僕は異世界人?

じいさん

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あっちの世界こっちの世界

僕は異世界人?放浪編11

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「、、、、、今の話本当の事なのか?」
「本当です、」
「、、、、、すまん、アイツも一緒にここで聞かせてもらってもいいか?」
「おばさんですか?いいですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、アイツは俺より肝が据わっている」
「わかりました、呼んでください」
、、、あんまり話すことが気にならなくなってきた、、、
気分もいいし、、、
「まあ!、エリアス!あなた!」
「あ!、、まあ待て!、まずは話を聞け!」
「話って、その前でしょ!お酒なんて!!」
「だから待てって!、エリアスはこの国の人間じゃないんだ」
「そんなことはみんな知ってるわ!名前も顔つきも日本人じゃないじゃない!、それとお酒を飲む事とどんな関係があるって言うの?」
「エリアスの国では違法じゃないんだ!、みんな飲んでるんだよ!」
「あなたバカなの!?そんな国がどこにあるって言うのよ!?」
「だからこいつの話を聞けって、信じがたい話だが聞けばわかる」
「、、、わかったわ、聞くわ、でも私が納得するまでこれ以上飲んじゃダメ!いいわね!」
「、、わかったよ、、じゃあもう一回話すよ、僕はこの世界の人間じゃない」
「それはさっき聞いたわ、、、、、、!、、え?、、何?この世界って」
「そのままの意味だよおばさん」
「、、、ちょっと待って、、意味が分からないんだけど、、」
「僕はここじゃないところの人間なんだ」
「、、、これって、、俗に言う廚二病?って言うやつ?」
「そう思うだろ?俺も最初に聞いたときはこいつ廚二病の相当こじらせた奴か?って思ったよ」
「あなた!エリアスがそんな子に見える?」
「見えんよ、でもな、人は思いがけないもんだって事はよくある話だろ?」
「それはそうだけど、、、あなた!ちょっとビールちょうだい!飲まないと聞いてられないわ」
「ハイハイ只今」
、、、まだ一言しか喋ってないのに何?この展開、、、
「プハ~ッ!、良いわよエリアス!、どんと来い」
うはっ、、女の人はやっぱりすごいな、腹くくったら怖いものなしか、、、
「僕も飲んでいい?」
「まだ納得してないよ!ダメに決まってる!」
「ははは、やっぱり、、、じゃあ話すね僕はこの世界の人間じゃない」
「それはさっき聞いたわ、今の所エリアスは廚二病患者の疑いがあるって事ね、、、それで?」
「チューニビョウって何かよくわからないけど、、僕は別の世界の人間なんだ、アトラン皇国という国の住人で、、、」
「ますます廚二病ね」
「、、、えっと僕の世界とこの世界との一番の違いは僕の世界は魔法がある、、、んだけど、、信じる?」
「廚二病の基本ね」
何?チューニビョウってさっきから、、意味わからんけどなんかハラたつ、、
「信じてないね、おじさんもだよね?」
「そらまあ、普通は信じないな」
「じゃあ見せるね、2人は初めて見るから心臓止まらないでね」
「出来るのならやって見せて」
指先に火でも出すか、、、
「はい」、、、ボワッ
「うわっ、、すごい、、、手品うまいな、、」
「違うよ本物だよ」
「手品でも出来るよ、違うの見せて」
「どんなのがいいの?」
「じゃあ、飛んで見せて」
「部屋の中で飛ぶのは無理だから浮くね」
「はい」、、、
「!!!どうやってるんだ?」
「まだ信用できない?なら、、」
「どお?」、、、
「ヒエッ!うっ!浮いてるっ!」
「エリアス!もうやめて!信じるから!」
「よかった」
「、、、、、」
「大丈夫?、、おばさん?僕飲んでもいい?」
「、、、良いわ、好きに飲んで」
「やった~、おじさん、さっきからおじさんが飲んでるその透明なやつ飲みたい」
「こっ、これか?これは酒、日本酒って言ってこの国だけの酒だ、うまいぞ」
「ください」
「初めてでしょ?ちょっとにしておきなさい、飲みすぎると後が大変よ」
「は~い」
「それでお前はこの世界をずっと夢で見てたんだよな?」
「うん、、そう思ってたんだ、、、でも違った、、、本当はこっちの世界に来てたんだ、心だけがね」
「それで俺たちに会ってた、、と?」
「そう、、途中から体ごとこっちに来れるようになったんだ」
「、、、信じるしかないんだよな、、あの頃のお前は魂だけだったんだ、、わからなかった」
「どっちでもいいわ、エリアスはここに来てくれてたんだから、、おかげで私も元気になれたから」
「、、、」
≪ヤト、あの時の話をしてもいいかな?≫
≪あの時の話とは?≫
≪ヤトに僕は殺されて僕になった、、って話≫
≪、、、わかった、、だがその話は我と主の問題だ、我が話す。主は話できんからの≫
≪じゃあヤトの事も話すよ、、待っててね≫
「エリアス?どうした?黙りこくって、、」
「あ、、すいませんちょっと考え事してて、、実は他にも話があるんだ、、」
「これ以上の話なんかあるわけないだろ?普通の人はこんなこと信じられない話だぞ?」
「だよね?僕もそう思う、、でも他にもあるんだ」
「もう何でも話してくれ、怖いものはもうない」
「そうね、エリアスちゃんの言う事なら信じる、、、そう言えば思い当たることもあるから」
「わかった、えっと、この神社に祭られてる神様ってどんな神様だっけ?」
「名前か?・・・・・・という名前だが?どういうことだ?何かあるのか?」
「うん、僕はその神様と関わりがあるんだ」
「もったいぶらずに教えてくれ」
「その神様の眷属は?」
「八咫烏と言うが、、、??」
「ちょっと覚悟してね、、ちょっと目を伏せてね」
「こうか?」
≪ヤト来て≫
「ゆっくり目を上げてね、びっくりしないでね」
、、、、、「!!!!!、、、なっ、何だこれは?!生きてるのか?」
「あっ!あなたっ!!」
「怖がらないで、大丈夫だから、何もしないから、、ってかするわけないから」
「だれ?なの?、、誰、、、でいいのか?」
「落ち着いた?」
「ええ、さっきよりはましになったわ、エリアスもいるから」
「おじさんも大丈夫?」
「こっ、腰が抜けた、、、」
「なんだ?おじさんよりおばさんのほうが肝が太いね」
「うっ、うるさい、誰でもこうなる!」
「紹介するね、、ヤト、お願い」
「我が名はヤト、この社の神に仕える眷属の八咫烏である」
「まっ!!まさか、、」
「あなたっ!!きちんと挨拶しないとっ!」
「ヘッ?挨拶??するの?」
「当たり前でしょ!この神社の神様に仕える御方が私たちにご挨拶なされているのよ?私たちが先に挨拶しないといけないのにこれ以上失礼なこと出来ないでしょ!?」
「わ、わかった、、でも本当に八咫烏なのか?」
「こんな人どこにいるのよ!バカなの?」
「バカって、、おまえ、、こんな事すぐに受け入れられる奴だったのか、、、」
「そんなことどうでもいいから早くご挨拶を!」
「そ、、そうだな、、は、、はじめまして私共ここの宮司をしております田中・・・と申します、こいつは家内です」
「うむ、存じておる、わが主の身内だからな」
「身内だなんてもったいない、、」
「今日はな、主もここに来られる」
「ヒエッ!、、、」
「ヤト、本当に?」
「ああ本当だ、頭を垂れて決して面を上げるでないぞ、目がつぶれる」
うわっ!まぶしい、、、目なんか開けられない、、、
「おじさん、おばさん大丈夫?」
「ああ、なんとか大丈夫だ」
「目は開けられないけど、とても暖かい、、、」
「主はお前たちに感謝の意を述べておられる」
「そんな、、滅相もない、、、」
「これからも一層精進してくれるようにとの事だ」
「あ、、ありがとうございます」
、、、温かいのが無くなった、、、
「目を開けてもよいぞ」
「今のは本当にあった事なのか?本当に来られてたのか?」
「本当みたい」
「そうね、明るくて目を開けていられなかったわ」
「うん、そうだな、、、本当に来られてたんだな、、、夢みたいな話だ」
「私たちって幸せ者かもね、温かい気持ちになったわ」
「、、、酔いがさめてしまった、、、」
≪ヤト、おじさんたちもうお腹いっぱいみたいだからあの話はまた今度にしてくれない?≫
≪そのほうが良いな、、わかった≫
「おじさん、おばさん、もう大丈夫だよね?飲み直さない?ヤトも、、ヤトって僕は呼んでるからね、、ヤトも飲みたいみたいだし」
「おまえっ!なんと罰当たりな!」
「いいからいいから、さ、飲もう」
「わかったわ、エリアスちゃんがそう呼ぶんなら私もそう呼ぶからね!ヤトちゃんいい?」
「、、、変な酔い方してる?、、、ま、いいっか」
「我はどう呼ばれようが構わん」
「じゃあヤトちゃん飲もう」
「久しぶりの酒じゃ、、」
「待て!そんな安もんの酒じゃだめだ、ちょっと待ってろ」
「おいおい、おじさん、待ってろって、おじさんが一番言葉悪い、、、」
「エリアスも大概だがな、、後あの娘も、、」
「ああ、ルナの事ね、、そうだね」
「なあに?ルナちゃんって誰?お友達?」
「ん~友達というか、、、」
「なんだ?勝手に話を進めるなよ、俺も聞きたい、、、さあこれを飲もう」
「ヤト様、どうぞ、、」
「すまんな、、、、、うむ!これは良い酒だ」
「気に入ってもらえてよかったです」
「ヤト、飲み過ぎないでね」
「で?ルナちゃんって?」
「んとね、友達って言うか、、、」
「彼女?」
「まさか!、違うよ、友達は友達なんだけど、ちょっとね、僕のいる世界は身分制度があるんだ、、ルナはその中で最高位の一族なんだ」
「へえ、身分の差、、ねえ、、」
「そっか、そういう世界か、色々大変そうだな、、知らんけど」
「そうね、こちらはみんな平等だし関係ないけど気にする事なんかないわよ」
「いや、そんな別に何もないからね!」
「今度みんな呼んでらっしゃい、歓迎するわ」
「おいおい、、お前はいつからそんなにイケイケになったんだ?」
「あら?私は前からこんなのよ、あなたがおとなしいからそれに合わせてただけ、それにあっちもこっちも関係ないわエリアスの友達なら誰でも大歓迎よ」
「、、、マジか、、、」
「エリアス、本当に連れて来てね」
「ははは、ヤト、どうだろ?」
「向こうの事は基本関知しない、こちらの事は、、、もし不都合があれば大神が鉄槌を下すだけだ」
「神様の鉄槌なんてシャレにならないよ、、」
「お前が信用してる者なら大丈夫であろう、何かある前に我が止める」
「本当にそうしてよ」
「ねえエリアス、あなたの世界の事もっと教えて」
「うん、いいよ、、んっとね、、、」
~~~~~~~~~~~~~~~~
「、、、、、そうそう、みんないい人たちだよ」
「いいなあ、、私も行ってみたいなあ、、、」
「そのうちにね、色々案内してあげるよ」
「わあっ、楽しみにしてるわ」
「ところでヤト様」
「かしこまらずともよい」
「ではヤトさん、これからも時々来てはもらえませんか?」
「我はいつも近くにおるぞ、主もな」
「いえ、その、、お姿を現して頂きたいのです、、安心するので」
「わかった、その時は心に念じろ、主もか?」
「とっとんでもない!、大神様は恐れ多くて目がつぶれます」
「ふむ、あいわかった、その時はまた飲もうぞ」
「あなた、大変!、もう明るくなってきてるわ、」
「おお、すっかり話し込んでしまった、悪かったなエリアス、ヤト様、こんな時間まで付き合わせて」
「おじさん、おばさんは大丈夫?年なんだから体には気をつけないと」
「まだ若いわ!」
「僕は大丈夫だしヤトは殺しても死なないよ、眷属だから」
「ふむ、人の3大欲求からは遠く離れておるからの、、それどころか煩悩とやらには縁がない」
「、、、精進いたします、、、」
「気にせずともよい、それが人の魅力でもある」
「そう言って頂けると安心します」
「おじさんおばさん、そろそろ帰るね」
「わかった、また来いよ」
「うん、わかった」
「では我も消えるか、、、」
、、、行っちゃった、、、
「!!!!!、、、消えた」
「エリアス、、見送っていい?」
「!!、、、帰るところを見るの?」
「そう、、、どうやって変えるのか見たい」
「お前は!、、びっくりするようなことを言うな、、、」
「あら?あなたは見たくないの?」
「、、、見たいです、、」
「いいけど、、びっくりしないでね」
「さっきはヤト様の消えたのを見たんだ、何でも来いだ」
「わかったよ、じゃあ行くね」
「行くってここから?」
「うん、どこからでも戻れるよ」
「じゃあどこにでも来れるって事?」
「うん、一度来た所ならどこでも来れる」
「そうなのね、、、、、あなた!良い事思いついたわ!」
「なんだよ?、、お前の事何だか怖い、、、」
「怖くなんかないわよ、エリアスが来るときはいつもどこから来るのかわからないじゃない?、だから、、、」
「、、、、、」
「エリアスはいつも見つからないように来るんじゃないの?」
「うん、さすがに見られるわけにはいかないからね」
「だから安心して来られるようにここに来るための部屋を作るの、、、普段は誰も使わない、入らないようにして」
「開かずの間みたいだな」
「それそれ!、ヤトちゃんもそこに来てもらえばいいわ、誰にもみつからないし、、、さっきみたいにいきなり来られたら知ってても心臓に悪いわ」
「でもすぐには出来んぞ?」
「だから次来た時にそこを見てもらって次からそうするの」
「、、、どうだエリアス?」
「僕は有り難いけど、いいの?そんなことにお金をかけて、、、」
「いいわよ、楽しみにしておいてね」
「ありがとう」
「早速大工さんと打ち合わせね、、楽しみ、、、」
「ま、そう言う事らしい、、じゃあ気を付けて帰るんだぞ」
「ありがとう、じゃあ帰るね」
≪転異≫
「じゃあ」
「、、、消えた、、、」
「キャッ!!」
「はは、顔だけ覗かせた」
「首だけなんて!びっくりさせないで!」
「じゃあまたね」
、、、、、言っちゃった、、、だいぶ気持ちが楽になった、、
黙ってるのはやっぱり気が重いもんね、、、
さて宿に戻って少し寝てから仕事に行くかな、、、
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