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六守谷ヒルズ整備建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
『六守谷ヒルズ整備建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』抜粋その②
第Ⅲ章 試掘調査の概要(抜粋)
本調査は、六守谷ヒルズ整備建設計画に先立ち、当該区域内における埋蔵文化財の有無を確認することを目的として実施したものである。
調査対象区域は、旧六守谷町丘陵部から低湿地帯にかけて広がる一帯であり、町域西側に位置する矢隈山の山麓から東に向かって緩やかに傾斜する地形を含む。
対象区域内では、近世以降に農地造成および宅地造成が段階的に行われており、原地形は部分的に改変を受けている。
当該区域については、これまで体系的な学術調査は行われておらず、既存資料においても顕著な遺跡の存在は確認されていない。
そのため、丘陵縁辺部および低湿地遷移帯を中心に複数地点に試掘坑(トレンチ)を設定し、地層の連続性および遺物包含状況の確認を行った。
なお、町南西部に位置する小規模水域(通称鏡池)およびその周辺斜面林については、地形条件および現況利用状況を踏まえ、本調査の対象区域には含めていない。
第Ⅳ章 土層堆積状況(抜粋)
各試掘坑において確認された土層は、おおむね暗褐色から黒褐色を呈し、有機質を多く含むものであった。
特に中央低地部においては、表土直下より高い含水率が認められ、降雨の有無にかかわらず湿潤状態が継続していた。
当該層は粘性が強く、掘削断面の保持が困難であり、掘削後短時間で崩落を生じる傾向が確認された。
また、作業中において、表層の踏圧とは無関係に局所的な沈下が発生する事例が複数認められたが、その要因については、地下水位変動および有機質堆積層の圧密によるものと考えられる。
一部試掘坑においては、不整形な掘り込み状の地形変化が確認された。
当該掘り込みは輪郭が不明瞭であり、規則的形状を示さないため、現時点では遺構として認定する根拠には乏しい。
加えて、掘り込み内部と周辺土層との境界が連続的であることから、自然形成による地形変化、あるいは後世の土地利用に伴う撹乱の可能性が高いと判断される。
なお、当該掘り込み状変化を示す区域においては、作業足場の安定確保が困難であり、調査区画の拡張は安全管理上適切でないと判断した。
特に、掘削面下部において含水層の急激な露出が認められた地点では、作業員の転倒および埋没事故の危険性が高いと評価されたため、当該区画については観察記録の取得に留め、それ以上の掘削は実施していない。
また、当該低湿地帯では、土壌の色調変化が連続的であり、層理の識別が困難であった。
通常、堆積環境の異なる層位では境界面が比較的明瞭に確認されるが、本区域においては層境が曖昧であり、堆積過程の復元には慎重な検討を要すると考えられる。
さらに、複数の試掘坑において、異なる時期に属すると推定される遺物が近接した層位から確認された。
これらは当該現象は近世以降の土地改変に伴う再堆積によるものと推定され、当該区域において遺物の原位置を保持した遺存状況が保存されている可能性は低いと判断した。
以上の観察結果を踏まえ、本調査区域の土層は自然堆積および後世の撹乱が複雑に重なった状態にあり、考古学的情報の保存環境としては必ずしも良好とはいえない状況にある。
本調査は、六守谷ヒルズ整備建設計画に先立ち、当該区域内における埋蔵文化財の有無を確認することを目的として実施したものである。
調査対象区域は、旧六守谷町丘陵部から低湿地帯にかけて広がる一帯であり、町域西側に位置する矢隈山の山麓から東に向かって緩やかに傾斜する地形を含む。
対象区域内では、近世以降に農地造成および宅地造成が段階的に行われており、原地形は部分的に改変を受けている。
当該区域については、これまで体系的な学術調査は行われておらず、既存資料においても顕著な遺跡の存在は確認されていない。
そのため、丘陵縁辺部および低湿地遷移帯を中心に複数地点に試掘坑(トレンチ)を設定し、地層の連続性および遺物包含状況の確認を行った。
なお、町南西部に位置する小規模水域(通称鏡池)およびその周辺斜面林については、地形条件および現況利用状況を踏まえ、本調査の対象区域には含めていない。
第Ⅳ章 土層堆積状況(抜粋)
各試掘坑において確認された土層は、おおむね暗褐色から黒褐色を呈し、有機質を多く含むものであった。
特に中央低地部においては、表土直下より高い含水率が認められ、降雨の有無にかかわらず湿潤状態が継続していた。
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また、作業中において、表層の踏圧とは無関係に局所的な沈下が発生する事例が複数認められたが、その要因については、地下水位変動および有機質堆積層の圧密によるものと考えられる。
一部試掘坑においては、不整形な掘り込み状の地形変化が確認された。
当該掘り込みは輪郭が不明瞭であり、規則的形状を示さないため、現時点では遺構として認定する根拠には乏しい。
加えて、掘り込み内部と周辺土層との境界が連続的であることから、自然形成による地形変化、あるいは後世の土地利用に伴う撹乱の可能性が高いと判断される。
なお、当該掘り込み状変化を示す区域においては、作業足場の安定確保が困難であり、調査区画の拡張は安全管理上適切でないと判断した。
特に、掘削面下部において含水層の急激な露出が認められた地点では、作業員の転倒および埋没事故の危険性が高いと評価されたため、当該区画については観察記録の取得に留め、それ以上の掘削は実施していない。
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これらは当該現象は近世以降の土地改変に伴う再堆積によるものと推定され、当該区域において遺物の原位置を保持した遺存状況が保存されている可能性は低いと判断した。
以上の観察結果を踏まえ、本調査区域の土層は自然堆積および後世の撹乱が複雑に重なった状態にあり、考古学的情報の保存環境としては必ずしも良好とはいえない状況にある。
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