11 / 14
十一話
しおりを挟む
「それから、お前の嫁ももう決まっておる」
「はぁ、何だよ、それ」
「心配するな。お前が必ず気に入る相手だ」
「気に入るとか、気に入らないとか、そんな問題じゃないんだよ」
「では、どういう問題だ?」
オヤカタさまが、また、苛立っておられます。
「オヤカタさま、順を追って説明されては如何ですか?ミツヒデさまが、混乱されておられます」
ワタクシは、宥めるように云いました。
「ああ、そうだな」
ワタクシの言葉で、少し落ち着きをとりもどしたようです。
「ミツヒデ、良く聞け。もうすぐ時代が変わる」
「どういう事だ?」
「心配するな、今より、良い時代になる。そしてその時、ワシは、隠居する。だから、ミツヒデ、お前が、この神社と寺を継ぐのだ。嫁と二人で力を合わせて、この神社と寺を守って行くのだぞ」
「神社はヒデヨシが継ぐのではないのか?」
「ヒデヨシには継がせない」
「継がせないって…」
「まぁ、ヒデヨシのことについては、また後で教える。今、話せる事は、ここまでだ」
「はぁ、何だよ、それ」
「心配するな。お前が必ず気に入る相手だ」
「気に入るとか、気に入らないとか、そんな問題じゃないんだよ」
「では、どういう問題だ?」
オヤカタさまが、また、苛立っておられます。
「オヤカタさま、順を追って説明されては如何ですか?ミツヒデさまが、混乱されておられます」
ワタクシは、宥めるように云いました。
「ああ、そうだな」
ワタクシの言葉で、少し落ち着きをとりもどしたようです。
「ミツヒデ、良く聞け。もうすぐ時代が変わる」
「どういう事だ?」
「心配するな、今より、良い時代になる。そしてその時、ワシは、隠居する。だから、ミツヒデ、お前が、この神社と寺を継ぐのだ。嫁と二人で力を合わせて、この神社と寺を守って行くのだぞ」
「神社はヒデヨシが継ぐのではないのか?」
「ヒデヨシには継がせない」
「継がせないって…」
「まぁ、ヒデヨシのことについては、また後で教える。今、話せる事は、ここまでだ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる