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第1章 誘い
魂たちの二重奏 4
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——メルジーネ——
火の精霊『サラマンダー』に並び、錬金術の大家、パラケルススが説いたとされる四大精霊のうち、水を司る精霊である。(ウンディーネ、ニンフとも呼ばれる)
二〇世紀、分析心理学の礎を築いたカール・グスタフ・ユングはパラケルススに『無意識の心理学』の萌芽を認め、彼が錬金術の一連の精製過程の中に、無意識の精神活動を見ていた事を指摘している。
パラケルススは、『メルジーネ』を、彼がイリアステル(星辰的質料)と呼ぶ『万物の発生因』の水としての表れである『アクアステル』であると説く。ユングはこの『アクアステル』は物質に類似した属性を伴う『心的原理』であって、今日で言う『無意識』と同等の概念であることを解き明かす。
一方で、錬金術師は、化学物質を熱する過程において、熱せられる物質に自己を投影し、精神的な灼熱の炎の苦悶と浄化を体験するという。彼の精神を熱する『火』は、もはや目の前の物理現象としての火ではない。その『火』によって身体にも宿るとされる『イリアステル』が熱せられ、現実世界にある彼の心象を投影した物質同様に、その変容のプロセスをたどり、その過程で『アクアステル』である『メルジーネ』が現れるという。(ユングの言によれば、パラケルススが生成に成功させたと言われる人造人間『ホムンクルス』とは、この『アクアステル』を人格化した表象である)
ユングはこの精神に宿る『火』こそ火の精霊『サラマンダー』であり、不易不壊の自己、『セルフ』の表象である事も示していた。ユングはそれを、生命の創造的形成原理であり、心的な個性化の原理とみなす。
パラケルススが『レトルトの蒸留』と呼ぶこの錬金の秘術において、『サラマンダー』の火の浄化は『イリアステル』から純化された英知の霊を抽出するが、これを凝固し完結するには、"メルジーネの働き"に対抗しなければならないという——
『メルジーネ』は、ゆっくりとその頭部を擡げるようにして、<アマテラス>を見据える。否、その眼は<アマテラス>と同化している、亜夢の『セルフ』を捉えている。
……水泡より生まれし我が身……
……生まれ出でし時より、泡へと帰す宿命……
まるで、祈りであるかのような『メルジーネ』の囁きが、亜夢の『セルフ』を抱く、直人の変性意識へと流れ込んでくる。
<アマテラス>の眼前には、更に距離を詰めてくる『メルジーネ』の頭部が迫っていた。
『メルジーネ』は、亜夢の身体的な特徴をフィードバックしているのか、亜夢の容貌に酷似している。しかしその表情は生気のカケラも感じさせない、氷細工のそれである。
「何をしているの、ティム! 回避よ!」
垂れ迫ってくる、目と鼻の先の『メルジーネ』への対処に遅れをとるティムへ、カミラは苛立つ。
「やってますって! 操縦系統がまるで動かないんだ!」ティムは、舵を左右に切ろうともがくが、その操縦桿は、まるで凍りついたかのようにビクともしない。
「操縦系統だけじゃない! 機関出力二〇パーセントダウン! シールド発生機能停止! PSIバリアジェネレーターに異常発生‼︎」「何ですって!」アランの立て続けの異常報告に、焦りを隠せないカミラ。ブリッジは突如、警報に包まれ、モニターに次々と赤い警告表示が浮かび上がり、ブリッジ照明が落ちると、赤い非常灯へと切り替わる。
……鎮まれ……我と共に、無明の虚空へ……
『メルジーネ』の術中にはまり、身動きを封じられた<アマテラス>のモニターいっぱいに、『メルジーネ』の顔が広がる。
「"アンノウン"、接触‼︎」サニが焦りに満ちた悲痛な叫びをあげる。
まるでモニター面の境界が無いかのように『メルジーネ』がめり込んでくるや否や、前面のモニターからドロリと水の塊のようなものがブリッジへと流れ込む。
「きゃあああ!」恐怖におののくサニの悲鳴がブリッジに木霊する。
「インナーノーツ! どうなっている⁉︎ 状況を……!」IMCとの通信が遮断されると同時に、両舷側面のパネル、各席のパネル類から、そしてPSI モジュールからも水のような形質を持つ流体が溢れ出す。半霊半物質的な、『エクトプラズム』と呼ばれる謎の現象に酷似している。
突然、<アマテラス>との通信が途絶えたIMCでは、アイリーンと田中が状況確認に全力を挙げる。
「<アマテラス>、PSI バリアに異常感応! 『メルジーネ』の侵食を受けている模様‼︎ EMG(エマージェンシー)発生!」かろうじて捉えた<アマテラス>の信号を確認したアイリーンが声を張り上げる。
「何だと⁉︎ ……しょ……所長!」東は、想定外の状況に、藤川の判断を仰ぐしかなかった。
「……『サラマンダー』……『メルジーネ』……」
藤川は思索を巡らせている。
「くっ! アイリーン! 緊急回収コードを! 真世、ダミートランサーをありったけ稼働させて、<アマテラス>の脱出をサポート……」
「待て!」東の<アマテラス>救出指示を、藤川が制止する。
「所長⁉︎」顔を蒼ざめさせながら、東は藤川を窺い見る。IMCのスタッフらも、東に続いて藤川に視線を向けた。
「『メルジーネ』の試練……これを超えねば亜夢に救いはない」
藤川は、決然と言い切った。
<アマテラス>のブリッジいっぱいに、『エクトプラズム』が充満している。ブリッジの<アマテラス>各機能の稼働を示すランプ、メーター類が一つ、また一つと消えていく……それと同時に、機関の回転音も終息する。
<アマテラス>の機能を完全に征服した『エクトプラズム』は、さらにインナーノーツの精神にまで浸透し、次々と彼らの意識をも奪っていく。
……亜夢! ……なぜ……
変性意識下で、PSI-Linkシステムに接続している直人は、その様子を外部から眺めるかのように俯瞰していた。自分の肉体が、そのまま眠りに落ちていくのが見えた。
ブリッジは今や、海中の様相に様変わりしている。その中央で、亜夢の『セルフ』を投影したホログラムが、命の最期の煌きを放つ。
ホログラムとキャプテンシートの中程で、『エクトプラズム』は再び『メルジーネ』の形状をとると、静かに『セルフ』へと近づく。かすかに意識を残していたカミラは、手を伸ばしそれを制しようとする。しかし、その手が『メルジーネ』へと届く事はなく、カミラの意識は、深い眠りに落ちていった。
『メルジーネ』が、『セルフ』のホログラムと重なっていく……その炎は消されまいと、一層の命の火を燃やすが、抵抗虚しく抑え込まれていく。『メルジーネ』の冷徹な視線は、動じる事なく、その命の灯火が消え逝く様を見守る。
……やめるんだ! ……
『メルジーネ』は、その声に反応を示した。この死せる水の只中で、まだ生あるものがいるというのか……
辺りを見回す『メルジーネ』。前方の席で頭を垂れて、意識を失っている若者に、視線が止まったその瞬間……
水に浸かったブリッジの風景が消え去り、立ち代わりに柔らかな暖かみのある空間が広がる。
暗がりの中で、一人の青年が、弱まり怯えた炎を守るように抱きかかえている。
先程まで、目の前で倒れていたはずの青年だ。その姿を捉えた『メルジーネ』は立ちすくむ。
周辺の空間がざわめく。
火の精霊『サラマンダー』に並び、錬金術の大家、パラケルススが説いたとされる四大精霊のうち、水を司る精霊である。(ウンディーネ、ニンフとも呼ばれる)
二〇世紀、分析心理学の礎を築いたカール・グスタフ・ユングはパラケルススに『無意識の心理学』の萌芽を認め、彼が錬金術の一連の精製過程の中に、無意識の精神活動を見ていた事を指摘している。
パラケルススは、『メルジーネ』を、彼がイリアステル(星辰的質料)と呼ぶ『万物の発生因』の水としての表れである『アクアステル』であると説く。ユングはこの『アクアステル』は物質に類似した属性を伴う『心的原理』であって、今日で言う『無意識』と同等の概念であることを解き明かす。
一方で、錬金術師は、化学物質を熱する過程において、熱せられる物質に自己を投影し、精神的な灼熱の炎の苦悶と浄化を体験するという。彼の精神を熱する『火』は、もはや目の前の物理現象としての火ではない。その『火』によって身体にも宿るとされる『イリアステル』が熱せられ、現実世界にある彼の心象を投影した物質同様に、その変容のプロセスをたどり、その過程で『アクアステル』である『メルジーネ』が現れるという。(ユングの言によれば、パラケルススが生成に成功させたと言われる人造人間『ホムンクルス』とは、この『アクアステル』を人格化した表象である)
ユングはこの精神に宿る『火』こそ火の精霊『サラマンダー』であり、不易不壊の自己、『セルフ』の表象である事も示していた。ユングはそれを、生命の創造的形成原理であり、心的な個性化の原理とみなす。
パラケルススが『レトルトの蒸留』と呼ぶこの錬金の秘術において、『サラマンダー』の火の浄化は『イリアステル』から純化された英知の霊を抽出するが、これを凝固し完結するには、"メルジーネの働き"に対抗しなければならないという——
『メルジーネ』は、ゆっくりとその頭部を擡げるようにして、<アマテラス>を見据える。否、その眼は<アマテラス>と同化している、亜夢の『セルフ』を捉えている。
……水泡より生まれし我が身……
……生まれ出でし時より、泡へと帰す宿命……
まるで、祈りであるかのような『メルジーネ』の囁きが、亜夢の『セルフ』を抱く、直人の変性意識へと流れ込んでくる。
<アマテラス>の眼前には、更に距離を詰めてくる『メルジーネ』の頭部が迫っていた。
『メルジーネ』は、亜夢の身体的な特徴をフィードバックしているのか、亜夢の容貌に酷似している。しかしその表情は生気のカケラも感じさせない、氷細工のそれである。
「何をしているの、ティム! 回避よ!」
垂れ迫ってくる、目と鼻の先の『メルジーネ』への対処に遅れをとるティムへ、カミラは苛立つ。
「やってますって! 操縦系統がまるで動かないんだ!」ティムは、舵を左右に切ろうともがくが、その操縦桿は、まるで凍りついたかのようにビクともしない。
「操縦系統だけじゃない! 機関出力二〇パーセントダウン! シールド発生機能停止! PSIバリアジェネレーターに異常発生‼︎」「何ですって!」アランの立て続けの異常報告に、焦りを隠せないカミラ。ブリッジは突如、警報に包まれ、モニターに次々と赤い警告表示が浮かび上がり、ブリッジ照明が落ちると、赤い非常灯へと切り替わる。
……鎮まれ……我と共に、無明の虚空へ……
『メルジーネ』の術中にはまり、身動きを封じられた<アマテラス>のモニターいっぱいに、『メルジーネ』の顔が広がる。
「"アンノウン"、接触‼︎」サニが焦りに満ちた悲痛な叫びをあげる。
まるでモニター面の境界が無いかのように『メルジーネ』がめり込んでくるや否や、前面のモニターからドロリと水の塊のようなものがブリッジへと流れ込む。
「きゃあああ!」恐怖におののくサニの悲鳴がブリッジに木霊する。
「インナーノーツ! どうなっている⁉︎ 状況を……!」IMCとの通信が遮断されると同時に、両舷側面のパネル、各席のパネル類から、そしてPSI モジュールからも水のような形質を持つ流体が溢れ出す。半霊半物質的な、『エクトプラズム』と呼ばれる謎の現象に酷似している。
突然、<アマテラス>との通信が途絶えたIMCでは、アイリーンと田中が状況確認に全力を挙げる。
「<アマテラス>、PSI バリアに異常感応! 『メルジーネ』の侵食を受けている模様‼︎ EMG(エマージェンシー)発生!」かろうじて捉えた<アマテラス>の信号を確認したアイリーンが声を張り上げる。
「何だと⁉︎ ……しょ……所長!」東は、想定外の状況に、藤川の判断を仰ぐしかなかった。
「……『サラマンダー』……『メルジーネ』……」
藤川は思索を巡らせている。
「くっ! アイリーン! 緊急回収コードを! 真世、ダミートランサーをありったけ稼働させて、<アマテラス>の脱出をサポート……」
「待て!」東の<アマテラス>救出指示を、藤川が制止する。
「所長⁉︎」顔を蒼ざめさせながら、東は藤川を窺い見る。IMCのスタッフらも、東に続いて藤川に視線を向けた。
「『メルジーネ』の試練……これを超えねば亜夢に救いはない」
藤川は、決然と言い切った。
<アマテラス>のブリッジいっぱいに、『エクトプラズム』が充満している。ブリッジの<アマテラス>各機能の稼働を示すランプ、メーター類が一つ、また一つと消えていく……それと同時に、機関の回転音も終息する。
<アマテラス>の機能を完全に征服した『エクトプラズム』は、さらにインナーノーツの精神にまで浸透し、次々と彼らの意識をも奪っていく。
……亜夢! ……なぜ……
変性意識下で、PSI-Linkシステムに接続している直人は、その様子を外部から眺めるかのように俯瞰していた。自分の肉体が、そのまま眠りに落ちていくのが見えた。
ブリッジは今や、海中の様相に様変わりしている。その中央で、亜夢の『セルフ』を投影したホログラムが、命の最期の煌きを放つ。
ホログラムとキャプテンシートの中程で、『エクトプラズム』は再び『メルジーネ』の形状をとると、静かに『セルフ』へと近づく。かすかに意識を残していたカミラは、手を伸ばしそれを制しようとする。しかし、その手が『メルジーネ』へと届く事はなく、カミラの意識は、深い眠りに落ちていった。
『メルジーネ』が、『セルフ』のホログラムと重なっていく……その炎は消されまいと、一層の命の火を燃やすが、抵抗虚しく抑え込まれていく。『メルジーネ』の冷徹な視線は、動じる事なく、その命の灯火が消え逝く様を見守る。
……やめるんだ! ……
『メルジーネ』は、その声に反応を示した。この死せる水の只中で、まだ生あるものがいるというのか……
辺りを見回す『メルジーネ』。前方の席で頭を垂れて、意識を失っている若者に、視線が止まったその瞬間……
水に浸かったブリッジの風景が消え去り、立ち代わりに柔らかな暖かみのある空間が広がる。
暗がりの中で、一人の青年が、弱まり怯えた炎を守るように抱きかかえている。
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