神様のせいで異世界に引っ越すことになったので、神子の力で好きにさせてもらいます。

ももなんばん

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PT2

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 今日はPTを紹介してもらう日だ、時間までルナやエミリーさんと話をして冒険者ギルドに向かった。

約束どおり昼前に着いたので、受付のお姉さんに話しかけたところ相手はまだ来ていなかったため奥の飲食スペースに移動して飲み物を注文して待つことにした、お昼の時間になったためか食堂にそれなりの人が入ってきたが紹介予定のPTはまだ来ない、飲み物もなくなって次を注文するかお昼ご飯にするか迷っていたところで男一人に女二人の3人組に話しかけられた。話しかけてきたのは男でどうやら紹介PTの人らしい。

「魔導士のユリナさんで間違いないかな?」

「はい、私はユリナと言います。冒険者ギルドからの紹介の方たちでしょうか。」

「ああ、俺たちが紹介を受けたPT「暁の星」のメンバーだ。まず俺がレオ職業剣士Lv15だ。」

金色の髪をしてそれなりに整った顔をした男である。

「私はセイラ、職業格闘家Lv13よ。」

小麦色の髪でこちらもそれなりに美人さんである

「私はノーラです。職業魔導士Lv12ですが私は回復が専門です」

最後の子は亜麻色の髪をした可愛い系の顔をしていた。

次々に自己紹介を始める3人を前になんとなく不愉快なものを感じた、約束は昼前のはずが昼を完全に回ってから来たにもかかわらず謝罪の一言もなく。自己紹介でもよろしくの一つもない。気にしすぎだろうか?自己紹介をしないわけにもいかないので私も話始める。

「私は魔導士Lv8で攻撃魔法が使えますがあまり得意ではなくて、補助魔法のほうが得意です。よろしくお願いします」

私の自己紹介が終わった途端レオが話し始めた

「とりあえず、今日はここで昼食をとって交流を深めよう。出会ったばかりでモンスターと戦っても連携がうまくいかなくては危険だからな」

それに乗るようにセイラが話す

「そうよね、今日は寝坊しちゃって朝ごはん食べ損ねてたのよ」

まさか、寝坊でここに来るのが遅れたのだろうか

「そうですね。昨日は遅くまで飲んでたので今日は朝つらくて」

最後はノーラである。正直この時点でPTを組むのはご遠慮したい気分がするがPT戦がどんなものか知っておきたいのも事実でぐっと我慢してとりあえず3日は頑張ると心に決めた。

結局昼食をとったあとも話が続き今日はクエストも受けずモンスターも倒しに行かないようである。

理由はあまりにも互いを知らなすぎると連携に響く、今日は自分たちのコンディションがよくないなどであった。

その後も歓迎会などと称して3人はお酒まで飲み始めてしまった。歓迎会とは言っても結局は3人のこれまでの戦いやLvがわたしより高いことの自慢である。そんなどうでもいい話が続く中唯一の収穫が

「自慢じゃないが実は俺は生まれたときからスキルを持っていてそれが剣術だったのさだからスキルLvが上がりやすくてね、それにこれはできれば秘密にしてほしいんだが幸運値が生まれつき高くてねランクBなんだこれのおかげで僕のPTではモンスターのドロップが出やすくてうちのPTに入れるのは運がいいことなんだよ」

幸運値ランクBはそんなにすごいのだろうか?いかにも褒められ待ちのレオに自分の幸運値を言ってやりたくなる。だがいいように考えれば私の幸運値の隠れ蓑にもなるのでお試しにはこのPTで良かったのかもしれない。とりあえず適当に話を合わせておく

「幸運値ランクBなんですか?すごいですねー」

ちょっと棒読みだったかな?と思ったがレオは満足げにしているのでいいのだろう。

もうお昼から2時間ほどはたっているこのままここで時間をつぶしても意味がないので、今日はもう帰ろうルナとできたらエミリーさんに相談しよう。

「あの、今日は皆さんともお話できましたし帰りますね、明日はどこで何時に待ち合わせしましょうか?」

「えー帰っちゃうの?お酒も飲んでないしまだまだこれからだよー」

「付き合いが悪いんじゃないですか?今後一緒にやっていく気があるなら少しくらい私たちに合わせてみてもいいと思います。」

セイラとノーラの二人に責められたが、そこでレオが

「まぁ、飲めないものは仕方ないさ、うちのやり方には徐々に慣れてもらえばいいんだし、今日はここまでってことで明日は朝食後にここで待ち合わせしよう」

なぜかわたしがこのPTに入るのが当然のように話を進めているが恐らくそうなることはないだろう。

とりあえず帰ることができればそれでいいので流れに乗って帰ることにした。

「では、明日はよろしくお願いします、今日は失礼しますね」

それだけ言うとさっさとその場を後にした。

そのまま子猫亭に帰るとエミリーさんに驚かれた。

「あら、今日はPT体験の日じゃなかったの、随分早いわね」

そこで、お客がいないのを確認して今日あったことを話した、エミリーさんは時々眉間にしわを寄せながらも最後まで聞いてくれた。

「聞く限りじゃあまりいい感じはしないわね、剣士君の幸運値は確かに悪くはないけどそれに頼って冒険者をしているならいずれ限界が来るわよ。」

「やっぱりあまりよくないですか?なんか変な感じはしたんですがほかのPTをしらなかったのでよくわからなくて。」

「そうね、聞く限りではあまりお勧めはしなわね、明日もあまり無理のあるところに探索に行くなら断ったほうがいいわ。」

「無理のあるところですか?」

「ええ。あなたのレベルに合わせてくれる気が無いようなら行く前に断ったほうがいいわ。特にダンジョンは何があるかわからないから1.2階層までにしておいたほうがいいわね」

ある程度教えてもらえたのでその後の方針が立ちやすくなった。エミリーさんの話を参考にして具体的にどうするかルナと相談しよう。その後相談に乗ってもらったお礼を言って部屋に戻ると今度はルナと話をする。

「どう思うルナ?」

「そうだな、いざとなればわしがいるのだ。一度複数のモンスターと戦ってみるべきだと思うぞ」

確かに今まで私は一匹ずつしかモンスターと戦ったことがないため複数での戦い方がわからない、それを経験するためにもPTでの行動は意味があると思う。

エミリーさんに言われたことを注意しながら場合によっては途中で抜けることになってもいいやってくらいの気持ちで行ってみることにしよう。
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