それぞれの異世界

近未来、どうしても近親相姦したい人はVRの世界で②

  

正はVRの世界の情報館にいた。
この世界を知ることと妹を捜す為だ。
赤の他人を装って接近したいのだ。
この世界に入るとVRの世界の役場的場所に登録はされるらしいが、実名で登録する人はあまりいない為手掛かりは殆ど無い。
初日はVR世界の基礎情報の収集だけで終わった。


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現実世界に戻った正は同じタイミングで入った瑠奈の様子を伺いに部屋の前に行きノックをする。


「瑠奈、出てきたか？」


返事はない。
正はそっと扉を開けた。
中にはまだ頭にVR世界へのリングを付けて、意識を飛ばしてベッドで寝ている妹の姿があった。

先程の服装だ。
正はユルいキャミソールの中の巨乳を覗き込む。
ゴクリッと生唾を呑み、アソコが勃起した。
ここで瑠奈の身体に触れても瑠奈が目覚めることはない。
瑠奈が自らVRの世界から戻らない限り。
しかし正は決して瑠奈に触れたりはしない。
いや、出来ないのだ。両親の厳格な教育で禁忌な行為への背徳感に支配されて体が動かないのだ。
瑠奈はショートパンツを履いていてその白く綺麗な美脚も正にはたまらない性刺激である。

(待ってろ瑠奈、VRの世界で兄ちゃんが見つけるからな。そしたら…)

正は最後まで心の中で思うことはなかった。
しかし、もしこの続きがあるならこうだろう。

(そしたら… VRの世界でエッチしような。)

だろう。
正はその為に妹を誘ったのだ。
そして妹の瑠奈もそれを望んでいた。
求め合う者同士が接近するのはそう遠くはないはずだ。


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瑠奈はVRオナニーを終えて満足気に正の捜索を開始する。
まずは外に出てこの世界のことを聞き出し、同時に人捜しのやり方を聞いた。
てっとり早いのは現実世界でオフ会をやる募集をしてそれをVRの世界でやるというものだ。
現実世界で兄を出会い系のオフ会に参加させれば可能だ。
瑠奈は急ぎ現実世界に戻った。



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瑠奈が現実世界に戻った時だ。
兄が目の前にいた。


「きゃっ！お兄ちゃん！」

「おお！瑠奈！どうだった！？」

正は平常を装い、瑠奈にVRの感想を聞く。

「それよりお兄ちゃん勝手に部屋に入ったの！？何で！？」

瑠奈はキャミソールの中の巨乳の乳首まで見えそうなほど正に上目遣いで聞いてきた。
現実世界に戻ったばかりの割に誘惑が凄いのだ。

「ああほら！感想聞きたくてな！」

本当は襲いたいと思っていたであろう。

「変なことしてないでしょうね！？」

瑠奈は本当は何かして欲しいと願っている。

「何もしないよ！するわけないだろ！」

(本当はしたいくせに。)

瑠奈は心で思ったが口にしなかった。

「ならいいけど。それよりお兄ちゃん、VRの世界でやる出会い系のオフ会があるんだって。やってみたら？」

正は心が踊った。これは明らかに妹からの身分を明かさず会う為の口実だと。
そのオフ会に参加すればVRの世界で妹に会える、その機会をわざと妹が作ってくれるのだと。


「そんなんあるんだ！面白そうだからやってみるよ！」


正は妹がくれたチャンスを無駄には出来ないと早速登録をした。