ろまけん - ロマンシング剣闘 -

モノリノヒト

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第4部

第27試合 - ロキ

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「よーし、いい動きだぞ夜宮」
「ありがとうございます、鏑木さん」

 鏑木から見て、天晴の成長ぶりは実に素晴らしいものであった。
 唯一、カードの使い方だけは苦手としているため、工夫を必要とするが、それ以外の面に関しては、鏑木の目を持ってしても非の打ちどころがない完成度を誇っていた。

「そういや、俺、ずっと、聞きたかったんですけど」

 クールダウンの運動を行いながら天晴が質問する。

「鏑木さんって、ラグナロクに所属してるんですよね」
「そうだよ」

「その、ラグナロクってどういう組織なんですか」
「組織って、そんな大層なもんじゃないけどなあ。
 主神とされるオーディンがみんなのアドバイザーで、バルドルが特攻隊長、ロキが新人だけど凄く強い奴って感じで」

 ロキという単語にぴくりと反応する天晴。

「鏑木さん」
「な、なんだよ?」

 いつになく真剣で、怖い程の気迫を持つ天晴の目に背筋が冷える鏑木。

「俺、そのロキって人と"デュエル"できますか」
「ロキと……? あいつは強いぞ、今でこそデュエリストになってるが、元は正道を歩んだプロだ」

「あいつが……」
「本気ならセッティングは出来るが……勝ち目のない戦いに、お前を送り出したくない」

「……ありがとうございます。
 でも、俺、ロキには返さないといけない借りがありますので」
「そうか」

「いいじゃねえか、鏑木くん。
 天晴はそろそろまともにやって負けた方がいいんだ。
 そのロキって人、紹介してやってくれよ」
「店長さん」

 いつから話を聞いていたのであろうか、いつの間にか施設に入ってきていた店長が口を挟む。

「……わかりました。
 本人の希望もありますし、店長さんまでそう仰るのなら、チーム蕎麦屋の決定に俺が異を唱えるのは筋違いですね、すみません」
「そう言うな。
 オブザーバーとはいえ、頼りにしてるよ、鏑木くん」

「あれ、チーム蕎麦屋の決定ってことは、ユッコねーちゃんには何も言わなくていいの?」
「ユッコちゃんは今日、休みだからな。ほっとけ」

 店長の奔放さに二人とも舌を巻いてしまうのであった。

「じゃあ、場所はどこにする?
 まさかここに呼ぶわけにもいかないだろ」
「……神社で」

「……わかった」


 * * *


 数日後の日曜日。
 神社には少なくない人数が集まっていた。
 罰当たりにも、参拝目的ではない。

 ここで行われる剣闘を見に来た、関係者達だった。


 ──まずは、ラグナロクサイド。

「ロキさん、頑張ってください!」
「うるさいよヨトゥン。
 あんたに言われるまでもなく、これは僕のバトル……デュエルなんだ。邪魔するなら、そこの引き連れたザコと一緒に帰ってくれ」

「そ、そんな。俺達みんなロキさんに憧れて、ラグナロクを抜けてきたんですよ! 新生ラグナロクは、ロキさんが主神になるべきなんです!」
「僕は誰になるつもりもない。強くなれれば何でもいい。
 今回はブラギがあんなに挑発してきたぐらいだ。
 さぞかし面白くなるんだろうね」


 ──続いて円卓サイド。

「天晴くん……応援してるからね」
「アーサー、夜宮が第3神とやるなんて、あいつ、遠い奴になっちゃったね」

「ガラハドったら緊張しすぎー!
 あんたが戦うんじゃないんだからさ~」
「トリスタン……お前はどうしてそう普通でいられるんだ」

「"トリスたん"って呼んで?
 見る側がそんなに緊張してどーするのよ」
「と、とりす……ああ、もう。
 アーサーが、なんか凄く緊張してるから、なんだか俺まで緊張してきちゃって」

「ふ~ん、ガラハドって、そうなんだぁ~」
「な、なんだよっ」

「別にィ」


 ──所変わって。

「気付きましたか、ランスロット」
「ああ、ガウェイン。ラグナロク側にモードレッドがいる」

「あっちにはアーサーもいますね。アーサーもモードレッドを連れ戻しにきたんでしょうか……?」
「まさか。
 翔は夜宮の応援に来ただけだろう。随分熱を上げているからな」

「そうですか……。残念です」
「俺達は円卓とはたもとを分かったんだ。それより隙を見てモードレッドの奪還を行うぞ」

「はい」


 ──最後に石階段を上がってくるいくつかの足音。

 来たか。
 誰もがそう思い、視線を石段へ向ける。

 姿を現す天晴たち。
 彼らを見た者達の胸中は複雑である。

 期待をかける者、心配する者、陣営の勝ちを信じて疑わない者。

 その中で、ロキだけが異様な雰囲気に粟立あわだっていた。

(なんだ……?
 夜宮……じゃない、後ろのおっさんから、四天王みたいな威圧感を感じる。
 これは、思ったより楽に終わらせてくれなさそうだね……)

「待たせちゃったみたいで、悪いね」

 異様な雰囲気を漂わせる男が、その雰囲気に似つかわしくない軽い口調で挨拶する。

「問題ないよ、僕達が早く来ただけだ」

 もはやロキの興味は天晴ではなく、この怪しい男に向けられていた。

「ほら、天晴、お相手さんがわざわざ来てくれたんだから、挨拶しろ」

 怪しい男……店長に背中を押され、ロキの前に立つ天晴。

「あ、よろしく……」

 呼び出しに応じてもらった相手に、なんといえばいいのか、悩んだ結果が無難な一言だった。
 だが、その言葉を聞いているのか聞いていないのか、ロキの目線は鋭く店長をにらみつけていた。

(……こいつ)

 さすがの天晴も額に青筋が立つ。

「おい、ロキ」

 怒気を孕んだ口調で話しかけると、おもむろにロキが天晴を向く。
 その目は興味を失ったオモチャを見る子供の目、そのものであった。

「俺のギアブレードのカタキを討たせてもらう」
「出来るの? その不細工なディフェンスタイプのギアで」

 ──ガァァシュゥゥ!

「出来る。こいつは強いから」

 ──ギュイィィィン!

「ディフェンスタイプはアタックタイプに勝てない。
 相性差も知らないなんて、やっぱりつまんないよ、あんた」


「夜宮、わかってると思うが、相手のギアのアタックフロントに当てるなよ。打ち負けるぞ」
「はい、鏑木さん」


「さっさと始めよう。
 僕はラグナロクの第3神、ロキ。
 流派は白虎心陰流」
「俺はチーム蕎麦屋の夜宮天晴。
 流派は、とわり流!」


 剣闘開始!!


 * * *

 いざ始まった戦いを見て、店長は思う。

(これは、思ったより大物が出てきたな。
 デュエリストなんて子供の遊びかと思っていたら、プロ崩れが出てくるとは)

「天晴くん! 頑張って!」
「宮永、応援したい気持ちはわかるが……」
「今回ばかりは分が悪いって言うんでしょ、わかってるよ、そんなことっ!
 だからせめて応援するの! 天晴くーん!!」

(さすがに二人も気付いているか。
 ロキとかいう少年、年は若いが才能は間違いなく神童。
 あの神威を破った程のアタックタイプの使い手だからなあ。

 もうちょっとマイルドな相手に負けて欲しかったんだが、運命のめぐりあわせってのはケチなもんだねえ)

 * * *

「な、何よあの女! 天晴くんの側で大声出して応援して!
 天晴くーん! 私がついてるわよー!!」

「ア、アーサー、やめてくれ、恥ずかしい」
「な~に言ってんのよガラハドっ、アタシも声出してアーサーの想い人を応援しちゃう! 頑張って夜宮ーー!!」

「お、想い人!?」

 まさかの発言にショックを受けるガラハド。

「私も円卓解散して蕎麦屋に入ろうかしら」
「アーサー、それはさすがにダメッ!」
「じょ、冗談よ、トリスタン」

「……」

 ショックを受けたまま顔の青ざめるガラハド。
 哀れガラハド、君の明日はどっちだ。

 * * *

雷天突らいてんとつ!」

 かつての天晴の突撃を思わせる、鋭いロキの突っ込み攻撃。
 受けてはならないと、咄嗟とっさに判断した天晴は素早く回避。

 ピッ。

空雷漸くうらいぜん!」

 続いてロキのギアブレードから排出された風圧が砂利を巻き上げる。
 思わず目を抑えた天晴だが、ギアブレードを背中に隠し、守りに入る。

 ピッ。

白虎びゃっこ奮迅剣ふんじんけん!」

 一気に距離を詰められ、目にも止まらぬ連続の斬撃が、天晴を襲う。
 アタックフロントを避けて受けようにも、吸い込まれるようにアタックフロントとぶつかる。

 いくらディフェンスタイプがベースのギアブレードと言っても、このまま受け続ければ、コアの排出は必至であった。

「なかなか耐えるじゃないか」

 ピッ。

「はぁ、はぁ……」

 息をつく暇がない。
 ようやく攻撃の手が止まった事で、目いっぱい空気を吸う天晴。
 口内にまき散らされた砂塵が入り、じゃりじゃりとした違和感があった。

「ねえ。カードは変えないの?
 そんなカーリッジっぽいカードを使ってても、勝ち目ないよ」

 言うが早いか、鋭い突撃を見せるロキ。

(くっ、バレて……)

「雷天突!」

(またそれか!)

 あまりに早すぎる突き攻撃。
 しかも狙いは完全に天晴の首である。

 そんな急所を狙われれば、本能的にギアブレードでガードせざるを得ない。
 しかし受ける事は危険、となれば天晴は無様にも逃げ回る事しかできない。

 ピッ。

双連牙そうれんが!」

 十分な間合いでの神速の切り返し。
 回避が間に合わず、思わずギアブレードで受け止めてしまう。

 ──ゴキィ! ガキィ!!

 今までに聞いた事もない金属同士の鈍い音が響いた。
 ロキの手には確かな手ごたえが、天晴の手にはギアブレードが相当なダメージを負った事が瞬時に伝わった。

 ピッ、ピッ!

 互いがすぐにカードを入れ替える。

 * * *

「店長、どうしましょう。天晴くんがピンチです……」
「ん~、ユッコちゃん、始まったものはどうしようもないだろう。
 鏑木くんから見てどうだ?」

「ここまではロキが圧倒的有利ですね。
 カード捌きが流石ですよ、素振りは基本、といいますが、一体、一日何千回の素振りをしてるんでしょうか。
 対して夜宮はようやくカーリッジのカードを入れ替えたようです」
「そうみたいだな。
 カーリッジのカードってどんな効果だっけ、ユッコちゃん」

「うぅ、天晴くんが、全然反撃に出られない……」
「おーい、ユッコちゃーん」

「えっ、あ、カーリッジですか?
 えっと、ギアブレードの耐久値を上げて、上げた分の耐久値を回復するカードですよね」

「そうだ。だが、カーリッジは受けたダメージを回復するわけじゃない。あくまで上限値を引き上げるだけだ。
 だから天晴はもっと早い段階でカードを切り替えるべきだったんだ」
「で、でも、さっきの技までそれほどダメージは受けていませんでしたよ?」

「何もギアブレード同士を打ち合うだけがダメージを与える手段じゃないでしょうに」
「???」

 困惑するユッコ。

「砂埃と砂利、ですか」

 ユッコに代わり自論を述べる鏑木。

「そう、正解。ギアブレードは精密機械だ。
 砂埃がギアに挟まれば、場合によっては致命的ともなりうるトラブルを引き起こすし、砂利が当たれば地味だが耐久値を削られる。
 もうカーリッジの上昇分はとっくに削られてるんだよ」
「やはり、夜宮の課題はカードの扱いですね……」

「カードを使いこなす事は、手札が増えるという事そのものだ。
 今の剣闘はストロングスタイルじゃやっていけないんだよ」
「じゃ、じゃあ、天晴くんは……」

 店長と鏑木の意見が悲しくも合致する。


「「このままでは、絶対に勝てない」」

 
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