神様のせいで異世界に引っ越すことになったので、神子の力で好きにさせてもらいます。

ももなんばん

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ドルゴ

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 あれから、数日たって今日は鍛冶屋に行く日だ。あれからダンジョン内のことはできるだけ事前に調べて探索するようになった。ラークにも話を聞きながら決めていく、初級ダンジョンは今は5階までを探索している一度6階に降りたところ一度に4匹以上のモンスターが出たためラーク一人では抑えられなくなってしまい5階までとした。4匹目を私が倒せば何とかなるのだが、武器も武具もできていないため、安全を優先した。5階層まででも私のレベルは少し上がっているが、ラークのほうはほとんど上がっていなかった。そして、私は神聖魔法を取ることにした神子の私には相性がいいし、怪我の回復だけでなく、解毒などもスキルが上がれば使えるようになるそうで今後のことを考えると必要だと判断した。
そして色々考えた結果、奴隷を先に増やすのはどうかとの意見も出ている。私が買うとしたらあまり高額な奴隷は買えないためレベルが低いものになる可能性が高くそのたびに低階層で、新人のレベルに合わせてレベル上げをするのは無駄だから。
それらを考えて、今日は武器を購入したら奴隷店を見て回ろうかと思っている、出来たらエミリーさんにも一度相談したいとおもっているので、お昼は久しぶりに子猫亭に行く気である。
そんなことを話しながら歩いていると鍛冶屋にたどり着いた、中に入るとドルゴがいたので武器を受けとる前に代金を支払おうとしたら、真剣な顔で話があるといわれ、店の奥のちょっと座れるスペースに連れていかれた。
ドルゴはひどく思いつめた様子でなかなか話し出さない、我慢強く待っているとドルゴは突然頭を下げて
「すまない、君たちの武器を借金の方に持っていかれてしまった、本当に申し訳ない。」
実に申し訳なさそうに話してはいるが、武器を持っていかれたとはどういうことなのか、少し混乱していると私より先にラークが話し始めた。
「おい、それはどうゆう事だ、すでに前金は払っているんだぞ、どうする気なんだ!」
かなり怒っている、それを受けて帰ってきた返答には驚いた。
「本当にすまない、そのうえで武器を取り戻すためにもどうか僕を300万ラナで奴隷にしてくれないか?」
思わずぽかんと口が空いてしまった、ラークもさすがに驚いているようだしばらく沈黙が流れたが、ドルゴは頭を下げたままだし、私も混乱から戻ってこれないためか、ラークが話を進めてくれた
「ドルゴ、とりあえず頭を上げて説明してくれ」
ドルゴはゆっくりと頭を上げ、話ずらそうにしながらも説明を始めた。

かなり長い話になったてしまったが要約すると、初めは両親がなくなったことで大口の注文が無くなっていったことで、かなり厳しい状態に置かれてしまい、武器を作るにも素材が足りなくなるところまで来てしまい借金をしてしまったようだ、そのうえ借金相手はあまりいい相手ではなかったようで利息を返すのがやっとで時にはそれすらも返せなくて借金は増えていくばかりだった。最初のころはまだお店を担保にしていたので何とかなっていたが、最近ではお店を手放しても借金をすべて返しきれなくなっているとか。お店を手放せば借金の残額は約300万ラナであるそうだが、店を手放せば返す当てはますますなくなる、なのでいずれ借金の方に奴隷店に売られるなら、先日見たラークの待遇がよかったため直接私に話を持ち掛けてきたそうだ。
理由はわかったがドルゴのことは何もわからない、戦闘できるのかすらもわからないのだ、それに一人で決めることが出来る案件ではない、もしドルゴがこのPTに参加するなら当然ラークの意見も必要である。そう思いとりあえずドルゴに最低限のことだけでも聞こうと思い声をかけた。
「いろいろ聞きたいことはあるんですけど、ドルゴさんはまず戦うことはできるんですか?」
すると勢いよく話し始めた
「はい、鍛冶師は体力が必要なのでステータスを上げたくて両親がいるときはダンジョンに潜っていたこともあるんです、Lvはいまは15で、武器はハンマーを使っています、前衛です。」
聞くだけなら悪くはない気がする、傷物でないLv15の奴隷が300万ラナなら安いのではないだろうか?
でもまだ情報が足りないのでステータスを見せてもらうことにした。

ステータス
名前 ドルゴ 28歳 犯罪歴なし
職業 鍛冶師 Lv15
冒険者ギルド ランクE

HP D
ST D
MP F

力 D
防御 D
魔力 E
知能 E
俊敏 E
幸運 E

スキル

鍛冶 Lv23
彫金 Lv19
ハンマー Lv15
身体強化 Lv12
盾 Lv 15
戦闘補助 Lv16
生活魔法 LV14

空きスキル枠 3枠

確かに前衛向きのステータスだし、全体的に悪くはないのではないだろうかと思ったのだが、勝手に決めるわけにはいかないのでラークを見た。ラークは少し考えてから
「借金の期限はいつまで何だ?」
「5日後になってる、それまでに返済できなかったら店はなくなって、奴隷として売られてしまいます。どうか助けてください。」
助けてと言われても。私に買われれば、結局奴隷なのだがそれでいいのだろうか?不思議に思っていると話が進んでいた。
 「とりあえず、今探索しているダンジョンに一緒に入ってもらう、初級のダンジョンだから最低限の武器と防具があればいい、それで戦えそうなら考えてもいいダンジョンに入るのは明日にしよう。それから今から出かけられるか?」
 「大丈夫だけどどこに行くの?」
「俺たちだけでは奴隷の良しあしはわからないからな、詳しい人の意見をききにいく。」
 そういってドルゴに準備をするように促し、二人になってから
 「俺たちじゃ、奴隷のことはわからない、エミリーさんに尋ねるのが一番いいと思う。ただいままでの付き合いで、ドルゴの性格は知っているが悪い奴ではないことは保証する」
 そうか、昔からの知り合いだもんね、それにちょっと抜けてるところはあるみたいだけど、悪い人なら親のお店を守ろうとして借金なんてしないよね、それにギリギリまで、自分で頑張ってたみたいだし。
 何より、今必要な前衛が入ってくれるのはとても助かるんじゃないだろうか?しかも、ラークがある程度信用している人のようなので一緒に戦いやすいといいなと思いながらドルゴの準備が終わるのを待った。
準備が終わるとそのまま子猫亭に向かった、お昼にしてはかなり早いがエミリーさんは嫌な顔をせず快く迎えてくれた、あまりに中途半端な時間の為お客さんは、だれもいなかった。
「あら、初めての方がいるわね何か問題でもあったのかしら?」
さすがというかエミリーさんは鋭い、とりあえず飲み物を注文して少し落ち着いてから、お客がいないのでそのままここで今日あったことをエミリーさんに話した。
「あらまぁ、大変ねぇでもレベルも悪くはないし、ステータスもいいみたいだからそれで300万らななら安いのかもしれないけど。」
そこでいったん言葉を区切ったエミリーさんがドルゴをじっくり観察し始めた。
 ドルゴは緊張しているのかやけに姿勢よく座って微動だにしなかった。
 しばらくそれが続きエミリーさんがやっと口を開いた
「あなた、ドルゴ君って言ったかしら?話を聞く限りラーク君の待遇がいいからユリナちゃんの奴隷になりたいそうだけど、当てが外れたらどうするつもりなの?ユリナちゃんにとって特別なのはラーク君だけで他の子は平均的な奴隷として扱われても問題ないのかしら?」
 私達には思いつきもしない質問に色々考えさせられた、確かに、私の奴隷の扱いが甘いからと寄ってきたのなら今後、うまくいかなくなることは考えなくてもわかることだ、もちろん差別する気はないが初めから楽をしようと思っている人と仲間になって命を懸け戦うことはできない。
 私が考えている間にドルゴも考えたのか話始めた
「確かに、待遇がよさそうなのにひかれたのは確かです。ですが僕はできれば今後も鍛冶を続けたいと思っています、ユリナさんのPTに入れてもらえれば、武器の手入れや簡単な修繕だけでも任せてもらえるのではないかと思って、それにユリナさんは武器や防具の大事さが分かっている方に思えます、出来たらそうゆう方にお仕えしたいと思い無理を言いました。」
 なるほど、確かに命にかかわる武器は大事よね、それに私はみんなにも何かしらの生産スキルを取ってもらって、そのスキルを上げてもらう気でいるのでドルゴとは意見があっている、それにドルゴの鍛冶スキルがもっと上がれば武器や防具がかなり安く手に入るのではないだろうか?
 その考えを、みんなにするとまずなぜ生産スキルを上げるのか聞かれたので、以前に考えた通り冒険者の引退は早い年を取ればそれだけ体がついていけなくなるのは当然だ、恥ずべきことではない、また他にもけがや病気などで早めに冒険者を引退することになったとき、次の仕事があれば奴隷にならなくて済むかもしれないと思ったからだ、それをみんなに説明してみた。
 みんな少しの間黙っていたがエミリーさんがまず口を開いた
 「その考えは素晴らしいわ、でもそううまくいくかしら?」
 「私もわからないです。でも、もしものことがあった時の保険になればと思って。それに私もいずれお店を持ちたくて冒険者をやってるのでみんなにも何かやりたいことがあるといいなって思ってます。」
 「そう、なら私が口をはさむことではないわね、ただ、明日の探索は私も付いて行っていいかしら?」
 「エミリーさんがですか?対して儲からない初級のダンジョンの低階層ですよ?」
「わかってるわ、でも、ここまでかかわってしまったからにはできる限りは協力したいわ、ユリナちゃんはいい子だしね」
 にっこり笑ってこちらを見てくるエミリーさんに私はとても感動していた、こちらのせかいにきてから、いやあちらの世界にいるときから私は身内がいなかった。エミリーさんを見ているとお姉さんがいたらこんな感じなのかなぁって思ってしまう。わたしもうれしくなって笑顔になる
「では、ご迷惑でなければお願いします。」
「大丈夫よー。若い子に負けたりしないから、それに前衛二人でしょ?私は弓を武器にしてるの後衛だからバランスが取れて丁度いいでしょ?今後人を増やす時の参考にもなるわよ。」
 その言葉にエミリーさんにはかなわないなぁとしみじみ思った。
ついでなので、今後のことも相談する、冒険者を先に増やす話である。もしこのままドルゴが仲間になれば後は後衛が一人か二人だろうそう説明したら。
「そうね、いい奴隷がいればいいんじゃないかしら?奴隷市場は約半月後ねそこで一度見て回って、いい奴隷がいなければお店を直接回るのがいいんじゃないかしら。」
そうアドバイスしてくれた、ついでとばかりにもう一つ考えていたことを皆に話す。
「実は、低級ポーションだけなんですけど結構数ができていて一度、露店で販売していたいと思ってるんです。商売ギルドに入ればいいんでしょうか?」
エミリーさんが珍しく困った顔をして
「私は商売ギルドのことはよくわからないのよね、ジャンに聞いてみましょう?」
そうしてジャンさんも巻き込んでの話し合いが始まった。
ジャンさんが言うには、事前にギルドに行って露店の登録を済ませるとギルド員でなくても露店は出せるそうで、最初は其れで試してみることを勧められた。そして次の露天市場は奴隷市場の二日前であることが分かった、今から行けばもしかしたらまだ場所が空いていれば、登録できるかもしれないそうで昼食が終わったら商売ギルドによってみることにした。ジャンさんが気を聞かせてくれて、早めのお昼ご飯を食べさせてもらった。そこで、明日は朝食後エミリーさんはお店があるので少し遅めに子猫亭に集合することにして解散した。
そんまま、商売ギルドによって、露店の登録をお願いすると、一番小さなスペースだけどまだ場所が空いていて無事登録することが来た、登録料は5,000ラナだった。
 今売れるものは本当に初級ポーションだけなので、ほかにも何かないか本で調べてみようと思いながらその日は家に帰ることになった。
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