神様のせいで異世界に引っ越すことになったので、神子の力で好きにさせてもらいます。

ももなんばん

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特に意味のない番外 レオ視点

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 俺は生まれたときから運がよかった、幸運値はレベルに関係ないとされていて、生まれたときのままのほうが多いと言われている、そんな中俺は幸運値 Bを持って生まれた上に剣士のスキルも持っていた、持って生まれたスキルはその才能がるといわれ他のスキルよりもレベルが上がりやすくなる。

 田舎で育った俺は将来有望であると村中からちやほやされて育ってきた、成人してすぐに少し大きめの街に向かって冒険者ギルドに入会したそこでPTの斡旋をしてもらうことになりその中でレベルが一番高かったPTに入ることにした、だがそれは間違っていた皆のレベルが高いためレベルは上がっていったが俺の幸運値でドロップ率が上がっているのにもかかわらず配分は人数割りだったのだ。

 そのことについて話をしたこともあったが、レベルのことを引き合いに出されて取り合ってもらえなかったLv15になったときに我慢の限界にきておれはそのPTを抜けることにした。

 ソロではとても無理なのでPT人員の募集をかけたら当然のようにうまくいきレベルは少し低いがふたりの女の子がPT募集に来てくれた二人ともそれなりに見られる容姿であったためPTに加入させることする、二人はセイラとノーラといった。

 それからしばらくして、3人では限界を感じたときにさらにPT人数を増やすために募集をかけたところまた一人女の子が体験加入することになったこの子もまた、レベルは低かったが、綺麗な顔立ちの女で、攻撃魔法が使えるとのことで採用することにした。

 その子はユリナと名乗った肩に猫型の獣魔を連れていたがステータスに特に記入がないところを見ると戦闘では使えない獣魔なのだろう。

ユリナは慎重深くダンジョンに入る時には条件を付けてきたりもして面倒な女だと思ったがダンジョンに入ってしまえばあきらめるだろうと思い適当に言いくるめてダンジョンの探索入った。

 今日はとても運がよくドロップ率がいつも以上であったとはいってもしょせん1.2階層ではたいした儲けにならないため適当に遠回りをしながら3階層の階段までたどり着いた。できたら今日は好調なのでこのまま少しでも下の階に行きたかったがここでユリナが異を唱えた。

 ダンジョンに入る前の約束を持ち出し階下に降りるのを嫌がったのだ

「あの、今日は地下2階までって話ではなかったですか?」

俺は、適当に言い訳をして下層に降りようとした

「ああ、そうだったな今日は調子が良かったからこのまま3階層でも平気だと思うんだが」

セイラとノーラも当然賛成してくれた

「そうよー、2階層までじゃほとんど儲けにならないじゃない」

「そうですよー2階層じゃ私たちはもうレベル上がらないんですから少しはわたしたちのことも考えてください」

それでもユリナは

「最初から今日は2階層までって話でした。これでは契約違反です」

契約違反だと騒ぐので

「契約って言っても口約束だし、今日は調子がいいから大丈夫さ」

口約束であることを説明して連れて行こうとするとセイラとノーラが少し強めに言ってくれた

「だったら今日はここでわかれればいいじゃない」

「そうですよ、PTで行動するのに自分の意見ばかり言うのはよくないです」

これで大丈夫だろうと思い多少下層に入っても大丈夫だと言って最後の説得に入ったが

「ここから一人で帰るなんて無理だろ今日は調子がいいから少し奥まで潜っても大丈夫さ」

あっさりとここで別れるといわれてしまった

「分かりました、ではここでお別れですね。PT加入の話もなかったことにしていただきます」

くるりと身をひるがえしてすたすたと歩いて行く後姿を見ていると、隣でセーラとノーラの二人が付き合いが悪いとか、空気が読めないなどとユリナを罵っていた。

さすがに、本当に一人で帰すきはなかった俺は驚いて呼び止めたが聞こえてないようで振り返りもせず行ってしまった。

あまりにも平然と行ってしまうので自信があるのだろうと納得して3人で階下に降りることにした。PTの件は明日もあるのでその時のもう一度話し合えばいいと思っていたのだ。

だがその日の探索は結局5階層まで下りたもののドロップは通常程度に戻りたいした儲けにはならなかった。

そして冒険者ギルドに戻るとすでにユリナがPT入会を断ってきたことを知った。

自分のPTを断るなんてなんて身の程知らずだと思いながら、せっかくの女3人男1人のPTが組めなかったことを残念に思った。





この時のレオには、自分より幸運値が高いものがいるなど思いつきもしなかった。
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