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終末編
崩壊、開始
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「ねえ、先生。」
子供は窓から雲を指差す。
「なあに?」
「あれ、何?」
女教師が、子供の指差した正体が雲ではないと悟った頃には遅かった。彼女もろとも死亡していたのだから。
被害総数……
1月3日、魔族の軍隊がセリアムに侵攻を開始。他国の魔族と同盟を結んだ模様。
90年における侵攻、およびテロ行為によって魔兵軍の戦力は以前の半数にまで減少。後退を余儀なくされた。
そして、総括ヴェルサスの死によって、民衆の不満は爆発。民衆が自衛団を結成する。
しかし、2月4日。自衛団は魔族らの攻撃によって半数近くが虐殺され、勢いは収束。既に死者は500万人に及び、国民の7割がなんらかの被害を被る事になった。
魔兵軍の死者は全体の6割に及び、メリッサ将軍は昏睡状態へと陥った。
ドラゴンクロウを除いた大多数のフリーランスの魔導士は死亡した。
被害総数……
此度の侵攻により、魔族の4割が死滅。
尚、避難した魔族らを魔兵軍が虐殺した被害総数が大半を占める。
尚、魔兵軍による強姦被害が相次ぎ、精神疾患を持つ患者が全体の3割にも及ぶ件数で確認されている。
都市の状況……
セリアム国内の4割は魔族に監視され、人類の生息区域が急速に狭まる事となった。先日、子供が魔族に殺された事を皮切りに戦線が悪化。
ベルヘリット内戦と呼ばれるこの戦いは、外国からの支援を除いても、その場に居た6割が死滅する結果となった。
その後、他国でも内戦が勃発。
世界全体での死者数は分かっているだけでも1億人を超え、現在正確な数字はわかっていないが、世界の3割の人間が死亡していると推測されている。
都市の状況……
人間のばら撒いた魔装兵器の毒が街に蔓延し、死者数が増加。生息区域の3割が移住不可能となり、住居難となる魔族で溢れかえった。
人間の住居は魔族の放つ魔力によって風化し、利用は不可能。
食料の状況について…
魔族に奪われた事により、食糧難が発生。住居での食料の奪い合いが頻発した。死者数の3割は食料に関連すると見られる。
食料の状況について…
魔族同士で分け合ってはいるが、未だ食糧不足は改善されず。空腹による死者数が増加し、このままでは全滅も視野に入る。尚、魔兵軍が食料の輸送を断ち、略奪を行なっているとの報告が上がっており、その方面でも対策も必須。
幼い頃…いわば50年前。
俺は母と幸せに暮らしていた。下級民ではあったが、優しい父もおり、楽しい暮らしだったように思う。
だが、それは突然終わりを告げる事になる。
火の海が上がる村の中、人間たちが部屋に侵入した。ベッドの下に俺は隠され、父と母の叫び声が聞こえた。
「待ってくれ!私たちは殺し合う気はない!」
「黙れ!化け物が!」
父の青い血液が地面に付着した。
父の亡骸が、俺の目の前に転がった。
だが、母の死体はいつまで経っても現れない。
ドサ、と母が倒れる。何やら叫び声を上げている。
ユサ、ユサと上下に揺れる母。
人間たちは母の両足を開かせ、そこに向けて腰を振っている。
母は、犯されていたのだ。なすすべなく母は陵辱され、そして殺された。血液に奴らの性液が混じる。悍ましい。悍ましい。悍ましい………
「おい…魔力感知機がまだ反応しているぞ!」
「探せ!」
魔導士達は辺りを見渡す。
「あ…ああ…ああああああ!」
気づけば、無我夢中で人間を殺していた。返せ、返せ、返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ。
「返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
全身に血液を浴びながら、俺は叫び続けた。当然、どこにも出口はない。何もかもが戻ってこない。ただただ虚しいだけだった。
それから、復讐が俺の目標になった。
あの侵攻を指揮した男…
ガレリア.バルハランテを殺す事。
だからこそ、魔族の軍に入った。
いつか殺すために、力をつけた。
だが、突然の知らせにより、それは打ち砕かれる事となった。
ガレリアは死んだのだ。
俺は、どうやって生きていけば良い?そう思っていた時、とある知らせが耳に入った。奴の子供が軍に入っている、と。
しかも将軍と来た。何があろうと、この恨みを奴にぶつける。何があろうと…………………………
「おい、アダム。起きろ。」
アダムは、荷車の上で、仲間の魔族に起こされた。
「ああ…すまんな。」
彼は起き上がると、右手に魔力を込める。キィィィィン、と青い球が、彼の掌の上で回転する。
「よし、大丈夫だな?今回の作戦、覚えてるか?」
「ああ…人間達から食料を守る。ただそれだけだ。」
「正解。しっかりしな、隊長。」
魔族はアダムと拳を合わせる。
彼の頭はまだ冴えきらないままだった。眠気の取れぬ重い瞼で、遠くを見る。
すると遠方から、一つの光が光った。
「………あれは!伏せろ!」
アダムの指示と同時に、魔力の砲撃が放たれた。
数十本にも及ぶ魔力の帯が、魔族達の核を貫いていく。
「がっ…!」
「ぎゃあ!」
仲間が次々と姿を消す中、アダムは魔能力を発動した。
「蒼天球!」
青い球体は、砲撃を全て打ち消す。
対象のもののエネルギーを反転させる球。それを解き放ったのだ。
「はっはっはっ!中々やり手がいるではないか!やあやあ我こそは!アースラム.アレキサンダー!」
筋肉質な人間が前に出る。
「……来るぞ!」
アースラムは拳を地面に振う。その衝撃は荷車を襲う。
「くっ…!」
アダムは咄嗟に魔能力を発動し、それをガードした。
「はははは!遅いですぞ!」
彼の背後に回り込んだアースラムは、後方の魔族を壁に叩きつけた。
「くそ!」
「おっと…。」
アダムの反撃をアースラムは避ける。
「アダム、俺が前に出る。」
「おい、待て。それは許可してねえぞ。」
「……頼むよ、隊長。時間稼ぐからさ。」
魔族の1人は前に出る。
「チクショウ!何やってやがんだこの…!」
アダムは固有能力を発動する。
背中から、砲台の口のようなものが出る。
「はっはっは!無駄ですぞ!」
前に飛び出た魔族の半身は貫かれた。
「…今だ!アダム!」
「おおおおお!」
砲撃が、彼の背中から放たれた。
「この程度…私には……私には…お?おおおおおおお?!」
砲撃の物量を反発させた一撃。一度受ければ、全てが吹き飛ばされる。
アースラムの両腕は吹き飛んだ。
「さて…どうする?お前が死んで撤退するか、全員ここで死ぬか。」
アダムはアースラムを見下ろす。
「あ…ああああ!誰か…誰かああああ!」
彼は張り裂けんばかりの声で泣き叫んだ。
「ケッ……くだらねえ。」
アースラムの頭は吹き飛ばされた。
「て、撤退!撤退!」
魔兵軍は撤退していく。
「くそ……また…1人かよ。」
アダムはその場にうずくまる。
仲間の魔族は誰1人としていない。そこにあるのは、孤独だけだった。
「そうか……残念だ。」
通信機の向こうから、指揮官が言う。
少年がアダムにスープを差し出す。
「ああ…置いておいてくれ、ニッシュ。」
ニッシュという少年は、彼の隣に座った。
「きっと…人間達は滅ぼせます!貴方は僕を救ってくれた。父と母がいなくなって絶望してた僕たちを…」
アダムはその場に居る子供達を見る。
「……」
無言でアダムは、ニッシュの頭を撫でた。
「え?!ちょっ……」
「ありがとな。ちょっと元気出たわ。」
一筋、彼の頬を涙が伝った。
子供は窓から雲を指差す。
「なあに?」
「あれ、何?」
女教師が、子供の指差した正体が雲ではないと悟った頃には遅かった。彼女もろとも死亡していたのだから。
被害総数……
1月3日、魔族の軍隊がセリアムに侵攻を開始。他国の魔族と同盟を結んだ模様。
90年における侵攻、およびテロ行為によって魔兵軍の戦力は以前の半数にまで減少。後退を余儀なくされた。
そして、総括ヴェルサスの死によって、民衆の不満は爆発。民衆が自衛団を結成する。
しかし、2月4日。自衛団は魔族らの攻撃によって半数近くが虐殺され、勢いは収束。既に死者は500万人に及び、国民の7割がなんらかの被害を被る事になった。
魔兵軍の死者は全体の6割に及び、メリッサ将軍は昏睡状態へと陥った。
ドラゴンクロウを除いた大多数のフリーランスの魔導士は死亡した。
被害総数……
此度の侵攻により、魔族の4割が死滅。
尚、避難した魔族らを魔兵軍が虐殺した被害総数が大半を占める。
尚、魔兵軍による強姦被害が相次ぎ、精神疾患を持つ患者が全体の3割にも及ぶ件数で確認されている。
都市の状況……
セリアム国内の4割は魔族に監視され、人類の生息区域が急速に狭まる事となった。先日、子供が魔族に殺された事を皮切りに戦線が悪化。
ベルヘリット内戦と呼ばれるこの戦いは、外国からの支援を除いても、その場に居た6割が死滅する結果となった。
その後、他国でも内戦が勃発。
世界全体での死者数は分かっているだけでも1億人を超え、現在正確な数字はわかっていないが、世界の3割の人間が死亡していると推測されている。
都市の状況……
人間のばら撒いた魔装兵器の毒が街に蔓延し、死者数が増加。生息区域の3割が移住不可能となり、住居難となる魔族で溢れかえった。
人間の住居は魔族の放つ魔力によって風化し、利用は不可能。
食料の状況について…
魔族に奪われた事により、食糧難が発生。住居での食料の奪い合いが頻発した。死者数の3割は食料に関連すると見られる。
食料の状況について…
魔族同士で分け合ってはいるが、未だ食糧不足は改善されず。空腹による死者数が増加し、このままでは全滅も視野に入る。尚、魔兵軍が食料の輸送を断ち、略奪を行なっているとの報告が上がっており、その方面でも対策も必須。
幼い頃…いわば50年前。
俺は母と幸せに暮らしていた。下級民ではあったが、優しい父もおり、楽しい暮らしだったように思う。
だが、それは突然終わりを告げる事になる。
火の海が上がる村の中、人間たちが部屋に侵入した。ベッドの下に俺は隠され、父と母の叫び声が聞こえた。
「待ってくれ!私たちは殺し合う気はない!」
「黙れ!化け物が!」
父の青い血液が地面に付着した。
父の亡骸が、俺の目の前に転がった。
だが、母の死体はいつまで経っても現れない。
ドサ、と母が倒れる。何やら叫び声を上げている。
ユサ、ユサと上下に揺れる母。
人間たちは母の両足を開かせ、そこに向けて腰を振っている。
母は、犯されていたのだ。なすすべなく母は陵辱され、そして殺された。血液に奴らの性液が混じる。悍ましい。悍ましい。悍ましい………
「おい…魔力感知機がまだ反応しているぞ!」
「探せ!」
魔導士達は辺りを見渡す。
「あ…ああ…ああああああ!」
気づけば、無我夢中で人間を殺していた。返せ、返せ、返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ。
「返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
全身に血液を浴びながら、俺は叫び続けた。当然、どこにも出口はない。何もかもが戻ってこない。ただただ虚しいだけだった。
それから、復讐が俺の目標になった。
あの侵攻を指揮した男…
ガレリア.バルハランテを殺す事。
だからこそ、魔族の軍に入った。
いつか殺すために、力をつけた。
だが、突然の知らせにより、それは打ち砕かれる事となった。
ガレリアは死んだのだ。
俺は、どうやって生きていけば良い?そう思っていた時、とある知らせが耳に入った。奴の子供が軍に入っている、と。
しかも将軍と来た。何があろうと、この恨みを奴にぶつける。何があろうと…………………………
「おい、アダム。起きろ。」
アダムは、荷車の上で、仲間の魔族に起こされた。
「ああ…すまんな。」
彼は起き上がると、右手に魔力を込める。キィィィィン、と青い球が、彼の掌の上で回転する。
「よし、大丈夫だな?今回の作戦、覚えてるか?」
「ああ…人間達から食料を守る。ただそれだけだ。」
「正解。しっかりしな、隊長。」
魔族はアダムと拳を合わせる。
彼の頭はまだ冴えきらないままだった。眠気の取れぬ重い瞼で、遠くを見る。
すると遠方から、一つの光が光った。
「………あれは!伏せろ!」
アダムの指示と同時に、魔力の砲撃が放たれた。
数十本にも及ぶ魔力の帯が、魔族達の核を貫いていく。
「がっ…!」
「ぎゃあ!」
仲間が次々と姿を消す中、アダムは魔能力を発動した。
「蒼天球!」
青い球体は、砲撃を全て打ち消す。
対象のもののエネルギーを反転させる球。それを解き放ったのだ。
「はっはっはっ!中々やり手がいるではないか!やあやあ我こそは!アースラム.アレキサンダー!」
筋肉質な人間が前に出る。
「……来るぞ!」
アースラムは拳を地面に振う。その衝撃は荷車を襲う。
「くっ…!」
アダムは咄嗟に魔能力を発動し、それをガードした。
「はははは!遅いですぞ!」
彼の背後に回り込んだアースラムは、後方の魔族を壁に叩きつけた。
「くそ!」
「おっと…。」
アダムの反撃をアースラムは避ける。
「アダム、俺が前に出る。」
「おい、待て。それは許可してねえぞ。」
「……頼むよ、隊長。時間稼ぐからさ。」
魔族の1人は前に出る。
「チクショウ!何やってやがんだこの…!」
アダムは固有能力を発動する。
背中から、砲台の口のようなものが出る。
「はっはっは!無駄ですぞ!」
前に飛び出た魔族の半身は貫かれた。
「…今だ!アダム!」
「おおおおお!」
砲撃が、彼の背中から放たれた。
「この程度…私には……私には…お?おおおおおおお?!」
砲撃の物量を反発させた一撃。一度受ければ、全てが吹き飛ばされる。
アースラムの両腕は吹き飛んだ。
「さて…どうする?お前が死んで撤退するか、全員ここで死ぬか。」
アダムはアースラムを見下ろす。
「あ…ああああ!誰か…誰かああああ!」
彼は張り裂けんばかりの声で泣き叫んだ。
「ケッ……くだらねえ。」
アースラムの頭は吹き飛ばされた。
「て、撤退!撤退!」
魔兵軍は撤退していく。
「くそ……また…1人かよ。」
アダムはその場にうずくまる。
仲間の魔族は誰1人としていない。そこにあるのは、孤独だけだった。
「そうか……残念だ。」
通信機の向こうから、指揮官が言う。
少年がアダムにスープを差し出す。
「ああ…置いておいてくれ、ニッシュ。」
ニッシュという少年は、彼の隣に座った。
「きっと…人間達は滅ぼせます!貴方は僕を救ってくれた。父と母がいなくなって絶望してた僕たちを…」
アダムはその場に居る子供達を見る。
「……」
無言でアダムは、ニッシュの頭を撫でた。
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