18 / 43
第18話 おもしれー男
しおりを挟む
目の奥からうなじまで駆け抜ける電流のような感覚に、めまいを覚える。
思わず後退ったアキは不覚を悟ったが、【B】はこちらを見て薄く笑ったままだった。
「……なにをした?」
殴打された後のようなじんとした痛みを頭の奥に感じながらアキが聞くと、【B】はポケットからハンカチを取り出して差し出してくる。
「はい。鼻血出てる。ダサいから拭きなよ」
「一言多いとは思わんのか」
なんとなく、ハンカチにまで警戒することにアキは屈辱を覚え、文句を言いつつも素直にそれを受け取った。
女性用の柔軟剤らしい香りを感じながらアキが鼻血を抑えていると、【B】はしゃがんで顔を覗き込んでくる。
「だからぁ……キミに返したんだよ。キミの――記憶をさ」
「記憶だと……?」
アキは【B】の言葉に眉をひそめた。
それが本当だとして、なぜそれが魔物から出てくるのか。
なぜそれをわざわざ自分に返すのか。
【B】の意図をアキはまったく掴めない。
「じゃあもういっこ。ちょいコワ話をしてあげよう、少年!」
どうせ放っておいても話すのだろう。
アキはため息をついて、屈託のない【B】の笑顔から目を逸らした。
「その腕輪、初めてつけた時、痛かったでしょ。予想はついてると思うけど、あれって腕を通して脳への接続回路を形成してたんだよね」
王女に腕輪を着けられた際、確かに腕からうなじにかけて激痛に襲われたことをアキは覚えている。
特にソフィアから説明はなかったが、おおむね【B】の言う通りのことは予想していた。だからアキは口を挟まない。
「で、これはその腕輪のレプリカ。機能だけで人格はないけど、これもココに接続されてる。ヤバくない?」
「何がだ?」
【B】は首を伸ばして襟をめくると、そこには赤い光沢を放つ首輪が嵌められていた。
それから自らの頭をツンツンとつつく【B】に、アキは不機嫌に返す。
「や、だからさぁ、人間の意識――脳ミソなんて強心剤で興奮したり、鎮静剤で落ち着いたり、結局は化学反応の塊でしょ? 魂みたいに尊くて、手の届かないものじゃない。そんなところに勝手に接続されるって、ちょっと怖くない?」
【B】は身振り手振りを交えて語り、ニヤニヤとした笑みを浮かべた。
それが――いや、その内容になぜかアキは神経を引っ搔かれるような不快感を感じる。
なぜだろう。
無意識にアキは腕輪をかばうように半身を退いていた。
「もう慣れた」
「それそれ! ――どうして疑わないのかなぁ?」
しゃがんでいた【B】が立ち上がる。
すると、彼女は地面に生えていたらしい雑草を指先に摘まんでいた。
「キミの脳にはもうその腕輪から伸びる接続回路がびっしり根を張ってる。こういうのがいっぱいね。そんな腕輪に人格なんて別の存在が宿ってるんだよ? それってさ。脳に寄生する生き物と同じじゃない?」
雑草の細い根から、土がぽろぽろと落ちる。
アキは【B】の言わんとしていることに、自分が一定の理解を示してしまっていることへ苛立っていた。
「ソフィアは俺の相棒だ」
「そう思わされてるだけじゃない? ねぇ、思い出してみてよ。腕輪をつけた前後で、考え方は変わらなかった? 感じ方は変わらなかった? 君は君のままでいられたのかな?」
雑草を掲げてゆっくりと距離を詰めてくる【B】に、アキは体が金縛りにあったかのように動けない。
剣を振って遠ざけるのは簡単だ。だが、それ以上に彼女の言葉が冷たく心に侵入してくることを拒むことに精一杯だった。
死ぬつもりだった自分が異世界に勇者などとして召喚され、なぜ言われるがままに戦ったのか。
王女様が綺麗だったから? 城の人が優しかったから? 勇者である自覚が芽生えたから?
アキは必死に頭の中できっかけを探したが、掴めない。頭が痛い。何かが邪魔をしている。記憶自体は確かなはずだというのに。
――それでも、俺は、ぼくは……。
「君はさ……」
気がつくと、【B】は吐息を感じるほどの距離にいた。そして、耳元で小さく囁く。
「操られてただけなんじゃない?」
その言葉に、アキの頭がカッと熱くなり、力任せに【無銘】を一閃させていた。
手応えはない。
だが、大きく飛びのいた女子高生の頬に、浅い切り傷が浮かび上がる。
「女の子の顔、普通に斬っちゃうんだ」
「ん……すまん」
駄目だ。冷静になれ。
そう己に命じて深く息を吐いた結果、そんな謝罪が口から出てきた。
すると【B】は目を丸くした後に腹を抱えて笑い出す。
「あっはっは! お姉ちゃんの言った通りだ。おもしれー男!」
「お前もな。――魔物にしては、だが」
【B】の傷口から垂れる血液は、紫色だった。
感づいてはいたものの、見た目では人間と変わらない魔物など初めてだった。
「そ? 割とウチら気が合う系? カラオケとか行くべ?」
血をグローブで拭いながら誘ってくる【B】に、アキは呆れてため息をつく。
「行かん。そもそも行けないかもしれないぞ」
「どゆコト?」
【B】は首を捻った。
――瞬間、彼女の右側頭部に赤いものが散る。
「こういうことだ」
狙撃だ。アキは視界の端の気配から、【B】に対して銃口が向いていることを知っていた。
彼らは撃つことをためらっていたようだが、彼女の血の色を見て射撃へと踏んだのだろう。
素人のアキから見ても見事な狙撃だったと思う。
だが、圧倒的に足りないものがあった。
威力だ。
「は? 邪魔すんなし」
【B】は少しよろめいたものの、首を軽く捻って撃たれたと思しき方向を睨みつけた。
銃弾は何かしらの防御壁に阻まれていたのだ。
「アキくん、アタシが撃たれるの知ってたのに黙ってたの?」
「撃たれるだろうとは思っていたが、教えてやるほどの仲だったか?」
アキが冷たく返すと、【B】は撃たれた箇所をポリポリと掻きながら「それもそっか~?」と不満げに納得する。
「んじゃ、そろそろドロンすんね。カラオケ楽しみにしてっから!」
軽快に別れを告げた【B】は、凄まじい跳躍力で森の方へ飛び去っていった。
アキは途端に疲れを感じ、その場に座り込む。
「奇怪な魔物だ。あんなやつが――いるんだなぁ……」
そう呟くと急激な眠気が襲ってきた。
駆け寄ってくる足音とヘリの音が近づいてくる。
もうこのまま眠ってもいいのかもしれない。
アキが全身に張っていた魔力を止めると、剣と霊翼が虚空へと散る。
そして、首をもたげて深く息を吐くのだった。
思わず後退ったアキは不覚を悟ったが、【B】はこちらを見て薄く笑ったままだった。
「……なにをした?」
殴打された後のようなじんとした痛みを頭の奥に感じながらアキが聞くと、【B】はポケットからハンカチを取り出して差し出してくる。
「はい。鼻血出てる。ダサいから拭きなよ」
「一言多いとは思わんのか」
なんとなく、ハンカチにまで警戒することにアキは屈辱を覚え、文句を言いつつも素直にそれを受け取った。
女性用の柔軟剤らしい香りを感じながらアキが鼻血を抑えていると、【B】はしゃがんで顔を覗き込んでくる。
「だからぁ……キミに返したんだよ。キミの――記憶をさ」
「記憶だと……?」
アキは【B】の言葉に眉をひそめた。
それが本当だとして、なぜそれが魔物から出てくるのか。
なぜそれをわざわざ自分に返すのか。
【B】の意図をアキはまったく掴めない。
「じゃあもういっこ。ちょいコワ話をしてあげよう、少年!」
どうせ放っておいても話すのだろう。
アキはため息をついて、屈託のない【B】の笑顔から目を逸らした。
「その腕輪、初めてつけた時、痛かったでしょ。予想はついてると思うけど、あれって腕を通して脳への接続回路を形成してたんだよね」
王女に腕輪を着けられた際、確かに腕からうなじにかけて激痛に襲われたことをアキは覚えている。
特にソフィアから説明はなかったが、おおむね【B】の言う通りのことは予想していた。だからアキは口を挟まない。
「で、これはその腕輪のレプリカ。機能だけで人格はないけど、これもココに接続されてる。ヤバくない?」
「何がだ?」
【B】は首を伸ばして襟をめくると、そこには赤い光沢を放つ首輪が嵌められていた。
それから自らの頭をツンツンとつつく【B】に、アキは不機嫌に返す。
「や、だからさぁ、人間の意識――脳ミソなんて強心剤で興奮したり、鎮静剤で落ち着いたり、結局は化学反応の塊でしょ? 魂みたいに尊くて、手の届かないものじゃない。そんなところに勝手に接続されるって、ちょっと怖くない?」
【B】は身振り手振りを交えて語り、ニヤニヤとした笑みを浮かべた。
それが――いや、その内容になぜかアキは神経を引っ搔かれるような不快感を感じる。
なぜだろう。
無意識にアキは腕輪をかばうように半身を退いていた。
「もう慣れた」
「それそれ! ――どうして疑わないのかなぁ?」
しゃがんでいた【B】が立ち上がる。
すると、彼女は地面に生えていたらしい雑草を指先に摘まんでいた。
「キミの脳にはもうその腕輪から伸びる接続回路がびっしり根を張ってる。こういうのがいっぱいね。そんな腕輪に人格なんて別の存在が宿ってるんだよ? それってさ。脳に寄生する生き物と同じじゃない?」
雑草の細い根から、土がぽろぽろと落ちる。
アキは【B】の言わんとしていることに、自分が一定の理解を示してしまっていることへ苛立っていた。
「ソフィアは俺の相棒だ」
「そう思わされてるだけじゃない? ねぇ、思い出してみてよ。腕輪をつけた前後で、考え方は変わらなかった? 感じ方は変わらなかった? 君は君のままでいられたのかな?」
雑草を掲げてゆっくりと距離を詰めてくる【B】に、アキは体が金縛りにあったかのように動けない。
剣を振って遠ざけるのは簡単だ。だが、それ以上に彼女の言葉が冷たく心に侵入してくることを拒むことに精一杯だった。
死ぬつもりだった自分が異世界に勇者などとして召喚され、なぜ言われるがままに戦ったのか。
王女様が綺麗だったから? 城の人が優しかったから? 勇者である自覚が芽生えたから?
アキは必死に頭の中できっかけを探したが、掴めない。頭が痛い。何かが邪魔をしている。記憶自体は確かなはずだというのに。
――それでも、俺は、ぼくは……。
「君はさ……」
気がつくと、【B】は吐息を感じるほどの距離にいた。そして、耳元で小さく囁く。
「操られてただけなんじゃない?」
その言葉に、アキの頭がカッと熱くなり、力任せに【無銘】を一閃させていた。
手応えはない。
だが、大きく飛びのいた女子高生の頬に、浅い切り傷が浮かび上がる。
「女の子の顔、普通に斬っちゃうんだ」
「ん……すまん」
駄目だ。冷静になれ。
そう己に命じて深く息を吐いた結果、そんな謝罪が口から出てきた。
すると【B】は目を丸くした後に腹を抱えて笑い出す。
「あっはっは! お姉ちゃんの言った通りだ。おもしれー男!」
「お前もな。――魔物にしては、だが」
【B】の傷口から垂れる血液は、紫色だった。
感づいてはいたものの、見た目では人間と変わらない魔物など初めてだった。
「そ? 割とウチら気が合う系? カラオケとか行くべ?」
血をグローブで拭いながら誘ってくる【B】に、アキは呆れてため息をつく。
「行かん。そもそも行けないかもしれないぞ」
「どゆコト?」
【B】は首を捻った。
――瞬間、彼女の右側頭部に赤いものが散る。
「こういうことだ」
狙撃だ。アキは視界の端の気配から、【B】に対して銃口が向いていることを知っていた。
彼らは撃つことをためらっていたようだが、彼女の血の色を見て射撃へと踏んだのだろう。
素人のアキから見ても見事な狙撃だったと思う。
だが、圧倒的に足りないものがあった。
威力だ。
「は? 邪魔すんなし」
【B】は少しよろめいたものの、首を軽く捻って撃たれたと思しき方向を睨みつけた。
銃弾は何かしらの防御壁に阻まれていたのだ。
「アキくん、アタシが撃たれるの知ってたのに黙ってたの?」
「撃たれるだろうとは思っていたが、教えてやるほどの仲だったか?」
アキが冷たく返すと、【B】は撃たれた箇所をポリポリと掻きながら「それもそっか~?」と不満げに納得する。
「んじゃ、そろそろドロンすんね。カラオケ楽しみにしてっから!」
軽快に別れを告げた【B】は、凄まじい跳躍力で森の方へ飛び去っていった。
アキは途端に疲れを感じ、その場に座り込む。
「奇怪な魔物だ。あんなやつが――いるんだなぁ……」
そう呟くと急激な眠気が襲ってきた。
駆け寄ってくる足音とヘリの音が近づいてくる。
もうこのまま眠ってもいいのかもしれない。
アキが全身に張っていた魔力を止めると、剣と霊翼が虚空へと散る。
そして、首をもたげて深く息を吐くのだった。
1
あなたにおすすめの小説
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや
静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。
朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。
「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。
この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか?
甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」
チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。
だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。
魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。
だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。
追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。
訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。
そして助けた少女は、実は王国の姫!?
「もう面倒ごとはごめんだ」
そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる