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第一話 灯台でうっかり死にかかっている人を助ける話
§6 - 午後四時
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「キミ、大丈夫?」
車に戻って運転席のドアを開けたところ、ぶわっと眼鏡が曇った。買ってきた飲み物を助手席に放り投げ、眼鏡を外してダッシュボードへ置く。後部座席を確認すれば、少年はさっきと同じ姿勢で横たわったまま、目を閉じてピクリともしない。暖房は利いているようだが、顔色が悪い。自販機までの往復は数分で済んだものの、その間に体調が悪化したのだろうか。
「お、起きられる? ココアとかあるけど!」
何か飲ませて駅まで送ればいいか……と思っていたが、どうやら事は急を要するらしい。慌てて運転席から降りてリアドアを開け、自らも後部座席へ乗り込んだ。少年を抱えながら体温を確認する。服は温かいが、身体がひんやりしていた。
(ヤバイ……内臓の温度まで下がってるってことだよな)
やはり救急車を呼んでおけば良かった。しかし、さっきまで歩いていたし会話もしていたのに。少年を抱えたまま、どうしたら良いかと考えを巡らせていたところ、
「うう……あ、おれ……眠くて……」
腕の中でかくんと頭が落ちた。あ、これはマズい。死んじゃう。
「いやいやいやちょっと待って! 起きて!! いま温めるから!!」
叫びながら、自分が着ていたセーターと防寒肌着をめくった。次に少年が着ていたパーカーを半分脱がせ、己の腹と少年の背中が素肌で触れ合う体勢で後部座席に座りなおす。
そしてモッズコートを少年の肩にかぶせて空気の層を作ると、ベルトを緩めてカーゴパンツのボタンとファスナーを外した。肌が触れ合う時にひやっとしたので軽いショックを覚える。左手を太腿へ伸ばせば、びっくりするほど冷たい。
(今どきの若い子は、防寒タイツとか履かないのかよ!?)
下着の上にパーカーとカーゴパンツという薄着なら、あの展望台へ放置されて身体が凍えるのも当然だ。こうなったら、救急車を呼ぶより人肌で温めた方が早い。
(低体温症の初期なら、腹のほかに、太い血管が通っている太腿とかを温めるんだよな。多少荒っぽくても平気だとか……)
むかし実家にあった雑誌で読んだ低体温症の対処法を思い出しつつ、左手で太腿の外側をさすり、右手を腹に当てた。両手で少年の冷たい身体を懸命にさすりながら声をかける。
「あ、あのさ、今からキミの身体を温めるよ! キミ、低体温症になりかかってるから!!」
「んん……ぅあ……てーたいおんしょー……」
「そう! 薄着であんな所に長いあいだ放置されたからだよ!! しっかりして!!」
「……い、いや……その……」
必死の思いで少年の太腿や腹をさするうちに、腹にくっついていた背中がぬくもりを取り戻した。ああ良かった。ホッとした途端、なんだか泣きたくなってしまい、問わず語りがこぼれ出る。低体温症って怖いんだよ。本当に、人ってあっけなく死んじゃうんだから……。
「あ、あのさ、オレの叔父さんがね、石巻に住んでいたんだけど」
「は……はい……」
「それで、東日本大震災の時、津波に巻き込まれてさ……低体温症で亡くなって」
少年の太腿や腹をさすりながら、叔父も誰かに温めてもらっていたらまだ生きていたのだろうか……と切なくなった。ずぶ濡れのままフラフラさまよっていた叔父を見つけた人が、車に乗せて病院へ連れて行こうとしたものの、間に合わなかったのだ。
——若い女だったらやー、濡れた服さ脱がしてあっためたんだべっちゃ。
仙台で行われた葬儀の席で、祖父が残念そうに呟いていた。線香の強い匂いとむせ返る菊の香りは、いつも元気でバスケの練習に嫌な顔一つせずつきあってくれた叔父に合わないな……と悲しくなった記憶が蘇る。
「えっと……すみませんでした」
少年がしおしおと謝罪を口にしたのを機に我に返った。気づけば少年の全身が温もりを取り戻している。もう大丈夫らしい。
「いや、その、怒ってるわけじゃなくて」
身をよじって少年の顔を覗き込む。キミだって大変だったろ、と言いかけて顔がひきつった。あれ、中学生かと思っていたけど、高校生くらい? しかも、爽やか系!?
(うわ……ヤバ……)
海風でやや乱れているが清潔感のあるアップバングショートヘアの少年は、額に若干たんこぶらしきものができていた。それはそれで気になるものの、左右対称に整えられた凛々しい眉と、目尻にかけて少しだけ二重になっている大きな瞳に目を奪われてしまい……。
(メチャクチャ好みの顔してる!!)
やや幼さが残る顔つきだが、ぷっくり膨らんだ下まぶたや半開きの唇、彫りが深い鷲鼻がバランスよく配置されていて、ニキビ一つ無いツヤツヤの肌に残る薄いヒゲ剃り跡は、少年と青年の狭間特有の妙な色気を漂わせている。
(オレがあと十歳若ければ惚れてたかも?!)
驚くと同時に身体が火照り、手汗がじっとり滲む。そして、股間に血が集まるのを感じた。
(この姿勢……マズすぎるじゃん!!!)
自分の腹と少年の背中が素肌で触れ合い、左手は少年の太腿、右手は下腹部へ回っているのだ。期せずしてゴクリと喉が鳴ってしまった。その時、少年が真っ赤な顔で目を伏せた。
「うぅ……あっ……す、すみませんっ!!」
「え?」
「こっ、こんなはずじゃ……」
「??」
少年がもぞもぞと腰を動かす。その直後、自分の右手が進んではいけない方向へズルっと下りた。デニムのカーゴパンツと下着の間にある空間で手のひらが感じたのは、熱く固く張り詰めたオスの証。
(勃ってる……そして濡れている……)
車に戻って運転席のドアを開けたところ、ぶわっと眼鏡が曇った。買ってきた飲み物を助手席に放り投げ、眼鏡を外してダッシュボードへ置く。後部座席を確認すれば、少年はさっきと同じ姿勢で横たわったまま、目を閉じてピクリともしない。暖房は利いているようだが、顔色が悪い。自販機までの往復は数分で済んだものの、その間に体調が悪化したのだろうか。
「お、起きられる? ココアとかあるけど!」
何か飲ませて駅まで送ればいいか……と思っていたが、どうやら事は急を要するらしい。慌てて運転席から降りてリアドアを開け、自らも後部座席へ乗り込んだ。少年を抱えながら体温を確認する。服は温かいが、身体がひんやりしていた。
(ヤバイ……内臓の温度まで下がってるってことだよな)
やはり救急車を呼んでおけば良かった。しかし、さっきまで歩いていたし会話もしていたのに。少年を抱えたまま、どうしたら良いかと考えを巡らせていたところ、
「うう……あ、おれ……眠くて……」
腕の中でかくんと頭が落ちた。あ、これはマズい。死んじゃう。
「いやいやいやちょっと待って! 起きて!! いま温めるから!!」
叫びながら、自分が着ていたセーターと防寒肌着をめくった。次に少年が着ていたパーカーを半分脱がせ、己の腹と少年の背中が素肌で触れ合う体勢で後部座席に座りなおす。
そしてモッズコートを少年の肩にかぶせて空気の層を作ると、ベルトを緩めてカーゴパンツのボタンとファスナーを外した。肌が触れ合う時にひやっとしたので軽いショックを覚える。左手を太腿へ伸ばせば、びっくりするほど冷たい。
(今どきの若い子は、防寒タイツとか履かないのかよ!?)
下着の上にパーカーとカーゴパンツという薄着なら、あの展望台へ放置されて身体が凍えるのも当然だ。こうなったら、救急車を呼ぶより人肌で温めた方が早い。
(低体温症の初期なら、腹のほかに、太い血管が通っている太腿とかを温めるんだよな。多少荒っぽくても平気だとか……)
むかし実家にあった雑誌で読んだ低体温症の対処法を思い出しつつ、左手で太腿の外側をさすり、右手を腹に当てた。両手で少年の冷たい身体を懸命にさすりながら声をかける。
「あ、あのさ、今からキミの身体を温めるよ! キミ、低体温症になりかかってるから!!」
「んん……ぅあ……てーたいおんしょー……」
「そう! 薄着であんな所に長いあいだ放置されたからだよ!! しっかりして!!」
「……い、いや……その……」
必死の思いで少年の太腿や腹をさするうちに、腹にくっついていた背中がぬくもりを取り戻した。ああ良かった。ホッとした途端、なんだか泣きたくなってしまい、問わず語りがこぼれ出る。低体温症って怖いんだよ。本当に、人ってあっけなく死んじゃうんだから……。
「あ、あのさ、オレの叔父さんがね、石巻に住んでいたんだけど」
「は……はい……」
「それで、東日本大震災の時、津波に巻き込まれてさ……低体温症で亡くなって」
少年の太腿や腹をさすりながら、叔父も誰かに温めてもらっていたらまだ生きていたのだろうか……と切なくなった。ずぶ濡れのままフラフラさまよっていた叔父を見つけた人が、車に乗せて病院へ連れて行こうとしたものの、間に合わなかったのだ。
——若い女だったらやー、濡れた服さ脱がしてあっためたんだべっちゃ。
仙台で行われた葬儀の席で、祖父が残念そうに呟いていた。線香の強い匂いとむせ返る菊の香りは、いつも元気でバスケの練習に嫌な顔一つせずつきあってくれた叔父に合わないな……と悲しくなった記憶が蘇る。
「えっと……すみませんでした」
少年がしおしおと謝罪を口にしたのを機に我に返った。気づけば少年の全身が温もりを取り戻している。もう大丈夫らしい。
「いや、その、怒ってるわけじゃなくて」
身をよじって少年の顔を覗き込む。キミだって大変だったろ、と言いかけて顔がひきつった。あれ、中学生かと思っていたけど、高校生くらい? しかも、爽やか系!?
(うわ……ヤバ……)
海風でやや乱れているが清潔感のあるアップバングショートヘアの少年は、額に若干たんこぶらしきものができていた。それはそれで気になるものの、左右対称に整えられた凛々しい眉と、目尻にかけて少しだけ二重になっている大きな瞳に目を奪われてしまい……。
(メチャクチャ好みの顔してる!!)
やや幼さが残る顔つきだが、ぷっくり膨らんだ下まぶたや半開きの唇、彫りが深い鷲鼻がバランスよく配置されていて、ニキビ一つ無いツヤツヤの肌に残る薄いヒゲ剃り跡は、少年と青年の狭間特有の妙な色気を漂わせている。
(オレがあと十歳若ければ惚れてたかも?!)
驚くと同時に身体が火照り、手汗がじっとり滲む。そして、股間に血が集まるのを感じた。
(この姿勢……マズすぎるじゃん!!!)
自分の腹と少年の背中が素肌で触れ合い、左手は少年の太腿、右手は下腹部へ回っているのだ。期せずしてゴクリと喉が鳴ってしまった。その時、少年が真っ赤な顔で目を伏せた。
「うぅ……あっ……す、すみませんっ!!」
「え?」
「こっ、こんなはずじゃ……」
「??」
少年がもぞもぞと腰を動かす。その直後、自分の右手が進んではいけない方向へズルっと下りた。デニムのカーゴパンツと下着の間にある空間で手のひらが感じたのは、熱く固く張り詰めたオスの証。
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