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第2章 念願の魔道士になりました!
魔力の相性 1
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試験が終わったその翌日、ツェツイが熱を出して寝込んだ。
そのことを学校の先生から聞いたノイとアルトは、授業が終わるとまっすぐに家に帰りアリーセにそのことを伝え、すぐにツェツイの家へと向かった。
ツェツイの看病をするためだ。
「ツェツイ苦しそうだな。大丈夫か?」
「試験が終わって、気が抜けたんだな」
ノイはツェツイのひたいにのっていたタオルをとり、水を張ったたらいに浸した。
「母ちゃんがうまいスープ作ってるぞ」
「熱によく効く薬も持ってきたからな」
ツェツイが倒れたことを双子たちから聞いたアリーセも、すぐに必要なものを持って駆けつけてきてくれた。
アリーセが台所でスープを作っている間、ノイとアルトが熱で思うように動けないツェツイの世話を、かいがいしくもあれこれとやいていた。
「今日は俺たちがずっと、ツェツイの側にいて看病してやるぞ」
「だから寂しくないだろ? 俺たちが何でもやってやるからな」
「ノイ、アルト……ありがとう」
と、答えるツェツイの口調も熱のせいで、どこかふわふわとした様子であった。
「汗びっしょりだな。着替えてさっぱりするか?」
「ついでに身体も拭いてやる。起き上がれるか?」
「うん」
ツェツイはもぞりと半身を起こしてベッドの上に座る。
「ほら、手を前にだしてみろ」
アルトに言われるまま、ツェツイは両手を前に差し出した。
ツェツイの寝間着の両袖をつかんで、アルトがすぽっと脱がす。
その横でノイがタオルを手にひかえている。
が……。
「あ……っ」
「う……っ」
ノイとアルトの口から同時に声がもれた。
二人は硬直したようにその場に立ち尽くす。
ふわりと肩に落ちたツェツイの髪が汗に濡れた首筋ににはりつく。
熱で火照った身体がほんのりと赤く染まり、首筋から流れる汗が胸元を伝っていく。
ツェツイの唇からもれる熱い息。
落としたまぶたの奥に揺れる潤んだ瞳。
汗でびっしょりになった下着も脱ごうと、ツェツイは下着に手をかける。
瞬間、ノイとアルトが同時に顔を赤くした。それも耳まで真っ赤だ。
「つ、ツェツイ!」
「ちょ、待った!」
ツェツイのお腹が見えたあたりでノイとアルトが慌てて視線をそらし、うわずった声で待ったをかける。
下着をめくろうとしたツェツイの手が止まった。
ぼんやりと焦点の合わない目で視線をあげ二人を見つめ返す。
「うん?」
「や、やっぱりちょっと待った!」
「俺たち、あっち向いてるから!」
ツェツイは着替えるのにどうして? と小さく首を傾げるが、言葉を発する気力までないようであった。
「身体拭いて着替えたら声かけてくれ」
「ほらこれ! 自分で着替えられるな」
俺が身体を拭いてやると自分から言い出したノイであったが、ツェツイから視線をそらしたままタオルを突き出す。
アルトも目をぎゅっとつむり顔を背け、ツェツイに着せてあげようとした新しい寝間着を差し出してきた。
「うん……」
二人が慌てる様子に訝しみつつもうなずき、ツェツイは下着姿のまま、それもお腹を出した状態で力つきたようにぱたりと仰向けにベッドに倒れてしまった。
「ツェツイ!」
「大丈夫か!」
双子たちがそろって声を上げ、その場であわあわとうろたえる。
「腹でてる!」
「か、隠せ!」
慌てて二人は同時に布団の端をつかんでツェツイにかぶせる。が、勢い余って頭まですっぽりとかぶせてしまった。
「うう……」
「ちょっと! あんたたち何やってんの!」
脱いだばかりのツェツイの寝間着を握りしめているアルトと、さらにタオルを手にしたノイを見てアリーセは目を丸くする。
「ツェツイが、汗びっしょりだから着替えさせてやろうと……」
「ついでに、身体も拭いたらさっぱりするかなって思って……」
顔を赤くしながらしどろもどろに答える双子たちに、アリーセはため息をついて苦笑する。
「まったく。女の子の寝間着、脱がせてんじゃないの!」
そう言って、アリーセは双子たちの頭をぺんぺんと叩く。
「ほらほら、あんたたちはあっち向いてなさい。着替えが終わるまで絶対こっち見ちゃだめだからね。見たら許さないよ」
双子たちはくるりとツェツイに背を向ける。
アリーセは布団に埋もれたツェツイを引っ張りだし身を起こさせる。
「なあ? ツェツイの身体拭くって言ったくせにどうしたんだよ」
「そういうアルトだって、寝間着に着替えさせるって言っただろ」
「わかんないよ。急に胸がどきどきしちゃって、何ていうか……」
「俺も一瞬、心臓が爆発するかと思った。それにすごく顔が熱い」
「ほんとだ、ノイの顔真っ赤だ」
「そういうアルトも顔が赤いぞ」
「なあ、このどきどきは何だ?」
「それはきっと」
「きっと何だ?」
「ツェツイの熱が俺たちにもうつったんだ」
そういうことか! 納得だ、とアルトはぽんと手を叩いてうんうんとうなずく。
そんな会話をひそひそと交わしている双子たちの横で、アリーセはツェツイの下着を脱がせて汗を拭き、新しい寝間着に着替えさせた。
「あまり食欲ないと思うけど、頑張って少しだけでも食べようね。それからお薬飲んで、また寝ましょう。安心して。ずっと側についていてあげるからね」
「はい……アリーセさん、ありがとうございます……」
アリーセは微笑んでスプーンですくったスープをふうふうと息を吹きかけて冷まし、ツェツイの口元にもっていく。
「はい、あーんして」
ツェツイはアリーセの差し出したスープをゆっくりと飲み込む。
熱で火照った顔でツェツイはにこりと笑った。
「おいしい」
「元気になったら、もっとおいしいもの作ってあげるからね。元気がでるものたくさん。だから、今日はこれでがまんよ」
ベッドの端では双子たちが頬杖をついて、ツェツイを見守っている。
「ツェツイ、ずっと頑張りっぱなしだったからな」
「あっという間に俺たちに追いついちゃったしな」
「早く元気になれよ、ツェツイ」
「治ったらまた一緒に遊ぼうぜ」
ノイとアルトが交互に声をかけてきたが、果たして熱でぼんやりとしているツェツイの耳に入ったかどうかは定かではない。
食事を終え、薬を飲んだツェツイは、アリーセに支えられながらベッドに横になる。
枕に頭を沈めた途端、ツェツイは再び深い眠りについた。
「ツェツイ、可愛いな」
「そうだな、可愛いな」
ノイとアルトが身を乗りだし、静かな寝息をたてて眠るツェツイの頬にキスをしようとしてアリーセに首根っこをつかまれる。
「おやすみ、ツェツイ」
「早くよくなるんだぞ」
そのことを学校の先生から聞いたノイとアルトは、授業が終わるとまっすぐに家に帰りアリーセにそのことを伝え、すぐにツェツイの家へと向かった。
ツェツイの看病をするためだ。
「ツェツイ苦しそうだな。大丈夫か?」
「試験が終わって、気が抜けたんだな」
ノイはツェツイのひたいにのっていたタオルをとり、水を張ったたらいに浸した。
「母ちゃんがうまいスープ作ってるぞ」
「熱によく効く薬も持ってきたからな」
ツェツイが倒れたことを双子たちから聞いたアリーセも、すぐに必要なものを持って駆けつけてきてくれた。
アリーセが台所でスープを作っている間、ノイとアルトが熱で思うように動けないツェツイの世話を、かいがいしくもあれこれとやいていた。
「今日は俺たちがずっと、ツェツイの側にいて看病してやるぞ」
「だから寂しくないだろ? 俺たちが何でもやってやるからな」
「ノイ、アルト……ありがとう」
と、答えるツェツイの口調も熱のせいで、どこかふわふわとした様子であった。
「汗びっしょりだな。着替えてさっぱりするか?」
「ついでに身体も拭いてやる。起き上がれるか?」
「うん」
ツェツイはもぞりと半身を起こしてベッドの上に座る。
「ほら、手を前にだしてみろ」
アルトに言われるまま、ツェツイは両手を前に差し出した。
ツェツイの寝間着の両袖をつかんで、アルトがすぽっと脱がす。
その横でノイがタオルを手にひかえている。
が……。
「あ……っ」
「う……っ」
ノイとアルトの口から同時に声がもれた。
二人は硬直したようにその場に立ち尽くす。
ふわりと肩に落ちたツェツイの髪が汗に濡れた首筋ににはりつく。
熱で火照った身体がほんのりと赤く染まり、首筋から流れる汗が胸元を伝っていく。
ツェツイの唇からもれる熱い息。
落としたまぶたの奥に揺れる潤んだ瞳。
汗でびっしょりになった下着も脱ごうと、ツェツイは下着に手をかける。
瞬間、ノイとアルトが同時に顔を赤くした。それも耳まで真っ赤だ。
「つ、ツェツイ!」
「ちょ、待った!」
ツェツイのお腹が見えたあたりでノイとアルトが慌てて視線をそらし、うわずった声で待ったをかける。
下着をめくろうとしたツェツイの手が止まった。
ぼんやりと焦点の合わない目で視線をあげ二人を見つめ返す。
「うん?」
「や、やっぱりちょっと待った!」
「俺たち、あっち向いてるから!」
ツェツイは着替えるのにどうして? と小さく首を傾げるが、言葉を発する気力までないようであった。
「身体拭いて着替えたら声かけてくれ」
「ほらこれ! 自分で着替えられるな」
俺が身体を拭いてやると自分から言い出したノイであったが、ツェツイから視線をそらしたままタオルを突き出す。
アルトも目をぎゅっとつむり顔を背け、ツェツイに着せてあげようとした新しい寝間着を差し出してきた。
「うん……」
二人が慌てる様子に訝しみつつもうなずき、ツェツイは下着姿のまま、それもお腹を出した状態で力つきたようにぱたりと仰向けにベッドに倒れてしまった。
「ツェツイ!」
「大丈夫か!」
双子たちがそろって声を上げ、その場であわあわとうろたえる。
「腹でてる!」
「か、隠せ!」
慌てて二人は同時に布団の端をつかんでツェツイにかぶせる。が、勢い余って頭まですっぽりとかぶせてしまった。
「うう……」
「ちょっと! あんたたち何やってんの!」
脱いだばかりのツェツイの寝間着を握りしめているアルトと、さらにタオルを手にしたノイを見てアリーセは目を丸くする。
「ツェツイが、汗びっしょりだから着替えさせてやろうと……」
「ついでに、身体も拭いたらさっぱりするかなって思って……」
顔を赤くしながらしどろもどろに答える双子たちに、アリーセはため息をついて苦笑する。
「まったく。女の子の寝間着、脱がせてんじゃないの!」
そう言って、アリーセは双子たちの頭をぺんぺんと叩く。
「ほらほら、あんたたちはあっち向いてなさい。着替えが終わるまで絶対こっち見ちゃだめだからね。見たら許さないよ」
双子たちはくるりとツェツイに背を向ける。
アリーセは布団に埋もれたツェツイを引っ張りだし身を起こさせる。
「なあ? ツェツイの身体拭くって言ったくせにどうしたんだよ」
「そういうアルトだって、寝間着に着替えさせるって言っただろ」
「わかんないよ。急に胸がどきどきしちゃって、何ていうか……」
「俺も一瞬、心臓が爆発するかと思った。それにすごく顔が熱い」
「ほんとだ、ノイの顔真っ赤だ」
「そういうアルトも顔が赤いぞ」
「なあ、このどきどきは何だ?」
「それはきっと」
「きっと何だ?」
「ツェツイの熱が俺たちにもうつったんだ」
そういうことか! 納得だ、とアルトはぽんと手を叩いてうんうんとうなずく。
そんな会話をひそひそと交わしている双子たちの横で、アリーセはツェツイの下着を脱がせて汗を拭き、新しい寝間着に着替えさせた。
「あまり食欲ないと思うけど、頑張って少しだけでも食べようね。それからお薬飲んで、また寝ましょう。安心して。ずっと側についていてあげるからね」
「はい……アリーセさん、ありがとうございます……」
アリーセは微笑んでスプーンですくったスープをふうふうと息を吹きかけて冷まし、ツェツイの口元にもっていく。
「はい、あーんして」
ツェツイはアリーセの差し出したスープをゆっくりと飲み込む。
熱で火照った顔でツェツイはにこりと笑った。
「おいしい」
「元気になったら、もっとおいしいもの作ってあげるからね。元気がでるものたくさん。だから、今日はこれでがまんよ」
ベッドの端では双子たちが頬杖をついて、ツェツイを見守っている。
「ツェツイ、ずっと頑張りっぱなしだったからな」
「あっという間に俺たちに追いついちゃったしな」
「早く元気になれよ、ツェツイ」
「治ったらまた一緒に遊ぼうぜ」
ノイとアルトが交互に声をかけてきたが、果たして熱でぼんやりとしているツェツイの耳に入ったかどうかは定かではない。
食事を終え、薬を飲んだツェツイは、アリーセに支えられながらベッドに横になる。
枕に頭を沈めた途端、ツェツイは再び深い眠りについた。
「ツェツイ、可愛いな」
「そうだな、可愛いな」
ノイとアルトが身を乗りだし、静かな寝息をたてて眠るツェツイの頬にキスをしようとしてアリーセに首根っこをつかまれる。
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「早くよくなるんだぞ」
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