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第二章 冒険者ランクを駆け上がれ
帝都中がお祭り騒ぎ
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~自宅~
深夜2:05‥だいぶ遅くなったなあ俺は玄関をゆっくり開け静かに入る
「マスターお帰りなさいマセ」
ビクッ!「‥只今ごめん遅くなった妹達は寝た?」フゥ‥真夜中真っ暗な渡り廊下で甲冑が現れたら誰でもびびるよな?
これが帝都の外だったら明らかに魔物の彷徨う系とエンカウント待ったなしだったよ
「マスターの妹様とカネリ様ハ現在地下室ニテ実験中デござイマス」また徹夜で実験か‥
「そうか‥アイツらにお茶でも淹れて挙げようかなβはこのドレスコードのスーツ綺麗にしておいてくれないかな」
「畏まりマシタ」
さて、堅苦しい服装を脱いでβに渡して何時ものラフな格好に着替えてキッチンで濃く渋いお茶を淹れて地下へ持って行く
~自宅地下実験室エリア~
「師匠!何回私の血を抜くんですか!そろそろ貧血で倒れそうですよう‥」
「あと300CCあれば多分、恐らく、きっと完成するはず‥あれ?おかしいな今度こそ成功する筈なのに、、、ん~??」
うわあ‥カネリさんもう干からびてないか?
「あー‥二人ともただいま、、お茶淹れたから飲まない?カネリさんは今回復させますからね」
「あ、お兄ちゃんお帰りなさい!ごめんカネリちゃんの血を抜き取りすぎちゃって回復してあげて」「はいはい聖なる雨!」
みるみる生気溢れていくカネリさん
「シモツキさーん!もう少し遅かったら今度こそ死んでましたよ!!もおおぉ!」
「すんません‥いやあ城での急展開でたった今、帰ってきたものでまあお茶でも」
ズズッ「ほおッ‥」
「ねえお兄ちゃんその急展開って何があったの?」妹はこてんと首を傾げるあざと可愛い‥
「よくぞ聞いてくれた妹よ!お兄ちゃん姫様とお付き合いすることになったんだze!」
「へえ!」「えええぇえぇえぇッ!?」
妹とカネリさんの反応の差に俺がええ?
「え、妹よお兄ちゃん彼女できたんだよ?そんな淡泊な反応なんだ!?」
「そうですよ師匠!この国の姫様とですよ!」
いや、そこは気にしてないんだよねなんかもうあの王族や関係者の皆さん結構自由だし‥
「だってお兄ちゃんは前からお姫様に惚れられていたんだよだから私はやっとお付き合いしたんだなあってほっとしているよ」
おい誰かこの天使を幸せにしてやってくれ
「そうかあお前が認めてくれてんなら安心して交際しようと思うよ」
「ふふお兄ちゃんいつまでも私を子供扱いしなくても元々この家のお金を稼いでいたのはだーれだ?」
「我が妹のナガツキ様であります!」ビシッ
「そういうことだから、お兄ちゃんは働かない代わりに私の身の回りのお世話をしてくれたけれどこれから結婚して家庭を築いて此処を離れて暮らしたとしてもお兄ちゃんだからね」
「うん、いやまだ結婚とかは考えてないというか婚約はしているんだけれどまだ今日お互い告白しただけだからね!まだまだ此処で美味い料理を作って食卓で食べたり家事全般はやらせてくれよな」
「ふふふ‥お兄ちゃん多分お姫様も此処に住むことになると私は思うんだ」
副所長と同じ事言ってるよ
「いやあ確かに初デートの約束で家に来るらしいんだけれどさあ‥「あ、じゃあ確信だよ!!」え?根拠は?」
「そうですね師匠の予測はシモツキさんの今の発言で確信に変わりましたね‥」
だからどういう事だって
「お兄ちゃんお姫様はねそのまま家に住んで実質同棲に持ち込むんだよ私やカネリちゃんは邪魔しないからもうイチャイチャしちゃってね」
「ええ、私も師匠との研究で最近錬金術師を目指しておりまして師匠の元で勉強しておりますがご心配なく一日中師匠の側におりますので」
俺は思い出した姫様の父親が誰であってその父親の行動はどう出るかを‥
「つまりなにか全て姫様の計画通りだと?」
「「 そのとおり!!」」
マジかあ‥いやでもまあいっか、、うーん
何はともあれまあお付き合いすることになったんだしうじうじいってもしゃーないしそれに俺には料理という切り札がある!そう、姫様の胃袋を掴んでやればおあいこってことになるよ‥うん。
早朝6:00頃
「朝ごはんできたよー」
「「いただきまーす!」」
「マスター、香辛料と小麦粉が消耗シマシタ」
「そうかもう使いきったか昼頃に買いに行こうかβも手伝って?」
「勿論デス、お手伝い致シマス」
「今日は週末だし私達これから寝るね」
「おうまあお前は開発に夢中になるとしょっちゅうサボるじゃん」
「それはそれ、これはこれであってしっかり出席日数はとれてるからね単位も」
「そうなんだよな本当に天才だよなあ」
「じゃあお兄ちゃんおやすみ~さあ寝ようカネリちゃん」
「はい師匠!シモツキさんおやすみなさい」
「おやすみー‥さて、まだ朝早いし洗濯と掃除をしますかねβは食器洗いとついでにキッチン周りを綺麗にしといてくれるかい?」
「畏まりマシタ」
~一方その頃の帝都住民等の会話(一部抜粋)~
~牛乳配達員~
「おいビックニュースだぞ!」
「おお朝っぱらから元気だな次の牛乳配達行くべ」
「第三王女のミナツキ姫様が冒険者シモツキと婚約前提のお付き合いだってよ!!」
「ブバッマジか!あ、本当だ新聞に記載されてらあ‥ほお逆玉だべかええなあ」
~市場~
「号外だよー!号外号外!!今うちの新聞のトップページはこの国に激震が興るぞ~!さあ新規なら3ヶ月契約で無料で読めるぞ?」
「一枚くれ」「俺も!」「私達も!!」
「なんとあの冒険者シモツキさんが我らが国の姫様と婚約前提のお付き合いしたんだってよ!!」
「そいつあめでてえ!よっしゃ今日のうちの店は大々セールやるよぉ!」
「うちの店だとある程度買ってくれたらおまけでクーポン券出しちゃうよ」
「さあよってらっしゃーい!」
商魂逞しいことにこのうえない
~農業区域~
「おお!やっとか!!」
「お、ダラルどうしたね?」
「またシモツキ坊関連かえ?」
「そうだ今日の朝刊をみてみろ!」
「ええ‥なになに(祝)冒険者シモツキがサンサイ帝国第三王女ミナツキ姫様の心も胃袋も鷲づかみ‥‥‥ほえ!!」
「なんだ?見出しの記事のお題が駄作でよう解らんわてにも読ませろ‥‥‥えええええぇッ!婚約前提のお付き合い!?おいダラルおめえのパトロンすんげえな!」
「いつ儂がアイツのパトロンになったんじゃ‥」
取り敢えず爺さん婆さん等も驚きすぎて入れ歯を飛び出すわ痰を喉に詰まらせ咳き込むわで忙しない朝だったとか
~フキのギルド~
「おいおい!シモツキが逆玉勝ち取ったぞ!」
「朝っぱらからうるせえよモック‥シモツキがどうしたって?」
「これを読めよ!!」
「あー?‥‥‥‥‥なんだってええええ!!」
「うるせええぇっ!こちとら職員は朝から晩まで働いて出会いなんてねえんだよおお」
「浮かれてんじゃねえぞクソガキども!」
2人の受付嬢(勤続年数五年過ぎ)の逆鱗に触れる「「‥すんません(シモツキおめでとう)」」
~ギルド会議室~
「所長、なんすか朝っぱらから会議だなんて」
「きみは此処で働いて何年目だね」
「え、今年で丁度三年目ですね」
「よし、今日は有給をとらせるから受付嬢や女性冒険者にみつからないよう裏口から帰りなさい」
「え‥は?ええ?「すまんが若い男は今は危険だ」副所長なにかしってんすか?本当になんなんですかー!?」
「(うーん如何せん婚期に焦りを加速させてしまっているからな血迷って強引に襲われぬようにギルドの若い男どもは我々が守らねばならんのだよ‥)」
既婚者の副所長提案でこの後の会議で合コンをセッティングする企画を緊急で建てたのであった‥
~サンサイ城門前~
「やっとお二人は結ばれたか」
「でもよ姫様の計画性も侮れぬよな」
「嗚呼まあなあ‥でもシモツキ殿は例え掌で転がらされても川の流れに身を任せて悠々自適に今後も生きていかれるさ」
「そうだな言いたいことははっきり仰る方でも有るからな」
~サンサイ城内のメイド&執事~
「うおーん!!私だって寿退社したいわよおー」
「ちょっと勤務中よ‥あと姫様とシモツキ様は婚約前提のお付き合いの段階よ」
「それでも!羨まけしからん‥なんで私には良い男が現れないのよ!」
「前回の合コンの時にできた彼氏は?」
「あの野郎‥メイド服が趣味の変態だったのよ」
「‥‥うん誘った私が悪かったわごめん」
「なあ、シモツキ殿は宮廷に住むと思うか?」
「んー俺の予想ではなシモツキ殿の家で同棲してなんやかんやで家を増築して妹君を住まわせると思う」
「それは簡単に想像つくなあw」
「だろう?まあこれからの進展が楽しみだよな」
~執務室~
「チィッ‥めでたい事なんですが絶対帝王様も城を抜け出してはシモツキ殿の家に遊びに行かれる筈いっそのことシモツキ殿の家を城中に移してしまおうか‥」
「おいおい宰相殿!らしくもない発言だぜ?お妃様がいらしておられるんだ相談して貰いましょうよ!」
「ハッ‥申し訳ありませんお妃様」
「いいのよわたくしも実は対策を練っていてね娘とシモツキ殿のイチャイチャを邪魔するのは旦那様とて赦せません、、よってわたくしから軽く脅迫しておきますので宰相殿は無理なさらず業務をなさって?」
「畏まりました!」
次回さらば帝王
~玉座~
「いや本当に毎度こんな朝っぱらからずーっと座っておるのキツイんじゃぞ「御父様!!」おお余の娘よどうしたのだ‥ふむ、めかしこんでおるということは行くのだな?」
「はい、私サンサイ帝国第三者王女ミナツキは愛しの未来の旦那様の元へ向かいます!」
「よくぞ言った!それでこそ余の娘にして王族の娘じゃ!さあ行け、骨抜きにして沢山愛し、愛されるのじゃ!」
「はい行ってきますわ!!」
~謁見の間の扉~
キィ‥「あ、姫様お気をつけて!」
「行ってらっしゃいませ!!」ビシッ
「行ってきますわ!!」タタタタッ
「「‥‥‥これからが楽しみだなあ」」
~帝都新聞社~
「おい今年の売り上げ半端ないぞ!!」
「先輩此方も30件契約とれました!」
「くう‥わが社は赤字続きで倒産仕掛けていたが我々を救った!」
「いいか!姫様とシモツキ殿の関連は我等の新聞の記事によっては悪影響を及ばす可能性もある厳選に最後まで読者が納得いく感動する記事を作るんだ!少しでも悪い事を書くなよ?俺ら全員消されるからな!」
「取り敢えず姫様とシモツキ殿に祝福の記事を継続してそこからデート関連も厳選して記事にしましょう!」
「リーク元は帝都農家の方々、巡回兵士にお忍びでこられる帝王さまやギルドの所長、副所長へあたれ!!」
「「「「はい!!」」」」
帝都新聞社は倒産の危機にあったが棚から牡丹餅が降ってきたしかしデマを流せば首が物理的に飛ばされるので記者たちは慎重に記事のネタの真偽を確かめてから記事を発行するのであった
深夜2:05‥だいぶ遅くなったなあ俺は玄関をゆっくり開け静かに入る
「マスターお帰りなさいマセ」
ビクッ!「‥只今ごめん遅くなった妹達は寝た?」フゥ‥真夜中真っ暗な渡り廊下で甲冑が現れたら誰でもびびるよな?
これが帝都の外だったら明らかに魔物の彷徨う系とエンカウント待ったなしだったよ
「マスターの妹様とカネリ様ハ現在地下室ニテ実験中デござイマス」また徹夜で実験か‥
「そうか‥アイツらにお茶でも淹れて挙げようかなβはこのドレスコードのスーツ綺麗にしておいてくれないかな」
「畏まりマシタ」
さて、堅苦しい服装を脱いでβに渡して何時ものラフな格好に着替えてキッチンで濃く渋いお茶を淹れて地下へ持って行く
~自宅地下実験室エリア~
「師匠!何回私の血を抜くんですか!そろそろ貧血で倒れそうですよう‥」
「あと300CCあれば多分、恐らく、きっと完成するはず‥あれ?おかしいな今度こそ成功する筈なのに、、、ん~??」
うわあ‥カネリさんもう干からびてないか?
「あー‥二人ともただいま、、お茶淹れたから飲まない?カネリさんは今回復させますからね」
「あ、お兄ちゃんお帰りなさい!ごめんカネリちゃんの血を抜き取りすぎちゃって回復してあげて」「はいはい聖なる雨!」
みるみる生気溢れていくカネリさん
「シモツキさーん!もう少し遅かったら今度こそ死んでましたよ!!もおおぉ!」
「すんません‥いやあ城での急展開でたった今、帰ってきたものでまあお茶でも」
ズズッ「ほおッ‥」
「ねえお兄ちゃんその急展開って何があったの?」妹はこてんと首を傾げるあざと可愛い‥
「よくぞ聞いてくれた妹よ!お兄ちゃん姫様とお付き合いすることになったんだze!」
「へえ!」「えええぇえぇえぇッ!?」
妹とカネリさんの反応の差に俺がええ?
「え、妹よお兄ちゃん彼女できたんだよ?そんな淡泊な反応なんだ!?」
「そうですよ師匠!この国の姫様とですよ!」
いや、そこは気にしてないんだよねなんかもうあの王族や関係者の皆さん結構自由だし‥
「だってお兄ちゃんは前からお姫様に惚れられていたんだよだから私はやっとお付き合いしたんだなあってほっとしているよ」
おい誰かこの天使を幸せにしてやってくれ
「そうかあお前が認めてくれてんなら安心して交際しようと思うよ」
「ふふお兄ちゃんいつまでも私を子供扱いしなくても元々この家のお金を稼いでいたのはだーれだ?」
「我が妹のナガツキ様であります!」ビシッ
「そういうことだから、お兄ちゃんは働かない代わりに私の身の回りのお世話をしてくれたけれどこれから結婚して家庭を築いて此処を離れて暮らしたとしてもお兄ちゃんだからね」
「うん、いやまだ結婚とかは考えてないというか婚約はしているんだけれどまだ今日お互い告白しただけだからね!まだまだ此処で美味い料理を作って食卓で食べたり家事全般はやらせてくれよな」
「ふふふ‥お兄ちゃん多分お姫様も此処に住むことになると私は思うんだ」
副所長と同じ事言ってるよ
「いやあ確かに初デートの約束で家に来るらしいんだけれどさあ‥「あ、じゃあ確信だよ!!」え?根拠は?」
「そうですね師匠の予測はシモツキさんの今の発言で確信に変わりましたね‥」
だからどういう事だって
「お兄ちゃんお姫様はねそのまま家に住んで実質同棲に持ち込むんだよ私やカネリちゃんは邪魔しないからもうイチャイチャしちゃってね」
「ええ、私も師匠との研究で最近錬金術師を目指しておりまして師匠の元で勉強しておりますがご心配なく一日中師匠の側におりますので」
俺は思い出した姫様の父親が誰であってその父親の行動はどう出るかを‥
「つまりなにか全て姫様の計画通りだと?」
「「 そのとおり!!」」
マジかあ‥いやでもまあいっか、、うーん
何はともあれまあお付き合いすることになったんだしうじうじいってもしゃーないしそれに俺には料理という切り札がある!そう、姫様の胃袋を掴んでやればおあいこってことになるよ‥うん。
早朝6:00頃
「朝ごはんできたよー」
「「いただきまーす!」」
「マスター、香辛料と小麦粉が消耗シマシタ」
「そうかもう使いきったか昼頃に買いに行こうかβも手伝って?」
「勿論デス、お手伝い致シマス」
「今日は週末だし私達これから寝るね」
「おうまあお前は開発に夢中になるとしょっちゅうサボるじゃん」
「それはそれ、これはこれであってしっかり出席日数はとれてるからね単位も」
「そうなんだよな本当に天才だよなあ」
「じゃあお兄ちゃんおやすみ~さあ寝ようカネリちゃん」
「はい師匠!シモツキさんおやすみなさい」
「おやすみー‥さて、まだ朝早いし洗濯と掃除をしますかねβは食器洗いとついでにキッチン周りを綺麗にしといてくれるかい?」
「畏まりマシタ」
~一方その頃の帝都住民等の会話(一部抜粋)~
~牛乳配達員~
「おいビックニュースだぞ!」
「おお朝っぱらから元気だな次の牛乳配達行くべ」
「第三王女のミナツキ姫様が冒険者シモツキと婚約前提のお付き合いだってよ!!」
「ブバッマジか!あ、本当だ新聞に記載されてらあ‥ほお逆玉だべかええなあ」
~市場~
「号外だよー!号外号外!!今うちの新聞のトップページはこの国に激震が興るぞ~!さあ新規なら3ヶ月契約で無料で読めるぞ?」
「一枚くれ」「俺も!」「私達も!!」
「なんとあの冒険者シモツキさんが我らが国の姫様と婚約前提のお付き合いしたんだってよ!!」
「そいつあめでてえ!よっしゃ今日のうちの店は大々セールやるよぉ!」
「うちの店だとある程度買ってくれたらおまけでクーポン券出しちゃうよ」
「さあよってらっしゃーい!」
商魂逞しいことにこのうえない
~農業区域~
「おお!やっとか!!」
「お、ダラルどうしたね?」
「またシモツキ坊関連かえ?」
「そうだ今日の朝刊をみてみろ!」
「ええ‥なになに(祝)冒険者シモツキがサンサイ帝国第三王女ミナツキ姫様の心も胃袋も鷲づかみ‥‥‥ほえ!!」
「なんだ?見出しの記事のお題が駄作でよう解らんわてにも読ませろ‥‥‥えええええぇッ!婚約前提のお付き合い!?おいダラルおめえのパトロンすんげえな!」
「いつ儂がアイツのパトロンになったんじゃ‥」
取り敢えず爺さん婆さん等も驚きすぎて入れ歯を飛び出すわ痰を喉に詰まらせ咳き込むわで忙しない朝だったとか
~フキのギルド~
「おいおい!シモツキが逆玉勝ち取ったぞ!」
「朝っぱらからうるせえよモック‥シモツキがどうしたって?」
「これを読めよ!!」
「あー?‥‥‥‥‥なんだってええええ!!」
「うるせええぇっ!こちとら職員は朝から晩まで働いて出会いなんてねえんだよおお」
「浮かれてんじゃねえぞクソガキども!」
2人の受付嬢(勤続年数五年過ぎ)の逆鱗に触れる「「‥すんません(シモツキおめでとう)」」
~ギルド会議室~
「所長、なんすか朝っぱらから会議だなんて」
「きみは此処で働いて何年目だね」
「え、今年で丁度三年目ですね」
「よし、今日は有給をとらせるから受付嬢や女性冒険者にみつからないよう裏口から帰りなさい」
「え‥は?ええ?「すまんが若い男は今は危険だ」副所長なにかしってんすか?本当になんなんですかー!?」
「(うーん如何せん婚期に焦りを加速させてしまっているからな血迷って強引に襲われぬようにギルドの若い男どもは我々が守らねばならんのだよ‥)」
既婚者の副所長提案でこの後の会議で合コンをセッティングする企画を緊急で建てたのであった‥
~サンサイ城門前~
「やっとお二人は結ばれたか」
「でもよ姫様の計画性も侮れぬよな」
「嗚呼まあなあ‥でもシモツキ殿は例え掌で転がらされても川の流れに身を任せて悠々自適に今後も生きていかれるさ」
「そうだな言いたいことははっきり仰る方でも有るからな」
~サンサイ城内のメイド&執事~
「うおーん!!私だって寿退社したいわよおー」
「ちょっと勤務中よ‥あと姫様とシモツキ様は婚約前提のお付き合いの段階よ」
「それでも!羨まけしからん‥なんで私には良い男が現れないのよ!」
「前回の合コンの時にできた彼氏は?」
「あの野郎‥メイド服が趣味の変態だったのよ」
「‥‥うん誘った私が悪かったわごめん」
「なあ、シモツキ殿は宮廷に住むと思うか?」
「んー俺の予想ではなシモツキ殿の家で同棲してなんやかんやで家を増築して妹君を住まわせると思う」
「それは簡単に想像つくなあw」
「だろう?まあこれからの進展が楽しみだよな」
~執務室~
「チィッ‥めでたい事なんですが絶対帝王様も城を抜け出してはシモツキ殿の家に遊びに行かれる筈いっそのことシモツキ殿の家を城中に移してしまおうか‥」
「おいおい宰相殿!らしくもない発言だぜ?お妃様がいらしておられるんだ相談して貰いましょうよ!」
「ハッ‥申し訳ありませんお妃様」
「いいのよわたくしも実は対策を練っていてね娘とシモツキ殿のイチャイチャを邪魔するのは旦那様とて赦せません、、よってわたくしから軽く脅迫しておきますので宰相殿は無理なさらず業務をなさって?」
「畏まりました!」
次回さらば帝王
~玉座~
「いや本当に毎度こんな朝っぱらからずーっと座っておるのキツイんじゃぞ「御父様!!」おお余の娘よどうしたのだ‥ふむ、めかしこんでおるということは行くのだな?」
「はい、私サンサイ帝国第三者王女ミナツキは愛しの未来の旦那様の元へ向かいます!」
「よくぞ言った!それでこそ余の娘にして王族の娘じゃ!さあ行け、骨抜きにして沢山愛し、愛されるのじゃ!」
「はい行ってきますわ!!」
~謁見の間の扉~
キィ‥「あ、姫様お気をつけて!」
「行ってらっしゃいませ!!」ビシッ
「行ってきますわ!!」タタタタッ
「「‥‥‥これからが楽しみだなあ」」
~帝都新聞社~
「おい今年の売り上げ半端ないぞ!!」
「先輩此方も30件契約とれました!」
「くう‥わが社は赤字続きで倒産仕掛けていたが我々を救った!」
「いいか!姫様とシモツキ殿の関連は我等の新聞の記事によっては悪影響を及ばす可能性もある厳選に最後まで読者が納得いく感動する記事を作るんだ!少しでも悪い事を書くなよ?俺ら全員消されるからな!」
「取り敢えず姫様とシモツキ殿に祝福の記事を継続してそこからデート関連も厳選して記事にしましょう!」
「リーク元は帝都農家の方々、巡回兵士にお忍びでこられる帝王さまやギルドの所長、副所長へあたれ!!」
「「「「はい!!」」」」
帝都新聞社は倒産の危機にあったが棚から牡丹餅が降ってきたしかしデマを流せば首が物理的に飛ばされるので記者たちは慎重に記事のネタの真偽を確かめてから記事を発行するのであった
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