夢見る頃を過ぎても

篠原皐月

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第40話 真澄の醜態 

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「真澄さん!?」
「げ!」
「嘘!?」
「何でこんな時に!」
 唐突に話題の人物が現れた事に、一同は驚愕したが、その声を耳にした真澄はカウンターから座敷席へと視線を動かし、満面の笑みを浮かべてそちらに歩み寄った。

「あら? そこに居るのは誰かと思えば、私の愛しの清香ちゃんじゃない!」
「ど、どうも……」
 引き攣った笑みで清香が軽く頭を下げると、真澄は上がり口に腰掛け、縁の方に座っていた清香に腕を回して抱き付いた。そして頬摺りしつつ清香の頭を撫でる。

「うぅ~ん、相変わらず可愛い~~! 癒されるわぁ~」
「は、はぁ……」
 どう対応すれば分からず清香がされるがままになっていると、上機嫌の真澄が横に座っている聡と目が合った。その途端、打って変わって渋面になる。

「また湧いて出たわね? このゴキブリ野郎」
「こんばんは」
 如何にも憎々しげに言われた台詞にも、聡は冷静に会釈しながら挨拶したが、真澄は容赦なかった。

「ゴキブリの分際で人間の言葉を喋るなんて生意気よ! 奈津美さん、殺虫剤を持って来て! 綺麗さっぱり駆除してやるわ!」
 真澄がそう叫んだ途端、接客中だった奈津美が慌てて走り寄り、小声で懇願する。
「真澄さん! うちは飲食業なんです! 誤解を招きかねない発言は控えて下さい!」
「すみません、奈津美さん。姉さん! 変な事を言うのは止めてくれ!」
 奈津美の尤もな言い分に浩一も頷いて姉を叱責したが、真澄はどこ吹く風で立ち上がり、カウンターへと向かった。

「あ、そうだ、お酒を飲みに来たんだっけ。目障りなゴキブリに気を取られて、危うく忘れる所だったわ~」
「姉さん!!」
 その時、それらのやり取りを呆然と見ていた柏木会の面々が、僅かに顔を青ざめさせながら呻いた。

「うわ、浩一課長と遭遇するとは……。勘弁してくれ」
「しまった……。親戚の店って事は、浩一課長と遭遇したり、耳に入る可能性もあったな」
「浩一課長、すまん、今日の柏木の事は、くれぐれも清人の奴には内密に!」
 社内で真澄と区別する為に呼ばれている呼称で、達也、雅文、晃司の三人に揃って手を合わせて頼み込まれた浩一は、座ったまま思わず姉の姿を追った。

「ほら、ここにしまってあるのよね~。分かってるんだから~」
「ちょっと真澄さん! 勝手に保冷庫から取らないで下さい!」
「真澄、本当にここで一杯だけ飲んだら帰るわよ?」
「うん、一本飲んだらね~」
「一升瓶抱えて何言ってんのよ、この酔っ払い!! もう本当に勘弁してぇぇっ!」
 カウンター内にズカズカ入り込み、修が止める間もなく保管用の保冷庫からお目当ての酒瓶を取り出した真澄は、そのままグラスも取り上げてカウンターに落ち着いた。
 裕子が縋り付いて帰宅を促すも、平然とコップに日本酒を注ぎ入れている真澄に、浩一は深い溜め息を吐き出す。

「確かにあの様子を清人に見せたら、どれだけ飲ませたと激怒しそうですね。しかしどうしたんですか?」
「知らないのか?」
「何をです?」
 僅かに驚いた表情を見せた晃司に、浩一が怪訝な顔で返す。それを受けて、達也が晃司の腕を肘でつつきながら促した。

「どうせ、明日になったら社内中に噂になってるだろ。教えてやれ」
「まぁな……」
 そして晃司は「……はぁ」と重い溜め息を吐いてから、いきなり核心に触れた。

「実は……、柏木の二課で進めてた《ランドル》の実演販売企画、今日手を引かせられたんだ」
 それを聞いた瞬間、浩一は顔色を変えて腰を浮かせた。
「はあ!? あれは、確か二課で一年近く前から交渉してて、やっと定期開催に持ち込んだ筈ですよね? どうして駄目になったんです!?」
 常には見られない浩一の鋭い詰問口調に、周りが固唾を飲んで事態の推移を見守る中、晃司が苦々しげに説明を続けた。

「正確に言えば、二課から俺の一課預かりになって、担当が変わったんだ」
「有り得ないでしょう? 一体、何がどうしてそんな事に?」
「柏木と二課の担当者が、先方との打ち合わせをすっぽかして、待ちぼうけを食わせたのが直接の原因だ」
「何ですって!?」
 あまりにも予想外の事を聞かされた浩一は、一言驚きの叫びを上げて絶句した。それはその場に居合わせた者達も同様で、皆一様に固まる。
 そんな中、緊張感の欠片も感じさせない真澄の声が伝わってきた。

「うふふ、修~、もっと酒の肴出しなさい。ケチってんじゃ無いわよ?」
「真澄さん、本当にそろそろ止めた方が良いですから」
 本気で困惑している修と真澄に一瞬目を向けてから、浩一は再び晃司を問い質した。
「どうしてそんな事態になったのか、差し支え無ければ教えて頂けませんか?」
 それに晃司が幾分気まずそうに答える。

「俺が直に柏木から聞いたわけじゃ無いんだが……、二課係長の城崎の話では、最初に先方が打ち合わせ日時の変更を申し入れて、柏木が了承してスケジュールを組み直した時、メモを取った時に数字を書き間違って、そのまま課員共通のスケジュールファイルに書き込んだらしい」
「有り得ない……。何なんですか、その初歩的なミスは。第一、姉さん一人で仕事をしているわけじゃなし、複数人でチェックをかける筈でしょう?」
 殆ど呆れながら浩一が問いかけると、晃司は益々困った様な表情で続けた。

「勿論、今日までに何回かやり取りはあったんだが、偶々担当者が休みで他の者が応対したり、資料の内容についての議論に終始して、今日の日程には触れてなかったらしい。それに、城崎の話では何が原因かは知らんが、この一月位柏木のする事に小さなミスが多かったらしく、それらのフォローに手間を取られた事もあって、この間色々細かい確認が疎かになってたとか」
 そう言って晃司が溜め息を吐き出すと、清香ははっきりと顔色を変えた。それを視界の隅に捉えた浩一が咄嗟に次の言葉に迷うと、達也と雅文も心底嫌そうに口を挟んできた。

「それで、先方がすっぽかされた事に激怒して、担当者の上司がうちに乗り込んできたそうだ」
「その挙げ句、柏木を目の前にして『だから女はまともに仕事が出来ないんだ』とか、『お嬢さんの腰掛け仕事に役職など与えては、無駄どころか弊害だ』とか言ったらしい」
「何ですって?」
 途端に怒気を孕んだ声音になった浩一に一瞬怯みながらも、達也が説明を続ける。

「しかも何かと柏木を目の敵にしてるうちの重役まで、呼ばれもしないのにでしゃばって来て。これまで柏木は目立ったミスなんか一度も無かったから、ここぞとばかりに嫌味の言い放題で」
「俺達はその場に居合わせた訳じゃないから詳細は不明だが、同席した城崎の話では相当聞くに耐えない事も言われたらしくてな」
「城崎は流石に言葉を濁してたが……。柏木の奴、何を言われても弁解しないで終始頭を下げてたそうだ」
「……誰ですか、それは?」
 普段の温厚さをかなぐり捨て、ギリッと歯軋りをしてから鋭く見据えてきた浩一に、晃司達は慌てて話題を変えた。

「えっと……」
「そ、それは後から教えるから」
「とにかく揉めた挙げ句、『以後の担当者は男性で』という先方の意向で、担当が二課から一課に変更されて俺が引き継いだんだ」
「そうですか」
 その説明に浩一が怒りを抑えながら頷くと、晃司が再度溜め息を吐いてから話を続けた。

「それからもう二課の雰囲気がお通夜でな。仕切りを挟んで同じ部屋に居るこっちはたまったもんじゃない。全員無理やり定時で帰らせて、景気付けにと柏木を飲みに引っ張り出したんだ」
「そうでしたか。お手数おかけしました」
 姉と同期の晃司達の心配りに、素直に頭を下げた浩一だったが、途端に晃司達の表情が微妙な物に変わった。

「いや、それは良いんだ。良いんだが……。最初暗い顔で無言でチビチビ飲んでる柏木の周りで、俺達が馬鹿話をして気分を盛り上げようとしてたんだが、一時間前位からいきなり暴れ出して」
「暴れ……、って何をしたんですか?」
 軽く目を見開いた浩一に、達也が僅かに視線を逸らしながら告げる。
「いきなり店主に向かって『ちょっと! 水で薄めた酒を出して、暴利貪ってんじゃないわよ、この守銭奴が!!』って食ってかかって、店主と乱闘しかけて店を叩き出された」
「ご迷惑おかけしました」
 盛大に顔を引き攣らせながら謝罪した浩一だったが、他の二人が続きを教えた。

「それで次の店では『シケた面してみみっちく飲んでんじゃ無いわよ! 金が惜しけりゃ家で飲みなさいよ!』って他の客に絡んで、乱闘騒ぎになりかけて叩き出されて」
「……返す返す申し訳ありません」
「スイッチのオン・オフが極端な奴ってのをすっかり忘れててな。『飲み足りない! 近くに従弟の店があるから行くわよ!』って頑強に言い張るので連れて来たんだが。色々すまん」
「いえ、こちらこそ」
 深々と頭を下げた浩一に、その一部始終を見聞きしていた従弟妹達は心底同情した。そして、これまで呆然と真澄の失態話を聞いていた清香がここで我に返り、先ほど感じた疑問を口にする。

「あの、皆さんはお兄ちゃんとお知り合いなんですか? 真澄さんの状態を知ったら怒りそうだなんて、さっき言ってましたが」
「はい?」
「えっと……」
「君は?」
 そこで三人は漸く清香の存在に気が付いた様に、揃って当惑した視線を向けた。そんな中、浩一が解説する。

「清香ちゃん。この人達は全員、姉さんの大学時代の同級生で、俺と清人の先輩でもあるんだ。それで在学時代から親交があるから、清人が何かと姉さんの世話を焼く事も知ってるし、同じ柏木産業で働いて」
「お兄ちゃん……。そういえばさっき柏木が抱き付いてて」
「柏木が『さやか』って言ってた名前……、まさか、君」
「ひょっとして、清人の奴が事ある毎に『超絶に可愛らしくて素直で賢くて目に入れても痛くない俺の天使』と言っている、奴の妹さん、とか?」
 浩一の説明を遮り、三人が呻く様に語った内容に、清香は思わず畳に突っ伏したくなった。

(本人が知らない所で、何を言ってるのよ、お兄ちゃん)
 周囲から生温かい視線を一身に浴びながら、清香は気を取り直して達也達に告げた。

「えっと……、お兄ちゃんが私の事を外で何と言っているのかは知りませんが、佐竹清人の妹の佐竹清香です。初めまして」
 そう清香が自己紹介した途端、三人は叫び声を上げながら床に崩れ落ちる様に座り込んだ。

「うわあぁぁっ!! もう終わりだっ!! よりによって奴の妹さんにバレるなんて! 俺のエリート街道まっしぐら人生がぁぁっ!!」
「え?」
「お前は無職になるだけだろ!! 俺なんか住宅ローンがあと三十年残ってるんだぜ!? 一家揃って路頭に迷うぞ!」
「うちなんて、カミさんが来年娘をお受験させるんだって息巻いてんだぞ!? 無職になったら即刻離婚の危機だ!」
 思わず目を丸くした清香の前で、何やらブツブツと「駄目だ」「もうおしまいだ」「はは……、運が悪かったな、俺達」などと呟いている三人に、店中の非難と困惑の視線が集まり、店内に気まずい沈黙が漂った。少し離れたカウンターに真澄と一緒に座って様子を見ていた裕子にもそのやり取りは伝わったらしく、顔を蒼白にして固まる。
 その様子を見ながら、清香はどこか納得できない思いを抱いた。

(どうしてお兄ちゃんがそんなに怖がられているのかしら? お兄ちゃんの先輩なら、普通は怖がるのはお兄ちゃんの方だと思うんだけど……。うん、あまり深く考えるのは止そう)
 そもそも今日皆にここに集まって貰った理由が頭を掠めた清香は、些細な疑問には目を瞑る事にして、未だ座り込んでいる達也達を見下ろしながら声をかけた。

「あ、あの~、皆さんがお困りの様なら、真澄さんが泥酔した事、お兄ちゃんには内緒にしておきますけど?」
「え?」
「本当に?」
 即座に顔を上げて反応した面々に、清香が笑いかけながら浩一に確認を入れる。
「はい。皆さんも悪気があって飲みに誘ったわけじゃありませんし、真澄さんが怪我とかもしてませんし。ねえ、浩一さん?」
「そうだね。今夜は姉にお付き合いさせて、すみませんでした。姉は俺が責任を持って家に連れて帰りますので、皆さんはもう引き取って頂いて構いませんから」
 浩一も笑顔で後を引き取ると、ここでいきなり立ち上がった三人は、晃司と雅文が清香の両手を、達也が浩一の肩をガシッと掴んで真顔で語りかけた。

「……天使」
「は?」
「いや、後光が眩しいから観音菩薩」
「へ?」
「浩一課長、前々から思ってだが、清人以上にいい男だな」
「……どうも」
(おいおい、どれも微妙過ぎる誉め言葉だな)
 固まっている清香と浩一を見た周囲の者達は揃って内心で突っ込み、三人はこの機会を逃してたまるかとばかりに、慌ただしく立ち去ろうとした。

「おい、帰るぞ! 柏木は浩一課長が引き受けてくれるそうだ。この状態も清人には秘密にしてくれるとさ」
「本当に!?」
 達也に呼びかけられた裕子は喜色満面で椅子から立ち上がり、浩一の元まで駆け寄って嬉しそうに感謝の言葉を告げた。
「ありがとう! 分からず屋の重役連中にいびられたらいつでも声をかけて頂戴! 人事部だから脅すネタの一つや二つ、常時確保してるからっ!!」
(それって倫理的にどうなんだ?)
 裕子の発言を耳にした全員が揃って呆れたが、そんな事はお構い無しに四人は早足で戸口に向かった。

「じゃ、じゃあ後は宜しく」
「すまないね、お騒がせして」
「ほら行くぞ!」
「ちょっと待って!」
 その時、引き戸がカラカラと滑らかな音を出しながら開かれ、新たな客が店内に入って来た。必然的に達也達と鉢合わせする事になったその客は、彼らと周知の間柄であった為、僅かに驚きながら挨拶をしてきた。

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