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62.ある一つの決着
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その日、藤宮家では女性陣だけで夕飯を済ませ、寛いでいた時に、門のインターフォンの呼び出し音が鳴った。
「はい、どちらさまでしょうか? ……はぁ?」
「美子姉さん、どうかしたの?」
来客に応対した姉が変な声を上げた為、美野が不思議そうに尋ねた。すると美子が送話口を押さえながら振り向き、苦々しい口調で告げる。
「門の所に、小早川さんが来ているのよ……。取り敢えず美実を呼んでお茶を淹れるから、あなた達は門を開けて小早川さんを入れて、客間に通しておいて頂戴」
「家に上げるの!?」
美幸が驚いた声を上げたが、それを聞いた美子は不敵に笑った。
「なんだか随分、自信ありげな口調だったしね。玉砕したら叩き出すから、その時は手伝ってね?」
「はい……」
「お出迎えに行って来ます」
そそくさと居間を後にした美野と美幸は、廊下に出てから何とも言い難い顔を見合わせた。
「もう! どうしてこんな時に限って、お父さんもお義兄さんも帰りが遅いのよ!」
「仕方が無いわ。もう、なるようにしかならないわよ」
そして半ば諦めた二人は、これ以上状況が悪化しない様にと切実に願いながら、淳を迎えに出たのだった。
「えっと……、こんばんは」
「ああ、久しぶり」
客間で久しぶりに座卓を挟んで向かい合った二人は、硬い表情で軽く頭を下げた。そんな二人の前にお茶を出した美子は、面白く無さそうに淳に告げる。
「それじゃあ、横で圧力をかけたとか難癖を付けられるのは嫌だし、私は席を外しているから。帰る時は声をかけて頂戴」
「分かりました」
神妙に淳が頭を下げるのを見た美子は、最後にチラリと妹を見てから襖の向こうに消えた。それを確認してから、淳がジャケットのポケットから何かを取り出し、折り畳まれたそれを座卓の上で広げる。
「じゃあ早速、これを見て欲しいんだが」
「何?」
「土曜日じゃないが子供の名前を考えたので、今週分として持って来た」
「それは構わないけど……」
僅かに当惑した顔付きになった美実の前に二枚のレポート用紙を押しやった淳は、そこにマジックで書かれた内容について説明した。
「それで、こっちが男の名前で淳志。こっちが女の場合の淳実だ」
その二枚の用紙を少しの間無表情で眺めた美実が、冷静に問いを発した。
「……どうしてこの名前にしたのか、理由を聞いても良い?」
それに淳が、小さく頷いてから答える。
「ああ。付き合い始めたばかりの頃、自分の名前について話をしていた時、色々愚痴ってただろう?」
それを聞いた彼女は、皮肉っぽく肩を竦めながら答えた。
「まあね。両親が色々考えてくれたのは、ちゃんと理解しているけど」
「その時に俺が、何気なく聞いたんだよな? お前が散々愚痴を言った後に、『それならお前が自分の子供に名前を付けるとしたら、どんな名前にするんだ?』って」
それを聞いた美実は、軽く目を見張った。
「……覚えていたの?」
「正直に言うと、今日まですっかり忘れてた。悪い」
「でしょうね。覚えてたら、こんなに長くかかる筈無いもの。それで?」
小さく溜め息を吐いた彼女が先を促すと、淳は真顔で続けた。
「俺の記憶違いで無かったら、こう言ってたと思うんだが。『どんな名前でも良いかと思うけど、どうせなら好きな人から一字貰って付けたいわね。それなら子供の名前を書いたり呼んだりする度に、好きな人との子供なんだっ再認識して、それだけで幸せな気持ちにならない?』って」
「そう言ったら『普段はすました言動をしている癖に、やっぱり女子高生で少女趣味全開だよな』って、鼻で笑った事は覚えている?」
「いや、確かにらしくなく可愛い事を言うなとは思ったが、鼻で笑ったつもりは…………、そう感じたなら悪かった」
「当然よ」
弁解しかけて鋭い視線を向けられた淳は、素直に謝った。それに美実が素っ気なく断言してから、淳が結論を口にする。
「それで、その時の事を思い出したから、この名前にしてみたんだ。お前は俺の事が好きだし、俺の名前は漢字一字だし。読み方を変えるにしても、何か他の字を付けないと、親子で同じになって色々面倒だから」
「『好きだし』って、なんで断言するわけ?」
少々呆れ気味に美実が口を挟んだが、淳はそのまま話を続けた。
「それで淳は『きよし』とか『きよ』とも呼ぶから、それに志を高く持てる様に『志』と、実を結ぶ人生を送れる様に『実』を付けてみた。これでどうだ?」
そう言って真剣な顔で意見を求めてきた淳から僅かに視線を逸らしつつ、美実は呟く様に感想を述べた。
「まあ……、悪くは無いんじゃない?」
「本当か!?」
「うん、これで良いわよ」
「そうか……」
喜色を露わにして問い返した淳に、美実が少々照れくさそうな表情になって視線を合わせながら頷くと、彼は一言漏らしてからいきなり力が抜けた様に座卓に突っ伏した。
「ちょっと! どうしたのよ!?」
「すまん。安心したら、一気に疲れが出た」
「何をやってるのよ……」
呆れて溜め息を吐いた美実だったが、ここで言っておかなければならない事を思い出して、控え目に声をかける。
「あの、一応言っておくけど」
「分かってる。取り敢えず子供の父親として藤宮家には認めて貰うが、すぐに入籍云々についてどうこう言うつもりはない。寧ろずっと事実婚のままでも、良い気がしてきた」
「そうは言っても!」
自分の台詞を遮って淡々と主張してきた淳に、美実は思わず声を荒げたが、ゆっくりと上半身を起こした淳が真顔で話を続けた。
「言っておくが、俺の立場が悪くなるからなんて、見くびった事は言うなよ? これでも事務所では若手ホープの一人なんだ。と言うか、色々な事例を扱う弁護士事務所なんだから、色々なタイプの弁護士が居たって構わないだろ」
「この間に何か色々、変に開き直っちゃった?」
「当たり前だ。この前お袋がやらかした事については、美子さんに詫びの入れようも無いし、俺から美実に『お袋と上手くやってくれ』なんて言うつもりも無い。もう放っておけ。そして、それはそれとして割り切れ。なるようにしかならないからな」
淳がそうきっぱり言い切ったところで、美実が苦笑しながら応じた。
「……うん、そうね。後々、機会があったら、仲良くしてみる事にするわ」
「それで十分だ。それでだな」
そこでスパーンという高らかな音と共に襖が引き開けられ、涙目の美幸と美野が客間に乱入してきた。
「うわ~ん! 子供の名前、無事決定おめでとう~! 大学が内部進学で本当に良かった! 本格的な受験だったら、気になって勉強が手に付かなくて落ちてたもの!」
「美幸! あんたはそれ位で落ちる様な勉強しかしてないの!? でも本当に良かったです! もう一時はどうなる事かと思って、かなり胃壁をすり減らした気がします!」
どうやら最初からずっと、室内の様子を襖の向こうから窺っていたらしい二人の感極まった叫びに、少し良い雰囲気になりかけた所を邪魔されても、淳は気を悪くしたりはせず、逆に苦笑しながら謝罪した。
「あんた達……」
「はは……、二人には本当に申し訳無かったし、お世話になったね。改めて礼を言わせて貰うよ」
「それ位、どうって事ないですよ。あ、美子姉さんに知らせてこないと!」
「あ、それからお父さんと秀明義兄さんにも連絡しなくちゃ!」
そんな風に途端に賑やかになった客間で、美実と淳は苦笑した顔を見合わせながら、心の中で安堵していた。
「はい、どちらさまでしょうか? ……はぁ?」
「美子姉さん、どうかしたの?」
来客に応対した姉が変な声を上げた為、美野が不思議そうに尋ねた。すると美子が送話口を押さえながら振り向き、苦々しい口調で告げる。
「門の所に、小早川さんが来ているのよ……。取り敢えず美実を呼んでお茶を淹れるから、あなた達は門を開けて小早川さんを入れて、客間に通しておいて頂戴」
「家に上げるの!?」
美幸が驚いた声を上げたが、それを聞いた美子は不敵に笑った。
「なんだか随分、自信ありげな口調だったしね。玉砕したら叩き出すから、その時は手伝ってね?」
「はい……」
「お出迎えに行って来ます」
そそくさと居間を後にした美野と美幸は、廊下に出てから何とも言い難い顔を見合わせた。
「もう! どうしてこんな時に限って、お父さんもお義兄さんも帰りが遅いのよ!」
「仕方が無いわ。もう、なるようにしかならないわよ」
そして半ば諦めた二人は、これ以上状況が悪化しない様にと切実に願いながら、淳を迎えに出たのだった。
「えっと……、こんばんは」
「ああ、久しぶり」
客間で久しぶりに座卓を挟んで向かい合った二人は、硬い表情で軽く頭を下げた。そんな二人の前にお茶を出した美子は、面白く無さそうに淳に告げる。
「それじゃあ、横で圧力をかけたとか難癖を付けられるのは嫌だし、私は席を外しているから。帰る時は声をかけて頂戴」
「分かりました」
神妙に淳が頭を下げるのを見た美子は、最後にチラリと妹を見てから襖の向こうに消えた。それを確認してから、淳がジャケットのポケットから何かを取り出し、折り畳まれたそれを座卓の上で広げる。
「じゃあ早速、これを見て欲しいんだが」
「何?」
「土曜日じゃないが子供の名前を考えたので、今週分として持って来た」
「それは構わないけど……」
僅かに当惑した顔付きになった美実の前に二枚のレポート用紙を押しやった淳は、そこにマジックで書かれた内容について説明した。
「それで、こっちが男の名前で淳志。こっちが女の場合の淳実だ」
その二枚の用紙を少しの間無表情で眺めた美実が、冷静に問いを発した。
「……どうしてこの名前にしたのか、理由を聞いても良い?」
それに淳が、小さく頷いてから答える。
「ああ。付き合い始めたばかりの頃、自分の名前について話をしていた時、色々愚痴ってただろう?」
それを聞いた彼女は、皮肉っぽく肩を竦めながら答えた。
「まあね。両親が色々考えてくれたのは、ちゃんと理解しているけど」
「その時に俺が、何気なく聞いたんだよな? お前が散々愚痴を言った後に、『それならお前が自分の子供に名前を付けるとしたら、どんな名前にするんだ?』って」
それを聞いた美実は、軽く目を見張った。
「……覚えていたの?」
「正直に言うと、今日まですっかり忘れてた。悪い」
「でしょうね。覚えてたら、こんなに長くかかる筈無いもの。それで?」
小さく溜め息を吐いた彼女が先を促すと、淳は真顔で続けた。
「俺の記憶違いで無かったら、こう言ってたと思うんだが。『どんな名前でも良いかと思うけど、どうせなら好きな人から一字貰って付けたいわね。それなら子供の名前を書いたり呼んだりする度に、好きな人との子供なんだっ再認識して、それだけで幸せな気持ちにならない?』って」
「そう言ったら『普段はすました言動をしている癖に、やっぱり女子高生で少女趣味全開だよな』って、鼻で笑った事は覚えている?」
「いや、確かにらしくなく可愛い事を言うなとは思ったが、鼻で笑ったつもりは…………、そう感じたなら悪かった」
「当然よ」
弁解しかけて鋭い視線を向けられた淳は、素直に謝った。それに美実が素っ気なく断言してから、淳が結論を口にする。
「それで、その時の事を思い出したから、この名前にしてみたんだ。お前は俺の事が好きだし、俺の名前は漢字一字だし。読み方を変えるにしても、何か他の字を付けないと、親子で同じになって色々面倒だから」
「『好きだし』って、なんで断言するわけ?」
少々呆れ気味に美実が口を挟んだが、淳はそのまま話を続けた。
「それで淳は『きよし』とか『きよ』とも呼ぶから、それに志を高く持てる様に『志』と、実を結ぶ人生を送れる様に『実』を付けてみた。これでどうだ?」
そう言って真剣な顔で意見を求めてきた淳から僅かに視線を逸らしつつ、美実は呟く様に感想を述べた。
「まあ……、悪くは無いんじゃない?」
「本当か!?」
「うん、これで良いわよ」
「そうか……」
喜色を露わにして問い返した淳に、美実が少々照れくさそうな表情になって視線を合わせながら頷くと、彼は一言漏らしてからいきなり力が抜けた様に座卓に突っ伏した。
「ちょっと! どうしたのよ!?」
「すまん。安心したら、一気に疲れが出た」
「何をやってるのよ……」
呆れて溜め息を吐いた美実だったが、ここで言っておかなければならない事を思い出して、控え目に声をかける。
「あの、一応言っておくけど」
「分かってる。取り敢えず子供の父親として藤宮家には認めて貰うが、すぐに入籍云々についてどうこう言うつもりはない。寧ろずっと事実婚のままでも、良い気がしてきた」
「そうは言っても!」
自分の台詞を遮って淡々と主張してきた淳に、美実は思わず声を荒げたが、ゆっくりと上半身を起こした淳が真顔で話を続けた。
「言っておくが、俺の立場が悪くなるからなんて、見くびった事は言うなよ? これでも事務所では若手ホープの一人なんだ。と言うか、色々な事例を扱う弁護士事務所なんだから、色々なタイプの弁護士が居たって構わないだろ」
「この間に何か色々、変に開き直っちゃった?」
「当たり前だ。この前お袋がやらかした事については、美子さんに詫びの入れようも無いし、俺から美実に『お袋と上手くやってくれ』なんて言うつもりも無い。もう放っておけ。そして、それはそれとして割り切れ。なるようにしかならないからな」
淳がそうきっぱり言い切ったところで、美実が苦笑しながら応じた。
「……うん、そうね。後々、機会があったら、仲良くしてみる事にするわ」
「それで十分だ。それでだな」
そこでスパーンという高らかな音と共に襖が引き開けられ、涙目の美幸と美野が客間に乱入してきた。
「うわ~ん! 子供の名前、無事決定おめでとう~! 大学が内部進学で本当に良かった! 本格的な受験だったら、気になって勉強が手に付かなくて落ちてたもの!」
「美幸! あんたはそれ位で落ちる様な勉強しかしてないの!? でも本当に良かったです! もう一時はどうなる事かと思って、かなり胃壁をすり減らした気がします!」
どうやら最初からずっと、室内の様子を襖の向こうから窺っていたらしい二人の感極まった叫びに、少し良い雰囲気になりかけた所を邪魔されても、淳は気を悪くしたりはせず、逆に苦笑しながら謝罪した。
「あんた達……」
「はは……、二人には本当に申し訳無かったし、お世話になったね。改めて礼を言わせて貰うよ」
「それ位、どうって事ないですよ。あ、美子姉さんに知らせてこないと!」
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