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新たなる時代への旅立ち
僕は異世界人?放浪編23
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「今日はこの街はみんなお休みよ!」
「兄さん早く行こうよ」
「うん、ノアちょっと待ってよまだ靴下履いてない、、」
「エリアスまだ?」
「ルナお姉ちゃん、もう兄さんはほっといて僕たちだけで行こう?待ってられないよ」
「そうね、エリアス先に行ってるからね~」
「ったく、いつの間にあんなに仲良くなったんだ?」
ノアはルナが王女だってわかってんのかなあ、、、
「エリアス様少しよろしいでしょうか?」
クリス、、、
「うんいいよ、どうしたの?」
「エリアス様はずいぶんとお強くなられてこれからが楽しみです」
「そんな、クリスに褒められるとは思わなかったよ」
「いずれ私も追い越されるでしょうな」
「クリスを追い越すなんていつになるのかなあ」
「ご謙遜なさらずともよいですよ、私も本当はもう無理かもと思っております」
「まだまだ経験の差が大きいです」
「末恐ろしいですな、、、ひとつご忠告を申し上げます」
ドキッとするなあ、、、
「なんだろう?、、」
「坊ちゃまの望むと望まざるとにかかわらずその行いは皆様の目に入ってきます、そして今回の事でエリアス様は平民側の人間だと認識された事と思います」
「そう、なんだ、、」
そうだろうね、、僕もそう思うよ、、
「もし旦那様と立ち場を異にする事があれば私はエリアス様の障壁になります」
「うん、わかってる、前にも聞いたよ、、そうなってほしくないけどね」
「それだけ確認をさせて頂きました」
「わかった、父上をよろしく頼みます」
「はっ、命に代えて、、、」
こっわ~、、、
「じゃあ行ってくるね」
「いってらっしゃいませ、、お元気で」
これでサヨナラって事か?、、、怖すぎる、、、
「エリアス、どうだ?今後の事は決まったのか?」
「とりあえず皇都に行かないとなので、決めるのはそれからですね、、、僕の事よりキーランさんたちは大丈夫ですか?」
「なあに、なるようにしかならんよ、考えても仕方がない、今まで通りだ」
「ギルドが政府の直轄になったって商業ギルドや農業ギルドは実質は変わらないけど、冒険者ギルドはケリーさんが居なくなるから責任者どうなるんだろう?」
「今までだっていてもいなくてもそんなに変わらんかったんだ、誰も気にしちゃいねえよ」
「寂しい事言うなよキーラン」
「なんだ?ケリーまだこの街に居たのか?」
「勝手に追い出すなって、今週中には出て行くよ」
「ケリーさんお疲れさまでした」
「おう、お前もこれから大変そうだけど頑張れよ」
「ケリーさんはこれからどうするんです?」
「そうだなあ、俺は変に顔を知られてるからやりにくいんだよなあ、、山に籠って隠居でもするかな」
「そんな年じゃないでしょ?もったいないですよ」
「ん~どうするかなあ、、いっそのこと別の国にでも行くかな、、」
「マジですか!、、面白そうだなあ、行けるのなら僕も行きたいです」
「そん時は俺も誘ってくれ」
「お前らはやることがあるだろう?、エリアスはもちろんだがキーランだってこれから大変だぞ?」
「俺は今まで通りだ」
「おまえなあ、、、この領はこれから変わっていくんだ、良い事もあれば悪いことだってある、そん時にお前やほかの奴らの力が必要になってくるんだ、俺もブリジットもいないんだからな、今回の事で俺たち平民は生活がよくなったけど面白くない奴だっているんだからな?フラフラ遊んでる暇はねえよ」
「そう言えばブリジットさんはどうしたんです?あれ以来見てないですが、、」
「あの後すぐに出て行ったよ、どうやら元々ここに居るのは窮屈だったみたいだ」
「そうなんですか、お別れの挨拶くらいしたかったな」
「生きてりゃあどっかで会う事もあるだろうって言ってたぜ」
「そうですか、あの人らしいっちゃああの人らしいですね」
「そうだな、、どこかでいい男でも見つけて所帯でも持ちゃいいけどな」
「それはケリーさんもですよ、早くいいお嫁さん探さないと、、」
「そう言えばラルフもブリジットについて行ったぞ、どうしてもブリジットに勝つんだって、それまで絶対に離れてやらないって、、バカだねあいつ、ブリジットは俺が知ってる中では一番強い奴だぜ、あいつが勝つにはあと10年はかかるぜ」
「そうですか、親の僕には何も言わないで、、、でもまあ僕より一緒にいる時間はブリジットさんのほうが長くなっちゃったから仕方ないかな?、、」
「そのうち子供が出来たりしてな?、、ははは」
「そんな事になったらとんでもなく強い子供が出来そうですね、なんてったってラルフは、、、」
危ない危ない、、銀狼族だって言いそうになった、、、
「そうだな、ブリジットと狼人族の子供だもんなあ」
「やっぱりケリーさんも相手探さないとですね?」
「おれはいいよ、、そんな事より今日は楽しもうぜ、みんなギルドに集まってるんじゃねえか?」
「じゃあ行きますか?」
~~~~~~~~~~~~~~~
「じゃあ俺はそろそろ行くよ、みんな世話になった」
「ケリーさんどこかに落ち着いたら絶対手紙下さいよ」
「ああ、いつになるかわからんがな」
「では僕も行きます、皆さんお世話になりました」
「お前はいつかここの領主になるんだ忘れるなよ」
「ははは、そうなれるように頑張ります」
「では、」
「じゃあな」
今度いつ会えるのかな、、、寂しいな、、、
さ、、皇都に戻ろう、、
コンコン、、、「入れ」
「ご無沙汰しております」
「おおエリアスか、戻って来るなら先に念話すればいいだろう?」
「はは、ここはいろいろとめんどくさそうなので、、、」
「そうか、お前でもここの魔導士には気を付けているのか、、」
「そりゃあここの方たちは皆さんとても強い方ばかりなので」
「そうか、、ではまず、お疲れさま、、かな?」
「ありがとうございます、只今戻りました」
「うむ、、生きててよかったな」
「それを言わないでください」
「ははは、ところでルナにはもう会ったのか?」
「いえ、まだです」
「そうか、あいつもずいぶん気の荒い奴だったらしいな?父上がびっくりしてたぞ?」
「はは、思い切りほっぺたを叩かれました」
「フフッ、父上がお前とルナはただならぬ関係のようだと言っていたが、、、」
「、、、、、」
「、、、そうか、いやそれ以上は言わなくていいぞ、、そうか、、お前たちのほうがぼくより先に大人の階段上ったのか、、、」
げっ!、、大人の階段って、そこが問題なの?、、
「マ、マティアス、、」
「何も言うな、、ただ、なんだか悔しいだけだ、、」
「殿下、、、」
「、、そうだ、話は変わるが正式にエリアスが僕たちの師匠になったんだよな?」
「はい、陛下がそのように、、それで一つお願いがあります」
「なんだ?」
「私以外が入ることのない部屋を、、小さくて構わないので用意してほしいのです」
「そこは僕や父上も入ってはいけないのか?」
「いえ、知っている人は構わないです」
「そうか、、では普通の部屋を一つ用意する、父上にも話をしておく、、それでこれからどのように我々に教えてくれるのだ?お前はまだ旅の途中だろう?」
「はい、私は皆さんに午前の時間を使って教えて行きます、昼から旅の続きをしていきます、そのための部屋になります」
「そういうことか、転移をするための部屋が欲しかったのだな?」
「はい」
「わかった、では早速用意しておくから父上に会ってきてくれ」
「わかりました、では、、」
~~~~~陛下にも挨拶は終わったし、父上も隣にいたからとりあえずこれで良しと、、、
「エリアス!?、いつになったら私の所に来るの?」
げっ、、ルナ、、、
「ごめんごめん、色々と挨拶してたら遅くなっちゃった」
「言い訳はいいわ、それよりいつ旅に出るの?私は用意できてるわよ?」
「早いね、じゃあこの後みんなの都合がよかったら一度会ってどのくらい強くなったか確認するね」
「わかったわ、みんなに言っておくわ、どこに行けばいいの?」
「とりあえずマティアスの部屋、、かな?」
~~~~~~~~~~~~~
「もうみんな十分に強くなってるよ、僕が教えることなんかもうないよ」
「そう言ってもらえるのはうれしいが本当にもう大丈夫か?」
「はい、本当にもう大丈夫です、後は基本を忘れないようにしておけば問題ないです」
「魔法は想像力だって事?」
「はい、それさえ忘れなければ皆さんの魔法はそれぞれが独自な方向へ進んでいくと思います、皆さんの生き方や好みなどで得意な魔法も変わって来ると思います」
「そうか、それは楽しみだな」
「エリアスはまた旅に出るんだよね?いつ頃までいるの?」
「いつでも出られますよ、でも陛下の命令で皆さんの魔法の練習を見ていくつもりですので出来るだけ帰ってくるつもりです」
「エリアスは転移でこの城に直接帰って来るんだ、だからいつでも会えると思うよ」
「でも兄さん、それだとエリアスの負担が多すぎない?それなら帰って来る日を決めておいた方がよくない?」
「うん、そうだな、どうするエリアス?そのほうが良いと僕も思うけど」
「そうですね、皆さんがそれでよければ僕は有り難いです」
「じゃあ決まりだな?、いつにする?」
「週一でいいんじゃない?」
「そうだね、毎週月曜日とか?」
「曜日まで決めちゃっても大丈夫なの?都合の悪い日とか出てこないかなあ?」
「どうだ?エリアス」
「ん~そういう日もあるかもしれないけど決めておいた方が僕だけじゃなくてみんなも予定とか組みやすいと思うから毎週月曜日って事でいいよ」
「そうか、じゃあそう言う事で決まりだな」
「陛下には僕の方から説明しますね、一応仕事なので、、」
「わかった、、で?、今日は何をするんだ?」
「そうですね、、もう教えることはないので皆さんの好きな魔法や得意な魔法を見せ合いっこするってのはどうでしょう?」
「面白そう!」、「いいわね!」、「そうだな」
「僕も色んな魔法を見て来たのでそれを話しますね」
「わあ!興味ある!」
「うん、それ聞きたいな」
「それじゃあね、、僕の知り合いに隠れるのがとってもうまい人がいてね、、、」
~~~~~~~~~~~~~~~
「、、、でもこういうのってその人たちのオリジナルだから僕には出来ないんだ、やろうと思ったらそれは自分で考えないとダメなんだ」
「そうね、例えば隠れるって言っても人によって隠れるって消えることって思うかもしれないし、別の人は消えるんじゃなくて紛れる事とか思う人もいるだろうし、視界に映らないことかもしれないし、人それぞれだもんね?」
「その通り!、だから面白いんだけどね」
「そっか、わかった、、ってことはこういう練習の仕方もあるって事ね?」
「どういう事?」
「例えば一つの魔法をそれぞれが自分なりに作るの、、そしてそれをどうやって作ったかをみんなで話し合うの、そうすれば色んな考え方やそのものに対する捕らえ方とかわかる、、、こう言う事って自分だけで考えてたらそのうち絶対煮詰まっちゃうと思うのね、そこにほかの人の発想とかが入って来たら?、、、」
「うん!面白い」
「すごい」
「さすがインジー、いつも考え方が変態的」
「何よそれ!?褒めてるの?」
「褒めてるに決まってる、僕なんかそんなこと考えもしないもん」
「ルーカス、なんか褒められてる気がしないんだけど、、、」
「うん、面白いね、僕たちは兄弟でよかった、みんなそれぞれ個性が生きてる」
「うん、本当にそう思います」
※これが後に魔法学の基本となる皇国4大流派の始まりと言われるのはまだ数百年先の話、、、
「よし、じゃあ勉強の方向性も大体わかって来たから今日はエリアスに僕たちの実力を見せよう」
「さっきから見てるのでもう十分なんですが、、、あ、それともう一つ魔力を上げることは忘れないでください、まだまだ増えると思うので」
「わかった、じゃあ今日は魔力が枯渇するまで遊ぼう」
「でも兄さま、それだとここじゃ狭すぎない?」
「そうだな、僕の部屋がめちゃくちゃになるのも嫌だしな、みんな外に行こう」
はは、ついこのあいだ皇王代行をしていた人とは思えないな、、
~~~~~~~~~~~~
「じゃあみんな、そろそろ行くね」
「ああ、気を付けてな」
「ルナもちゃんとエリアスの言う事聞くのよ」
「わかってるわよ」
「次に会うのは来週の月曜日だね?」
「うん、それまでみんなも頑張ってね」
「いってらっしゃい」
「行ってきます」
≪転移≫
「やっぱり早いね、もうギルタンのすぐ近くじゃん」
「ここまでは転移で行けるけどここから先は自分の足で頑張らないとだよ?」
「大丈夫よ、体力には自信があるわ」
「うん、まずは爺さんの所に行こう、それから挨拶をしておかないといけないところがあるんだ」
「わかった、まかせる」
じいさん元気にしてるかなあ、、クロエもルシアもみんな元気だろうか、、楽しみな気もするけど会うのがちょっと怖いな、今回はルナも一緒だし、、、
「グスタフ公ご無沙汰しています、前回こちらに来た時は本当にお世話になりました、皆さん元気にしてました?」
「おお、エリアスとルナ王女殿下、お二人ともお元気そうで何より、わしはいつも元気じゃよ、お前さんがいないから退屈でしょうがなかったよ、ところでどうだった?お前が王女と一緒と言う事はそんなにひどい状態じゃないって事だな?」
「まあ、命だけは誰も落とさずに済みました、ただ父上は領地が直轄地になってしまいましたがね」
「仕方あるまい、本来ならもっと血なまぐさい事になってたかもしれんからな」
「そうですね、やはり父上は皇王の信頼が厚いのでしょうね、身分による差別を嫌う皇王が父上をお咎めなしにするのですから」
「なんだ?不服なようだな、わしからしたらお前も随分と甘い裁定だったと思うがな」
「そ、それは言わないでください、、反省してますので、、」
「ははは、まあ大英断だったと思うぞ国民の不満もこれで随分と解消されたであろう、一部の貴族には不満だろうが、、」
「そうですね、早く落ち着いてもらいたいです」
「それでこれからは王女殿下とご一緒に旅を続けると聞いておるがなぜそうなった?」
「それはまあ、陛下のご命令なので、、、」
「なんか嫌そうね、、」
「いや、そんな事は無いんだけど、ほら、やっぱりちょっと自由にできないかなって、、」
「そんなの好きにしたらいいじゃん別に婚約したわけじゃなし、私だって好きな殿方が出来るかもしれないしエリアスに邪魔なんかされたくないわ」
「そうだよね僕たちは別になんでもないもんね?」
「何でもない事は無いけど、、、」
「??、、ははあ、なんとなくわかりました、まあお互いまだ若いのですからこれからいろいろとあります、必ずね、、そうなってから考えてもよろしいのではないですか?王女殿下の言われるようにお二人とも別のパートナーが出来るやもしれませんのでな、頑張ってください」
「そうですよね?さすが年の功です、言う事が違う」
「何よ!、なんか言いくるめられたみたいなんだけどまあいいわ、そういう事にしてあげる」
「それでこの後は前に言ってたように北へ上がっていくんですね?」
「はい、そのつもりです、来年は魔法学校に入学するのでそれまでは旅を続けます」
「お二人は同い年でしたかな?」
「ええそうよ、私も魔法学校に入学するわ」
「そうですか、今までとは違った生活になると思いますので楽しみですね」
「そうですね、僕は同じ年頃の友達という者があまりいませんので楽しみでもありますが不安でもあります」
「そんなこと気にしてないくせに」
「ま、楽しみのほうが大きいけどね」
「私は憂鬱、、兄さまから色々聞いてるけどいろんな人がすり寄って来るんだって、すごくうっとおしいって言ってた」
「そりゃあ皇族なんだもん仕方ないよ」
「わかってるわ、わかってるけどめんどくさいわ」
「そういう時はエリアスがちゃんと守ってあげんとな」
「頼りにならないけど居ないよりはましね」
「いやあ僕なんかいなくてもルナなら絶対大丈夫だって」
「何だって?!」
「嘘です、すいませんでした」
「まあ、出発まではここでゆっくりしてください」
「ありがとうございます」
「エリアスはこの後どこかに行くって言ってたよね?」
「うん、アンドレアさんって随分世話になった人がいるんだ、、その人に挨拶してくるよ」
「じゃあ私はまた街を見て来るわ」
「わかった、気を付けてね」
「供の者をお付けしましょう」
「大丈夫よ、ルシアって人と友達になったの、その人に会いに行くわ、そこまではエリアスに送ってもらうわ、エリアスお願いね、ついでに帰りも迎えに来てね」
「マジか、、ルシアの都合もあるだろうからどうなるかわからないけど送るのことは送るよ」
これは一緒に行動することになるかも、、いいけど、ヨギスさんの事も聞きたいしな、、
コンコン、、
ドンドン、、、
「、、、だあれ?こんな朝早くから、、、」
「朝早いって、、もうすぐお昼だよ?」
「ルシア、久しぶり~」
「あら、エリアスとルナじゃない、急にどうしたの?もう戻ってこないと思ってたのに」
「いや用事が終わったからね、これから北へ旅をするんでお世話になったお礼を言いに来たんだ」
「、、、変わった人ね、、普通男はみんないつの間にかいなくなるもんだけどあんたは違うのね」
「へえそうなんだ、男って勝手なのね」
「ルナちゃんも気をつけなよいつ居なくなるかわからないからね」
「そんなことしたら地の果てまで追いかけて裸にしてさらし者にしてやるわ」
「、、、本当にしそうで怖い、、」
「本気だからね」
「はは、、それで?これから北へ旅をするんだ」
「うん、急に来てごめんね、時間大丈夫?」
「お茶飲むくらいの時間はあるわ、私はこれから仕事なのよ」
「そうだった、忘れてた、、」
「まあいいわ、入って」
~~~~~~~~~~~~~~~
「じゃあ気を付けてね」
「手紙を書くわ」
「いいわよ、元気ならそれでいいわ、便りのないのが元気な証拠って言うしね、返事を書くにもどこにいるかわからないから」
「それもそうね、、いつかまた絶対来るから忘れないでよね」
「そうね、出来るだけ覚えておくわ、私の仕事は忘れることが仕事みたいなもんだから期待しないでね」
「何それ?一体どんな仕事してるのよ」
「まあ、人それぞれいろいろあるんじゃない?その辺は大した問題じゃないんじゃない?」
「わかったわ、じゃあまたね、」
「うん、いってらっしゃい」
今度会うとしたら学校を卒業した後?、、だいぶ先になりそう、、、いや、そんなことないかな?この街にはこれからも来ることになると思うから、、
「ねえエリアス?どうしよう、私行くところなくなっちゃった」
「いいよ、一緒に行こう、居たら困るってわけじゃないから、でもおとなしくしてね」
「失礼ね、行儀作法はエリアスよりましよ、小さいころから教わってるから」
「そうだった、さすがにルナも皇族だったか、、」
「ふんっ!」
アンドレアさんはきっといないよね、、でも挨拶だけはしないと、、
「こんにちわあ」
「これはこれはエリアス様いらっしゃいませ、ご無沙汰でございます」
「こんにちわカバちゃん元気だった?」
「私はいつも通りです、エリアス様もお元気そうで何よりでございます」
「あ、紹介するねこの娘はルナ、僕の友達だよ、、ルナ、この人はガブリエルさん、この家の執事長をされている方だよ」
「こんにとわガブリエルさんよろしくお願いします」
「これはご丁寧なご挨拶痛み入ります、私ガブリエルと申します、こちらに勤めさせて頂いております」
「カバちゃん、アンドレアさんはいない、、よね?」
「いえ、珍しく今日はお二人ともおられます、しばらくしますとお出かけになるようでございますが、、しばらくお待ちください」
「お願いします」
「おお!エリアス、久しぶりだな、色々大変だったようだが大丈夫だったか?」
「はい、なんとかこうして生きています」
「よかったよかった、フンザがもしあのままおかしな状態になったらどうしようかと思っていたところだ、、だが皇王様が直接来られたみたいで領主も文句言えなかったみたいだな、なんでも領主の息子が反乱の首謀者だとか噂が立っているが何か聞いてるか?」
何と!そんな噂が立っているのか、、、
「いえ、そんな話は聞いておりませんが、ただの噂だと思いますよ」
「なんだやはりそうか、、貴族も少しはまともな奴が居るのかと思っていたが、、そうだろうな、やっぱり噂だけか、、まあいい、それよりそちらのお嬢さんはどちらのお方だ?お前の相手にしては品がよすぎるようだが、、」
「すいません、紹介が遅れました、こちらはルナと言います、ちょっと事情があってこれからの旅を一緒にすることになりました、、ルナ、こちらはこの国の3大商人一族と言われるアンドレアさんとトリアノフさん、僕が随分お世話になった人たちなんだ」
「初めまして、ルナと申します、この度事情がありましてエリアスさんと一緒に旅をすることになりました、よろしくお願いします」
「これはこれは丁寧なごあいさつありがとう、お嬢さんのような方とお近づきになれるとは嬉しい限りです、これから長いお付き合いになれるようお互いに縁を深めてまいりましょう」
「?アンドレアさん?僕と初めて会った時にはそんな挨拶しなかったですよね?」
「そりゃあお前、商売人の勘よ、これから長く付き合いたいと思ったのさ」
、、、商売人ってこんなに鋭いんだ、、、
「こちらこそこれからよろしくお願いします」
「、、まあいいけど、、それよりクロエもいますか?僕たちはこれから旅に出るのでアンドレアさんたちとクロエに挨拶しに来たんです」
「え?今から旅に出るの?今カバちゃんから戻って来たって聞いたからやっとまた魔法の勉強ができると思ったのに」
「やあクロエ久しぶりだね、もう君には教える事は無いよ、今のクロエは並の冒険者より強いんだから、そんな事よりこちらはルナ、事情があって一緒に旅をするんだ、ルナ、こちらはアンドレアさんの孫でトリアノフさんの娘のクロエ、ヤンチャな人で、ルナにそっくりだよ」
「こんにちはルナさんよろしくね、エリアス、いつの間にこんな人が出来たの?」
「こんにちはクロエさん、私とエリアスはそういう間柄じゃないですよ、ただの旅仲間です」
「ふ~ん、そうなんだ、まあいいけど、、それよりエリアス、すぐに行っちゃうの?まだまだ教えてほしいのに」
「うん、ごめんね、でもクロエはもう十分だよ、後は自分で頑張るだけ、それとこれだけは覚えててね、ガンガン行こうぜより命だいじにだからね、絶対に忘れないでね」
「わかってるわよ」
「うん、それならいいよ、じゃあ僕たちはそろそろ行くね、またいつか戻って来るからその時はクロエの成長を楽しみにしてるよ」
「もう行くのか、残念だが仕方ないな、、商売をしているとどこかで会う事もあるだろう、その時を楽しみにしてるよ、気を付けてな」
「はい、その時は一緒に飲みましょう」
「仕方ないわね今度会う時はエリアスより強くなってるんだから」
「それじゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
ふぅ、、何とか無事に済んだなあ、ちょっと寂しいけど前を見て行こう
お話はこれで一旦おしまいです。もし読んでもらえた方が一人でもおられたのなら本当にありがとうございました、拙い文章で読みづらくてすいませんでした
じいさん
「兄さん早く行こうよ」
「うん、ノアちょっと待ってよまだ靴下履いてない、、」
「エリアスまだ?」
「ルナお姉ちゃん、もう兄さんはほっといて僕たちだけで行こう?待ってられないよ」
「そうね、エリアス先に行ってるからね~」
「ったく、いつの間にあんなに仲良くなったんだ?」
ノアはルナが王女だってわかってんのかなあ、、、
「エリアス様少しよろしいでしょうか?」
クリス、、、
「うんいいよ、どうしたの?」
「エリアス様はずいぶんとお強くなられてこれからが楽しみです」
「そんな、クリスに褒められるとは思わなかったよ」
「いずれ私も追い越されるでしょうな」
「クリスを追い越すなんていつになるのかなあ」
「ご謙遜なさらずともよいですよ、私も本当はもう無理かもと思っております」
「まだまだ経験の差が大きいです」
「末恐ろしいですな、、、ひとつご忠告を申し上げます」
ドキッとするなあ、、、
「なんだろう?、、」
「坊ちゃまの望むと望まざるとにかかわらずその行いは皆様の目に入ってきます、そして今回の事でエリアス様は平民側の人間だと認識された事と思います」
「そう、なんだ、、」
そうだろうね、、僕もそう思うよ、、
「もし旦那様と立ち場を異にする事があれば私はエリアス様の障壁になります」
「うん、わかってる、前にも聞いたよ、、そうなってほしくないけどね」
「それだけ確認をさせて頂きました」
「わかった、父上をよろしく頼みます」
「はっ、命に代えて、、、」
こっわ~、、、
「じゃあ行ってくるね」
「いってらっしゃいませ、、お元気で」
これでサヨナラって事か?、、、怖すぎる、、、
「エリアス、どうだ?今後の事は決まったのか?」
「とりあえず皇都に行かないとなので、決めるのはそれからですね、、、僕の事よりキーランさんたちは大丈夫ですか?」
「なあに、なるようにしかならんよ、考えても仕方がない、今まで通りだ」
「ギルドが政府の直轄になったって商業ギルドや農業ギルドは実質は変わらないけど、冒険者ギルドはケリーさんが居なくなるから責任者どうなるんだろう?」
「今までだっていてもいなくてもそんなに変わらんかったんだ、誰も気にしちゃいねえよ」
「寂しい事言うなよキーラン」
「なんだ?ケリーまだこの街に居たのか?」
「勝手に追い出すなって、今週中には出て行くよ」
「ケリーさんお疲れさまでした」
「おう、お前もこれから大変そうだけど頑張れよ」
「ケリーさんはこれからどうするんです?」
「そうだなあ、俺は変に顔を知られてるからやりにくいんだよなあ、、山に籠って隠居でもするかな」
「そんな年じゃないでしょ?もったいないですよ」
「ん~どうするかなあ、、いっそのこと別の国にでも行くかな、、」
「マジですか!、、面白そうだなあ、行けるのなら僕も行きたいです」
「そん時は俺も誘ってくれ」
「お前らはやることがあるだろう?、エリアスはもちろんだがキーランだってこれから大変だぞ?」
「俺は今まで通りだ」
「おまえなあ、、、この領はこれから変わっていくんだ、良い事もあれば悪いことだってある、そん時にお前やほかの奴らの力が必要になってくるんだ、俺もブリジットもいないんだからな、今回の事で俺たち平民は生活がよくなったけど面白くない奴だっているんだからな?フラフラ遊んでる暇はねえよ」
「そう言えばブリジットさんはどうしたんです?あれ以来見てないですが、、」
「あの後すぐに出て行ったよ、どうやら元々ここに居るのは窮屈だったみたいだ」
「そうなんですか、お別れの挨拶くらいしたかったな」
「生きてりゃあどっかで会う事もあるだろうって言ってたぜ」
「そうですか、あの人らしいっちゃああの人らしいですね」
「そうだな、、どこかでいい男でも見つけて所帯でも持ちゃいいけどな」
「それはケリーさんもですよ、早くいいお嫁さん探さないと、、」
「そう言えばラルフもブリジットについて行ったぞ、どうしてもブリジットに勝つんだって、それまで絶対に離れてやらないって、、バカだねあいつ、ブリジットは俺が知ってる中では一番強い奴だぜ、あいつが勝つにはあと10年はかかるぜ」
「そうですか、親の僕には何も言わないで、、、でもまあ僕より一緒にいる時間はブリジットさんのほうが長くなっちゃったから仕方ないかな?、、」
「そのうち子供が出来たりしてな?、、ははは」
「そんな事になったらとんでもなく強い子供が出来そうですね、なんてったってラルフは、、、」
危ない危ない、、銀狼族だって言いそうになった、、、
「そうだな、ブリジットと狼人族の子供だもんなあ」
「やっぱりケリーさんも相手探さないとですね?」
「おれはいいよ、、そんな事より今日は楽しもうぜ、みんなギルドに集まってるんじゃねえか?」
「じゃあ行きますか?」
~~~~~~~~~~~~~~~
「じゃあ俺はそろそろ行くよ、みんな世話になった」
「ケリーさんどこかに落ち着いたら絶対手紙下さいよ」
「ああ、いつになるかわからんがな」
「では僕も行きます、皆さんお世話になりました」
「お前はいつかここの領主になるんだ忘れるなよ」
「ははは、そうなれるように頑張ります」
「では、」
「じゃあな」
今度いつ会えるのかな、、、寂しいな、、、
さ、、皇都に戻ろう、、
コンコン、、、「入れ」
「ご無沙汰しております」
「おおエリアスか、戻って来るなら先に念話すればいいだろう?」
「はは、ここはいろいろとめんどくさそうなので、、、」
「そうか、お前でもここの魔導士には気を付けているのか、、」
「そりゃあここの方たちは皆さんとても強い方ばかりなので」
「そうか、、ではまず、お疲れさま、、かな?」
「ありがとうございます、只今戻りました」
「うむ、、生きててよかったな」
「それを言わないでください」
「ははは、ところでルナにはもう会ったのか?」
「いえ、まだです」
「そうか、あいつもずいぶん気の荒い奴だったらしいな?父上がびっくりしてたぞ?」
「はは、思い切りほっぺたを叩かれました」
「フフッ、父上がお前とルナはただならぬ関係のようだと言っていたが、、、」
「、、、、、」
「、、、そうか、いやそれ以上は言わなくていいぞ、、そうか、、お前たちのほうがぼくより先に大人の階段上ったのか、、、」
げっ!、、大人の階段って、そこが問題なの?、、
「マ、マティアス、、」
「何も言うな、、ただ、なんだか悔しいだけだ、、」
「殿下、、、」
「、、そうだ、話は変わるが正式にエリアスが僕たちの師匠になったんだよな?」
「はい、陛下がそのように、、それで一つお願いがあります」
「なんだ?」
「私以外が入ることのない部屋を、、小さくて構わないので用意してほしいのです」
「そこは僕や父上も入ってはいけないのか?」
「いえ、知っている人は構わないです」
「そうか、、では普通の部屋を一つ用意する、父上にも話をしておく、、それでこれからどのように我々に教えてくれるのだ?お前はまだ旅の途中だろう?」
「はい、私は皆さんに午前の時間を使って教えて行きます、昼から旅の続きをしていきます、そのための部屋になります」
「そういうことか、転移をするための部屋が欲しかったのだな?」
「はい」
「わかった、では早速用意しておくから父上に会ってきてくれ」
「わかりました、では、、」
~~~~~陛下にも挨拶は終わったし、父上も隣にいたからとりあえずこれで良しと、、、
「エリアス!?、いつになったら私の所に来るの?」
げっ、、ルナ、、、
「ごめんごめん、色々と挨拶してたら遅くなっちゃった」
「言い訳はいいわ、それよりいつ旅に出るの?私は用意できてるわよ?」
「早いね、じゃあこの後みんなの都合がよかったら一度会ってどのくらい強くなったか確認するね」
「わかったわ、みんなに言っておくわ、どこに行けばいいの?」
「とりあえずマティアスの部屋、、かな?」
~~~~~~~~~~~~~
「もうみんな十分に強くなってるよ、僕が教えることなんかもうないよ」
「そう言ってもらえるのはうれしいが本当にもう大丈夫か?」
「はい、本当にもう大丈夫です、後は基本を忘れないようにしておけば問題ないです」
「魔法は想像力だって事?」
「はい、それさえ忘れなければ皆さんの魔法はそれぞれが独自な方向へ進んでいくと思います、皆さんの生き方や好みなどで得意な魔法も変わって来ると思います」
「そうか、それは楽しみだな」
「エリアスはまた旅に出るんだよね?いつ頃までいるの?」
「いつでも出られますよ、でも陛下の命令で皆さんの魔法の練習を見ていくつもりですので出来るだけ帰ってくるつもりです」
「エリアスは転移でこの城に直接帰って来るんだ、だからいつでも会えると思うよ」
「でも兄さん、それだとエリアスの負担が多すぎない?それなら帰って来る日を決めておいた方がよくない?」
「うん、そうだな、どうするエリアス?そのほうが良いと僕も思うけど」
「そうですね、皆さんがそれでよければ僕は有り難いです」
「じゃあ決まりだな?、いつにする?」
「週一でいいんじゃない?」
「そうだね、毎週月曜日とか?」
「曜日まで決めちゃっても大丈夫なの?都合の悪い日とか出てこないかなあ?」
「どうだ?エリアス」
「ん~そういう日もあるかもしれないけど決めておいた方が僕だけじゃなくてみんなも予定とか組みやすいと思うから毎週月曜日って事でいいよ」
「そうか、じゃあそう言う事で決まりだな」
「陛下には僕の方から説明しますね、一応仕事なので、、」
「わかった、、で?、今日は何をするんだ?」
「そうですね、、もう教えることはないので皆さんの好きな魔法や得意な魔法を見せ合いっこするってのはどうでしょう?」
「面白そう!」、「いいわね!」、「そうだな」
「僕も色んな魔法を見て来たのでそれを話しますね」
「わあ!興味ある!」
「うん、それ聞きたいな」
「それじゃあね、、僕の知り合いに隠れるのがとってもうまい人がいてね、、、」
~~~~~~~~~~~~~~~
「、、、でもこういうのってその人たちのオリジナルだから僕には出来ないんだ、やろうと思ったらそれは自分で考えないとダメなんだ」
「そうね、例えば隠れるって言っても人によって隠れるって消えることって思うかもしれないし、別の人は消えるんじゃなくて紛れる事とか思う人もいるだろうし、視界に映らないことかもしれないし、人それぞれだもんね?」
「その通り!、だから面白いんだけどね」
「そっか、わかった、、ってことはこういう練習の仕方もあるって事ね?」
「どういう事?」
「例えば一つの魔法をそれぞれが自分なりに作るの、、そしてそれをどうやって作ったかをみんなで話し合うの、そうすれば色んな考え方やそのものに対する捕らえ方とかわかる、、、こう言う事って自分だけで考えてたらそのうち絶対煮詰まっちゃうと思うのね、そこにほかの人の発想とかが入って来たら?、、、」
「うん!面白い」
「すごい」
「さすがインジー、いつも考え方が変態的」
「何よそれ!?褒めてるの?」
「褒めてるに決まってる、僕なんかそんなこと考えもしないもん」
「ルーカス、なんか褒められてる気がしないんだけど、、、」
「うん、面白いね、僕たちは兄弟でよかった、みんなそれぞれ個性が生きてる」
「うん、本当にそう思います」
※これが後に魔法学の基本となる皇国4大流派の始まりと言われるのはまだ数百年先の話、、、
「よし、じゃあ勉強の方向性も大体わかって来たから今日はエリアスに僕たちの実力を見せよう」
「さっきから見てるのでもう十分なんですが、、、あ、それともう一つ魔力を上げることは忘れないでください、まだまだ増えると思うので」
「わかった、じゃあ今日は魔力が枯渇するまで遊ぼう」
「でも兄さま、それだとここじゃ狭すぎない?」
「そうだな、僕の部屋がめちゃくちゃになるのも嫌だしな、みんな外に行こう」
はは、ついこのあいだ皇王代行をしていた人とは思えないな、、
~~~~~~~~~~~~
「じゃあみんな、そろそろ行くね」
「ああ、気を付けてな」
「ルナもちゃんとエリアスの言う事聞くのよ」
「わかってるわよ」
「次に会うのは来週の月曜日だね?」
「うん、それまでみんなも頑張ってね」
「いってらっしゃい」
「行ってきます」
≪転移≫
「やっぱり早いね、もうギルタンのすぐ近くじゃん」
「ここまでは転移で行けるけどここから先は自分の足で頑張らないとだよ?」
「大丈夫よ、体力には自信があるわ」
「うん、まずは爺さんの所に行こう、それから挨拶をしておかないといけないところがあるんだ」
「わかった、まかせる」
じいさん元気にしてるかなあ、、クロエもルシアもみんな元気だろうか、、楽しみな気もするけど会うのがちょっと怖いな、今回はルナも一緒だし、、、
「グスタフ公ご無沙汰しています、前回こちらに来た時は本当にお世話になりました、皆さん元気にしてました?」
「おお、エリアスとルナ王女殿下、お二人ともお元気そうで何より、わしはいつも元気じゃよ、お前さんがいないから退屈でしょうがなかったよ、ところでどうだった?お前が王女と一緒と言う事はそんなにひどい状態じゃないって事だな?」
「まあ、命だけは誰も落とさずに済みました、ただ父上は領地が直轄地になってしまいましたがね」
「仕方あるまい、本来ならもっと血なまぐさい事になってたかもしれんからな」
「そうですね、やはり父上は皇王の信頼が厚いのでしょうね、身分による差別を嫌う皇王が父上をお咎めなしにするのですから」
「なんだ?不服なようだな、わしからしたらお前も随分と甘い裁定だったと思うがな」
「そ、それは言わないでください、、反省してますので、、」
「ははは、まあ大英断だったと思うぞ国民の不満もこれで随分と解消されたであろう、一部の貴族には不満だろうが、、」
「そうですね、早く落ち着いてもらいたいです」
「それでこれからは王女殿下とご一緒に旅を続けると聞いておるがなぜそうなった?」
「それはまあ、陛下のご命令なので、、、」
「なんか嫌そうね、、」
「いや、そんな事は無いんだけど、ほら、やっぱりちょっと自由にできないかなって、、」
「そんなの好きにしたらいいじゃん別に婚約したわけじゃなし、私だって好きな殿方が出来るかもしれないしエリアスに邪魔なんかされたくないわ」
「そうだよね僕たちは別になんでもないもんね?」
「何でもない事は無いけど、、、」
「??、、ははあ、なんとなくわかりました、まあお互いまだ若いのですからこれからいろいろとあります、必ずね、、そうなってから考えてもよろしいのではないですか?王女殿下の言われるようにお二人とも別のパートナーが出来るやもしれませんのでな、頑張ってください」
「そうですよね?さすが年の功です、言う事が違う」
「何よ!、なんか言いくるめられたみたいなんだけどまあいいわ、そういう事にしてあげる」
「それでこの後は前に言ってたように北へ上がっていくんですね?」
「はい、そのつもりです、来年は魔法学校に入学するのでそれまでは旅を続けます」
「お二人は同い年でしたかな?」
「ええそうよ、私も魔法学校に入学するわ」
「そうですか、今までとは違った生活になると思いますので楽しみですね」
「そうですね、僕は同じ年頃の友達という者があまりいませんので楽しみでもありますが不安でもあります」
「そんなこと気にしてないくせに」
「ま、楽しみのほうが大きいけどね」
「私は憂鬱、、兄さまから色々聞いてるけどいろんな人がすり寄って来るんだって、すごくうっとおしいって言ってた」
「そりゃあ皇族なんだもん仕方ないよ」
「わかってるわ、わかってるけどめんどくさいわ」
「そういう時はエリアスがちゃんと守ってあげんとな」
「頼りにならないけど居ないよりはましね」
「いやあ僕なんかいなくてもルナなら絶対大丈夫だって」
「何だって?!」
「嘘です、すいませんでした」
「まあ、出発まではここでゆっくりしてください」
「ありがとうございます」
「エリアスはこの後どこかに行くって言ってたよね?」
「うん、アンドレアさんって随分世話になった人がいるんだ、、その人に挨拶してくるよ」
「じゃあ私はまた街を見て来るわ」
「わかった、気を付けてね」
「供の者をお付けしましょう」
「大丈夫よ、ルシアって人と友達になったの、その人に会いに行くわ、そこまではエリアスに送ってもらうわ、エリアスお願いね、ついでに帰りも迎えに来てね」
「マジか、、ルシアの都合もあるだろうからどうなるかわからないけど送るのことは送るよ」
これは一緒に行動することになるかも、、いいけど、ヨギスさんの事も聞きたいしな、、
コンコン、、
ドンドン、、、
「、、、だあれ?こんな朝早くから、、、」
「朝早いって、、もうすぐお昼だよ?」
「ルシア、久しぶり~」
「あら、エリアスとルナじゃない、急にどうしたの?もう戻ってこないと思ってたのに」
「いや用事が終わったからね、これから北へ旅をするんでお世話になったお礼を言いに来たんだ」
「、、、変わった人ね、、普通男はみんないつの間にかいなくなるもんだけどあんたは違うのね」
「へえそうなんだ、男って勝手なのね」
「ルナちゃんも気をつけなよいつ居なくなるかわからないからね」
「そんなことしたら地の果てまで追いかけて裸にしてさらし者にしてやるわ」
「、、、本当にしそうで怖い、、」
「本気だからね」
「はは、、それで?これから北へ旅をするんだ」
「うん、急に来てごめんね、時間大丈夫?」
「お茶飲むくらいの時間はあるわ、私はこれから仕事なのよ」
「そうだった、忘れてた、、」
「まあいいわ、入って」
~~~~~~~~~~~~~~~
「じゃあ気を付けてね」
「手紙を書くわ」
「いいわよ、元気ならそれでいいわ、便りのないのが元気な証拠って言うしね、返事を書くにもどこにいるかわからないから」
「それもそうね、、いつかまた絶対来るから忘れないでよね」
「そうね、出来るだけ覚えておくわ、私の仕事は忘れることが仕事みたいなもんだから期待しないでね」
「何それ?一体どんな仕事してるのよ」
「まあ、人それぞれいろいろあるんじゃない?その辺は大した問題じゃないんじゃない?」
「わかったわ、じゃあまたね、」
「うん、いってらっしゃい」
今度会うとしたら学校を卒業した後?、、だいぶ先になりそう、、、いや、そんなことないかな?この街にはこれからも来ることになると思うから、、
「ねえエリアス?どうしよう、私行くところなくなっちゃった」
「いいよ、一緒に行こう、居たら困るってわけじゃないから、でもおとなしくしてね」
「失礼ね、行儀作法はエリアスよりましよ、小さいころから教わってるから」
「そうだった、さすがにルナも皇族だったか、、」
「ふんっ!」
アンドレアさんはきっといないよね、、でも挨拶だけはしないと、、
「こんにちわあ」
「これはこれはエリアス様いらっしゃいませ、ご無沙汰でございます」
「こんにちわカバちゃん元気だった?」
「私はいつも通りです、エリアス様もお元気そうで何よりでございます」
「あ、紹介するねこの娘はルナ、僕の友達だよ、、ルナ、この人はガブリエルさん、この家の執事長をされている方だよ」
「こんにとわガブリエルさんよろしくお願いします」
「これはご丁寧なご挨拶痛み入ります、私ガブリエルと申します、こちらに勤めさせて頂いております」
「カバちゃん、アンドレアさんはいない、、よね?」
「いえ、珍しく今日はお二人ともおられます、しばらくしますとお出かけになるようでございますが、、しばらくお待ちください」
「お願いします」
「おお!エリアス、久しぶりだな、色々大変だったようだが大丈夫だったか?」
「はい、なんとかこうして生きています」
「よかったよかった、フンザがもしあのままおかしな状態になったらどうしようかと思っていたところだ、、だが皇王様が直接来られたみたいで領主も文句言えなかったみたいだな、なんでも領主の息子が反乱の首謀者だとか噂が立っているが何か聞いてるか?」
何と!そんな噂が立っているのか、、、
「いえ、そんな話は聞いておりませんが、ただの噂だと思いますよ」
「なんだやはりそうか、、貴族も少しはまともな奴が居るのかと思っていたが、、そうだろうな、やっぱり噂だけか、、まあいい、それよりそちらのお嬢さんはどちらのお方だ?お前の相手にしては品がよすぎるようだが、、」
「すいません、紹介が遅れました、こちらはルナと言います、ちょっと事情があってこれからの旅を一緒にすることになりました、、ルナ、こちらはこの国の3大商人一族と言われるアンドレアさんとトリアノフさん、僕が随分お世話になった人たちなんだ」
「初めまして、ルナと申します、この度事情がありましてエリアスさんと一緒に旅をすることになりました、よろしくお願いします」
「これはこれは丁寧なごあいさつありがとう、お嬢さんのような方とお近づきになれるとは嬉しい限りです、これから長いお付き合いになれるようお互いに縁を深めてまいりましょう」
「?アンドレアさん?僕と初めて会った時にはそんな挨拶しなかったですよね?」
「そりゃあお前、商売人の勘よ、これから長く付き合いたいと思ったのさ」
、、、商売人ってこんなに鋭いんだ、、、
「こちらこそこれからよろしくお願いします」
「、、まあいいけど、、それよりクロエもいますか?僕たちはこれから旅に出るのでアンドレアさんたちとクロエに挨拶しに来たんです」
「え?今から旅に出るの?今カバちゃんから戻って来たって聞いたからやっとまた魔法の勉強ができると思ったのに」
「やあクロエ久しぶりだね、もう君には教える事は無いよ、今のクロエは並の冒険者より強いんだから、そんな事よりこちらはルナ、事情があって一緒に旅をするんだ、ルナ、こちらはアンドレアさんの孫でトリアノフさんの娘のクロエ、ヤンチャな人で、ルナにそっくりだよ」
「こんにちはルナさんよろしくね、エリアス、いつの間にこんな人が出来たの?」
「こんにちはクロエさん、私とエリアスはそういう間柄じゃないですよ、ただの旅仲間です」
「ふ~ん、そうなんだ、まあいいけど、、それよりエリアス、すぐに行っちゃうの?まだまだ教えてほしいのに」
「うん、ごめんね、でもクロエはもう十分だよ、後は自分で頑張るだけ、それとこれだけは覚えててね、ガンガン行こうぜより命だいじにだからね、絶対に忘れないでね」
「わかってるわよ」
「うん、それならいいよ、じゃあ僕たちはそろそろ行くね、またいつか戻って来るからその時はクロエの成長を楽しみにしてるよ」
「もう行くのか、残念だが仕方ないな、、商売をしているとどこかで会う事もあるだろう、その時を楽しみにしてるよ、気を付けてな」
「はい、その時は一緒に飲みましょう」
「仕方ないわね今度会う時はエリアスより強くなってるんだから」
「それじゃあ行ってきます」
「いってらっしゃい」
ふぅ、、何とか無事に済んだなあ、ちょっと寂しいけど前を見て行こう
お話はこれで一旦おしまいです。もし読んでもらえた方が一人でもおられたのなら本当にありがとうございました、拙い文章で読みづらくてすいませんでした
じいさん
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