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第三章 初上陸!
◇17 この船が異常だってことがよく分かった
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緊張で心臓がドクンドクンと音を立てる中、船の方に向かった。
私達の船に足を向けると、衛兵さんが数名視界に入ってきた。
「日本王国の方々でしょうか」
船に近づくと、そう私達に声をかけた。周りに船がいくつもあって船員が群がっているし、他とは違う立派で目立つ船だから見に来たがる人もいるだろう。
だから、私達が誰なのか分からないはずなのにこうやって声をかけてきたという事は、あの邸宅で話したお貴族さんが見た目を伝えたのかな。
「……えぇ、何かご用ですか」
衛兵さん、剣持ってるよ、剣。怖いな。ファンタジーだ。
と思っていたら、また、私達の後ろから声をかけられた。
「初めまして、日本王国の副船長殿」
同じものを着てる衛兵さん達と、とっても綺麗な服を着た……貴族の方? お金かかってそうな服だし、指輪、それ宝石じゃない? 一体いくらしたのよ。
「……初めまして」
「私は、この国の外務省に所属している者でね。日本王国の方々がいらしたと耳にしてこちらに出向いたわけだよ」
「……そうですか。わざわざご足労いただいたようで」
「港に素晴らしい船が入ってきたと聞き一目見ようと来たのだが……いやはや、この世にこんなに素晴らしい船があったとは思いもしなかった。日本王国にこんな船を作る技術があったとはね。とても感心したよ」
こう言ってくるってことは、昨日会ったお貴族さんから聞いたって事よね。
それよりも、さも日本王国を知っているような口ぶりだ。これ、架空の国ですよ? というか、日本って王国だったんだって自分でもびっくりですよ。さすがヴィンスだわ。
「ウチの国は貿易が要。だから船はこの国にとってとても重要なものなのだよ。頑丈で足の速い船を作る事に関してはこの国一だと思っていたのだが、それは間違いだったようだ」
「そこまで褒めていただけるとは、嬉しい限りです。ウチの国の技術者達が聞けばきっと喜ぶでしょうね」
頑丈で足の速い船……? 私達、あのお貴族さんの前で船の事あまり言わなかったよね? 外側から見ての感想なのかな? でも、港にはゆっくり入ったよね?
「この船は貿易船だろう? どの国と取引しているのかな。ぜひ我々ラモストエリスとも取引してもらいたいものだ」
「確かにこの船〝えぐち〟は日本が誇る一番の貿易船です。ですが、取引関係は国家機密でもありますからね、私の口からは言えませんよ」
……ん?
今、ヴィンス何て言った?
「おっと、それは失言だったな。失礼した。それで、少し話をさせてもらいたいのだが、船長殿がどちらかな」
「船長は今船にいらっしゃいますが……ご用件は副船長である私が聞きましょう」
「ほぅ、直接お会いしたいと思っているのだが……案内してもらえないだろうか」
あ、やっぱりそう来たか。わざわざここまで足を運んだという事はそういう事なんだろうなと思っていたけれど。
……でも、船長は今ここにいますよ。貴方の目の前に。絶対に信じてもらえないだろうけど。
「では、船長に話を付けて……」
「その必要はない、早く案内してくれないか」
「……」
おっと、船長の返答を待たずに出向くというのか。
それにしても、この自信満々な態度は腹立つな。このひげおやじ。何となく見下しているようにも見えるし。特に私に。
ヴィンスの後ろにいるし、背もヴィンスより低いから子供のように見えるだろうけれど、さすがにそこまで見下さなくてもよくない? 私この船の船長よ! 船長!
「わざわざ外交官の私が来たのだ、よい話も持ってきたのだからここで待たせるなんてことはしないだろう?」
「……」
「日本王国はあまり聞いた事のない国だ。さぞかし外交には疎い事だろう。我々貿易大国であるラモストエリス王国とは良い関係でいたほうが得策だと思うのだが」
うわぁ、マジか。そう来るのか。
一応船長は今ここにいる。でも、こんなちっこい青年みたいなやつ(男装中)が船長ですだなんて絶対信じてもらえない事だろう。さて、どうするか……
「……なるほど、我々としては魅力的な話のようだ」
「だろう、では早く船に……」
「だが……礼儀のなっていない失礼な外交官がいる国とは、あまりお付き合いはしたくないな」
「なッ!!」
「貴様ッ!!」
ヴィンスがそう言い放ち、口がぽかんとなってしまった。周りはもうカンカンだ。周りの衛兵さん達は剣まで抜いてしまった。なんか、短気?
「ほぅ、思い通りにならないなら武力を取るか。だが……」
……へっ?
何が起きたか、分からなかった。
キィィィィィィン、と金属と金属がぶつかる音がした。
そして数秒後、私がヴィンスに肩に担がれている事が分かった。
肩に担がれたまま、ヴィンスは大きく飛躍して、囲まれていた衛兵さん達から逃れた。
当然、衛兵さん達は私達を追いかける。
「へっ!?」
「しっかり掴まってろ」
「ひゃいっ!?」
船のある場所とは反対方向に走り出したヴィンス。ちょっと待ってどこに行くのよ!? と思った次の瞬間。
「シャロンッッッ!!!」
走りながら、そう叫んだヴィンス。一体それはなんだ、と思っていたら……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
いきなり感じた浮遊感。そして、急上昇した事によって感じた風の抵抗。下を向くと……地面が遥か下に……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 無理無理無理無理ギブギブギブギブ!!!!
「ナオっ! シャロンに入船許可っ!!」
「へぁっ!? どっどうぞどうぞぉぉ!!」
「乗れっ!!」
もうこれはジェットコースターだ!! マジで怖いジェットコースターだ!! だなんて馬鹿な事を考えていたら、あれ、と、止まった?
「え、船……?」
「出航させろ!」
「しゅっ出航っっっ!!!!」
ぼぉぉぉぉぉっ!! そんな音と共に船が動き出した。
下からさっきの貴族さん達の声がしたような、しなかったような。でもとりあえず、私は心臓と息を整えたい。マジで怖かった。落ちるんじゃないかって思ってた。マジで怖いって、あれは怖いって。
てか、早く降ろしてくれませんかね、ヴィンスさんよ。
「チッ、往生際が悪いな」
「へ? うわっ!?」
私を担いだまま、今度はどこかに走り出したヴィンス。
ちょっと待って私を降ろしてからにして!! そんな私の心の声はガン無視のヴィンスさんの行き先は……ちょっ階段怖いって!!
「へっ、船橋?」
「5……6隻か」
「えぇー!?」
ようやく降ろしてもらい、窓の外に目を向けると、後方から船がこちらに向かっているのが見えた。
え、マジ? 私達狙われてるの!? こっ怖っ!?
「この船、俺が動かしていいか」
「えっ?」
「船長代理」
「あ、はい、どうぞ」
ヴィンスは、水晶に触れシステムウィンドウを沢山開いた。その中の2つに指で触れ、まるでタッチパネルでするような動きで目の前に並べて持ってきた。なんとなく、そういうのに慣れているように見える。異世界人だから当たり前なのか。
その2つに書かれていたものは、ここら周辺の地図とこの船後方が映っている画面。何かカメラみたい。
「この船、速いな」
「マジ?」
「普通の船だったらこんなスピードは出ない。ほら、アイツ等追いつけてないだろ」
そう言いつつ後方カメラを覗くと、確かにあいつ等の船がこの船より遠くに見える。
「ほんとだ。じゃあそのまま振り切っちゃう感じ?」
「いや、この先は隣国の海域に入っちまうから……ここに突っ込む」
「……へっ!?」
ヴィンスの指さすシステムウィンドウの場所。地図で、私達の船とあの国の船が点で表示されていて、その先に……
「あの、ヴィンスさん!? 何か渦巻いてるんですけど!? 渦潮ってやつですよねこれって!? しかも一つや二つじゃないですよね!?」
「そりゃそうだろ、ここはそういうエリアだ」
「いや何さも当然のように言っちゃってるのよ!! あんなところに突っ込んだら死んじゃうよ!!」
「自動防衛システム」
「……」
あっ……なるほど、そういう事ですか。私達を追ってる人達はここに入れないけれど、私達の船なら入れるって事ですか。
「向こうの人達の船になんかバリア的なものは……」
「あるわけないだろ、この船が異常すぎるんだ」
「あ、はい、そうですか……」
……なんか、私が怒られた気がするのはどうしてだろうか。私じゃなくて船なんですけど。
そして、船ごと突っ込んだ。渦潮に。あ~れ~と船がぐるぐる回転したけれど、さして私達に被害はなく。揺れなかったけれど、気分的に目の前にあった水晶に寄りかかっていた。
そして気が付いたら……後方カメラにまるで海の中のような映像が流れた。
「うっそ」
「やっぱりか」
「やっぱりって?」
「この巨大渦潮、普通の渦潮と違うんだ。普通なら深海へ投げ出されるなんて事はないんだが、良い逃げ場になったな」
「え、ここ深海!?」
「そ」
「で、でも、自動防衛システムを使うと動けなくなっちゃうでしょ」
「あの渦潮には海底に投げ出されるものと、海底から海上に流すものの二つがある。だが、ここまで下に降りてしまうともう一つの渦潮を利用して海上に出る事は出来ないんだが……この海底には色々と魔獣がいてな」
へっ、ま、魔獣!? 魔獣なんているの!? この異世界に!! うわぁ、マジでファンタジーだわ。まぁでもこの船を降りない限り襲われる事はないだろうけどさ。
「そのうちの一匹は海中をかき回すかのように渦を作る奴がいるんだ。そいつに流してもらえば、上手くいけば海上に上がれる」
「な、るほど……詳しいんだね」
「まぁな」
これは、物知りって事で片付けていいのだろうか。物知りレベル以上なんじゃ……?
私達の船に足を向けると、衛兵さんが数名視界に入ってきた。
「日本王国の方々でしょうか」
船に近づくと、そう私達に声をかけた。周りに船がいくつもあって船員が群がっているし、他とは違う立派で目立つ船だから見に来たがる人もいるだろう。
だから、私達が誰なのか分からないはずなのにこうやって声をかけてきたという事は、あの邸宅で話したお貴族さんが見た目を伝えたのかな。
「……えぇ、何かご用ですか」
衛兵さん、剣持ってるよ、剣。怖いな。ファンタジーだ。
と思っていたら、また、私達の後ろから声をかけられた。
「初めまして、日本王国の副船長殿」
同じものを着てる衛兵さん達と、とっても綺麗な服を着た……貴族の方? お金かかってそうな服だし、指輪、それ宝石じゃない? 一体いくらしたのよ。
「……初めまして」
「私は、この国の外務省に所属している者でね。日本王国の方々がいらしたと耳にしてこちらに出向いたわけだよ」
「……そうですか。わざわざご足労いただいたようで」
「港に素晴らしい船が入ってきたと聞き一目見ようと来たのだが……いやはや、この世にこんなに素晴らしい船があったとは思いもしなかった。日本王国にこんな船を作る技術があったとはね。とても感心したよ」
こう言ってくるってことは、昨日会ったお貴族さんから聞いたって事よね。
それよりも、さも日本王国を知っているような口ぶりだ。これ、架空の国ですよ? というか、日本って王国だったんだって自分でもびっくりですよ。さすがヴィンスだわ。
「ウチの国は貿易が要。だから船はこの国にとってとても重要なものなのだよ。頑丈で足の速い船を作る事に関してはこの国一だと思っていたのだが、それは間違いだったようだ」
「そこまで褒めていただけるとは、嬉しい限りです。ウチの国の技術者達が聞けばきっと喜ぶでしょうね」
頑丈で足の速い船……? 私達、あのお貴族さんの前で船の事あまり言わなかったよね? 外側から見ての感想なのかな? でも、港にはゆっくり入ったよね?
「この船は貿易船だろう? どの国と取引しているのかな。ぜひ我々ラモストエリスとも取引してもらいたいものだ」
「確かにこの船〝えぐち〟は日本が誇る一番の貿易船です。ですが、取引関係は国家機密でもありますからね、私の口からは言えませんよ」
……ん?
今、ヴィンス何て言った?
「おっと、それは失言だったな。失礼した。それで、少し話をさせてもらいたいのだが、船長殿がどちらかな」
「船長は今船にいらっしゃいますが……ご用件は副船長である私が聞きましょう」
「ほぅ、直接お会いしたいと思っているのだが……案内してもらえないだろうか」
あ、やっぱりそう来たか。わざわざここまで足を運んだという事はそういう事なんだろうなと思っていたけれど。
……でも、船長は今ここにいますよ。貴方の目の前に。絶対に信じてもらえないだろうけど。
「では、船長に話を付けて……」
「その必要はない、早く案内してくれないか」
「……」
おっと、船長の返答を待たずに出向くというのか。
それにしても、この自信満々な態度は腹立つな。このひげおやじ。何となく見下しているようにも見えるし。特に私に。
ヴィンスの後ろにいるし、背もヴィンスより低いから子供のように見えるだろうけれど、さすがにそこまで見下さなくてもよくない? 私この船の船長よ! 船長!
「わざわざ外交官の私が来たのだ、よい話も持ってきたのだからここで待たせるなんてことはしないだろう?」
「……」
「日本王国はあまり聞いた事のない国だ。さぞかし外交には疎い事だろう。我々貿易大国であるラモストエリス王国とは良い関係でいたほうが得策だと思うのだが」
うわぁ、マジか。そう来るのか。
一応船長は今ここにいる。でも、こんなちっこい青年みたいなやつ(男装中)が船長ですだなんて絶対信じてもらえない事だろう。さて、どうするか……
「……なるほど、我々としては魅力的な話のようだ」
「だろう、では早く船に……」
「だが……礼儀のなっていない失礼な外交官がいる国とは、あまりお付き合いはしたくないな」
「なッ!!」
「貴様ッ!!」
ヴィンスがそう言い放ち、口がぽかんとなってしまった。周りはもうカンカンだ。周りの衛兵さん達は剣まで抜いてしまった。なんか、短気?
「ほぅ、思い通りにならないなら武力を取るか。だが……」
……へっ?
何が起きたか、分からなかった。
キィィィィィィン、と金属と金属がぶつかる音がした。
そして数秒後、私がヴィンスに肩に担がれている事が分かった。
肩に担がれたまま、ヴィンスは大きく飛躍して、囲まれていた衛兵さん達から逃れた。
当然、衛兵さん達は私達を追いかける。
「へっ!?」
「しっかり掴まってろ」
「ひゃいっ!?」
船のある場所とは反対方向に走り出したヴィンス。ちょっと待ってどこに行くのよ!? と思った次の瞬間。
「シャロンッッッ!!!」
走りながら、そう叫んだヴィンス。一体それはなんだ、と思っていたら……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
いきなり感じた浮遊感。そして、急上昇した事によって感じた風の抵抗。下を向くと……地面が遥か下に……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 無理無理無理無理ギブギブギブギブ!!!!
「ナオっ! シャロンに入船許可っ!!」
「へぁっ!? どっどうぞどうぞぉぉ!!」
「乗れっ!!」
もうこれはジェットコースターだ!! マジで怖いジェットコースターだ!! だなんて馬鹿な事を考えていたら、あれ、と、止まった?
「え、船……?」
「出航させろ!」
「しゅっ出航っっっ!!!!」
ぼぉぉぉぉぉっ!! そんな音と共に船が動き出した。
下からさっきの貴族さん達の声がしたような、しなかったような。でもとりあえず、私は心臓と息を整えたい。マジで怖かった。落ちるんじゃないかって思ってた。マジで怖いって、あれは怖いって。
てか、早く降ろしてくれませんかね、ヴィンスさんよ。
「チッ、往生際が悪いな」
「へ? うわっ!?」
私を担いだまま、今度はどこかに走り出したヴィンス。
ちょっと待って私を降ろしてからにして!! そんな私の心の声はガン無視のヴィンスさんの行き先は……ちょっ階段怖いって!!
「へっ、船橋?」
「5……6隻か」
「えぇー!?」
ようやく降ろしてもらい、窓の外に目を向けると、後方から船がこちらに向かっているのが見えた。
え、マジ? 私達狙われてるの!? こっ怖っ!?
「この船、俺が動かしていいか」
「えっ?」
「船長代理」
「あ、はい、どうぞ」
ヴィンスは、水晶に触れシステムウィンドウを沢山開いた。その中の2つに指で触れ、まるでタッチパネルでするような動きで目の前に並べて持ってきた。なんとなく、そういうのに慣れているように見える。異世界人だから当たり前なのか。
その2つに書かれていたものは、ここら周辺の地図とこの船後方が映っている画面。何かカメラみたい。
「この船、速いな」
「マジ?」
「普通の船だったらこんなスピードは出ない。ほら、アイツ等追いつけてないだろ」
そう言いつつ後方カメラを覗くと、確かにあいつ等の船がこの船より遠くに見える。
「ほんとだ。じゃあそのまま振り切っちゃう感じ?」
「いや、この先は隣国の海域に入っちまうから……ここに突っ込む」
「……へっ!?」
ヴィンスの指さすシステムウィンドウの場所。地図で、私達の船とあの国の船が点で表示されていて、その先に……
「あの、ヴィンスさん!? 何か渦巻いてるんですけど!? 渦潮ってやつですよねこれって!? しかも一つや二つじゃないですよね!?」
「そりゃそうだろ、ここはそういうエリアだ」
「いや何さも当然のように言っちゃってるのよ!! あんなところに突っ込んだら死んじゃうよ!!」
「自動防衛システム」
「……」
あっ……なるほど、そういう事ですか。私達を追ってる人達はここに入れないけれど、私達の船なら入れるって事ですか。
「向こうの人達の船になんかバリア的なものは……」
「あるわけないだろ、この船が異常すぎるんだ」
「あ、はい、そうですか……」
……なんか、私が怒られた気がするのはどうしてだろうか。私じゃなくて船なんですけど。
そして、船ごと突っ込んだ。渦潮に。あ~れ~と船がぐるぐる回転したけれど、さして私達に被害はなく。揺れなかったけれど、気分的に目の前にあった水晶に寄りかかっていた。
そして気が付いたら……後方カメラにまるで海の中のような映像が流れた。
「うっそ」
「やっぱりか」
「やっぱりって?」
「この巨大渦潮、普通の渦潮と違うんだ。普通なら深海へ投げ出されるなんて事はないんだが、良い逃げ場になったな」
「え、ここ深海!?」
「そ」
「で、でも、自動防衛システムを使うと動けなくなっちゃうでしょ」
「あの渦潮には海底に投げ出されるものと、海底から海上に流すものの二つがある。だが、ここまで下に降りてしまうともう一つの渦潮を利用して海上に出る事は出来ないんだが……この海底には色々と魔獣がいてな」
へっ、ま、魔獣!? 魔獣なんているの!? この異世界に!! うわぁ、マジでファンタジーだわ。まぁでもこの船を降りない限り襲われる事はないだろうけどさ。
「そのうちの一匹は海中をかき回すかのように渦を作る奴がいるんだ。そいつに流してもらえば、上手くいけば海上に上がれる」
「な、るほど……詳しいんだね」
「まぁな」
これは、物知りって事で片付けていいのだろうか。物知りレベル以上なんじゃ……?
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