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第14話:青葉ヶ丘高校生徒会・事件記録ファイル No.001
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青葉ヶ丘高校生徒会・事件記録ファイル No.001
【案件名】スケッチブックに描かれた嘘
記録担当:書記・高峰 蓮
編集補助:副会長・早紀/会長チェック済
取材撮影:補佐・佐伯
再構成:綾小路
■依頼者
氏名:日下部 いろは(1年A組)
相談内容:
「兄の遺品であるスケッチブックに、描いた覚えのない絵が増えている。誰かが描き足しているのでは?」
■事件の要点
絵を描いたと思われる人物:兄・日下部 慧(昨年交通事故で死去)
スケッチブックには、“最後の3ページ”が白紙だった記憶
しかし最近、そのページに“慧の絵にそっくりな新作”が加えられていた
遺品の改ざんか?贋作か?それとも――?
■調査の経緯と関係者
美術準備室にて:
慧の親友・橘 時雨(2年・美術部)に接触
→ 「俺ではないが、描ける奴ならいる」と証言
→ 名指しされたのが、1年A組の姫乃 樹里(慧の元恋人)
姫乃 樹里と対面(屋上)
→ 該当ページは彼女が描いたことを認める
→ 理由:「慧くんが“いつか続きが描かれたらいい”と言っていたから」
→ 描いたのは模倣ではなく、“慧が描いたかもしれない未来”
→ 贋作や改ざんではなく、愛と記憶に基づいた“続き”
■依頼者の反応と結末
いろは本人は、最初は困惑していたが
→ 姫乃の想いを聞いたことで納得
→ 自らも兄の絵の“続きを描く”決意を持ち、
→ 最終ページに自身の手で風景画を描き、スケッチブックを“閉じた”
■証拠物一覧(写真添付)
スケッチブック該当ページ(佐伯撮影・加工済)
美術準備室の模写作業風景
姫乃との屋上会話メモ(蓮・逐語録形式)
いろはが描いた“最後の1枚”
■生徒会コメント欄
・副会長・早紀
一歩間違えれば感情的な対立に発展していた案件だった。
マコトが暴走せず、ちゃんと人の話を聞けたのは進歩。たぶんこの記録もあとで読んで泣くと思う。
・会計・美穂
姫乃ちゃん、最初はめちゃくちゃ“キラキラ女子”って感じだったけど、話してみたらめっちゃ芯があって良き。
アートって“描いた人”だけのものじゃないんだな~って思った。
・補佐・佐伯
撮影中、誰も気づかない表情がいくつか撮れた。
特にマコトが黙って空を見てた一枚、あれは“探偵”だった。
・書記・蓮
真実は時に、沈黙のなかにある。
答えを求めるより、“意味”を感じ取ること。
この事件は、その良い教材だったと思う。
・補佐・綾小路
まるで舞台のような幕引きだった。
主役は、亡き兄を巡る少女たち。
我ら探偵団は、ただの“脇役”に過ぎない――だが、それがまた良い。
・会長・マコト
最後のページ、いろはさんが描いた絵……めっちゃ良かったです。
事件は“起きた”んじゃなくて、“起こされた”んだなって。
兄妹の気持ち、ちゃんと届けられたなら、俺たちの出番は成功だったんだと思います!
■判定:事件解決
解決種別:人間関係/心理/創作物に関する相談
今後の対応:なし(依頼者より正式に「解決」の報告あり)
ファイル保存先:生徒会記録棚A-3『記憶に残る案件』カテゴリ
●タイトル案(綾小路命名):
『色褪せない線――名探偵とスケッチブックの嘘』
【案件名】スケッチブックに描かれた嘘
記録担当:書記・高峰 蓮
編集補助:副会長・早紀/会長チェック済
取材撮影:補佐・佐伯
再構成:綾小路
■依頼者
氏名:日下部 いろは(1年A組)
相談内容:
「兄の遺品であるスケッチブックに、描いた覚えのない絵が増えている。誰かが描き足しているのでは?」
■事件の要点
絵を描いたと思われる人物:兄・日下部 慧(昨年交通事故で死去)
スケッチブックには、“最後の3ページ”が白紙だった記憶
しかし最近、そのページに“慧の絵にそっくりな新作”が加えられていた
遺品の改ざんか?贋作か?それとも――?
■調査の経緯と関係者
美術準備室にて:
慧の親友・橘 時雨(2年・美術部)に接触
→ 「俺ではないが、描ける奴ならいる」と証言
→ 名指しされたのが、1年A組の姫乃 樹里(慧の元恋人)
姫乃 樹里と対面(屋上)
→ 該当ページは彼女が描いたことを認める
→ 理由:「慧くんが“いつか続きが描かれたらいい”と言っていたから」
→ 描いたのは模倣ではなく、“慧が描いたかもしれない未来”
→ 贋作や改ざんではなく、愛と記憶に基づいた“続き”
■依頼者の反応と結末
いろは本人は、最初は困惑していたが
→ 姫乃の想いを聞いたことで納得
→ 自らも兄の絵の“続きを描く”決意を持ち、
→ 最終ページに自身の手で風景画を描き、スケッチブックを“閉じた”
■証拠物一覧(写真添付)
スケッチブック該当ページ(佐伯撮影・加工済)
美術準備室の模写作業風景
姫乃との屋上会話メモ(蓮・逐語録形式)
いろはが描いた“最後の1枚”
■生徒会コメント欄
・副会長・早紀
一歩間違えれば感情的な対立に発展していた案件だった。
マコトが暴走せず、ちゃんと人の話を聞けたのは進歩。たぶんこの記録もあとで読んで泣くと思う。
・会計・美穂
姫乃ちゃん、最初はめちゃくちゃ“キラキラ女子”って感じだったけど、話してみたらめっちゃ芯があって良き。
アートって“描いた人”だけのものじゃないんだな~って思った。
・補佐・佐伯
撮影中、誰も気づかない表情がいくつか撮れた。
特にマコトが黙って空を見てた一枚、あれは“探偵”だった。
・書記・蓮
真実は時に、沈黙のなかにある。
答えを求めるより、“意味”を感じ取ること。
この事件は、その良い教材だったと思う。
・補佐・綾小路
まるで舞台のような幕引きだった。
主役は、亡き兄を巡る少女たち。
我ら探偵団は、ただの“脇役”に過ぎない――だが、それがまた良い。
・会長・マコト
最後のページ、いろはさんが描いた絵……めっちゃ良かったです。
事件は“起きた”んじゃなくて、“起こされた”んだなって。
兄妹の気持ち、ちゃんと届けられたなら、俺たちの出番は成功だったんだと思います!
■判定:事件解決
解決種別:人間関係/心理/創作物に関する相談
今後の対応:なし(依頼者より正式に「解決」の報告あり)
ファイル保存先:生徒会記録棚A-3『記憶に残る案件』カテゴリ
●タイトル案(綾小路命名):
『色褪せない線――名探偵とスケッチブックの嘘』
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