彼と過ごした 一年間

栄吉

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大晦日(1)

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今日は大晦日

僕は、母親と、伊集院いじゅういん君の三人で食卓を囲んでいる


「大晦日の夕飯に年越しそばとおせち料理を食べるの?」

食卓に並べられた料理を見て、伊集院いじゅういん君が僕に聞いてきた

食卓にはお寿司、おせち料理、年越そばが並べられていて、僕は毎年見慣れてる光景だから何の違和感もなかったけれど、伊集院いじゅういん君にとっては、不思議な光景だったらしい

「年越しそばは年を越しながら、おせち料理は元旦に食べるものじゃないの?」

「大晦日の夕飯に、おせち料理、年越しそば、お寿司を食べるのはこの街の風習なんだ」

僕がそう言うと

伊集院いじゅういん君は

「そーなんだ、僕、年越しそばもおせち料理も食べるの始めてだからウレシイです、いたただきます」

と、言って

美味しそうに年越しそばを食べ始めた

「どう?美味しい?」

僕の母親が聞くと、

「ハイ、とっても美味しいです」

と、

爽やかな笑顔で

伊集院いじゅういん君は言った

「まあ、出前だけどね」

母親が言うと、

伊集院いじゅういん君は

ちょっと驚いた様な表情かおをして、

僕の方を見た

「うん、まあ、毎年そばは駅前のそばやさんから、お寿司は駅前のお寿司やさんから出前をとるんだ
おせち料理は僕が作ったんだけどね」

僕は笑顔で言う













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