ありがとうございます! だったら充分です!」
虎駕は宣言通り、鏡をワゴン車に纏わせた。
周囲の景色が映る為、敵からの視認は難しくなるが、それでも完全に見えなくなる訳ではない。
二機の壱級為動機神体はすぐに此方を発見し、襲い掛かってくる。
「上手く行ってくれよ……」
虎駕は祈る様に外の気色を窺う。
敵両機は旋回し、此方に方向を合わせてきた。
「よし、そのまま来い!」
ワゴン車は蛇行しながら斜面を猛スピードで駆け下りていく。
敵の光線砲が逸れ、下方の道路を破壊した。
既に高度はかなり下がっている。
このままでは地面に激突してしまうだろう。
虎駕が握り締めた拳の掌に汗が滲んでいる。
これは最後の賭けだ。
おそらく同じ手は二度通じまい。
敵が戦い慣れていないという新兒の憶測が頼みの綱である。
何やら躊躇いを覚えたのか、敵は光線砲を撃ってこなくなった。
突撃してくる二機の壱級為動機神体。
虎駕は斜面を徐々に緩やかにし、平坦に近付けていく。
そして充分敵を引きつけ、その時が来た。
「喰らえ!!」
瞬間、虎駕はワゴン車の障壁を解除し、敵機の目の前に新たな鏡の障壁を形成した。
その障壁は敵機の軌道に対して斜め上を向いている。
鏡は丁度撞球の壁の様な役割を果たし、衝突した二機の壱級は斜め上方に軌道を変え、そして互いに正面衝突して爆発炎上した。
同時に、ワゴン車の足場に穴が開き、彼ら自身は下方へ落下。
爆発の衝撃は情報の足場にある程度遮られ、、最小限のダメージで車体一つ分低い足場へ着地した。
「上手く行ったのだよ……」
幸いだったのは、虎駕の能力が鏡の板材を自由に選択可能だったことだ。
硝子材よりも透過率が低く、反面反射率や屈折率の高い金剛石材を使用していたことが功を奏した。
能力に依る直接的な幻惑ではなく、物質の性質を利用して敵機の誤認を誘発し、上手く誘導する。
少しの軌道変化で敵を正面衝突させられたのは、プリズム効果によって実際の位置よりもズレた像を見ていたことが大きいだろう。
自らの能力を理解し、応用する。
そういう面に於いて、虎駕憲進は彼らの中でも頭一つ抜きん出ていた。
「どうにか一難去ったか……」
徐々に減速していく車内で、根尾は安堵して椅子に深く座り直した。
他の者達もほっと胸を撫で下ろす。
「全員、見事だった。諦めずに手を尽くしてくれたこと、誠に感謝する。守るべき立場で何も出来ずに恥ずかしいが、同時に君達を誇りに思うよ」
「をやぁ、根尾さん、少しは見直してくれましたかぁ? 今度、一杯くらい奢ってくれても良いんですよぉ?」
白檀はいつもの調子で軽口を返した。
しかし、根尾はいつもと違って手放しに褒めている。
「いや、少しどころか大いに見直した。無事帰ったら是非誘わせてくれ」
珍しい態度に、白檀は少し驚いた様に目を瞠って黙りこくった。
ボロボロのワゴン車は緩やかに徐行し、立体駐車場の屋上へと降りていく。
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