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引っ越し
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ボーと見つめている私に向かって恵比寿顔が
「お決まりのようですね」
と、話しかけてきた。ずいぶん見とれていたらしい、名残惜しくもお猫様から目を離し恵比寿顔をのほうを向く
「はい、この子でお願いします。」
まだお猫様映像には続きがあるようだが、もうこの子で決定だ。ほかの子も、もちろん可愛いが恋をしてしまったのだ仕方がないことだ、恋とは落ちるもの自分の意志ではないのである。
「かしこまりました。この猫の簡単な説明をさせていただきますね、このタイプの猫はあちらでは天使猫エンジェルキャットとよばれています、珍しい猫ですね。普段は小型ですが戦闘時などライオン程度のサイズに大型化することがあります。魔法も使いますので護衛にもなりますよ。あと、飼い主に幸運をもたらすことからミラクルキャットともよばれ狙われることがあります、ほとんど自身で撃退できるでしょうが街中では問題になりかねませんし魔法契約のスキルを取って契約した方がいいかと思われます。」
それは大変だ私のエンジェルが!
「ぜひお願いします!」
こうしてスキルがまた一つ増えていった。
魔法契約→魔力を使って契約する契約内容に背くと契約で決められた神罰が下る。同意のもとであれば契約可能。例外あり。
「あちらの世界ではステータスというのがありまして自分の能力を段階に分けて見ることができるようになっています。それを見せることで身分証明となります、とはいえすべてを見せる必要はなく犯罪歴だけが分かれば、ほとんどの場合は大丈夫になっていますのでくれぐれもすべてのステータスをお見せになることはおやめください。」
見せなきゃいけないのに見せちゃだめなのかな?
「あなたのステータスは神の加護などで本来あり得ないものになっています。すべてを見せてしまえば神子として神殿につかえるようかなり圧力をかけられるでしょう、もちろんあちらの主神様も自主的にならともかくそのようなことは望んではおりませんので最悪の事態にはならないと思いますがもめごとのもとになりますのでお気をつけてください。」
なんか思ったより大事のようで少し引いてしまう、面倒くさそう、でもエンジェルには会いたいので行くしかないのだ!
「それと、しばらくは神域から出ずあちらになれることと魔法などが最低限使えるように練習したほうがいいでしょう神域のそばの外界は弱いLV1でも倒せるモンスターしかいませんので慣れてきたら戦闘を行うのもいいでしょうスキルと加護などをまとめたステータスを確認して納得いただけたらこのままあちらに移転していただくことになります」
え?もう今すぐになの?家の整理はどうなるのか引っ越し予定のマンションもどうなるのか色々と不安がよぎった。
両親との思い出の品やお墓のこともある、きりがなく考え込んでいると
「そのあたりは大丈夫ですこちらで処理いたします。ご両親のことも決して粗末な扱いは致しません。また、残念ですがこちらから持っていけるものは記憶だけになっております。」
そうか、これらも含めて私は調整しやすい人間だったのだなと今更ながら思った、また私自身もまったく未練がないわけではないが思い出が消えるわけではないことと、新たなエンジェルとの出会いに高揚しているためか行く気になっている。この性格も含めて「調整しやすい」なのかもしれないなと苦笑してしまう。
「えー、それではステータスの確認をお願いします」
またもや白い空間に映像が浮かんだ今度は文字が連なっている
ステータス
名前 ユリナ・シラナミ 15才 犯罪歴なし
職業 魔導士 Lv1
HP E
ST E
MP C
力 E
防御 E
魔力 S
知能 C
俊敏 E
幸運 S
スキル
攻撃魔法 Lv1
補助魔法 Lv1
魔道補助 Lv1
杖術 Lv1
格闘 Lv1
生活魔法 Lv1
言語翻訳 Lv1
自動探知 Lv1
空間魔法 Lv1
魔法錬金 Lv1
契約魔法 Lv1
空きスキル枠 4枠
主神の加護 神への祈りが使えるようになる 傷、病気などが回復する。
異世界(地球)の主神の加護 Lvが通常よりも上がりやすくなる PTにも反映する。
七福神の加護 幸運値が爆上がりする。
称号
異界からの神子 本気で神に祈ると何かが起こるかもしれない。
色々聞きたいことがあるが上から行こう、できるだけ冷静に。
「歳が15才ってなぜですか?」
なんで15?若返りすぎだろ、それに頼んでない。さっきの3D映像がやたら若く見えたのは間違いなかったのか
「それはですね、あちらの成人が15才なのでそれに合わせて体を作ることになりまして、身分証明などの件も含めて色々都合がいい年なのです。他にも疑問がありましたらいくらでもお答えしますよ」
都合がいいのか。なんとなく大雑把な説明だなぁと思いながら
次の 職業 魔導士 Lv1 てなんだ?犯罪歴はないので納得。
「職業ですね、魔導士になっているのは魔法スキルが多いからです、今後格闘スキルが魔法スキルより急激に伸びたりすれば、格闘家などに変化することもありますし、魔法錬金術だと魔法錬金術師ですね。職業はスキルによって変更されます、それとレベル制でして職業のレベルはほとんどが戦闘で経験値を得ることによって上がります。スキルレベルはそのスキルを使うことによって上がっていきますただしレベルにあったスキルを使用しないとレベルは大変上がりにくくなっておりますのでお気を付けください。」
職業選択の自由!すばらしい。
次はこのローマ字だな
「ローマ字はランクを表しています、F~Sで評価されます。生まれたての赤ん坊がLv1でほとんどがFになります、成人するころには大抵がLv3~5程度まで上がります、これは生活で得る経験が、経験値に換算されるためのようです。それ以上になるとやはり魔物を倒さねばLvを上げるのは無理でしょう。Lvが3~5程度になるとランクもF~Dの間に適性に合わせて上がっていきます、あなた様はLv1でこのランクですかなり高いほうになります。特に魔力は、もともとの才能ですねさすが神子候補に選ばれるだけはあります。幸運値は私たち大変頑張りました!ランクはF~SまでありSランクですと伝説級ですね。」
なんかどやって顔で言ってくる、私達かーそして七福神の加護、恵比須顔恵比寿顔って言ってきたけど、ほんとに恵比寿様だったのかなぁ、なんか今更過ぎて様付けに違和感を感じる。文句も言われなかったことだしここはうやむやにして恵比寿顔でいいや。恵比須顔はにこりと笑い話を続けた
「加護に関しては、書いてある通りなのですが。主神の加護の回復は常識外ですのであまり人目の付くところで見せるのはよろしくないかと思います、通常の回復魔法ですと初期では傷が治るだけです、Lvが上がればまた違ってきますが。神への祈りは傷、体力の回復・四肢欠損の完治・病気の治癒など多岐にわたります。気をつけてお使いください。
こちらの主神様の加護は Lvが職業もスキルも併せて通常の3倍ほど経験値が入りやすくなっております。初めは主神様が申し訳なさから10倍とか言い始めたのですがあまりにも急激なレベルアップはいろいろと不都合も起こりますので話し合った結果3倍がいいだろうということに落ち着きました。
最後に七福神の加護ですが幸運値が高いといろいろといいことが起こります!
とても頑張りました。ランクSは伝説級です」
最後2回言ったなぁ大事なことなのだろう。
「これにて大まかな説明は終わりました。細かな疑問が出てくると思いますがそれは、あなた様が飼われる猫に主神様が特別な力「世界の知識」を与え疑問に答えられるようになっております、ご安心ください。
それでは名残惜しいですがそろそろあちらの世界に移転していただきたいと思います.」
初めは怪しいおじさんだなぁと思ってたけど結構親切だったな、話は長かったけど。
実を言えば未練もあるし不安は計り知れないがお猫様に会うには行くしかない。
「おじさん、いろいろありがとうございました、おじさんのおかげで運命の出会いもできました。もしこれが嘘で運命の出会いができなければ七代まで祟ってみせますので引っ越しお願いいします!」
恵比須顔は最後まで恵比須顔で
「神を祟ろうとはさすがです、安心してあちらの世界に送ることができます。それでは良き旅を。」
そして恵比須顔を最後に目の前が白くかすれていった。
「お決まりのようですね」
と、話しかけてきた。ずいぶん見とれていたらしい、名残惜しくもお猫様から目を離し恵比寿顔をのほうを向く
「はい、この子でお願いします。」
まだお猫様映像には続きがあるようだが、もうこの子で決定だ。ほかの子も、もちろん可愛いが恋をしてしまったのだ仕方がないことだ、恋とは落ちるもの自分の意志ではないのである。
「かしこまりました。この猫の簡単な説明をさせていただきますね、このタイプの猫はあちらでは天使猫エンジェルキャットとよばれています、珍しい猫ですね。普段は小型ですが戦闘時などライオン程度のサイズに大型化することがあります。魔法も使いますので護衛にもなりますよ。あと、飼い主に幸運をもたらすことからミラクルキャットともよばれ狙われることがあります、ほとんど自身で撃退できるでしょうが街中では問題になりかねませんし魔法契約のスキルを取って契約した方がいいかと思われます。」
それは大変だ私のエンジェルが!
「ぜひお願いします!」
こうしてスキルがまた一つ増えていった。
魔法契約→魔力を使って契約する契約内容に背くと契約で決められた神罰が下る。同意のもとであれば契約可能。例外あり。
「あちらの世界ではステータスというのがありまして自分の能力を段階に分けて見ることができるようになっています。それを見せることで身分証明となります、とはいえすべてを見せる必要はなく犯罪歴だけが分かれば、ほとんどの場合は大丈夫になっていますのでくれぐれもすべてのステータスをお見せになることはおやめください。」
見せなきゃいけないのに見せちゃだめなのかな?
「あなたのステータスは神の加護などで本来あり得ないものになっています。すべてを見せてしまえば神子として神殿につかえるようかなり圧力をかけられるでしょう、もちろんあちらの主神様も自主的にならともかくそのようなことは望んではおりませんので最悪の事態にはならないと思いますがもめごとのもとになりますのでお気をつけてください。」
なんか思ったより大事のようで少し引いてしまう、面倒くさそう、でもエンジェルには会いたいので行くしかないのだ!
「それと、しばらくは神域から出ずあちらになれることと魔法などが最低限使えるように練習したほうがいいでしょう神域のそばの外界は弱いLV1でも倒せるモンスターしかいませんので慣れてきたら戦闘を行うのもいいでしょうスキルと加護などをまとめたステータスを確認して納得いただけたらこのままあちらに移転していただくことになります」
え?もう今すぐになの?家の整理はどうなるのか引っ越し予定のマンションもどうなるのか色々と不安がよぎった。
両親との思い出の品やお墓のこともある、きりがなく考え込んでいると
「そのあたりは大丈夫ですこちらで処理いたします。ご両親のことも決して粗末な扱いは致しません。また、残念ですがこちらから持っていけるものは記憶だけになっております。」
そうか、これらも含めて私は調整しやすい人間だったのだなと今更ながら思った、また私自身もまったく未練がないわけではないが思い出が消えるわけではないことと、新たなエンジェルとの出会いに高揚しているためか行く気になっている。この性格も含めて「調整しやすい」なのかもしれないなと苦笑してしまう。
「えー、それではステータスの確認をお願いします」
またもや白い空間に映像が浮かんだ今度は文字が連なっている
ステータス
名前 ユリナ・シラナミ 15才 犯罪歴なし
職業 魔導士 Lv1
HP E
ST E
MP C
力 E
防御 E
魔力 S
知能 C
俊敏 E
幸運 S
スキル
攻撃魔法 Lv1
補助魔法 Lv1
魔道補助 Lv1
杖術 Lv1
格闘 Lv1
生活魔法 Lv1
言語翻訳 Lv1
自動探知 Lv1
空間魔法 Lv1
魔法錬金 Lv1
契約魔法 Lv1
空きスキル枠 4枠
主神の加護 神への祈りが使えるようになる 傷、病気などが回復する。
異世界(地球)の主神の加護 Lvが通常よりも上がりやすくなる PTにも反映する。
七福神の加護 幸運値が爆上がりする。
称号
異界からの神子 本気で神に祈ると何かが起こるかもしれない。
色々聞きたいことがあるが上から行こう、できるだけ冷静に。
「歳が15才ってなぜですか?」
なんで15?若返りすぎだろ、それに頼んでない。さっきの3D映像がやたら若く見えたのは間違いなかったのか
「それはですね、あちらの成人が15才なのでそれに合わせて体を作ることになりまして、身分証明などの件も含めて色々都合がいい年なのです。他にも疑問がありましたらいくらでもお答えしますよ」
都合がいいのか。なんとなく大雑把な説明だなぁと思いながら
次の 職業 魔導士 Lv1 てなんだ?犯罪歴はないので納得。
「職業ですね、魔導士になっているのは魔法スキルが多いからです、今後格闘スキルが魔法スキルより急激に伸びたりすれば、格闘家などに変化することもありますし、魔法錬金術だと魔法錬金術師ですね。職業はスキルによって変更されます、それとレベル制でして職業のレベルはほとんどが戦闘で経験値を得ることによって上がります。スキルレベルはそのスキルを使うことによって上がっていきますただしレベルにあったスキルを使用しないとレベルは大変上がりにくくなっておりますのでお気を付けください。」
職業選択の自由!すばらしい。
次はこのローマ字だな
「ローマ字はランクを表しています、F~Sで評価されます。生まれたての赤ん坊がLv1でほとんどがFになります、成人するころには大抵がLv3~5程度まで上がります、これは生活で得る経験が、経験値に換算されるためのようです。それ以上になるとやはり魔物を倒さねばLvを上げるのは無理でしょう。Lvが3~5程度になるとランクもF~Dの間に適性に合わせて上がっていきます、あなた様はLv1でこのランクですかなり高いほうになります。特に魔力は、もともとの才能ですねさすが神子候補に選ばれるだけはあります。幸運値は私たち大変頑張りました!ランクはF~SまでありSランクですと伝説級ですね。」
なんかどやって顔で言ってくる、私達かーそして七福神の加護、恵比須顔恵比寿顔って言ってきたけど、ほんとに恵比寿様だったのかなぁ、なんか今更過ぎて様付けに違和感を感じる。文句も言われなかったことだしここはうやむやにして恵比寿顔でいいや。恵比須顔はにこりと笑い話を続けた
「加護に関しては、書いてある通りなのですが。主神の加護の回復は常識外ですのであまり人目の付くところで見せるのはよろしくないかと思います、通常の回復魔法ですと初期では傷が治るだけです、Lvが上がればまた違ってきますが。神への祈りは傷、体力の回復・四肢欠損の完治・病気の治癒など多岐にわたります。気をつけてお使いください。
こちらの主神様の加護は Lvが職業もスキルも併せて通常の3倍ほど経験値が入りやすくなっております。初めは主神様が申し訳なさから10倍とか言い始めたのですがあまりにも急激なレベルアップはいろいろと不都合も起こりますので話し合った結果3倍がいいだろうということに落ち着きました。
最後に七福神の加護ですが幸運値が高いといろいろといいことが起こります!
とても頑張りました。ランクSは伝説級です」
最後2回言ったなぁ大事なことなのだろう。
「これにて大まかな説明は終わりました。細かな疑問が出てくると思いますがそれは、あなた様が飼われる猫に主神様が特別な力「世界の知識」を与え疑問に答えられるようになっております、ご安心ください。
それでは名残惜しいですがそろそろあちらの世界に移転していただきたいと思います.」
初めは怪しいおじさんだなぁと思ってたけど結構親切だったな、話は長かったけど。
実を言えば未練もあるし不安は計り知れないがお猫様に会うには行くしかない。
「おじさん、いろいろありがとうございました、おじさんのおかげで運命の出会いもできました。もしこれが嘘で運命の出会いができなければ七代まで祟ってみせますので引っ越しお願いいします!」
恵比須顔は最後まで恵比須顔で
「神を祟ろうとはさすがです、安心してあちらの世界に送ることができます。それでは良き旅を。」
そして恵比須顔を最後に目の前が白くかすれていった。
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