僕は異世界人?

じいさん

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ドキドキが止まらない

僕は異世界人?3

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「おい、ここでいいのか?誰もいないよな」
「ああ、大丈夫だ」
「今回は戦闘用狼人族3匹と農耕用牛人族6匹、あとはエルフの女3人だな」
「だな、」
「エルフは頂いてもいいのか?」
「ああ、かまわねーよ、死ぬ覚悟がありゃーな」
「やっぱ無理か、、それより大丈夫なんだろうな、狼人族の方は」
「ああ、奴隷の紋章だけは入れてある、逆らえねーよ」「あ~よく寝た、カンナ起きて~」
「ん?なんだ?こんなところに子どもがいるじゃねーか」
「??おじさんたちだ~れ?」
「まずいな、見られたからにはこいつらも売っぱらっちまえ」
「おじさん何するの?」
「いいからこっちへ来い」
「何するんだ!」
「きゃ~!コウ助けて!」
「やめろ~」
ガブッ!!
「いて~~!!何しやがる!!」
ドカッ!ボスッ!ドスッ!
「うっ、、」
「コウ大丈夫!?」
「クソッ!」
「おとなしくしてたら何もしねーからじっとしてろ!!」
「クッ!カンナには手を出すな!!」
「かっこいい~!、、けどそこまでだ、、」
「そこまでなのはお前らだ!」
「ヒルツッ!!」
「よくやった!、よく逃げずに頑張ったな、お前だけなら逃げられただろうに、、」
「そんなことするもんか!」
「ヒルツだ?なんでお前が、お前んとこの上の連中は了解済だろ!」
「残念だな、俺は知らねー」
「ヒルツって誰だよ!!」
「俺も顔は知らねーけど領主んとこのやべーやつらしい、、、」
「こいつがヒルツなら俺たちじゃ勝てねー逃げるぞ!」
「けど今日の稼ぎは?」
「捕まって奴隷落ちになりたきゃ好きにしろ!俺は逃げる」
「わりーな、逃がさねーよ!!」
「ウッ!」
「ぐぇっ!!」
「よし、もう大丈夫だ。ちょっと待ってな、、」
【エリアス様聞こえますか?】
「わぁぁぁ~~!!なんだ!だれだ!頭の中に何かいる~!!」
【落ち着いてください私です、ヒルツです】
【ヒルツ??!】
【時間がないので詳しいことは後で説明します、まずは頭の中で私と話してる想像をしながら頭の中でしゃべってください。】
【次に索敵をしていただきます、頭の中で何かを探すイメージをしてください、今回は生き物なので生き物をイメージしてください。】
【こうか?】
【何か見えますか?】
【うん、見える、、えっと、16個が動いてる。いや離れたところに1個、、ぜんぶで17,、いやまだあった、少し離れたところにも5個ある。】
【ひぇ~大したものです、、初めてやったのにしっかり見えているようですね】
【ではこれから言うことをしっかり聞いて、腹をくくってください】
【??食べ物はそろそろカゴいっぱいになるよ、、】
【そんなもんそこらへんに捨てて結構です、、】
【そんな、、もったいないお化けが出る、、】
【いいですか?コウとカンナが襲われました、奴隷商か、その仲間か用心棒らしきやつらに、、】
【え?!】
【索敵に見えてる5個はコウとカンナと私、それと襲ってきた二人です】
【離れたところの1個は恐らくケンです、】
【え?!】
【そして16個は奴隷として売られる12人と賊の4人です】
【、、、】
【その賊4人の動きを止めてください、決して殺さないように!!】
【!!!】
【いいですか?エリアス様の力だと普通に攻撃しても跡形も残らず消滅するでしょう、、力を抑えてください、小指で鼻くそをほじってピッっと飛ばすくらいの力で十分です、いいですか?それでも火魔法はダメですよ】
【本当に僕がやるの?】
【だから腹をくくってくださいと、、、】
【ヒルツは来てくれないの?】
【私は二人の保護と賊二人を監視しないと、その代わりクリス様に連絡しました。もうすぐこちらに着きます、それまでに終わらせてください】
【わかった行ってくる】
【いきなり初めての実践になりますがお任せします】
ドキドキで心臓止まりそうだ、、
でも友達の二人が襲われたんだ、やってやる!
どうやろう?火はダメだし、、よし、風でコケさせてその上に土を動けないくらいかぶせよう、、でも4人同時だよな、、できるかな、、いや出来るかなじゃなくてやるんだ絶対!売られる人たちにも友達や家族がいるんだ、助けないと!
カゴもったいないからやっぱり持っていこう
身体強化で全速力!
「うわ!!びっくりした!なんだお前は!!ってガキじゃねえか、、あ~?山で山菜取りか?」
「おじさんじっとしててね、じゃないと痛くなるかもだし、、」
「えっ?」
うわっ、おわっ、どひっ、ぶひっ、、、
うげえぇっ
「終わり。動けないでしょ?」
「何しやがったクソガキ!!」
「おじさんたち悪い人でしょ?じっとしててね」
オロオロ、、
「皆さん大丈夫ですか?痛いところありませんか?」
、、、、
【終わったよヒルツ、、でもみんなおとなしいんだ、感情がないって言うか、覇気がないって言うか、、】
【お疲れ様です、さすがです早いですね、彼らは胸に奴隷紋を撃ち込まれているので感情も何も表に出せないんです】
【そんな、、何とかならないの?】
【もうすぐクリス様が来ますのでクリス様が取り除いてくれるでしょう、私では力不足です、、私たちもそちらに向かいますのでお待ちください】
【わかった】
「おじさんたちどうしてこんな悪いことするの?」
「何が悪い事なんだ?ボウズ?何にも知らないくせに、、」
「僕は知らないこといっぱいあるけどおじさんたちがやってることが悪い事なのはわかるよ」
「おじさんたちが奴隷にしようとした人たちにも友達や家族がいるんだよ」
「だから何だ?それなら俺たちにもダチやガキはいるけどな、、可哀そうだと思うのか?」
「思うわけないじゃん悪い人たちなのに、、」
「そうかよ、俺たちにこういうことさせて喜んでるのはりっぱなお貴族様なんだがなあ、、」
「そんな嘘ついても騙されるわけないじゃん!」
「そっか、ご立派なこって」
「エリアス様」
「あ!クリス!、よかったやっと気が楽になった、、」
「お疲れさまでした、素晴らしいです、ケガもさせずに動きだけを止めて、それも4人同時にやったようですね」
「何とかね、めっちゃドキドキしたけど」
「エリアス様~」
「ヒルツ~」
「コウ、カンナ、大丈夫だった?」
「うん大丈夫コウが守ってくれたんだ」
「そんなことない、ヒルツに助けてもらったんだ俺は何もしてない」
「カンナに手を出すな!カンナは俺が守る!」(BYヒルツ)
「ヒルツ!!俺そんなこと言ってない!!」
「ははは、それは冗談だけどホントよく頑張ったな」
「ヘヘッ」
「そのころ俺は木の実とって食ってたのか」
「ははは、知らないんだから仕方ない」
「それよりなんでケンはそういうことがあったって知ってるの?」
「二人の念話が聞こえたんだ」
「ケンやコウ、それにカンナもだけど魔力はあんまりないけど念話は聞こえるんだ一方通行だけどね」
「そうなんだ」
「私たちは普通は他の人には聞こえないように会話するんだけど今回は緊急でエリアス様は初めてだったのでダダモレ状態で会話しました」
「賊の中に能力のある人いなくてよかったね」
「その時はこいつらの足折って動けなくしてから飛んでいきますよ」
「コワッ!」
「では奴隷紋解除しますね、エリアス様よく見ておいてください、魔法の波動の流れを」
「はい」
「できるようでしたら人数が多いので何人かやっていただきます」
「わかった」
「ヒルツもし暴れるようなことがあったら押さえてくれ」
「ラジャ」
「お前は言葉に気をつけよ」
「はい、失礼しました」
なるほど、、この奴隷紋は心の表面だけに影響しているみたい、、
クリスは奥が大丈夫なのを確認して表面だけはがす感じだな
「この術は表面だけみたい」
「その通りです、おそらく低レベルの術者が全員にまとめてかけたようなのでとても薄っぺらいもののようです」
「術が中途半端にかかっているから中にはすでに外れかかっているものもいる」
「何人か暴れるぞ」
「任せておいてください」
「ではエリアス様はおとなしいエルフの女性をお願いしてもいいですか?」
「やってみます」
よし、、、、、、!!!
お、、、おっぱいの谷間が、、、いくら5歳でも恥ずかしすぎる、、、
「クリス、、」
「どうされました?やっぱりできませんか?」
「いや、、、それ以前の問題で、、、」
「??!!ププッエリアス、顔真っ赤だぜ!」
「だって恥ずかしいもん」
「エリアスのエッチ」
「くそ!できることなら俺が!!」
「ヒルツ後で私の部屋に来なさい」
「ヒエッ!!」
「エリアス様落ち着いて胸の上に手をかざして、、、大丈夫です、落ち着いてやれば出来ます」
「わかった」
恥ずかしいけど取ってあげないとダメだよね、、
よし、模様が消えた
「できた」
「お見事です」
「エリアス様パフパフした??」
「、、、するか!!」
「ヒルツ!ここで吊るされたいか?!!」
「ヒエッ、、クリス様ご勘弁を、、」
「よし全員解除できた」
「では私どもはこの賊たちをヴォルス様のところに届けてまいります、それから君たちも事情を話さないとならないから一緒に来てください」
「エリアス様方はこの後も遊んでください」
「では、」
、、、いっちゃった、、、
「どうしよう」
「私疲れちゃった、、」
「そうだよね、もう山菜取りは終わったから持って帰ろっか?」
「まだお弁当いっぱい残ってるしケンたちの家でみんなで食べよう」
「いいねそうしよう」
「でもすごいねエリアス、あっという間だったじゃん」
「めっちゃドキドキしたよ」
「いいよなあ、魔法使えたら、、」
「でもケンたちは体が強いから」
「私は魔法使えるけど、魔力が弱いから、、」
「魔力強くしたいんなら教えたげるよ、めっちゃしんどいけどね」
「やり方は教えるよ、きつくてやめちゃうかもだけど」
「僕たちは無理かなあ、、」
「わかんない、前に魔力はみんなにあるって聞いたことあるけど、、強さは人それぞれ決まってるみたいだけどね」
「じゃあ明日から木の実取ったらそのあとで練習しよう、カンナも来なよ」
「うん、仕事手伝うときはごめんね」
「うん、わかってる」
「みんな仕事してるんだね」
「そうだね、ぼくたちはお母さんの仕事手伝えないからこうやって木の実とか山菜取ったり魚釣ったりしてるんだ」
「お母さんは仕事何してるの?」
「裁縫職人なんだ」
「うちで売ってる服も大体おばさんが作ったやつよ、今エリアスが着てる服もね」
「すごいなあ、早く病気治るといいね」
「うん」
「ただいまあ」
「カンナとエリアスもいるよ~」
「あらあらいらっしゃい、もうすぐお昼だから御飯の用意しなくっちゃね」
「母さん大丈夫だよ、エリアスが朝ごはんと昼ごはん持ってきてくれたんだ」
「有難うエリアス君ていうの?」
「はい、こんにちわ、休んでいてください、僕たちは大丈夫なので」
??あれおばさん、なんか変だな、、風邪とかじゃないみたい、、なんかまとわりついてる、、
「はい、ケン、コウ、風邪だと思ったから風邪薬持ってきたけどお医者さんに診てもらった方がいいよ」
「うん、わかってるんだけどね、、お金がね、、税金高いし、、、」
「そっか、わかった、あんまりいるとおばさん休めないからこれ食べたら帰るね、みんなも今日は疲れただろうし」
「ケン、コウ何かあったの?」
「ううん大丈夫、エリアスが助けてくれたから」
「コウもカンナ守ったじゃん」
「ケンは木の実食べてただけだけどね~」
「だって知らなかったんだもん」
「ははははは」
「フフフ」
「本当に大丈夫なのね」
「大丈夫、逃げ足は自信あるよ」
「あ~~~!!私はどうなるのよ!!」
「あ!カンナ忘れてた」
「ひど~い!!」
「ははははは」
「大丈夫ならいいけど、、無茶はしないでね」
「大丈夫心配しないで」
「僕そろそろ帰るね」
「もう帰るの?もうちょっといいじゃん」
「今日はちょっと疲れちゃったし」
「そうだねわかった、じゃあ気を付けてね」
「うんありがと、、じゃあさようなら~」
~~~~~~~~~~~~~~~
「ねえねえエリアスってどこの子なの?」
「う~んよくわかんない、ヒルツはエリアス様って言ってたけど、、」
「ねえおばさん、ヒルツってどこで働いてるの?」
「領主様のお屋敷で執事見習いだったと思うけど、、」
「えええ~~!!あのカッコつけヒルツが?」
「でも今日はほんとにカッコよかったよ」
「そういえば領主様の子供の名前は、、確か、、」
「、、、エリアスって言ったわね、、、」
「!!!」
「領主様の子供~~??」
「まさか、、、ね?、、、」
「でもヒルツはエリアス様って、、、」
「もう一人の執事さんもそうだったかも、、、」
「ヒエ~~ッ!!」
「あんたたち悪さしてないだろうね、首が飛ぶよ!」
「ヒイ~~ッ」
おばさんのまわりのモヤモヤ何だったんだろ、、どうしていいかわからないからあしたユリアに聞いてみよう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ユリア、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、、」
「その前に、エリアス昨日いろいろあったんだって?」
「もう知ってるの?ヴォルス」
「もちろん俺とユリアはエリアスの監視役でもあるからな、、」
「ほかの人は知らないから安心して」
「父上や母上は?」
「知らせていない、もちろんノアにもだ。」
「よかった、、」
「そのことは後で聞くことにする」
「それで聞きたいことって?」
「あの、、体のまわりにモヤモヤってするのがある人がいるんだけど、、」
「どんな色?」
「灰色っぽい、、」
「黒とか紫じゃないのね?」
「うん、暗い色だけど灰色だった」
「それは呪術ね、あまりよろしくない魔法、、」
「呪いみたいなの?」
「そうね、ちょっと違うけど同じようなものね。ただそんなに強いものではないわ」
「友達のおばさんがそんな感じになってるんだ、、見てもらえないかな、、」
「残念だけどそれは出来ない、、でもエリアスは念話ができるんだってね、、」
「うん、話してるのは外に漏れるらしいけど、、」
「じゃあ今日は念話の練習ね、心配しなくてもおばさんはすぐにどうにかなるなんてことはないわ」
「だから解除はエリアスがやるの、方法は奴隷紋の解除と同じよ、、基本的に解除の方法はみんな一緒なの、イメージするものが違うだけ、、」
「わかった」
「念話で手伝うから」
「剣術の方は今日から基本の剣の握り方からだぞ」
「はい」
ひえ~相変わらず二人の訓練は厳しいなあ~
でもいろいろ勉強になる。もうちょっと時間かけてやってほしいけどケンたちのおばさんのことも心配だから早くできないとね、、
「お兄様お兄様~」
「何だいノア?」
「次はいつお友達のところに行くのですか?」
「今度の日曜日に行こうと思ってる」
「今度は絶対行くからね、寝てたら起こしてね」
「自分で起きれないとダメ~」
「ちゃんとお弁当作ってもらうから頑張って」
「わかった、がんばる~」
~~~日曜日~~~
「エリアス様行ってらっしゃいませ」
「行ってきます、、ノアのことよろしくね、泣かないといいけど、、」
「何か甘いお菓子などお土産にしてもらえたら少しは機嫌もよくなるかと、、」
「わかった」
ノアのやつ大丈夫かな、、でも自分で起きれないとね。
ぼくだって3歳のころは、、、起きれなかった、、さすが兄弟、似た者どうしだ、、お土産買ってくるからね
「おはよ~ケン、コウ~」
「あ!!お、おはよう、、、ございます、、」
「へ??」
「あの、、エリアス様は領主様の、、ご、、【なんだっけ】、、ご、、ご子息様ですよね?」
「ありゃ、、ばれてたのか、、」
「ヒルツから聞きました、、」
「そうなんだ。でも普通にしてよ、、友達なんだし様なんてつけないで、、」
「で、、でも、、、」
「いいからいいから」
「はい、今日もお弁当持ってきた」
「あ!エリアス様いつもいつも気を使っていただいて有難うございます」
「おばさんもやめてよ、僕はケンとコウの友達のエリアス、ただのエリアスだから」
「カンナもだよ!」
「やあおはよ~カンナ」
「おはよ、、みんなもういいじゃない私はめんどくさいから気にしないことにした!」
「そうだそうだ」
「や~めた、、もういいや僕もめんどくさくなった、、」
「はい、その話は終わり、、ご飯食べよう、、」
「やった~」
「ラッキー」
「っとその前に、、おばさん、僕魔法の先生に簡単な病気を治す方法教わったんだ」
呪いを解くなんて言えないしね、、
「ちょっとここに座って」
「でもこんな格好じゃ、、」
「大丈夫大丈夫、気にしないから、、」
「そお?じゃあ」
「それじゃあ、、って、、」
おっぱいおっきい、、ハズカシ~
「大丈夫?」
「う、、うん、、行くよ?」
おちついて、、、えい!
「よし、もう大丈夫だと思う、後はゆっくり休んだら2,3日で良くなると思うよ」
「なんだか体が軽くなったみたい、、」
「お母さん、顔色良くなったみたいな気がする」
「よかったよかった、じゃあご飯食べよう」
「エリアスありがとう」
「いいよもう」
「エリアスちゃんありがとね」
「おばさんよかったね」
「じゃあご飯食べたら山行って、、今日は練習もあるからね~」
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