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愛のカタチ
15話 もふもふは正義
「ん、、、朝?、、、ッ!?」
目を覚ますと身体の両方から体温を感じた。
温かい方を見ようとすると不意に身体が軋んだ。
、、、身体が悲鳴をあげてる。
人間、予想外のことが起きたときこそ急に冷静になるものだ。
「?レイ、起きたのか。」
ボクが向いた方はルイズさんの方だった。
ルイズさんは相変わらずその逞しい上半身をさらけ出している。
さらに、拍手を送れるくらい整った顔がふわりと幸せそうに微笑むのだ。
「/// ッ」
そのルイズさんの表情に昨夜のことを思い出す。
恥ずかしくていたたまれない。
穴があったら入りたいっていう気持ち、今理解した。
「ん、、、」
ボクがウンウン恥ずかしさにうねっていると後ろから何か温かいもので抱き締められる。
「??セネスさん?」
ボクを抱き締めたのはセネスさんだった。
なのにセネスさんからはすぅーすぅーと気持ち良さそうに寝息をたてている。
、、、寝惚けてる?
「さすがレイだな。。。セネスが人前で寝ているの子供の頃以来だ。」
ルイズさんが関心している。
「おはようございます。ルイズさん。」
それよりも挨拶をしていなかったことに気づく。
寝転んだままだが頭を下げながら言う。
「ああ。おはよう、レイ。」
ふわりと微笑んで挨拶を返してくれる。
「身体が痛むだろう?無理はしない方がいい。今日からしばらくは安静に、な?」
「いえ、暫くの間お二人に甘えるのは「敬語になったから絶対な。」、、、あぅ。。。」
こうして暫くお二人に甘やかされることが決定した。
「今、何時くらいなんですか?」
敬語、といわれて直してもう一度聞く。
「んー多分七時くらいだと思うぜ?まだ寝ててもいいぞ。」
そう言ってルイズさんは私をぎゅぅ~と抱きしめてくれた。
人肌の暖かさに段々眠くなってきたボクは睡魔に抗うことなくそのまま瞼を閉じた。
ーーーーーーーーー
「ん、、、」
次に目を覚ますと窓から見える日が高く昇っていた。
ボクのまわりにはセネスさんが寝転んでこちらを見ているだけで朝お話ししたルイズさんはいない。
「おはよ、、、ございます。セネスさん。」
寝起きでまだしっかり回っていない頭と舌をフル回転させ、セネスさんに挨拶をする。
「ああ。おはよう、レイ。」
そう言ってぎゅっと身を寄せてくれる。
少し身じろぎをしようとして身体にズキリと痛みが走る。
、、、忘れてた。
ボクが急に険しい顔をして動くのをやめたからかセネスさんがボクのことを覗きこんで心配してくれる。
「?どうしたレイ。大丈夫か?」
「はい。。。身体が痛いこと忘れていたので、、、」
あはは、と笑いながら返す。
すると、セネスさんはボクを抱き締める力を強くして、
「昨日はありがとう。俺を受け入れてくれて。これから、どんなことがあっても君を守ると誓う。」
なんてカッコいいことをさらっと言ってしまうのだろうこの人は。
ボクが素面だったら絶対言えない。
酔った勢いでいうヤツだよ。
根っからのかっこよさに感心してしまった。
「今日はなにをしたい?」
セネスさんが聞いてくれる。
「そうですね、、、本を読みたいです。あっ辞書も使って。やっぱりこの世界のこと知っておきたいですしね。」
ダメ?と聞けば少し悩んでいたはずのセネスさんもいいぞ。と即決だった。
「それなら、テラスに行ってみるか?今日は天気がいいから気持ちがいいと思うぞ?」
「いいんですか?!行きたいです!!」
予想外のセネスさんの言葉に目を輝かせた。
、、、何ですかこのテラス。
ぽかぽかお日様のもと、真っ白な机に結構大きめな赤いパラソル(?)そして、、、
「っもふもふ!!」
机に揃えてあったっぽい白い椅子はソファのように何人かでかけることが出来そうだ。
そして、、、
それを埋め尽くすくらいのクッション、ぬいぐるみ。
ボクは堪らず抱えられているセネスさんの腕から飛び降り、モフモフたちに駆けます。
といってもほんの少しの距離ですが。
モフモフがボクを呼んでいる!
え?完全に子供扱いされてるって?
そんなことはどうでもいいのです。
モフモフは正義です!癒しです!
世界を救うのです!
「はぅぅ~~♪」
クッションに身体を沈めてぬいぐるみをむぎゅ~ッと抱きしめてうりうり~~ってします。
しまくります。
この世界の方たちのサイズに合わせているからかとても大きいです。
ぬいぐるみさんたちが程よくお日様の光を浴びていい匂いがします。
ああ、このまま寝てしまいたい。。。。
そのままうとうとしていると、視界の端にセネスさんが映りました。
「レイ、喜んでもらえて良かった。このまま昼寝にするか?」
セネスさんの優しい声がボクの耳を擽ります。
「(寝たい!でも寝ちゃったらせっかくの読書の時間がぁ!、、、くっどうしたらいいんだ!!)、、、いえ、大丈夫です、本、読みましょう?教えてください。」
近づいてくるセネスさんが無理はしなくていいのだぞ?やりたいことをすればいい、と、優しく声をかけてくれる。
「いえ、、、、あっありがとう。でも、大丈夫だよ?」
未だに慣れないタメ口に噛んでしまう。
違和感も半端じゃない。
セネスさんはクスクス笑いながらボクの横に座り、頭を撫でてくれる。
「レイ、これを掛けておくんだ。」
そう言ってセネスさんはひざ掛けを差し出してくる。
「今日はぽかぽかなのに?」
何故ひざ掛けが必要なのかわからず、聞き返す。
「昨日は無理をし過ぎたからな。。。念のためにも温めておかないと。」
そういうとセネスさんはボクの膝にひざ掛けをかけ、さらにボクの腰や背中周りをクッションで埋める。
「、、、もふもふだ、、、しあわせだ、、、、気持ちいいぃ~」
はじめは遠慮していたが一度モフモフを味わうと、その気持ち良さから逃れることはできない。
一瞬で虜だ。
「フッ喜んでもらえたみたいで何よりだ。」
セネスさんはボクの頭を再び撫でて微笑む。
かっこいい、、、!
ここ数日で二人にものすごく恋をしている気がする。
それを自覚した途端、嬉しくもありむずかゆくなった。
施設の時に女の子たちが騒いでいたけれど、当時のボクにはよくわからなかった。
でも、やっとわかった気がする。
「じゃぁ始めるか。」
セネスさんのその声でふと我に返る。
ドミールさんが本と辞書を差し出してくれる。
いつからそこに?!と思い、辺りを見渡すと警備の騎士さんが囲っていて少し怖かった。
<我が国ウェイナード国は国歴1000年以上続く歴史ある国である>
その一行から始まった歴史書っぽいこの本は挿し絵が少なくボク好みの本だった。
「セネスさん、早速だけど辞書を使ってもいい?」
開始10分足らずで分からない単語が出てくる。
ボクがわからなかった単語は、、、
『祖父母』だ。
近くに母親や父親という単語があるから家族関係のことだとは思うのだけれど、施設でそんな人はいなかったし、話にもでなかった。
だが、どうしよう。。。
そもそも読み方が解らない。
為す術なくう~んと唸っていると、セネスさんが読み方を教えてくれる。
『そふぼ』らしい。
「なんだか優しい響きですね。。。」
ふんわり、あたたかく。
でも、しっかりとどこかで見守ってくれているような安心感を覚える響きだ。
調べるのもゆっくりページをめくりながらおこなった。
ボクが早くページを捲ろうものならセネスさんがすかさず、
「手が切れたらどうする!?」
とあわてて止められてしまった。
『そふぼ』の意味は自分の父親、又は母親の両親らしい。
『そふぼ』からすると、自分の両親が子供になり、その子供である自分の位置は『孫』に当たるらしい。
血が少しずつ繋がっているらしい。
他にも関連で『曾祖母』とか書いてあったけれどいちいち調べていたら日が暮れてしまうので、またの機会にとっておいた。
「レイ、そろそろおわりにしよう。」
そう言ってページを捲ろうとしているボクの手の上から自分の手を優しく乗せて、セネスさんが声をかけてくれたときには三時間くらいが過ぎていた。
もうそろそろお昼ごはんの時間だ。
「はい!ありがとう。」
ボクが返事をして栞を挟むとセネスさんが姫抱きにしてくれる。
かかっていたひざ掛けがパサリと落ちる。
「、、、んっ、、、、。」
そのままセネスさんはキスをしてくれた。
唇が触れ合うだけの優しいキスを何度も何度も角度を変えて。
「昼食をとりに行こうか。」
「////っはい。」
きゅっとセネスさんの首にしがみつく。
やっぱりこの高さは怖いけどなんだか安心できる。。。
今日のもふもふ達にまた会いたいな、と思いながらボクはセネスさんに抱えられたまま自室に向かった。
目を覚ますと身体の両方から体温を感じた。
温かい方を見ようとすると不意に身体が軋んだ。
、、、身体が悲鳴をあげてる。
人間、予想外のことが起きたときこそ急に冷静になるものだ。
「?レイ、起きたのか。」
ボクが向いた方はルイズさんの方だった。
ルイズさんは相変わらずその逞しい上半身をさらけ出している。
さらに、拍手を送れるくらい整った顔がふわりと幸せそうに微笑むのだ。
「/// ッ」
そのルイズさんの表情に昨夜のことを思い出す。
恥ずかしくていたたまれない。
穴があったら入りたいっていう気持ち、今理解した。
「ん、、、」
ボクがウンウン恥ずかしさにうねっていると後ろから何か温かいもので抱き締められる。
「??セネスさん?」
ボクを抱き締めたのはセネスさんだった。
なのにセネスさんからはすぅーすぅーと気持ち良さそうに寝息をたてている。
、、、寝惚けてる?
「さすがレイだな。。。セネスが人前で寝ているの子供の頃以来だ。」
ルイズさんが関心している。
「おはようございます。ルイズさん。」
それよりも挨拶をしていなかったことに気づく。
寝転んだままだが頭を下げながら言う。
「ああ。おはよう、レイ。」
ふわりと微笑んで挨拶を返してくれる。
「身体が痛むだろう?無理はしない方がいい。今日からしばらくは安静に、な?」
「いえ、暫くの間お二人に甘えるのは「敬語になったから絶対な。」、、、あぅ。。。」
こうして暫くお二人に甘やかされることが決定した。
「今、何時くらいなんですか?」
敬語、といわれて直してもう一度聞く。
「んー多分七時くらいだと思うぜ?まだ寝ててもいいぞ。」
そう言ってルイズさんは私をぎゅぅ~と抱きしめてくれた。
人肌の暖かさに段々眠くなってきたボクは睡魔に抗うことなくそのまま瞼を閉じた。
ーーーーーーーーー
「ん、、、」
次に目を覚ますと窓から見える日が高く昇っていた。
ボクのまわりにはセネスさんが寝転んでこちらを見ているだけで朝お話ししたルイズさんはいない。
「おはよ、、、ございます。セネスさん。」
寝起きでまだしっかり回っていない頭と舌をフル回転させ、セネスさんに挨拶をする。
「ああ。おはよう、レイ。」
そう言ってぎゅっと身を寄せてくれる。
少し身じろぎをしようとして身体にズキリと痛みが走る。
、、、忘れてた。
ボクが急に険しい顔をして動くのをやめたからかセネスさんがボクのことを覗きこんで心配してくれる。
「?どうしたレイ。大丈夫か?」
「はい。。。身体が痛いこと忘れていたので、、、」
あはは、と笑いながら返す。
すると、セネスさんはボクを抱き締める力を強くして、
「昨日はありがとう。俺を受け入れてくれて。これから、どんなことがあっても君を守ると誓う。」
なんてカッコいいことをさらっと言ってしまうのだろうこの人は。
ボクが素面だったら絶対言えない。
酔った勢いでいうヤツだよ。
根っからのかっこよさに感心してしまった。
「今日はなにをしたい?」
セネスさんが聞いてくれる。
「そうですね、、、本を読みたいです。あっ辞書も使って。やっぱりこの世界のこと知っておきたいですしね。」
ダメ?と聞けば少し悩んでいたはずのセネスさんもいいぞ。と即決だった。
「それなら、テラスに行ってみるか?今日は天気がいいから気持ちがいいと思うぞ?」
「いいんですか?!行きたいです!!」
予想外のセネスさんの言葉に目を輝かせた。
、、、何ですかこのテラス。
ぽかぽかお日様のもと、真っ白な机に結構大きめな赤いパラソル(?)そして、、、
「っもふもふ!!」
机に揃えてあったっぽい白い椅子はソファのように何人かでかけることが出来そうだ。
そして、、、
それを埋め尽くすくらいのクッション、ぬいぐるみ。
ボクは堪らず抱えられているセネスさんの腕から飛び降り、モフモフたちに駆けます。
といってもほんの少しの距離ですが。
モフモフがボクを呼んでいる!
え?完全に子供扱いされてるって?
そんなことはどうでもいいのです。
モフモフは正義です!癒しです!
世界を救うのです!
「はぅぅ~~♪」
クッションに身体を沈めてぬいぐるみをむぎゅ~ッと抱きしめてうりうり~~ってします。
しまくります。
この世界の方たちのサイズに合わせているからかとても大きいです。
ぬいぐるみさんたちが程よくお日様の光を浴びていい匂いがします。
ああ、このまま寝てしまいたい。。。。
そのままうとうとしていると、視界の端にセネスさんが映りました。
「レイ、喜んでもらえて良かった。このまま昼寝にするか?」
セネスさんの優しい声がボクの耳を擽ります。
「(寝たい!でも寝ちゃったらせっかくの読書の時間がぁ!、、、くっどうしたらいいんだ!!)、、、いえ、大丈夫です、本、読みましょう?教えてください。」
近づいてくるセネスさんが無理はしなくていいのだぞ?やりたいことをすればいい、と、優しく声をかけてくれる。
「いえ、、、、あっありがとう。でも、大丈夫だよ?」
未だに慣れないタメ口に噛んでしまう。
違和感も半端じゃない。
セネスさんはクスクス笑いながらボクの横に座り、頭を撫でてくれる。
「レイ、これを掛けておくんだ。」
そう言ってセネスさんはひざ掛けを差し出してくる。
「今日はぽかぽかなのに?」
何故ひざ掛けが必要なのかわからず、聞き返す。
「昨日は無理をし過ぎたからな。。。念のためにも温めておかないと。」
そういうとセネスさんはボクの膝にひざ掛けをかけ、さらにボクの腰や背中周りをクッションで埋める。
「、、、もふもふだ、、、しあわせだ、、、、気持ちいいぃ~」
はじめは遠慮していたが一度モフモフを味わうと、その気持ち良さから逃れることはできない。
一瞬で虜だ。
「フッ喜んでもらえたみたいで何よりだ。」
セネスさんはボクの頭を再び撫でて微笑む。
かっこいい、、、!
ここ数日で二人にものすごく恋をしている気がする。
それを自覚した途端、嬉しくもありむずかゆくなった。
施設の時に女の子たちが騒いでいたけれど、当時のボクにはよくわからなかった。
でも、やっとわかった気がする。
「じゃぁ始めるか。」
セネスさんのその声でふと我に返る。
ドミールさんが本と辞書を差し出してくれる。
いつからそこに?!と思い、辺りを見渡すと警備の騎士さんが囲っていて少し怖かった。
<我が国ウェイナード国は国歴1000年以上続く歴史ある国である>
その一行から始まった歴史書っぽいこの本は挿し絵が少なくボク好みの本だった。
「セネスさん、早速だけど辞書を使ってもいい?」
開始10分足らずで分からない単語が出てくる。
ボクがわからなかった単語は、、、
『祖父母』だ。
近くに母親や父親という単語があるから家族関係のことだとは思うのだけれど、施設でそんな人はいなかったし、話にもでなかった。
だが、どうしよう。。。
そもそも読み方が解らない。
為す術なくう~んと唸っていると、セネスさんが読み方を教えてくれる。
『そふぼ』らしい。
「なんだか優しい響きですね。。。」
ふんわり、あたたかく。
でも、しっかりとどこかで見守ってくれているような安心感を覚える響きだ。
調べるのもゆっくりページをめくりながらおこなった。
ボクが早くページを捲ろうものならセネスさんがすかさず、
「手が切れたらどうする!?」
とあわてて止められてしまった。
『そふぼ』の意味は自分の父親、又は母親の両親らしい。
『そふぼ』からすると、自分の両親が子供になり、その子供である自分の位置は『孫』に当たるらしい。
血が少しずつ繋がっているらしい。
他にも関連で『曾祖母』とか書いてあったけれどいちいち調べていたら日が暮れてしまうので、またの機会にとっておいた。
「レイ、そろそろおわりにしよう。」
そう言ってページを捲ろうとしているボクの手の上から自分の手を優しく乗せて、セネスさんが声をかけてくれたときには三時間くらいが過ぎていた。
もうそろそろお昼ごはんの時間だ。
「はい!ありがとう。」
ボクが返事をして栞を挟むとセネスさんが姫抱きにしてくれる。
かかっていたひざ掛けがパサリと落ちる。
「、、、んっ、、、、。」
そのままセネスさんはキスをしてくれた。
唇が触れ合うだけの優しいキスを何度も何度も角度を変えて。
「昼食をとりに行こうか。」
「////っはい。」
きゅっとセネスさんの首にしがみつく。
やっぱりこの高さは怖いけどなんだか安心できる。。。
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