8 / 80
プロローグ
第三話踏み出す一歩
しおりを挟む
第三話踏み出す一歩
私は学園のクラスで課題のためにクラスメイトをパーティーに誘うため話しかける。まず頭の中で練習した。まあやってもその通りにならないんだけどね。
「すぅーはぁーすぅーはぁーよしっ」
「あっ、あの今ちょっと大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?ルミエルちゃん何かよう?」
「課題のパーティー依頼の事で、一緒に組めないかな?」
「あー、ごめんね。もう友達と組んじゃったんだ。でも、誘ってくれてありがとね」
「うん、分かったよ。教えてくれてありがとう。他当たるね」
うーん、他に誰かいるかな。課題のパーティーのメンバーはクラスメイト以外でもOKってプリントに書いてあったし、クラスメイト以外にしようかな……
あっ、あそこにいる人、パーティー組める人探してる!あそこの人誘ってみよう。
「ねぇ、貴方今パーティー組める人探してたって事は、まだ見つかってないよね?」
「うん、探してるわよ。なに?自分は見つかってるからって嫌味なの?」
「ううん、違うよ。私も見つかってないから聞いたの。それでパーティー組んでくれるか聞こうと思って」
「あぁ、そういう事。今までいろんな人から嫌味言われたからまたなのって思った。パーティーの事ならもう余ってる人誰もいないし組もうか」
「うん、ありがとう。残りのメンバーは冒険者課に登録されてる人で探そうと思うんだけど、そういう事で大丈夫?」
「大丈夫だよ。私の方でも探してみるから……あっ、そうだ!自己紹介がまだだったよね。私の名前はスミカ・ヨシオカ。スミカって呼んでね。そんで今頑張っている事は迷子にならない事!これからよろしく」
「私も名前名乗ってなかったね。私はルミエル・アルカディア。冒険者課では"迷子センター"なんてあだ名までつけられてるんだ。出来ればルミエルか小さい頃よく呼ばれてたエルって呼んで欲しいな。もしかしたら前にあったかもね。こちらこそよろしくね」
「じゃあエルって呼ぶね。あだ名が迷子センター……あっ」
「どうしたの?スミカ?」
「会ったことあるかも。学園の課題で必要だから冒険者登録しようと思って、冒険者課に行ってたら
七時間迷って……まあでも朝早く出たから時間的には大丈夫だったんだけど、母が捜索依頼出しちゃって……」
回想
「やっと仕事から帰ってきたけど、まだスミカ帰ってきてないじゃない!このままじゃスミカが役所に間に合わないかもしれない!あの子小さい頃からよく迷うからまたどこかで迷ってるわよ。どこかに迷子探すのが得意な冒険者いないかしら。今までもしもの時のために残しておいた冒険者リストにいないかしら。うーん……あっ、いい人がいたわよ。最近登録したばかりの人だけど、迷子や迷いペットの捜索依頼ばかりしてて解決率百パーセント。あだ名が迷子センターなんて呼ばれてるぐらいだから見つけてくれる人はこの人しかいないわよ!指名依頼しかないわ!」
「みたいなことがあって貴方に捜索依頼が出たんですって。依頼人が母だったから依頼人名はサオリ・ヨシオカだったんだけど」
「あの時の子、小さかったから年下かと思ってたよ。ほんとごめんね」
「ちっ、小さいって失礼ね。でも、私が百五十八センチ……まあエルの方が十センチぐらい高いもんね。まっ、まあ、あの時エルが見つけてくれなかったら冒険者登録できなかったし、今こうしてパーティーも組めなかったものね。そもそも家にすら帰れなかっただろうから本当に感謝してるんだから。これからは迷っても安心ね!だってエルがいるから」
「そんなに信頼してもらって嬉しい。これからも信頼されるように頑張るね」
「じゃあ、これから二人で残りのメンバー探そっか。それでもいい?」
「うん、いいよ」
「「それじゃあ、冒険者課へレッツゴー!」」
私は学園のクラスで課題のためにクラスメイトをパーティーに誘うため話しかける。まず頭の中で練習した。まあやってもその通りにならないんだけどね。
「すぅーはぁーすぅーはぁーよしっ」
「あっ、あの今ちょっと大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?ルミエルちゃん何かよう?」
「課題のパーティー依頼の事で、一緒に組めないかな?」
「あー、ごめんね。もう友達と組んじゃったんだ。でも、誘ってくれてありがとね」
「うん、分かったよ。教えてくれてありがとう。他当たるね」
うーん、他に誰かいるかな。課題のパーティーのメンバーはクラスメイト以外でもOKってプリントに書いてあったし、クラスメイト以外にしようかな……
あっ、あそこにいる人、パーティー組める人探してる!あそこの人誘ってみよう。
「ねぇ、貴方今パーティー組める人探してたって事は、まだ見つかってないよね?」
「うん、探してるわよ。なに?自分は見つかってるからって嫌味なの?」
「ううん、違うよ。私も見つかってないから聞いたの。それでパーティー組んでくれるか聞こうと思って」
「あぁ、そういう事。今までいろんな人から嫌味言われたからまたなのって思った。パーティーの事ならもう余ってる人誰もいないし組もうか」
「うん、ありがとう。残りのメンバーは冒険者課に登録されてる人で探そうと思うんだけど、そういう事で大丈夫?」
「大丈夫だよ。私の方でも探してみるから……あっ、そうだ!自己紹介がまだだったよね。私の名前はスミカ・ヨシオカ。スミカって呼んでね。そんで今頑張っている事は迷子にならない事!これからよろしく」
「私も名前名乗ってなかったね。私はルミエル・アルカディア。冒険者課では"迷子センター"なんてあだ名までつけられてるんだ。出来ればルミエルか小さい頃よく呼ばれてたエルって呼んで欲しいな。もしかしたら前にあったかもね。こちらこそよろしくね」
「じゃあエルって呼ぶね。あだ名が迷子センター……あっ」
「どうしたの?スミカ?」
「会ったことあるかも。学園の課題で必要だから冒険者登録しようと思って、冒険者課に行ってたら
七時間迷って……まあでも朝早く出たから時間的には大丈夫だったんだけど、母が捜索依頼出しちゃって……」
回想
「やっと仕事から帰ってきたけど、まだスミカ帰ってきてないじゃない!このままじゃスミカが役所に間に合わないかもしれない!あの子小さい頃からよく迷うからまたどこかで迷ってるわよ。どこかに迷子探すのが得意な冒険者いないかしら。今までもしもの時のために残しておいた冒険者リストにいないかしら。うーん……あっ、いい人がいたわよ。最近登録したばかりの人だけど、迷子や迷いペットの捜索依頼ばかりしてて解決率百パーセント。あだ名が迷子センターなんて呼ばれてるぐらいだから見つけてくれる人はこの人しかいないわよ!指名依頼しかないわ!」
「みたいなことがあって貴方に捜索依頼が出たんですって。依頼人が母だったから依頼人名はサオリ・ヨシオカだったんだけど」
「あの時の子、小さかったから年下かと思ってたよ。ほんとごめんね」
「ちっ、小さいって失礼ね。でも、私が百五十八センチ……まあエルの方が十センチぐらい高いもんね。まっ、まあ、あの時エルが見つけてくれなかったら冒険者登録できなかったし、今こうしてパーティーも組めなかったものね。そもそも家にすら帰れなかっただろうから本当に感謝してるんだから。これからは迷っても安心ね!だってエルがいるから」
「そんなに信頼してもらって嬉しい。これからも信頼されるように頑張るね」
「じゃあ、これから二人で残りのメンバー探そっか。それでもいい?」
「うん、いいよ」
「「それじゃあ、冒険者課へレッツゴー!」」
7
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる