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隊長アダン6
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ルネの中は、アダンを歓迎するようにきゅうきゅうと締め付けてくる。
襞をこすりながら押し進め、全て収めきったところでアダンは顔を上げた。
眼下には、潤んだ瞳で刺激を享受しているルネの姿がある。
頬を紅潮させ、色づいた唇から浅く息を吐き出す様は何とも蠱惑的だ。
快楽を得ているのは自分だけではないという強烈な喜びが全身を支配する。
「動きますね」
「あ、あッ、……あっ!」
性感帯を攻める余裕などアダンにはなかった。
接合部がぶつかり合う音に酔いしれながら、自らの性の解放を求めアダンは懸命に腰を振った。
「団長……ッ!」
だめだ、あまりにも気持ちがよすぎる。
夢にまで見たルネの中をじっくり堪能したいのに、呆気なく達してしまいそうだ。
射精する前に引き抜かなければと頭では分かっていたが、動くことをやめられず、アダンは狂ったように腰を振り続けた。
「~~ッ!」
奥を突きながら精を吐き出すと、ルネは強い快楽に悶えるようにビクビクと身体を痙攣させた。
精を浴び感じ入っている姿に、言葉にできない興奮が湧き上がってくる。
(俺、本当に団長と……)
硬度を失った陰茎が温かいものに包まれている感覚が、これは夢でも妄想でもないのだと実感させてくれた。
胸にとめどなく多幸感が押し寄せる。
いつか、団長と本当に恋人同士になれたならどれほど幸せだろう。
そんな夢想をしながら、アダンは互いの呼吸が整うのを待った。
「団長、大丈夫ですか……?」
何か声をかけなければと思い口を突いた言葉だったが、言い終えた途端に不安が込み上がってきた。
表情からルネも気持ちが良かったことは分かる。
しかし、あまりに早く達してしまったことや、中に出してしまったことへの不満があるかもしれない。
「ん、平気……」
アダンを気遣ってくれているのかもしれないが、それはそれで何とも思われていないようで、アダンの不安はますます濃くなっていく。
「でも……その、中に出してしまってすみません」
「……大丈夫、問題ない」
ルネの言葉は、浮かれていたアダンを冷静にさせた。
不満があったとしても遠慮して言えないような、上辺だけの関係だと突き付けられた心地がしたのだ。
実際、その通りだった。
酔ったルネを騙して身体を繋げただけで、二人は想いを通わせあったわけではない。
二人の関係は何も変わっていない。上司と部下、それだけだ。
もしルネと恋人同士だったなら、腹に陰茎を埋めたまま愛を語らったり、もう一回したいとねだったりと、甘く濃密な時間を過ごせたことだろう。
だが、あいにく二人は恋人ではないし、明日の業務を思えばルネを早く休ませてあげなければならない。
現実という冷や水を浴びせられたアダンは、そっと重い息を吐き出した。
ルネを抱くという叶うはずのない願望が叶ったのだから、満足しなければならない。
他人であることを寂しく思うのは贅沢だ。
いつまでも余韻に浸っていては、むなしさが増していくだけだろう。
「……あの、俺、ちゃんと責任をもって綺麗にしますから」
行為を終えたばかりだというのに、何とムードのない台詞だろう。
だが、はっきりと口にしなければ、いつまでもルネの腹の中にいたいという気持ちを断ち切れそうにない。
自分を戒めながら陰茎をゆっくり引き抜くと、ルネから再び甘い吐息が漏れた。
アダンのものが去っていくのを惜しむような、艶の乗った声だ。
吐精したばかりの陰茎が再び硬度を取り戻し、アダンは大いに戸惑った。
(駄目だ……抱かれる側は身体の負担が大きいというし、これ以上は望んではいけない)
再びもたげた欲望をどうにか押さえ込み、アダンは身を起こした。
「失礼します」
ルネの足を開脚させ立たせると、先程まで己のものを受け入れていた秘所に指を挿し込んだ。
爪で傷付けないよう注意を払いながら、少し折り曲げた指を何度も出し入れして中のものを掻き出していく。
「んっ……、あ、ん……ッ」
指を動かすたび、ルネから甘やかな嬌声が上がった。
刺激を与えるつもりはなかったのだが、腹の中は敏感なままなのだろう。
ルネは手の甲で口を塞ぎ必死に声を抑えようとしているが、その健気な姿が却ってアダンの欲を強烈に煽っていく。
先程達したばかりのアダンの陰茎は、あっという間にきつく張り詰めていった。
ふと視線をずらすと、ルネのものもまた刺激を受けて勃ち上がっているのが見えた。
アダンは自分の行為が独りよがりだったことに、今更ながらに気が付いた。
ルネはまだ一度も達していない。
快感は拾っていただろうが、それだけだ。
行為に慣れているルネが、短いピストンだけで満足しているはずがない。
ただルネはアダンを気遣って何も言わなかっただけだ。
自分だけ快楽に酔い、勝手にいじけた挙げ句に言い訳を並べて終わりにしようとしている自分は最低だ。
ルネを抱く機会はもう二度とないかもしれないというのに。
――このまま終わりにはしたくない。
自分のものでルネを満足させたい。
せめて気持ちが良かった思い出として記憶に残してほしい。
自分勝手な感情だと分かっている。
ルネの感情が分からないからと置き去りにし、己の欲望を優先してしまった卑怯な男だ。
それでも、気付いてしまった以上引き下がることはできない。
「団長……もう一回、したいです。最後にちゃんと綺麗にしますから……」
口から零れたのは、何とも情けない台詞だった。
ルネは紅い瞳を大きくまたたかせた後、ゆっくりとうなずいた。
急いで指を抜き去ったアダンは、今度こそと誓いながら滾った陰茎をあてがった。
「――ダン、アダン」
「う……」
少しかすれた、でも間違いなく愛おしい人の声に、アダンは重い目蓋を持ち上げた。
「そろそろ起きないと」
「だっ……団長!?」
吐息がかかるほどすぐ近くにルネの美しい顔があり、アダンは素っ頓狂な声を上げた。
そうだ、昨日――!
アダンは顔を真っ赤にして飛び起きた。
カーテンの隙間からこぼれている光は弱い。
恐らく夜が明けたばかりだろう。
(酒に酔っていたとはいえ、俺は何て大胆なことを……!)
隣で寝転がっているルネは、一糸まとわぬ姿でこちらを見上げている。
何とも官能的な姿に、昨晩の記憶が一気に蘇ってくる。
「皆が起きる前に風呂に入ってくる。先に浴室を使って構わないか?」
「は、はい……それは、もちろん」
「ありがとう」
ルネは慎重に身を起こすと、ベッドの隅で丸まっている下着に手を伸ばした。
「あの、団長……! その……」
「どうした、アダン」
ベッドから降りて淡々と身支度を始めているルネからは、この状況に戸惑っている様子は見られない。
どこまで覚えているのか定かではないが、少なくとも行為をした記憶はあるようだ。
身体を繋げている最中、ルネが何を考えているか終始分からなかったが、朝を迎えてもそれは変わらなかった。
同意があったとはいえ、泥酔したルネの判断力が低下していたのは疑いようもない。
それにかこつけた卑怯な自分に幻滅したか、あるいは身体を許したことを後悔しているのかもしれない。
一体ルネは何を考えているのか――直接問う勇気は、今のアダンにはなかった。
「……身体は、大丈夫ですか?」
迷った末、アダンはもう一つの気掛かりを口にした。
快楽の色に染まったルネの痴態を前に、アダンの欲はとどまることを知らなかった。
あと一回どころか、結局ルネが意識を失うまで抱き潰してしまった。
自分が存外利己的であることも、これほど欲深いことも知らなかった。
最後の方は同意を得ていたかどうかも疑わしい。
酷使してしまった後孔も、強く掴んで揺さぶった腰も、ダメージがないとは思えなかった。
着替え終えたルネは、ベッドに座ったまま表情を固くしているアダンの耳元に口を寄せた。
「アダンのマッサージ、すごくよかった。ありがとう」
「~~~~ッ!?」
瞬間、全身が茹だったように熱を持った。
発言の意図は分からない。
全くもって分からない。
分からないが、良かったと言われて嬉しくないはずがない。
「あ、あの……!」
「じゃあ、行くね」
硬直して動けないアダンの背を軽く叩くと、ルネはあっさりと部屋を出て行ってしまった。
(えっ……えーッ!?)
ルネはなぜわざわざマッサージと表現したのだろう。
昨晩の行為をあくまでマッサージと位置付けることで、アダンの罪を黙認してくれるつもりなのだろうか。
いや、そんな回りくどい言い方をせずとも、なかったことにしたければ「お互い忘れよう」と言えば済む話だ。
まさか、昨晩の性行為を本当に「マッサージ」だと思っているということはあるまい。
(そんなまさか……でも――)
ありえない。
常識に照らし合わせればありえない考えだ。
だが、ルネの性格を思えば、性に奔放というよりはむしろマッサージだと思っているからこそ、簡単にアダンを受け入れた可能性の方がしっくりきてしまう。
性欲処理をマッサージと呼称している可能性もあるが、それを共通認識のようにアダンに使うのは不自然だ。
仮にアダンの推測が正しければ、これからもマッサージを口実にルネを抱くチャンスがあるということになる。
ルネにとっても「よいマッサージ」だったのだから、誘えば応じてくれるかもしれない。
いくらなんでもそんなはずはないと否定してみるが、それを上回る期待がアダンの頭から離れない。
――すごくよかった。
耳元でルネの声がリフレインする。
もう、しばらくは何も考えられそうにない。
再び兆し始めた下腹部を鎮めるべく、アダンは枕に顔を埋めた。
襞をこすりながら押し進め、全て収めきったところでアダンは顔を上げた。
眼下には、潤んだ瞳で刺激を享受しているルネの姿がある。
頬を紅潮させ、色づいた唇から浅く息を吐き出す様は何とも蠱惑的だ。
快楽を得ているのは自分だけではないという強烈な喜びが全身を支配する。
「動きますね」
「あ、あッ、……あっ!」
性感帯を攻める余裕などアダンにはなかった。
接合部がぶつかり合う音に酔いしれながら、自らの性の解放を求めアダンは懸命に腰を振った。
「団長……ッ!」
だめだ、あまりにも気持ちがよすぎる。
夢にまで見たルネの中をじっくり堪能したいのに、呆気なく達してしまいそうだ。
射精する前に引き抜かなければと頭では分かっていたが、動くことをやめられず、アダンは狂ったように腰を振り続けた。
「~~ッ!」
奥を突きながら精を吐き出すと、ルネは強い快楽に悶えるようにビクビクと身体を痙攣させた。
精を浴び感じ入っている姿に、言葉にできない興奮が湧き上がってくる。
(俺、本当に団長と……)
硬度を失った陰茎が温かいものに包まれている感覚が、これは夢でも妄想でもないのだと実感させてくれた。
胸にとめどなく多幸感が押し寄せる。
いつか、団長と本当に恋人同士になれたならどれほど幸せだろう。
そんな夢想をしながら、アダンは互いの呼吸が整うのを待った。
「団長、大丈夫ですか……?」
何か声をかけなければと思い口を突いた言葉だったが、言い終えた途端に不安が込み上がってきた。
表情からルネも気持ちが良かったことは分かる。
しかし、あまりに早く達してしまったことや、中に出してしまったことへの不満があるかもしれない。
「ん、平気……」
アダンを気遣ってくれているのかもしれないが、それはそれで何とも思われていないようで、アダンの不安はますます濃くなっていく。
「でも……その、中に出してしまってすみません」
「……大丈夫、問題ない」
ルネの言葉は、浮かれていたアダンを冷静にさせた。
不満があったとしても遠慮して言えないような、上辺だけの関係だと突き付けられた心地がしたのだ。
実際、その通りだった。
酔ったルネを騙して身体を繋げただけで、二人は想いを通わせあったわけではない。
二人の関係は何も変わっていない。上司と部下、それだけだ。
もしルネと恋人同士だったなら、腹に陰茎を埋めたまま愛を語らったり、もう一回したいとねだったりと、甘く濃密な時間を過ごせたことだろう。
だが、あいにく二人は恋人ではないし、明日の業務を思えばルネを早く休ませてあげなければならない。
現実という冷や水を浴びせられたアダンは、そっと重い息を吐き出した。
ルネを抱くという叶うはずのない願望が叶ったのだから、満足しなければならない。
他人であることを寂しく思うのは贅沢だ。
いつまでも余韻に浸っていては、むなしさが増していくだけだろう。
「……あの、俺、ちゃんと責任をもって綺麗にしますから」
行為を終えたばかりだというのに、何とムードのない台詞だろう。
だが、はっきりと口にしなければ、いつまでもルネの腹の中にいたいという気持ちを断ち切れそうにない。
自分を戒めながら陰茎をゆっくり引き抜くと、ルネから再び甘い吐息が漏れた。
アダンのものが去っていくのを惜しむような、艶の乗った声だ。
吐精したばかりの陰茎が再び硬度を取り戻し、アダンは大いに戸惑った。
(駄目だ……抱かれる側は身体の負担が大きいというし、これ以上は望んではいけない)
再びもたげた欲望をどうにか押さえ込み、アダンは身を起こした。
「失礼します」
ルネの足を開脚させ立たせると、先程まで己のものを受け入れていた秘所に指を挿し込んだ。
爪で傷付けないよう注意を払いながら、少し折り曲げた指を何度も出し入れして中のものを掻き出していく。
「んっ……、あ、ん……ッ」
指を動かすたび、ルネから甘やかな嬌声が上がった。
刺激を与えるつもりはなかったのだが、腹の中は敏感なままなのだろう。
ルネは手の甲で口を塞ぎ必死に声を抑えようとしているが、その健気な姿が却ってアダンの欲を強烈に煽っていく。
先程達したばかりのアダンの陰茎は、あっという間にきつく張り詰めていった。
ふと視線をずらすと、ルネのものもまた刺激を受けて勃ち上がっているのが見えた。
アダンは自分の行為が独りよがりだったことに、今更ながらに気が付いた。
ルネはまだ一度も達していない。
快感は拾っていただろうが、それだけだ。
行為に慣れているルネが、短いピストンだけで満足しているはずがない。
ただルネはアダンを気遣って何も言わなかっただけだ。
自分だけ快楽に酔い、勝手にいじけた挙げ句に言い訳を並べて終わりにしようとしている自分は最低だ。
ルネを抱く機会はもう二度とないかもしれないというのに。
――このまま終わりにはしたくない。
自分のものでルネを満足させたい。
せめて気持ちが良かった思い出として記憶に残してほしい。
自分勝手な感情だと分かっている。
ルネの感情が分からないからと置き去りにし、己の欲望を優先してしまった卑怯な男だ。
それでも、気付いてしまった以上引き下がることはできない。
「団長……もう一回、したいです。最後にちゃんと綺麗にしますから……」
口から零れたのは、何とも情けない台詞だった。
ルネは紅い瞳を大きくまたたかせた後、ゆっくりとうなずいた。
急いで指を抜き去ったアダンは、今度こそと誓いながら滾った陰茎をあてがった。
「――ダン、アダン」
「う……」
少しかすれた、でも間違いなく愛おしい人の声に、アダンは重い目蓋を持ち上げた。
「そろそろ起きないと」
「だっ……団長!?」
吐息がかかるほどすぐ近くにルネの美しい顔があり、アダンは素っ頓狂な声を上げた。
そうだ、昨日――!
アダンは顔を真っ赤にして飛び起きた。
カーテンの隙間からこぼれている光は弱い。
恐らく夜が明けたばかりだろう。
(酒に酔っていたとはいえ、俺は何て大胆なことを……!)
隣で寝転がっているルネは、一糸まとわぬ姿でこちらを見上げている。
何とも官能的な姿に、昨晩の記憶が一気に蘇ってくる。
「皆が起きる前に風呂に入ってくる。先に浴室を使って構わないか?」
「は、はい……それは、もちろん」
「ありがとう」
ルネは慎重に身を起こすと、ベッドの隅で丸まっている下着に手を伸ばした。
「あの、団長……! その……」
「どうした、アダン」
ベッドから降りて淡々と身支度を始めているルネからは、この状況に戸惑っている様子は見られない。
どこまで覚えているのか定かではないが、少なくとも行為をした記憶はあるようだ。
身体を繋げている最中、ルネが何を考えているか終始分からなかったが、朝を迎えてもそれは変わらなかった。
同意があったとはいえ、泥酔したルネの判断力が低下していたのは疑いようもない。
それにかこつけた卑怯な自分に幻滅したか、あるいは身体を許したことを後悔しているのかもしれない。
一体ルネは何を考えているのか――直接問う勇気は、今のアダンにはなかった。
「……身体は、大丈夫ですか?」
迷った末、アダンはもう一つの気掛かりを口にした。
快楽の色に染まったルネの痴態を前に、アダンの欲はとどまることを知らなかった。
あと一回どころか、結局ルネが意識を失うまで抱き潰してしまった。
自分が存外利己的であることも、これほど欲深いことも知らなかった。
最後の方は同意を得ていたかどうかも疑わしい。
酷使してしまった後孔も、強く掴んで揺さぶった腰も、ダメージがないとは思えなかった。
着替え終えたルネは、ベッドに座ったまま表情を固くしているアダンの耳元に口を寄せた。
「アダンのマッサージ、すごくよかった。ありがとう」
「~~~~ッ!?」
瞬間、全身が茹だったように熱を持った。
発言の意図は分からない。
全くもって分からない。
分からないが、良かったと言われて嬉しくないはずがない。
「あ、あの……!」
「じゃあ、行くね」
硬直して動けないアダンの背を軽く叩くと、ルネはあっさりと部屋を出て行ってしまった。
(えっ……えーッ!?)
ルネはなぜわざわざマッサージと表現したのだろう。
昨晩の行為をあくまでマッサージと位置付けることで、アダンの罪を黙認してくれるつもりなのだろうか。
いや、そんな回りくどい言い方をせずとも、なかったことにしたければ「お互い忘れよう」と言えば済む話だ。
まさか、昨晩の性行為を本当に「マッサージ」だと思っているということはあるまい。
(そんなまさか……でも――)
ありえない。
常識に照らし合わせればありえない考えだ。
だが、ルネの性格を思えば、性に奔放というよりはむしろマッサージだと思っているからこそ、簡単にアダンを受け入れた可能性の方がしっくりきてしまう。
性欲処理をマッサージと呼称している可能性もあるが、それを共通認識のようにアダンに使うのは不自然だ。
仮にアダンの推測が正しければ、これからもマッサージを口実にルネを抱くチャンスがあるということになる。
ルネにとっても「よいマッサージ」だったのだから、誘えば応じてくれるかもしれない。
いくらなんでもそんなはずはないと否定してみるが、それを上回る期待がアダンの頭から離れない。
――すごくよかった。
耳元でルネの声がリフレインする。
もう、しばらくは何も考えられそうにない。
再び兆し始めた下腹部を鎮めるべく、アダンは枕に顔を埋めた。
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