ギルドの受付嬢になった私は過労死ならぬ過労不死になってしまったので、今までの鬱憤を晴らすために冒険者になり元同僚たちをこき使ってやる!

暗黒神ゼブラ

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第一章

第十二話困惑する人形(コンフェーズドドール)

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 第十二話困惑する人形(コンフェーズドドール)

 リオンの目的である『レスカ王国の王を殺す』ことに私が協力することを条件にリオンたちがエタニティドラゴンを倒すなり封印するなり手伝ってくれることになった。
 ギルドを潰すためには後ろ盾があった方がいいのは確実だよな。
 それにレスカ王を殺すことが出来ればリオンが王になることは、前の時代で分かっている。
 前の時代ではリオンがギルドを潰すために暴走したからな、王を殺した後はリオンが暴走しないように私がどうにかしないといけねえんだろうな
 私がそう考えているとリオンが
「王を殺すにしても俺たちだけで直接向かったところで返り討ちに遭うだけだ……まずは外堀から埋めるため協力者を増やすとするか。あの王のことだ、だいぶ恨み買ってるからな……恨みを晴らしたくても晴らせなかった奴らはごまんといるはずだ。だとしてもどうやって探すかだよな」と困ったように言ってきた。
 私は考えていたことが口から出ちまった
「というかリオン、レスカ王を殺すのもいいけどよ……エタニティドラゴンどうにかしねえことには邪魔されるぞ、それでもいいのかよ」
 するとリオンは
「鍛冶師ギルドと傀儡師(くぐつし)ギルドと魔導師ギルドに協力依頼をして作ってもらったものがあるんだ。デュラン持ってきてくれ」
 するとニコラが
「たいちょデュランじゃなくて私に頼ってほしいっすよ……私が持ってくるっすからね!!」
 するとデュランが「すまんリオン、せっかくだニコラが勝手に持ってくること許してくれ」
「デュランが謝ることじゃないそれに俺はニコラのこういうとこ好きだぞ」
 リオンがそう言った瞬間ニコラが走って戻ってきた。
「今たいちょ私のこと好きって言ったっすよね、ね!!」
「好きとは言ったが部下としてとか友としてって意味だからな!!」
「そうっすよね……でもそういう意味だとしても私嬉しいっすよ。頑張るからもっとたいちょに私のこと見ててほしいんだけどなぁ。じゃっ持ってくるから待っててくださいっすよ!!」
 そしてニコラは再び走って何かを取りに行った
 二分後
 ニコラが走って人形を持ってきた。
 人形……何か忘れてるような気がすると思い私は、リオンにこの人形のことを聞いた。
「なあこの人形って何なんだよ?」
 リオンはよく聞いてくれたみたいな顔して説明し始めた……その顔少しウゼェと思ったが我慢だ
「この人形の名前は忘却の人形(オブリビオンドール)のウィズ。戦闘特化の能力になるよう依頼し作ったもらったんだ!! それでさまざまなギルドに依頼したんだ。人形を傀儡師ギルドに仕込み武器を鍛冶師ギルド、仕込み魔法を魔導師ギルドにな。しかも自己再生能力を持たせ壊れるほどパワーアップするんだ…………」
 リオンが説明してる最中にデュランが話に割り込んできた。
「すまんユリア、自信作が出来てリオンは喜んでるだけなんだ。まあ簡単にいうと壊れるほど強くなるからこれをエタニティドラゴンと戦わせるって言いたいんだよ。ウィズは自律型だから勝手に動いてくれるからあとは動力炉に魔力を入れるだけなんだよ」
 私は疑問に思ったことをデュランに聞いた。
「……つまり私に魔力を入れろとそう言いたいのか?」
 すると……私の予想通りの返答だった。
「まあ、そういうことになるな」
 ……というか何で私なんだ? と聞こうとしたが……まあいいか、魔力ぐらいなら
「さっさと人形をよこせ、魔力を入れる」
「ありがとうユリア……おいニコラはリオンの相手するのも大事だけどよ感謝ぐらいしろ……リオンもな」
「「ユリアありがとう」」
 そして私は十五分間魔力を入れ続けた。
 その後人形が動き出した
「マスターご命令を……えーとどなたがマスターなんですか?」
 私とデュランとニコラは一斉にリオンを指差した。
「ではマスターご命令を……皆さん本当にあってるんですよね? そうですかあってますか……こんな人がマスターですか、はあ」
 するとニコラが
「本当のたいちょはこんなじゃないっす!! まあたいちょはどんな時でもかっこいいっすけど、普段はもっとも~~とかっこいいんすから……私にもこんなふうになってほしいんすけどウィズが羨ましいっすよ本当」
 するとウィズが謝り始めたがニコラが気にしなくていいっすと言った後にリオンが
「こほん……さっきはみっともない姿を見せたなみんな、ウィズに頼みたいのはエタニティドラゴンってやつと戦ってほしいんだよ。頼めるか?」
「ご命令として受け取ります……良い魔力が入ってるみたいですし、これなら上手く"永久魔力炉"が発動しそうです。マスター感謝します」
 するとリオンが
「ウィズ、感謝するならあいつにしろ。魔力を入れたのはあいつだからな」
 と私を指差した。
 ウィズはすぐさま私に「良い魔力を入れていただき感謝を申し上げます……なんとお呼びすればいいのかわからないのですが、どうしましょうか?」
 ウィズが困ってから私は名乗った
「ユリア……私の名前だ」
「分かりましたユリア様ですね、魔力提供感謝申し上げます」
 そしてウィズは「それではマスター、ユリア様、みなさま行ってまいります」と言った後空を飛んで行った。
 その後リオンが「これで一旦はエタニティドラゴンに感じては安心しろ……とまでは言えないが多少の時間稼ぎぐらいは出来るはずだ。あとはどうにかして協力者を増やさないとな……ユリア何か良い方法を知らないか?」
 協力者……といえば人材だよな、だったらあそこか
「なら人材派遣ギルドとかはどうだ? 良い人材を派遣してくれるかもしれんぞ(まあ、あそこの人材のクレームも冒険者ギルドにくることがあったから私たち受付嬢が対応してたんだよな……文句言いてえけど、人材派遣ギルド自体が悪いわけじゃねえからな我慢だな)」
 するとデュランが
「しかしあのギルド国境にあるからな……距離的に眠らず走り続けても一日半はかかるぞ」と言ってきて時間的にどうするかと悩んだいるとニコラが「私のズッ友のレヴィに頼んで見ましょうか? 今のレヴィなら軍を動かすことだって可能っすよ……どうっすか、たいちょ?」
 それを聞いたリオンは「可能性があるかもしれないのなら頼んでみてくれ」とニコラにお願いしていた。
「了解っすた~いちょ、私に任せてくださいっす!!」
「おいニコラ、レヴィって誰なんだよ!!」
 ニコラは私の叫びが聞こえていないような勢いで走って行った。
「俺が教えてやるから安心しろ」とリオンが言った。
 その後説明されたレヴィという人物は
『リオンが養子にされてすぐの時期にニコラとデュランと共に貧民街に逃げた時に物々交換屋の店番をしていた同い年ぐらいの少女それがレヴィ』とのことらしい
 私は前の時代でもレヴィという名前の人物は知らねえが……もしかしたら見たことある人間の可能性だってあるからなぁ……ニコラを待ってりゃ分かるよな
 私はそう思い走って行ったニコラがレヴィを連れてくるまで待つことした。
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