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第45話:撃破
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鉱竜の口と俺との距離はもはやゼロに等しく、俺に回避の術は残されていない。
大きく開かれた顎は俺を捉えるや否やガチンと閉まる。しかし、咀嚼することなく丸呑みしてくれたおかげで、無駄な魔力を使わずに済んだ。
「……おえっ、くっさ! ――っ!?」
まず得た感想が、胃液に溶かされた食べ物の臭いだったのだが、ジュッと皮膚を焼く痛みが襲いかかった。
咄嗟に防御魔法を張るが、なかなか強い酸性らしく、ジュウジュウと防御魔法が音を立てており、長くは保たなそうであるし、一刻も早く外へ出ないとサニャクルシアとここで再会してしまうかもしれない。
それだけは避けたいところだ。
「さて、どうするか」
とは言ったが、ここで大技を使うことはできない。
対象との距離が近すぎて自分の魔法にじぶんが巻き込まれるなんて事態が起こるためだ。
だが、外殻、正確には皮膚に纏う鉱石が非常に硬いため、半端な魔法では抜けない。
「風刃」
……訂正、体内すらも、鉱石並みに硬いみたいだ。
並みのモンスター程度なら真っ二つにする威力の風の刃は、人でいう食堂あたりを深く切れ込みを入れたくらいに止められる。
――が、臓器は硬い硬い外皮より敏感なはずだ。
ちょうど、食道を通って胃まで来たところだ。
何本もの、刀身に穴が空いた氷剣を作り出し、思い切り胃の壁に刺し込んだ。
剣は、ある程度刺さったところで中折れしてしまったが、なかに空いた穴のおかげで胃液が体内に流出していく。
流石に堪えたのか、鉱竜の呻き声が振動となって俺まで届き、その瞬間には込み上げてきた残りの胃液によって、俺は食道を逆行していた。
「ギ、ギュエエエッ……」
「う、うわぁ……」
予想外に多量の胃液と共に吐き出された俺は、外の新鮮な空気に少しだけ感動を覚えた。
しかし、振り向けばすぐそばにサニャクルシアがいたことから、鉱竜がサニャクルシアを捕食する気は満々だったことが窺えた。
「うぅ、ん……」
サニャクルシアは顔をしかめ、苦しそうに唸る。
まだ意識は戻っていないようだが、声が聞けただけでも安心感が違う。
「……お前は、絶対に許さないから」
大切な友達をこんな目に遭わせたやつには、慈悲の念すら湧かない。
俺の本気を以って、葬ってやる。
「雷」
鉱竜の頭上一キロ程上空に、ばちばちと電気が迸る暗雲が出現する。
明らかに異常な雲に、鉱竜も身の危険を感じたのか雲から距離を取ろうとするが、泥沼となった地面によって自由に動けない。
「ギャァァアアアッ!」
怒りの咆哮か、焦りの悲鳴かは理解し得ない。
しかし、それが最後の声になるのは確かだ。
「落ちろ」
落雷。
その衝撃音は、静電気が発するような音ではなく、建物が倒壊したような、ドォンッというものだった。
そしてすぐ、鉱竜の巨体が力なく地面に倒れ伏した。
「ふぅ……」
俺自身も疲れていたようで、無意識のうちにため息が漏れる。
「んんっ……いたっ」
サニャクルシアも目を覚ましたらしい。
「サニャ、大丈夫?」
「う、うん……えへへ、ゆ、油断しちゃった……」
そう言って、申し訳なさそうに笑うサニャクルシア。
だが、悪いのは俺の方だ。
俺が油断しなければ、サニャクルシアは怪我をせずに済んだはずだ。
「いや、俺が気を抜いちゃったから……」
「そ、それなら、私だって……」
あぁ、だめだ。このままじゃ終わらないやつだ。
「……じゃあ、お互い様ってことで」
「そ、そうだね」
落とし所は見つけられたものの、なんだか気まずい雰囲気になってしまった。
だが、まあ二人とも無事で済んだのならそれでいい。
「歩ける? 無理ならおんぶして帰るよ」
死して尚、力強い存在感を放つ鉱竜を見つめる。
その背中には鉱石は存在していたが、ところどころ黒く変色していたり、煙を上げているものも見られた。
鉱竜を武具の素材にするのは厳しそうに思え、少し残念な気持ちになる。
「う、うん……そ、それよりシアン君、ふ、服……」
「ふぇ?」
自身の体を見遣ると、まるでなにかに溶かされたようなボロさになっており、かろうじて繋がっているだけだった。
「あ……」
なにがとは言わないが、それは露出しており、サニャクルシアはもうこちはを向いてはいなかった。
「くぅっ……」
精神年齢は思春期を超えているので、子どもに裸を見られてもなにも感じないはずなのだが……とても恥ずかしい。
隠すべきところを隠すため、とりあえずしゃがみ込んでサニャクルシアに背中を向けたとき。
「子ども!? おーい! 君たち大丈夫か?」
街の方角から、魔族の大人たちが呼びかけてきた。
大人たちは頑丈、とはいえない防具だったが、身体はそれなりに鍛えてあり、戦いに関するなにかに携わっていることが窺えた。
「ってこいつは……あの落雷に焼かれたのか」
「案外、このガキたちがやったのかもよ? ……バカでかい落雷があったから、洞窟から出てきた鉱竜を探すのを中断して来てみたら。俺が倒して名をあげようと思ってたのによ」
「鉱竜がどれだけ強いと思ってるんだ。俺たちだって追っ払うのが精一杯だぞ」
どうやら、彼らは俺たちが倒したということを全く疑っていないようだ。
あの雷を子供が作り出せると考える方がどうかしていると俺も思うが。
しかし、このままでは鉱竜の素材は彼らに奪われることになるだろう。それは、俺の苦労が報われないし、獲物を横取りされた気がしていやだ。
とはいえ、素直に俺がやったとも言えない。たとえそう言ってもそうやすやすとは信じてくれないだろう。
諦めるしかないか……。
さっさと鍛冶屋に素材を届けようと心に折り合いをつけたとき、鉱竜をじっと見ていた女がぽつりと呟いた。
「……この鉱竜が纏っている魔力と、そこの男の子の魔力が似ている気がするんだけど」
「ははっ、そんなわけ」
「男の子の恰好、なにかに溶かされたようにボロボロじゃない。……君、一度鉱竜に食べられたんじゃないの?」
女は、俺を見つめて問いを投げかけた。
果たして、ここで頷くべきなのか。嘘をつくべきなのか。
「……うん」
「なっ!」
「まじか……」
男衆から驚愕の声が漏れる。
俺のよく知る魔物なら、ある程度の嘘を押し通せるのだが、ここは異国の地、そして異国の魔物だ。
鉱竜について、俺よりよく知っているであろう相手に嘘をつき通せる自信がない。
「そう……。ねえジャック、こんなになった鉱竜の体内にいたら、この子も感電すると思わない?」
「たしかに」
最初に俺に声をかけたジャックと呼ばれる人物は、女の言葉に頷く。
やった犯人割り出してもメリットないだろ……?
「なのに、感電した様子はない。なら、この子が鉱竜を屠ったと考えるのが道理じゃない?」
「いやー、そりゃあねえだろ」
「バカは黙ってて」
「……はいよ」
男は女に勝てないと言ったところか。このままでは俺がやったことになってしまう。
がきんちょがこいつを倒したなんて噂が広まれば、悪目立ちしかする予感しかしないのだ。
天災がやったってことで済ましてくれ。
「俺やってないよー」
「……たしか、男、子供、優秀。この三つの条件を満たす子を、魔王様は探してらっしゃったよな?」
なんだそれ?
「あぁ、それ聞いたことあんな。そう思われるガキを連れてっただけで褒賞も出るって」
「「「連れて行こう」」」
おい。
「や、ちょ、なに勝手に決めてるの? いやだよ」
サニャクルシアとここで離れ離れになるのもまずいが、俺がショタコン説のある魔王に貢物として貢納されるのはもっとまずい。あ、順序逆だ。
「断ってもいいわよ。その代わり、君のこと、鉱竜を倒した麒麟児って言いふらすけどね」
最低だこいつ。それが五歳児にする仕打ちかっ!?
「そうなったら、噂を聞きつけた親衛隊とかが捕まえにきて……過程は違えど結果は同じね」
めんどくせえ……。
こっちは強敵を相手したあとで疲れているというのに、変な脅しかけやがって。
「犯罪じゃないの、それ?」
「魔王様の依頼だからねー」
ここで物理的にボコボコにしても、逆恨みされて魔王にチクられるかもしれない。
……どうしようもないじゃん。
とはいえ、武具も作ってもらわないといけない。
「俺にも用があるから、そのあとなら付き合ってあげるよ……」
どうせ、魔王城には行くんだからいいか。
なかば投げやりな思考で俺は、彼女の脅しを呑んだのだった。
「あ、もちろんその鉱竜は俺がもらうからね」
大きく開かれた顎は俺を捉えるや否やガチンと閉まる。しかし、咀嚼することなく丸呑みしてくれたおかげで、無駄な魔力を使わずに済んだ。
「……おえっ、くっさ! ――っ!?」
まず得た感想が、胃液に溶かされた食べ物の臭いだったのだが、ジュッと皮膚を焼く痛みが襲いかかった。
咄嗟に防御魔法を張るが、なかなか強い酸性らしく、ジュウジュウと防御魔法が音を立てており、長くは保たなそうであるし、一刻も早く外へ出ないとサニャクルシアとここで再会してしまうかもしれない。
それだけは避けたいところだ。
「さて、どうするか」
とは言ったが、ここで大技を使うことはできない。
対象との距離が近すぎて自分の魔法にじぶんが巻き込まれるなんて事態が起こるためだ。
だが、外殻、正確には皮膚に纏う鉱石が非常に硬いため、半端な魔法では抜けない。
「風刃」
……訂正、体内すらも、鉱石並みに硬いみたいだ。
並みのモンスター程度なら真っ二つにする威力の風の刃は、人でいう食堂あたりを深く切れ込みを入れたくらいに止められる。
――が、臓器は硬い硬い外皮より敏感なはずだ。
ちょうど、食道を通って胃まで来たところだ。
何本もの、刀身に穴が空いた氷剣を作り出し、思い切り胃の壁に刺し込んだ。
剣は、ある程度刺さったところで中折れしてしまったが、なかに空いた穴のおかげで胃液が体内に流出していく。
流石に堪えたのか、鉱竜の呻き声が振動となって俺まで届き、その瞬間には込み上げてきた残りの胃液によって、俺は食道を逆行していた。
「ギ、ギュエエエッ……」
「う、うわぁ……」
予想外に多量の胃液と共に吐き出された俺は、外の新鮮な空気に少しだけ感動を覚えた。
しかし、振り向けばすぐそばにサニャクルシアがいたことから、鉱竜がサニャクルシアを捕食する気は満々だったことが窺えた。
「うぅ、ん……」
サニャクルシアは顔をしかめ、苦しそうに唸る。
まだ意識は戻っていないようだが、声が聞けただけでも安心感が違う。
「……お前は、絶対に許さないから」
大切な友達をこんな目に遭わせたやつには、慈悲の念すら湧かない。
俺の本気を以って、葬ってやる。
「雷」
鉱竜の頭上一キロ程上空に、ばちばちと電気が迸る暗雲が出現する。
明らかに異常な雲に、鉱竜も身の危険を感じたのか雲から距離を取ろうとするが、泥沼となった地面によって自由に動けない。
「ギャァァアアアッ!」
怒りの咆哮か、焦りの悲鳴かは理解し得ない。
しかし、それが最後の声になるのは確かだ。
「落ちろ」
落雷。
その衝撃音は、静電気が発するような音ではなく、建物が倒壊したような、ドォンッというものだった。
そしてすぐ、鉱竜の巨体が力なく地面に倒れ伏した。
「ふぅ……」
俺自身も疲れていたようで、無意識のうちにため息が漏れる。
「んんっ……いたっ」
サニャクルシアも目を覚ましたらしい。
「サニャ、大丈夫?」
「う、うん……えへへ、ゆ、油断しちゃった……」
そう言って、申し訳なさそうに笑うサニャクルシア。
だが、悪いのは俺の方だ。
俺が油断しなければ、サニャクルシアは怪我をせずに済んだはずだ。
「いや、俺が気を抜いちゃったから……」
「そ、それなら、私だって……」
あぁ、だめだ。このままじゃ終わらないやつだ。
「……じゃあ、お互い様ってことで」
「そ、そうだね」
落とし所は見つけられたものの、なんだか気まずい雰囲気になってしまった。
だが、まあ二人とも無事で済んだのならそれでいい。
「歩ける? 無理ならおんぶして帰るよ」
死して尚、力強い存在感を放つ鉱竜を見つめる。
その背中には鉱石は存在していたが、ところどころ黒く変色していたり、煙を上げているものも見られた。
鉱竜を武具の素材にするのは厳しそうに思え、少し残念な気持ちになる。
「う、うん……そ、それよりシアン君、ふ、服……」
「ふぇ?」
自身の体を見遣ると、まるでなにかに溶かされたようなボロさになっており、かろうじて繋がっているだけだった。
「あ……」
なにがとは言わないが、それは露出しており、サニャクルシアはもうこちはを向いてはいなかった。
「くぅっ……」
精神年齢は思春期を超えているので、子どもに裸を見られてもなにも感じないはずなのだが……とても恥ずかしい。
隠すべきところを隠すため、とりあえずしゃがみ込んでサニャクルシアに背中を向けたとき。
「子ども!? おーい! 君たち大丈夫か?」
街の方角から、魔族の大人たちが呼びかけてきた。
大人たちは頑丈、とはいえない防具だったが、身体はそれなりに鍛えてあり、戦いに関するなにかに携わっていることが窺えた。
「ってこいつは……あの落雷に焼かれたのか」
「案外、このガキたちがやったのかもよ? ……バカでかい落雷があったから、洞窟から出てきた鉱竜を探すのを中断して来てみたら。俺が倒して名をあげようと思ってたのによ」
「鉱竜がどれだけ強いと思ってるんだ。俺たちだって追っ払うのが精一杯だぞ」
どうやら、彼らは俺たちが倒したということを全く疑っていないようだ。
あの雷を子供が作り出せると考える方がどうかしていると俺も思うが。
しかし、このままでは鉱竜の素材は彼らに奪われることになるだろう。それは、俺の苦労が報われないし、獲物を横取りされた気がしていやだ。
とはいえ、素直に俺がやったとも言えない。たとえそう言ってもそうやすやすとは信じてくれないだろう。
諦めるしかないか……。
さっさと鍛冶屋に素材を届けようと心に折り合いをつけたとき、鉱竜をじっと見ていた女がぽつりと呟いた。
「……この鉱竜が纏っている魔力と、そこの男の子の魔力が似ている気がするんだけど」
「ははっ、そんなわけ」
「男の子の恰好、なにかに溶かされたようにボロボロじゃない。……君、一度鉱竜に食べられたんじゃないの?」
女は、俺を見つめて問いを投げかけた。
果たして、ここで頷くべきなのか。嘘をつくべきなのか。
「……うん」
「なっ!」
「まじか……」
男衆から驚愕の声が漏れる。
俺のよく知る魔物なら、ある程度の嘘を押し通せるのだが、ここは異国の地、そして異国の魔物だ。
鉱竜について、俺よりよく知っているであろう相手に嘘をつき通せる自信がない。
「そう……。ねえジャック、こんなになった鉱竜の体内にいたら、この子も感電すると思わない?」
「たしかに」
最初に俺に声をかけたジャックと呼ばれる人物は、女の言葉に頷く。
やった犯人割り出してもメリットないだろ……?
「なのに、感電した様子はない。なら、この子が鉱竜を屠ったと考えるのが道理じゃない?」
「いやー、そりゃあねえだろ」
「バカは黙ってて」
「……はいよ」
男は女に勝てないと言ったところか。このままでは俺がやったことになってしまう。
がきんちょがこいつを倒したなんて噂が広まれば、悪目立ちしかする予感しかしないのだ。
天災がやったってことで済ましてくれ。
「俺やってないよー」
「……たしか、男、子供、優秀。この三つの条件を満たす子を、魔王様は探してらっしゃったよな?」
なんだそれ?
「あぁ、それ聞いたことあんな。そう思われるガキを連れてっただけで褒賞も出るって」
「「「連れて行こう」」」
おい。
「や、ちょ、なに勝手に決めてるの? いやだよ」
サニャクルシアとここで離れ離れになるのもまずいが、俺がショタコン説のある魔王に貢物として貢納されるのはもっとまずい。あ、順序逆だ。
「断ってもいいわよ。その代わり、君のこと、鉱竜を倒した麒麟児って言いふらすけどね」
最低だこいつ。それが五歳児にする仕打ちかっ!?
「そうなったら、噂を聞きつけた親衛隊とかが捕まえにきて……過程は違えど結果は同じね」
めんどくせえ……。
こっちは強敵を相手したあとで疲れているというのに、変な脅しかけやがって。
「犯罪じゃないの、それ?」
「魔王様の依頼だからねー」
ここで物理的にボコボコにしても、逆恨みされて魔王にチクられるかもしれない。
……どうしようもないじゃん。
とはいえ、武具も作ってもらわないといけない。
「俺にも用があるから、そのあとなら付き合ってあげるよ……」
どうせ、魔王城には行くんだからいいか。
なかば投げやりな思考で俺は、彼女の脅しを呑んだのだった。
「あ、もちろんその鉱竜は俺がもらうからね」
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