シャドウ・フラグメント

藍井 茶

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第1章 

‐第二話‐ 謎の少女

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翌日、翔馬はいつもの場所に来ていた。
昨日の夜帰ってからも、ずっと彼(?)のことを考えていた。


ーーーー昨日ーーーー

新刊を買い終え、家に帰ってから、、、
「あいつ結局何なんだったんだろうな?」
「明日も会うって言ってたけど、明日俺があそこに行くなんて決まってるわけじゃないのに」
「ヤベー、めっちゃ気になる。結局行くしかないやん」

そして今日

「てことで気になりすぎて、結局午前中の授業から休んできてるけど、、、」
「やっぱいない、か」
「早まり過ぎたか。」
「今から学校なんて行きたくないし、ここで本でも読んでるか、」
翔馬は昨日買った文庫本を取り出して読みだした


ーー????ーーーー
【翔馬と別れた後】
「さて、彼との接触も済ませたことだし、そろそろ本職に戻るとするか」
そういって≪彼女≫はフードを脱ぎ制服に戻った
「そういえばクライアントからの依頼って確かあと一つあったな」
そういってスマホを取り出しメモ欄を確認する



〘依頼内容〛

・鳳翔馬との接触。その後組織に連れてくる(接触回数はできるだけ少なくするように)
・武器の調達
・雛鳥知佳の暗殺
・ラノベの買い出し



「最後のなんだよ、おい、あのクソクライアントめ」
「てか予算渡されてねーし、現役高校生に何冊買わせようとしてんだ」
(メモには40冊以上ラノベのタイトルが並んでいる)
「いくら組織の場所ばれしないようにってこの量はふざけてんだろうが!」



ーーー翔馬ーーーー
「やっぱ選んでよかったな。」
そういって書間は文庫本をしまうと起き上がった。
「もう昼過ぎか、いつもほとんど食べてないから飯は別にいいけど、一回帰ろっかな?」
「でも親が、いるからな帰ったらさぼったってばれて絶対怒られる。」
(てか、なんで義務教育なんて作ったんだろ?頭悪くたっていいじゃん、何もできなくたっていいじゃん生きたくないやつ束縛する必要性なんてないのに、生きたくないのに死なせてくれない世界ってゴミだよなまじで、)
10分以上世界への文句を思いつく限り言っていたが、長すぎるので、カット!

(てゆうか、ここどこだろう?考え事してるうちに眠ったのかな?てことはここは夢か?)
試しに頬をつねってみる。
痛みはない
(やっぱ夢か、でもこんな場所見たことないんだよな?)
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