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第32話:転生者の実力
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「けほっ、けほっ……」
土ぼこりが舞い、景色が茶色に染まるが、ハナの無事は確認できた。
どうやら俺たちはギリギリ崩落に巻き込まれない場所にいたようだ。
だが、天井を崩落させる原因は、不幸にも俺たちの目の前にいる。
「なに、この魔物……」
ーー異形。そう表現せざるを得ない、俺たちと同じ生物なのかもわからないくらい、ぐちゃぐちゃなモノがそこにいた。
ワニ型の魔物の顎、熊の魔物の手、魔物の甲羅のようなものがあるベースの生物から不自然に生え、吐き気を催すほどの奇怪な形を象っていた。
たしか、こんな生物を地球では……
「キメラ……いや、違う……」
呟き、否定する。認めたくない。
合成獣と定義するには、あまりに俺たちと近すぎた。
なぜなら、目の前の異形はーー
「ぇ……い、いやぁっ!?」
人間が元となっているのだから。
悲鳴がハナの口から溢れた。目が大きく見開かれ、体は震えていることが見て取れる。
「グルルゥ……」
その魔物の顔は一部がワニに変わり、腕は肘から先が熊のように凶悪になって、胴体には硬そうな甲羅をおぶっている。
だが、端々に見える本来の姿はヒトのそれであり、かつて冒険者であっただろう装備の片鱗も確認できた。
そういう類の魔物か? 聞いたことないが。
状況は芳しくないが、収穫としては俺の探知に引っかからない魔物もいるということだ。
「ひ、人が……た、助けないと!」
「落ち着いてっ!」
たまらず駆け出そうとするハナの腕を掴み、意識をこちらに向けさせる。
「人の部分はもう死んでる! あれは魔物だよ、取り込まれた人を成仏させてあげるためにも、あいつを倒さないと!」
でまかせでもなんでもいい。視界が狭くなったハナをあの魔物と戦わせるのは危険すぎる。
それに、あの人間の部分を守りつつ戦うなど、常人には不可能だ。
「でも、喋ってるっ!」
なおも、魔物の元へ行こうと俺の手を振りほどこうとするが、簡単には離してやらない。
「魔物が人の喉を使ってるだけだ、人間の意思じゃない!」
抵抗が弱まり、焦りが出ていた顔にわずかながら理性が灯る。
「ほ、ほんとに?」
頷くと、ハナは大きく息を吐いて動揺を鎮める。
「うん。だから、倒さなきゃいけない」
ハナの視線が彷徨い、その顔には困惑の色が見えたが、それはすぐに消えた。
「……わかった。この戦い、私に任せてくれないかな、シアン君」
「え?」
「遥を助けるなら、簡単に動揺したらダメだよね」
「でも、今までの魔物とは格が……」
上の階層では、苦戦こそしていなかったが、余裕があったようにも見えなかった。
それこそ、この魔物はさっきとはレベルが違う。あいつがどの階層のレベルに値するのかはわからないが、近場のものではないはずだ。
「私も召喚された身だよ。一つくらいスキルはあるよ」
スキル? 聞いたことない単語だが、魔法の適正みたいなものだろうか。
それを尋ねる間もなく、ハナは魔物に肉迫した。
「はぁぁっ!」
ハナが突き出した拳と、魔物の拳が激突する。
弾き飛ばされると思ったハナの一撃は、魔物の力と拮抗し、押し合いになる。
ハナは押し切れないと判断するや否や、魔物の拳を受け流して懐に入り込み、空いている手で胴を撃つ。
「グギッ……!」
鈍い音が俺にまで届き、魔物も苦悶の声を漏らすが、やられてばかりではないと熊の爪でハナの背中を切り裂く。
「あぐぅ!?」
装備を貫通して背中の衣服が破け、痛々しい切り傷が見える。
堪らずハナは距離を取り、息を整えた。
「大丈夫?」
「うん、心配しないで。転移者の実力はこんなものじゃないから」
戦線から離れていたハナが戦いの勘を取り戻したのだろうか、怯えは感じられない。
「頑張って」
そう声をかけるしかできない。彼女の意思を無碍にはできない。
それに、遥以外の転移者の実力も見ておきたい。
「身体強化」
ぼそりと、ハナの口から溢れた。
刹那、背筋に汗が出るような圧力が周囲を襲う。
それは俺も例外ではなく、急激な雰囲気の変化に戸惑った。
「グ、ギャァァア!」
先ほどの攻防で荒れていた息を整えていた魔物も、油断してられないとばかりに威嚇し、臨戦態勢に入る。
先手を打ったのはハナだった。
一度目と同じように魔物に接近し、右の拳で殴りかかる。
魔物も同様に左手を突き出し、二つの拳が衝突する。
拮抗するかと思われたこの攻防だが、決着は一瞬だった。
ハナのパワーが圧倒的に勝り、腕を押し返してそのまま胴体を貫いたのだ。
「グ、ギャボッ……」
血反吐を吐いて、魔物は力なく崩れ落ちる。
どうやら、あの魔物の核は心臓だったらしいな。
「ふぅ……。久しぶりじゃこんなものかな」
装備を真っ赤に染めて、ハナが歩み寄ってくる。
こんなもの……か。本来の転移者の力にはまだ上があるのだろうか。そして、彼女がトップクラスと讃える遥の本当の力はいったい……。
俺の勘も当てにはならないな。
「すごいね。あんなの倒しちゃうなんて」
これは素直な感想だ。今の俺では、身体強化なしの単純な力勝負じゃ大人にすら勝てない。ましてあの魔物なんて相手にしていたらミンチは免れない。
だというのに、ハナはシンプルな力で魔物と渡り合うことができていた。
「あはは、ありがとね。でも、シアン君もあの魔物を倒せてたよね?」
「えっ」
ハナは笑みを浮かべて俺を見つめる。
ここで目を逸らしたらそれを認めることになる。
俺は強さを見初められたいわけじゃない。
「買いかぶりすぎだよ。召喚された人たちってなにかすごい能力持ってるんでしょ? そんな人が苦戦した魔物に俺が勝てるはずないじゃん」
「そんな魔物を見てよく私を励ませたね」
「ハナが頑張ってくれないと、俺も死んじゃうからね」
俺のなかで最良の答えを告げていると、ハナはおかしなものを見たように笑った。
「そっか。じゃあシアン君は勇気がある子だね。えらいえらい……あっ」
ハナは俺の頭を撫でようとして、血で汚れた体に気づき、伸ばした手を引っ込める。
「それじゃあ、今日はもう終わりにしよっか」
「うん、助けてくれてありがとう、ハナ」
告げて、ハナの背中を追った。
……絶対倒せたこと勘づかれてるなあ。
そう考えると、ため息が溢れるのだった。
土ぼこりが舞い、景色が茶色に染まるが、ハナの無事は確認できた。
どうやら俺たちはギリギリ崩落に巻き込まれない場所にいたようだ。
だが、天井を崩落させる原因は、不幸にも俺たちの目の前にいる。
「なに、この魔物……」
ーー異形。そう表現せざるを得ない、俺たちと同じ生物なのかもわからないくらい、ぐちゃぐちゃなモノがそこにいた。
ワニ型の魔物の顎、熊の魔物の手、魔物の甲羅のようなものがあるベースの生物から不自然に生え、吐き気を催すほどの奇怪な形を象っていた。
たしか、こんな生物を地球では……
「キメラ……いや、違う……」
呟き、否定する。認めたくない。
合成獣と定義するには、あまりに俺たちと近すぎた。
なぜなら、目の前の異形はーー
「ぇ……い、いやぁっ!?」
人間が元となっているのだから。
悲鳴がハナの口から溢れた。目が大きく見開かれ、体は震えていることが見て取れる。
「グルルゥ……」
その魔物の顔は一部がワニに変わり、腕は肘から先が熊のように凶悪になって、胴体には硬そうな甲羅をおぶっている。
だが、端々に見える本来の姿はヒトのそれであり、かつて冒険者であっただろう装備の片鱗も確認できた。
そういう類の魔物か? 聞いたことないが。
状況は芳しくないが、収穫としては俺の探知に引っかからない魔物もいるということだ。
「ひ、人が……た、助けないと!」
「落ち着いてっ!」
たまらず駆け出そうとするハナの腕を掴み、意識をこちらに向けさせる。
「人の部分はもう死んでる! あれは魔物だよ、取り込まれた人を成仏させてあげるためにも、あいつを倒さないと!」
でまかせでもなんでもいい。視界が狭くなったハナをあの魔物と戦わせるのは危険すぎる。
それに、あの人間の部分を守りつつ戦うなど、常人には不可能だ。
「でも、喋ってるっ!」
なおも、魔物の元へ行こうと俺の手を振りほどこうとするが、簡単には離してやらない。
「魔物が人の喉を使ってるだけだ、人間の意思じゃない!」
抵抗が弱まり、焦りが出ていた顔にわずかながら理性が灯る。
「ほ、ほんとに?」
頷くと、ハナは大きく息を吐いて動揺を鎮める。
「うん。だから、倒さなきゃいけない」
ハナの視線が彷徨い、その顔には困惑の色が見えたが、それはすぐに消えた。
「……わかった。この戦い、私に任せてくれないかな、シアン君」
「え?」
「遥を助けるなら、簡単に動揺したらダメだよね」
「でも、今までの魔物とは格が……」
上の階層では、苦戦こそしていなかったが、余裕があったようにも見えなかった。
それこそ、この魔物はさっきとはレベルが違う。あいつがどの階層のレベルに値するのかはわからないが、近場のものではないはずだ。
「私も召喚された身だよ。一つくらいスキルはあるよ」
スキル? 聞いたことない単語だが、魔法の適正みたいなものだろうか。
それを尋ねる間もなく、ハナは魔物に肉迫した。
「はぁぁっ!」
ハナが突き出した拳と、魔物の拳が激突する。
弾き飛ばされると思ったハナの一撃は、魔物の力と拮抗し、押し合いになる。
ハナは押し切れないと判断するや否や、魔物の拳を受け流して懐に入り込み、空いている手で胴を撃つ。
「グギッ……!」
鈍い音が俺にまで届き、魔物も苦悶の声を漏らすが、やられてばかりではないと熊の爪でハナの背中を切り裂く。
「あぐぅ!?」
装備を貫通して背中の衣服が破け、痛々しい切り傷が見える。
堪らずハナは距離を取り、息を整えた。
「大丈夫?」
「うん、心配しないで。転移者の実力はこんなものじゃないから」
戦線から離れていたハナが戦いの勘を取り戻したのだろうか、怯えは感じられない。
「頑張って」
そう声をかけるしかできない。彼女の意思を無碍にはできない。
それに、遥以外の転移者の実力も見ておきたい。
「身体強化」
ぼそりと、ハナの口から溢れた。
刹那、背筋に汗が出るような圧力が周囲を襲う。
それは俺も例外ではなく、急激な雰囲気の変化に戸惑った。
「グ、ギャァァア!」
先ほどの攻防で荒れていた息を整えていた魔物も、油断してられないとばかりに威嚇し、臨戦態勢に入る。
先手を打ったのはハナだった。
一度目と同じように魔物に接近し、右の拳で殴りかかる。
魔物も同様に左手を突き出し、二つの拳が衝突する。
拮抗するかと思われたこの攻防だが、決着は一瞬だった。
ハナのパワーが圧倒的に勝り、腕を押し返してそのまま胴体を貫いたのだ。
「グ、ギャボッ……」
血反吐を吐いて、魔物は力なく崩れ落ちる。
どうやら、あの魔物の核は心臓だったらしいな。
「ふぅ……。久しぶりじゃこんなものかな」
装備を真っ赤に染めて、ハナが歩み寄ってくる。
こんなもの……か。本来の転移者の力にはまだ上があるのだろうか。そして、彼女がトップクラスと讃える遥の本当の力はいったい……。
俺の勘も当てにはならないな。
「すごいね。あんなの倒しちゃうなんて」
これは素直な感想だ。今の俺では、身体強化なしの単純な力勝負じゃ大人にすら勝てない。ましてあの魔物なんて相手にしていたらミンチは免れない。
だというのに、ハナはシンプルな力で魔物と渡り合うことができていた。
「あはは、ありがとね。でも、シアン君もあの魔物を倒せてたよね?」
「えっ」
ハナは笑みを浮かべて俺を見つめる。
ここで目を逸らしたらそれを認めることになる。
俺は強さを見初められたいわけじゃない。
「買いかぶりすぎだよ。召喚された人たちってなにかすごい能力持ってるんでしょ? そんな人が苦戦した魔物に俺が勝てるはずないじゃん」
「そんな魔物を見てよく私を励ませたね」
「ハナが頑張ってくれないと、俺も死んじゃうからね」
俺のなかで最良の答えを告げていると、ハナはおかしなものを見たように笑った。
「そっか。じゃあシアン君は勇気がある子だね。えらいえらい……あっ」
ハナは俺の頭を撫でようとして、血で汚れた体に気づき、伸ばした手を引っ込める。
「それじゃあ、今日はもう終わりにしよっか」
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