短編絵本集

tukumo

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三郎

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 お江戸は夏にございます

 三郎は父、母他兄弟と共に農作業に精を出しております働き者の次男坊でございました。


 長男の太郎はいずれこの田畑を継ぎ、農民として切磋琢磨生きていくつもりです。


 やい三郎、あと一年は家に置いてやるそれまでに働いて村からでていけ


 三郎はじめ、長男は家も土地を相続できますが次男坊から下は村の外へ働きにでなければなりません。



 三郎や一度お江戸へ向かって奉公人になるのもでじゃあないかい?

 ほれ、母さんは行きの路銀しか用意してやれないがお江戸へ行けば働き場所は沢山あると思う


 おっかあ、この銭は受けとれねえ!


 貧しいがお前にとこつこつ貯めてたのさ立派になって帰ってきておくれその時にうまいもん食わせてくれたらそれでいい



 三郎は一年待たずして、おっかあが汗水流して貯めた路銀でお江戸を目指しました





 数年後三郎は呉服屋の番頭に登り詰めました
 お盆休みにいぺんは実家へ両手に抱え込んだお江戸の土産を持って帰ります。


 何よりもおっかあの顔を見たくて三郎は今日もお江戸で働きます
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