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第三章 神龍山
3体の神
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サラ達は神龍山への道中に“砂の町”と呼ばれる『クリフパレス』と言う町に宿を取った。
7人は同じ宿にそれぞれ部屋を取りそれぞれ夜の町に繰り出していた。
ラッドはゲン、ロンを誘って酒場に向かった。
「サラとアルラはどうした?」
ゲンがラッドに尋ねた。
「アルラは大して酒が飲めん。サラはアルラを1人にしたくはないだろう。いつ命を狙われてもおかしくないからな。サラ以外にも最強の護衛が2人いる。問題ないだろう。」
「あの娘を狙っているという『旧』とは何者なのだ?」
ロンがゲンとラッドに尋ねた。
「エフライム王国最強の騎士エリスと王国の守護神ローザ、更にエフライム王国の大魔道士リナの3人を相手に余裕だったらしい。相手が退却したらしいが、戦っててもまず勝てなかったろうと。」
「王国最強の騎士に王国の守護神か!その2人とはいつ戦える?」
ロンはいつでも闘うことしか考えていない。
「ローザは俺の妹だ。そしてエリスとローザは互角と言われている。お前では相手にならんだろうさ。」
「そうか。だがローザはお前の妹だし、エリスとやらは異国の地から来たどこぞの王族の末裔だという噂もあるだろう。まだまだ強くなる筈さ。」
ラッドはその情報は初耳だった。ロンの自分の妹だと言う根拠も気になった。
「エリスのその話は初耳だな。俺の妹だからと何故強くなる?」
ラッドは率直に尋ねた。
「自分を過小評価しているのか?『雷』のレオン、その剣技は天賦の才と言われている。」
それも初耳だった。ラッドは自分の剣の腕前に興味は無かった。剣技『マディーナ』を父に教わる以外は剣について深く考えたことはなかった。
「ラッドにゲンよ。お前達ともいつか闘わせてもらう。」
ロンは笑いながら酒場に入り、
「まずは誰が大酒呑みか決めようか。」
と笑いながら席に着いた。
ラッドもゲンも嬉しそうに席に着いた。
ーーーーーーーーーー
『旧』の1人がサラ達のいる宿の前に来ていた。
「そちらから出てくるとは。命知らずな。」
サラ、メシュ・ガーデン、ゼロ・ステインが外に出て来ていた。
男はローブを纏っていた。風貌からエリス達が戦った相手とは別のようだった。
「『旧』の1人でしょうか?しつこいですね。アルラを渡す気はありません。」
サラは冷静に且つ威圧的に話した。
「お前達の意見は聞いていない。あまり我々を舐めない方がいい。
召喚:《怒れし神々》!!」
ジージジジジジジジジッ!!
そこにはデジタルにより具現化した3体のアンドロイドが現れた。
「ドゥルガー、
カーリー、
シヴァ。
そこにいるメシュ・ガーデンと同じ《最も古代のA.I.》が2体、ゼロ・ステインと同じ《古代のA.I.》が1体だ。」
3人は驚いていた。まず召喚魔法を使うこと、その召喚されたのが3体のアンドロイド、その内2体は世界で2体しか確認されていないと言われる《最も古代のA.I.》だったからだ。
「俺とエヴァ・ディレッジ以外にもいたとは。」
「もう1体は“戦闘特化型”みたいだ。」
ゼロ・ステインも驚いていた。
「怒りの女神ドゥルガー。その怒りから誕生したカーリー。そして破壊の神シヴァ。
神話ではカーリーが最も強い。」
サラは神話の神々について多少知識があった。
《最も古代のA.I.》ドゥルガー、シヴァ。
“戦闘特化型”《古代のA.I.》カーリー。
この3人を相手に、サラ、メシュ・ガーデン、ゼロステインが臨戦態勢をとった。
7人は同じ宿にそれぞれ部屋を取りそれぞれ夜の町に繰り出していた。
ラッドはゲン、ロンを誘って酒場に向かった。
「サラとアルラはどうした?」
ゲンがラッドに尋ねた。
「アルラは大して酒が飲めん。サラはアルラを1人にしたくはないだろう。いつ命を狙われてもおかしくないからな。サラ以外にも最強の護衛が2人いる。問題ないだろう。」
「あの娘を狙っているという『旧』とは何者なのだ?」
ロンがゲンとラッドに尋ねた。
「エフライム王国最強の騎士エリスと王国の守護神ローザ、更にエフライム王国の大魔道士リナの3人を相手に余裕だったらしい。相手が退却したらしいが、戦っててもまず勝てなかったろうと。」
「王国最強の騎士に王国の守護神か!その2人とはいつ戦える?」
ロンはいつでも闘うことしか考えていない。
「ローザは俺の妹だ。そしてエリスとローザは互角と言われている。お前では相手にならんだろうさ。」
「そうか。だがローザはお前の妹だし、エリスとやらは異国の地から来たどこぞの王族の末裔だという噂もあるだろう。まだまだ強くなる筈さ。」
ラッドはその情報は初耳だった。ロンの自分の妹だと言う根拠も気になった。
「エリスのその話は初耳だな。俺の妹だからと何故強くなる?」
ラッドは率直に尋ねた。
「自分を過小評価しているのか?『雷』のレオン、その剣技は天賦の才と言われている。」
それも初耳だった。ラッドは自分の剣の腕前に興味は無かった。剣技『マディーナ』を父に教わる以外は剣について深く考えたことはなかった。
「ラッドにゲンよ。お前達ともいつか闘わせてもらう。」
ロンは笑いながら酒場に入り、
「まずは誰が大酒呑みか決めようか。」
と笑いながら席に着いた。
ラッドもゲンも嬉しそうに席に着いた。
ーーーーーーーーーー
『旧』の1人がサラ達のいる宿の前に来ていた。
「そちらから出てくるとは。命知らずな。」
サラ、メシュ・ガーデン、ゼロ・ステインが外に出て来ていた。
男はローブを纏っていた。風貌からエリス達が戦った相手とは別のようだった。
「『旧』の1人でしょうか?しつこいですね。アルラを渡す気はありません。」
サラは冷静に且つ威圧的に話した。
「お前達の意見は聞いていない。あまり我々を舐めない方がいい。
召喚:《怒れし神々》!!」
ジージジジジジジジジッ!!
そこにはデジタルにより具現化した3体のアンドロイドが現れた。
「ドゥルガー、
カーリー、
シヴァ。
そこにいるメシュ・ガーデンと同じ《最も古代のA.I.》が2体、ゼロ・ステインと同じ《古代のA.I.》が1体だ。」
3人は驚いていた。まず召喚魔法を使うこと、その召喚されたのが3体のアンドロイド、その内2体は世界で2体しか確認されていないと言われる《最も古代のA.I.》だったからだ。
「俺とエヴァ・ディレッジ以外にもいたとは。」
「もう1体は“戦闘特化型”みたいだ。」
ゼロ・ステインも驚いていた。
「怒りの女神ドゥルガー。その怒りから誕生したカーリー。そして破壊の神シヴァ。
神話ではカーリーが最も強い。」
サラは神話の神々について多少知識があった。
《最も古代のA.I.》ドゥルガー、シヴァ。
“戦闘特化型”《古代のA.I.》カーリー。
この3人を相手に、サラ、メシュ・ガーデン、ゼロステインが臨戦態勢をとった。
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