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夏休み編

ぼくはロデオ●ーイ・・・

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「騎乗位すっか」

 なんの脈絡もなくキィちゃんが言い放つ。
 キイちゃんの手でイかされたばかりのぼくは、無表情に見下ろすキィちゃんを見上げた。

「キイちゃん、ぼくに突っ込ませてくれるの?」
「おまえが乗るんだよ!」

 ……ですよねー。知ってた!!
 ぼくは汗ばんだ身体をベッドから起こす。

「ケツマン広げろ」
「え、キィちゃんが?」
「おまえに決まってんだろ!!」

 キイちゃん、横暴~。
 てゆか、ひきこもりだから威張る相手が、ぼくしかいないんだよね。かわいそう。

 ぼくは素直に膝立ちをして、お尻に手をやった。
 あれから何度もアナニーをしているので、孔を広げるくらいよゆうだよ。

 ローションでぬるついた指を1本挿入。
 中から押し戻されるのを無理やり奥まで突っ込む。

 指を2、3本と増やし、くちくちと広げていたら、指がうっかり前立腺をかすめてしまった。

「ひゃ、アアんっ!!」

 キイちゃんの裸の胸元に精液が散ったのを見て、ぼくは慌ててしまう。

「ひやあ!? キィちゃん、ごめんね!」
「ケツだけでイってんなよ。淫乱」

 淫乱、て――。
 ちょっとショック~。ぼくは快楽に弱いだけで、決して淫乱てわけじゃないんだよ?

 そう言いたいけど、言えなかった。
 キイちゃんがぼくの腕をぐっと引っ張ったから。

 ごろんと仰向けになったキイちゃんを跨がされる。

 キイちゃんのちんぽは、すでにスタンバイ状態だ。
 もう、いつでも来いやーって感じ。

 ――いつ準備してんだろ?

 ぼくは、キイちゃんのちんぽが挿入しやすいように、両手で尻たぶを持って尻孔を露出させる。

 ずる剥け亀頭をぼくの尻孔にあてがい、ゆっくりと中へ埋め込んでいく。
 とにかく、エラの張った太い部分を孔に入れさえすれば、あとはかんたんだ。

「んくぅっ、はっ、はっ……」

 久しぶりに挿入するちんぽの圧迫感に、息が止まりそうになる。
 大きく息を吸って、酸素を肺に取り込んだ。

「んっ、入った……」

 ぼくの重みを合わさって、かなり深いところまで挿入出来た気がする。
 キイちゃんの陰毛が、ぼくのお尻に張りつくのを感じた。
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